宮本輝のおすすめ人気ランキング15選【幸福とは何か考える】

希望・勇気・幸福とは何かを見出してくれる作風の宮本輝氏の作品。気になってはいるがどれを読んでいいか迷っていませんか?そこで今の自分に合った選び方・代表作・おすすめの作品をランキング形式でご紹介します。人生のガイドラインとなる宮本ワールドを一緒に覗いてみませんか?

今回の記事では宮本輝の人気おすすめ作品をご紹介していますが、下記の記事では2021年最新版の人気商品ランキングをご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

一歩踏み出す勇気を与えてくれる小説が多い宮本輝とは

宮本輝氏は1947年兵庫県神戸市生まれ。自身の体験や経験を元にした作品ばかりで、読んでる側も情景が目に浮かんだり、作品の中に一緒に入り込んでしまったりする程の表現手腕や描写が素晴らしいです。

 

宮本輝氏は幼少期に繰り返された引越しや、父親の2度の事業の失敗からの貧困生活、そして女性問題に悩んだ母のアルコール依存症や自殺未遂と、理解しがたい大きな事件が絶えず続いていました。その経験が小説に影響を与えた可能性は高いです。

 

宮本輝氏の小説は、人間が持つ心の葛藤や弱さを克服して自分らしく生きるために、歩踏み出す勇気を与えてくれます。今回は絆・家族・愛をテーマにしている、心震わせるストーリーをページ数や発売日を基準にランキング形式でご紹介して行きます。

宮本輝作品の選び方

ココでは選び方のポイントを長編連作ジャンル宮本輝氏が初めての方でも、抵抗なく入りやすい作品のご紹介をしていきます。是非参考にしてみてください。

長編連作を選ぶ

宮本輝氏の長編作品には、自身の波乱万丈の人生を描いた長編作品も多く出版されています。腰を据えて読んでみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

壮大なドラマを初めから見たい方は「流転の海 第1部」からがおすすめ

「大きな人間の大きなドラマが書きたかった」と自身の父親をモデルにした松坂熊五と家族の波乱万丈の人生が描かれています。戦後の焼け跡の闇市を舞台に、時代の情景が見事に描かれ引き込まれる作品です。

 

主人公の熊五は野心家で実業家で、わがまま・理不尽・妻にも暴力的です。しかしその反面、純真な心の持ち主で、困っている方がいれば手を差し伸べる優しい人柄で、随所随所で熊五の言葉に心震わされ、気づくと熊五の魅力に惹かれる作品です。

結末から入りたい方には流転の海 第9部「野の春」がおすすめ

「流転の海」は宮本輝氏のライフワークとも言われてきた長編小説なので、敢えて1部から読むのではなく、最終章の9部から読んでみるのもおすすめの選び方です。特に初めての方はいきなり長編に挑むと、プレッシャーがかかる可能性もあります。

 

しかし、最終章から読めば結果がわかり、前作はどんな事が書かれていたのか?と、読んでみたくなるかもしれません。読み方に定義はないので、是非気になったところから読んでみのもおすすめです。

1話完結が好みの方には「短編作品」がおすすめ

小説初心者の方には、長いストーリーだと疲れてしまいそうと感じて、中々手が出しづらいと感じる方もいます。そんな方には短編集がおすすめです。短編小説はどれも短い作品なので、どこから読んでも楽しめる作品となります。

 

誰もが経験する青春時代を巧みな描写で情景を思い起こさせてくれる傑作青春短編集「星々の悲しみ」の主人公は宮本輝氏の青春を描いています。ほろ苦くて切ない人生の悩みへの自問が込められた、奥が深く読み応えのある宮本ワールドを体感出来ます。

 

下記の記事では、短編小説について詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。

随筆から選ぶ

宮本輝氏と言えば「人」や「命」「運命」にスポットを当てた小説が多いです。中でも随筆は具体的に書かれているのでご紹介します。

人の出会いとはなにかを知りたい方は「命の器」がおすすめ

「どんな人と出会うかはその人の命の器次第なのだ」人との出会いは決して偶然ではなくその人には必然の出来事です。「類は類を呼ぶ」といった諺が有りますが、それよりもっと深い法則が人間の出会いにはあると教えてくれます。

 

