睡眠の質を向上させたい場合、ベッドを変えたいと思う方も多いです。最近ではさまざまな機能を搭載した高級ベッドが多く登場していますが、実は高級ベッドの良し悪しはフレームデザインではなくマットレスの質で決まると言っても過言ではありません。

高級ベッドマットレスは耐久性や通気性にも優れているので、1年中快適に過ごせるのも特徴です。高級ベッドマットレスに明確な定義はありませんが、品質が確かなものを選ぶなら10万円以上が一つの目安になり、中には100万円の値段がするものもあります。

そこで今回は高級ベッドの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは機能性・寝心地・価格を基準に作成しました。格付けトップのベッドブランドの商品も紹介しますので、購入を迷われている方は是非参考にしてみてください。

高級ベッドとは、デザイン性の高さ・耐久性・寝心地のいいマットレスの3つを兼ね備えているベッドを言います。高級ベッドならではのデザイン性の高さは、そのブランドのコンセプトを示すものでとても重要です。

また耐久性に優れた素材をベッドフレームに使っている点も特徴です。たとえば、ウッドフレームの場合は世界三大銘木のひとつであるウォールナットを使っているものが多く、他にはレザーフレームを使っているものもあります。

最後にマットレスの寝心地も、メーカーによって設計が違います。しかし少しでも快適な寝心地を追求しているため、コイルの太さや敷き方を変えるなどあらゆる面にこだわっている点が高級ベッドに使われるマットレスの特徴です。

ここからは、自分にフィットする高級ベッドマットレスの選び方についてご紹介します。購入後に後悔しないよう、選び方に迷った際はぜひ参考にしてみてください。

【目次】

• 自分の好みにあったマットレスの硬さを選ぶ
• 厚さで選ぶ
• 素材にこだわる方なら「中材」をチェック
• 清潔に保ちたい方なら「通気性の良さ」をチェック
• 10年以上も！「保証期間」も確認
• 有名ブランド・メーカーから選ぶ
• 好みに合わせて「ベッドフレーム」をチェック
• サイズで選ぶ

ベッドの固さはそれぞれ好みがあります。そこで、高級ベッドマットレスを選ぶ際には、自分の好みに合った硬さのマットレスを選ぶのが大切です。

硬い寝心地がお好みの方は、ボンネルコイル・高密度スプリング・高反発ウレタン素材のものがおすすめです。このタイプは、しっかりと面で支えるようになっているため、骨格や体つきががっしりしている方でも、沈み込みすぎず寝返りが打ちやすくなっています。

低反発素材のマットレスは適度に体が沈み込む作りになっており、身体がベッドに程よく包み込まれるので快適に睡眠できます。硬いベッドが苦手の方や、体重の軽い女性には低反発素材を組み合わせたマットレスがおすすめです。

ただ、安価なものはへたりが早く耐久性が乏しいデメリットがあります。ですから、高品質な低反発マットレスを選べば、品質がしっかりしているため一般のものより耐久性が高く、適度な寝姿勢を保ちながら安眠できます。

高級ベッドマットレスを選ぶ際に注目したいのが、厚さです。高級ベッドマットレスは、長く使用するものですから、納得のいく品質のものを選ぶようにしましょう。

マットレスの厚みは体圧を分散したり、寝返りをしやすくしたりするのに重要な目安になります。厚みが10cm以下のマットレスは軽いものが多く、通気性抜群。夏場に寝苦しいと感じる方は薄めのマットレスがおすすめです。

海外の高級ホテルで使用されている高級ベッドマットレスは、およそ25cmから30cmの厚さの高反発なので、耐久性や体圧分散に優れています。高級ホテルにあるベッドのような、寝心地のいいベッドマットレスにしたい方におすすめです。

高級ベッドマットレスに採用されている中材は、ポケットコイル・高密度連続スプリング・ノンコイルの3種類に分けられます。ポケットコイルは、コイルスプリングが独立しており、身