何度も読み返す每に新たな発見に気づき、感動し魅せられ、人と人との繋がりを考えさせてくれる作品なので、人生や人間関係で悩んだ経験を持っている方におすすめです。

エッセイを好む方には「生きものたちのたちの部屋」がおすすめ

タイトルにインパクトがありページを読み進めていくと、情景が目に浮かび、ほのぼのとさせてくれます。小説を生み出す時の苦労話や、家族の事や愛犬マックの面白い話、そしてご自身が体験した阪神大震災で被災した時の話などが書かれたエッセイ集です。

 

この作品に書かれた内容は、どれも宮本輝氏の人柄が感じられる日常の何気ないひとコマを綴っています。作者に親近感を感じ胸がほっこりするエピソードを楽しみたい方に、ぜひ読んでいただきたい作品です。

 

下記の記事では、エッセイについて詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。

紀行から選ぶ

描写の表現手腕も素晴らしく、行かずしてその場所に行っている気分にさせてくれるので、旅をした気分を味わいたい方は、紀行作品から選ぶのもおすすめです。

異国情緒を堪能したい方には「異国の窓から」がおすすめ 

「ドナウの旅人」の取材旅行中の初の紀行エッセイとなります。異国の世界を肌で感じ、異国の方々と接して行くなかで描き紡ぎだされる情景の数々と、その状況が鮮明に脳裏に浮かんでくる作品なので、読んでいてワクワクする作品です。

 

こんなにもインスピレーションを掻き立ててくれる紀行エッセイは、宮本輝氏ならではと考えるファンも多くいます。最近は気軽に旅行に行くのも躊躇する時代なので、何処か旅に出たいと思ったときにおすすめの一冊です。

アジアを旅したい方には「ひとたびはポプラに臥す」がおすすめ

ある動機がきっかけで中国・西安からシルクロードの旅が始まります。40日間かけての長い旅の間に起こるエピソードを詰め込んだ作品です。関西人である宮本輝氏のユーモアあふれる言葉の端々は楽しく、読んだ方を笑顔にしてくれます。

 

過酷な旅の途上で何を考え、何を見たのかが手に取るように伝わり、一緒に旅をしている気分を味わえます。アジアの旅情を楽しみたい方は、ぜひこの作品を一度ご覧ください。

対談集から選ぶ

宮本輝氏の事をもう少し知りたいと思うなら対談集をおすすめします。軽妙な関西人特有の語り口で人の良さが伝わり、作者の思いが垣間見られるところが対談集の良さです。

職人たちの生の声を聞きたい方は「道行く人たちと」がおすすめ

芥川賞を受賞された当時に様々な方と話された対談集です。ボリュームが有りかなり読み応えのあるいつまでも色あせない内容です。それぞれの職業の第一線で働く人の生身の声を聞くのは新鮮であり、とても説得力があり感動や新たな気づきに出会えます。

人とのつながりとは?を知りたい方は「人生の道しるべ」がおすすめ

文芸WEBサイトで3年簡にわたり続けられた対話をまとめた吉本ばななさんとの対談集です。健康法・人間関係・愛について、そして死生観が語られているとても興味深い内容となっています。2人の魅力が身近に感じられる珠玉の対談集です。

映像化されたベストセラーから選ぶ

初めて宮本輝作品を読む方は、映像化された作品から入るのがおすすめです。映像化された作品はどれもベストセラーだからなので、小説も入りやすい利点があります。

じっくりと映像を堪能したいなら「映画化された作品」がおすすめ

宮本輝氏の小説には映像化された作品が多数有ります。普段小説とは無縁な方でも、映画やテレビドラマ化された作品ならご覧になったかもしれません。映像で観た作品だと情景が浮かび、ストーリーが入りやすく、より理解が深まります。

 

宮本作品に慣れ親しんでいない方には、きっと良いきっかけになるのでおすすめです。映画化された作品は以下の通りです。

 

・泥の河
・道頓堀川
・蛍川
・優駿 オラシオン
・夢見通りの人々
・花の振る午後
・流転の海
・幻の光
・私たちが好きだったこと
・草原の椅子

 

下記の記事では、ドラマ・映画化された小説について詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。

映画とは違った迫力なら「舞台化された作品」がおすすめ

宮本輝氏の作品のなかには、映画化だけではなく舞台化された作品もあります。多くはありませんが、1966年に南果歩の一人芝居で舞台化された幻の光や、2007年・2009年には錦繍が舞台化され、さらに2011年には骸骨ビルの庭が舞台化されています。

 

映画とはまた違った迫力があり、臨場感も味わえるので舞台化された作品を映像で見て、改めて小説を読んでみるのもおすすめです。

家族で楽しむなら「テレビドラマ化した作品」がおすすめ

テレビドラマ化された作品が多いのも宮本輝氏の特徴です。映画化された作品も含まれていますが、テレビドラマ化された作品は、また映画とは違った楽しみ方ができるのでおすすめします。お子さんを含んだ家族全員で同じ感動を味わえるのが魅力です。

 

テレビドラマ化された作品は以下の通りです。

 

・道頓堀川
・青が散る
・幻の光
・避暑地の猫
・花の降る午後
・ドナウの旅人
・カミング・ホーム(彗星物語)

どれがいいか迷った方には「新刊」がおすすめ

宮本輝氏が小説家としてデビューしてから、2022年で45年目を迎えています。その間に発表された作品の数はおよそ570作品です。その中からのめり込める作品に巡り合うのは非常に大変なので、本気で宮本輝氏にチャレンジするなら新刊をおすすめします。

 

宮本輝氏の新刊は「灯台からの響き(集英社)」です。この作品は妻を失った男性が、亡くなった妻宛に届いた30年前のハガキを見つけたところから始まります。夫婦であっても言えなかった妻の秘密と差出人の関係を探る物語です。ぜひご覧ください。

宮本輝の本おすすめランキング15選

生きるとは何かを模索して人生を真摯に受け止めていく衝撃のストーリー

主人公は亡き父が残していった借金を抱えながら大学生活を懸命に生きる哲之です。母・恋人・釘に打ち付けられたトカゲと、ゆっくりと流れるストーリーの中に知らず知らずのうちに引き込まれて行く作品になっています。

 

これは単に大学生の青春時代を描いたものではなく、生死・輪廻・業について考える機会を与えてくれる非常に心に残る一冊です。

ページ数 408ページ 発売日 2010年5月7日(新装版)

口コミを紹介

不慮の事故で柱に釘付けにされた蜥蜴の「キンちゃん」を軸に話が進められる、青春の恋愛、死生観等がテーマの小説です。「春の夢」とは主人公が大学を卒業して就職し、彼女と結婚して母親と三人で暮らすこと、同僚の心臓手術が控えてあること、そして何より体を貫いている「キンちゃん」の釘を抜いてやること

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意味深なメッセージを残して消えたひとりの女性を巡る長編小説

読み進めるとミステリー小説かと思うほどグイグイ引き込まれていく作品です。主人公である男が初恋相手の女性を探しに行くところからストーリーは展開していきます。いくつもの謎が仕掛けられた内容で飽きずに読み進められおすすめです。

 

しかし、途中からこれはミステリー小説では無いと気づきます。様々な人間関係が交錯するその人生を通して、人と人との繋がりや、縁について考えさせられる人間の強さと、哀愁を描いた心に染み渡っていく小説です。

ページ数 517ページ 発売日 2003年2月28日

口コミを紹介

一度読み終えてたはずなのに、読み進める度に新たな物語を巡るかの様な新鮮な感覚で、あっと言う間に読破した。最高の宮本輝作品に思えてきた。

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生きる喜びや哀しみを癖の有る夢見通りの住人が教えてくれる

どこにでもありそうな商店街を舞台に、個性の強い住人たちの内面や哀しみを、宮本輝ならではの描写でわかりやすくユーモラスさに描いた作品です。不思議な物語と描写につい引き込まれ、自分の人生についても考えさせられる作品でもあります。

 

住人たちのそれぞれの本音から考えさせられたり勇気をもらったり、一緒に涙したりと、自然に小説に入り込んでいく不思議な作品です。

ページ数 284ページ 発売日 1989年4月7日

中学生におすすめ!家族の絆を問う笑いと涙の心温まる愛情物語

核家族が多い今では余り見かけなくなった、サザエさんの様な城田家が舞台の小説です。主人公は主婦敦子を通して家族の描写がわかり易く映し出されていて、家族の温かさや絆について悩む中学生の方にもおすすめの作品です。

 

夫の倒産で広かった敷地の3分の2を売り払い、何とかやりくりをしながら12人と犬1匹で慎ましく生活していた城田家に、ハンガリーから留学生を3年間身元保証人として預かる所からストーリーが展開していきます。

 

朗らかで太陽の様な母敦子を中心に、結婚・独立・戻ってきたりそして別れ、家族それぞれが彗星のように現れては消えていく、どこか愛しくて切なくて泣ける作品です。家族や人との絆を改めて考え、感じられる一冊となっています。

ページ数 427ページ 発売日 1998年7月10日

口コミを紹介

宮本先生いつもありがとうございます。私は感動してもめったに泣くことなあり ませんでした。しかしこの作品だけは別、心地よい余韻ありがとうございました。

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日常に有りそうで無いような世界が散りばめられている珠玉の短編小説

人にはそれぞれドラマがあります。それを見事に描いた作品です。日常の何気ない当たり前のような生活や、通り過ぎたら気づかないような様々な人間の生活を時にはコミカルに時にはシリアスに分かり易く描き出す手法は圧巻です。

 

ガンであることが分かっても眉を引く事を忘れない老いた母親の話「眉墨」や「アルコール兄弟」「トマトの話」など9話。感銘と想像力を与えてくれる小説です。

ページ数 212ページ 発売日 1990年4月27日

口コミを紹介

初めて読んだのは高校生の頃。もう20年以上もたったけど、何回も読み直すたびにまだまだ負けられないと力が湧いてくる。

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ありそうでなさそうな数奇な運命の連鎖を感じる作品

東京の下町に暮らす50歳の主婦が、骨董品を買い受けてストーリーが展開していきます。数奇な運命の連鎖と予期せぬ出会いが彼女の人生を大きく変えていく奇跡のような物語です。現実にも起こるかもしれない出来事にのめり込む作品となっています。

ページ数 438ページ 発売日 2015年7月15日

口コミを紹介

友達に勧められて読んでみました。40代過ぎてからの気付きや、喜びなど、作者が男性とは思えない表現力です。これから生きるのが楽しみになる一冊。

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40代の男たちが命を実感する心躍る小説

「桜の木の根元にメープル金貨を埋めた。見つけたらあんたにやるよ」末期がん患者から聞いたミステリアスな出だしでストーリーは展開されます。病気と向き合い生きようとする患者と、日常のちょっとしたミステリーを楽しめます。

 

しかしシルクロードの話やグルメ話や、あるシャンパンの由来話など話題が四方に広がり知らず知らずのうちに知識がつく本になっています。気が付くと宮本輝氏の手練手管に見事はめられて、愉しく読める一冊です。

ページ数 323ページ 発売日 2013年1月10日

諦めない人生の人に必ずギフトが舞い降りる

夫の死後次々に襲いかかる苦難のなかひたすら事業と姑を支える典子が、一目惚れして購入した「白い家」の絵画の裏から、夫からの手紙と告白がありました。この作品は自分にも起こりうるかもしれない出来事を連想させる作品です。

 

典子のひたむきに生きる姿勢は、決して悲劇にくれるヒロインになるのではなく、恋も人生も諦めない心と、そんな毅然と生きていく姿は読んでいて何処か清々しい気持ちにさせてくれる作品です。

ページ数 320ページ 発売日 2009年10月15日(新装版)

人間の宿命を問う畢生の巨篇

ミステリー性を醸し出す不思議な物語です。原因が生じた時にそこに結果も生じていく「因果倶時」を核に物語は展開して行きます。誰もが抱える人との関りや親子の絆、人生に翻弄される主人公に自分を重ねたくなってしまう魅力があります。

 

イタリアのアッシジで42年前に自分を捨てた母親に会いにいく主人公。誰にも打ち明けられない秘密を抱えて人は生きている。人間の宿命を色々な角度から掘り下げて核心に迫っていく宮本文学が集結した作品です。

ページ数 298ページ 発売日 2003年10月10日

口コミを紹介

離別した母親への思慕はなぜか強い。第一章は、そんな母親に他人に成りすまし会いに行く順哉。日常が戻って来たと思わせた瞬間に、ある事件が起こる。自殺する瞬間を目撃した心の動揺の描写が広がり、淡々と物語は進む。驚きと死を目の当たりにした恐怖心を生きている人間だからこそ感じ

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虐待を受けていた子供と中年男性の心癒される物語

真面目に真摯に生きてきたつもりの中年男性が満たされぬ人生の思いを募らせていき、自分の使命とは?答えを求める旅に出る物語です。大人だけではなく若い方にもおすすめできる作品となっています。

 

この作品は、児童虐待や無関心にさらされる子供たちについても考えさせられるストーリー展開で、今の世を予想していたかのようです。傷ついた方たちが触れ合う内に優しい気持ちになっていく、そんな物語です。

ページ数 373ページ 発売日 2001年4月1日

口コミを紹介

何度も読み返しています。宮本輝の作品の中でも、作者の哲学、いのちへの思いが最もよく出ているように思えます。親友の富樫が「おれは宇宙だ」と言うくだりがありますが、この作品には宮本輝の宇宙がつまっています。

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太宰治賞・芥川賞受賞受賞作・教科書に載った名作を一気読み

宮本輝氏の初期を代表する「蛍川」と「泥の河」を1つの作品として出版したのがこちらの作品です。泥の河は太宰治賞を受賞した作品で、泥の河は芥川賞を受賞した作品となっています。どちらも幼年期・思春期の葛藤や美しい情景が詰まった作品です。

 

戦後の大阪を生きた作者の体験と、作者が感じた人生と自分では変えられない人の命のはかなさなどを描いた作品なので、戦争を経験した方もそうではない若い世代の方にもおすすめしたい作品で、特に泥の河は教科書にも載った名作です。

ページ数 190ページ 発売日 1994年11月30日

口コミを紹介

泥の河は昔映画化されて、自分の中では日本映画の1、2を争う傑作かつ感動的な作品という印象がずっとありました。原作は読んでいなかったので改めて読んでみようと思いました。映画の印象を超えることはできませんでしたが、読み応えのある期待を裏切らない小説でした。

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第21回 吉川英治文学賞受賞作品

サラブレッドの出てくる物語で知られる「優駿」はオラシオンと名付けられたサラブレッドと、夢をかけた人間の物語です。挫折しながらも栄光のために夢を追いかける人間と、それに応えるサラブレッドの描写が素晴らしい作品となっています。

 

迫力のあるレースのシーンでは、まるで本当に馬が人間と会話ができるかのように錯覚するほど圧倒的な描写力です。その素晴らしい功績が認められ、最年少で吉川英治文学賞を受賞しました。競馬好きではない方も夢中になれる作品なのでご覧ください。

ページ数 334ページ 発売日 1989年11月28日

口コミを紹介

出版から25年以上を経た現在であっても、古臭さが全くない。生産牧場や厩舎の描写も秀逸。競馬歴20年弱にして初めて読んだが、ストーリーにグッと引き込まれた。もっと早く読めば良かった。ちなみにオラシオンがデビューするのは下巻。

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静かな感動が心に染みる自分らしさとは何かが見えてくる

テレビでもドラマ化されたこちらの作品は、7カ国にまたがる流れに沿って男女4人が旅するストーリーです。家出をした母と愛人と母の娘と恋人の、異色な組み合わせで展開し、ドナウ河の雄大な自然が見事な描写で描かれていて引き込まれて行きます。

 

これはただの恋愛小説でもなく旅小説でもない、どこにいても人間は力強く、自分らしく生きていけるのだと、ドナウ河の流れを旅して語ってくれているようなそんな一冊です。

ページ数 406ページ 発売日 1988年6月29日(改版)

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宮本輝を読み始めるきっかけになった本です。確かテレビでドラマ化されていてそれを楽しみに見てから原作を読んだと思います。今回は今だったら配役はだれが良いかと考えながら別の楽しみ方をしました。

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人間の心模様が織り重なる様子を錦繍に例えた物語

錦繍は、別れた夫婦が偶然再会し、元妻からの手紙をきっかけにストーリーが展開していきます。14通の手紙のやり取りで全編が構成されています。文通といった方法でストーリー展開する、今では少し珍しい作品です。

 

過去の事件にとらわれながら今を生きている2人が、未来へと向かって一歩踏み出すとはどういうことなのか。生きるとはどういうことなのか?を往復書簡の中で見出していきます。言葉に相手への思いやりを感じられておすすめです。

 

2人の語る言葉からは美しい情景が広がり、読み終えたあと一生懸命生きて行こう、と感じられるおすすめの一冊となっています。

ページ数 270ページ 発売日 1985年5月28日(改版)

人は一体何を幸福と感じて生きるのかを問い掛ける珠玉のミステリー小説

神戸の大震災を体験し書き上げたと言われているこちらの作品。本当の幸福とは何かをミステリーじかけに展開していきます。一軒家の主婦が金属バットで殺害されていたと言うくだりで物語は始まります。

 

殺害された主婦は、隣隣するマンション住人と多くのトラブルを抱えていました。次々に暴き出される登場人物のダークな部分、誰にでもある明と闇を抱えながら生きる様子を見事な描写で描いた作品です。

 

改めて定義を見出すのが困難な、人間の幸福に挑んだ宮本輝氏の幸福感が見えてくる珠玉の作品となっています。幸福はひとつの定義では言い表わせないものです。それを自分なりに考えてみる良いきっかけになる一冊です。

ページ数 506ページ 発売日 1998年4月1日

口コミを紹介

何度か読み返す事でより深く理解できる作品。「人間の幸福」とはその人にしか分からない。仕事や生活に悩む人には是非読んで欲しい。

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宮本輝のおすすめ商品比較一覧表

商品 商品リンク 特徴 ページ数 発売日
1
アイテムID:10030966の画像
人間の幸福

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人は一体何を幸福と感じて生きるのかを問い掛ける珠玉のミステリー小説

506ページ 1998年4月1日
2
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錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)

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人間の心模様が織り重なる様子を錦繍に例えた物語

270ページ 1985年5月28日(改版)
3
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ドナウの旅人

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静かな感動が心に染みる自分らしさとは何かが見えてくる

406ページ 1988年6月29日(改版)
4
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優駿 上巻

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第21回 吉川英治文学賞受賞作品

334ページ 1989年11月28日
5
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蛍川・泥の河

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太宰治賞・芥川賞受賞受賞作・教科書に載った名作を一気読み

190ページ 1994年11月30日
6
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草原の椅子

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虐待を受けていた子供と中年男性の心癒される物語

373ページ 2001年4月1日
7
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睡蓮の長いまどろみ

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人間の宿命を問う畢生の巨篇

298ページ 2003年10月10日
8
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花の降る午後

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諦めない人生の人に必ずギフトが舞い降りる

320ページ 2009年10月15日(新装版)
9
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三千枚の金貨

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40代の男たちが命を実感する心躍る小説

323ページ 2013年1月10日
10
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水のかたち

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ありそうでなさそうな数奇な運命の連鎖を感じる作品

438ページ 2015年7月15日
11
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五千回の生死

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日常に有りそうで無いような世界が散りばめられている珠玉の短編小説

212ページ 1990年4月27日
12
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彗星物語

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中学生におすすめ!家族の絆を問う笑いと涙の心温まる愛情物語

427ページ 1998年7月10日
13
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夢見通りの人々

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生きる喜びや哀しみを癖の有る夢見通りの住人が教えてくれる

284ページ 1989年4月7日
14
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月光の東

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意味深なメッセージを残して消えたひとりの女性を巡る長編小説

517ページ 2003年2月28日
15
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春の夢

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生きるとは何かを模索して人生を真摯に受け止めていく衝撃のストーリー

408ページ 2010年5月7日(新装版)

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私小説・エッセイ・紀行はなにが違うのか

小説にはジャンルがあり、ジャンルごとに明らかな違いがあるものです。特に宮本輝氏の作品は幅広いジャンルのものがあるので、ここで違いについてご紹介します。

私小説とは

私小説(ししょうせつ)は、作者の自らの体験をもとに描かれた物語です。作者が経験した出来事を描くだけではなく、そのとき作者がどのように感じたのか、そしてどのように解決していったのか、その結果どのようになったのかなどを綴った作品になります。

 

そのため、私小説を読むと作者がどんな方なのかを垣間見られ、共感したり自分の体験と重ねたりできるのです。自分が困難に直面したときと重ね合わせられるのも魅力で、客観的な作品ではなく主観的な作品が好きな方におすすめします。

エッセイとは

エッセイは、作者の心の中を整理するために書き綴った文章です。もともとエッセイはフランスの思想家「モンテーニュ」が、試みを書き綴った作品のタイトルでした。日本語では随筆といった言い方をするケースもあります。

 

エッセイに描かれる内容としては、体験・知識・感想・思想などが含まれるため、そのときどきに作者が感じたものを描くため、時代や書いた時期によって作風が若干変わるケースもあります。好みの作者の心の変化を知りたい方におすすめです。

紀行とは

紀行は、実際に旅行などに出かけて体験した思い出・行動・見聞きした内容を、感想を含めて書き綴った物語です。特に宮本輝氏は描写力に優れているので、まるで自分も異国へ旅に出たかのように感じます。紀行は旅行記や道中記などと同じジャンルです。

 

紀行作品がおすすめな方は、旅行が好きな方や旅行に行きたいけどなかなか行けない方です。また、海外の文化に興味がある方にもおすすめします。

まとめ

宮本輝氏の作品は人間が人間らしく、生きて翻弄されつつも、どんな事が起ころうとも「生きつづければ本当の幸せがある」を追求した作品ばかりです。「人生」に憤り・不安・矛盾を感じた時に、ぜひ宮本輝氏の作品を読んで明日への活力にしてください。

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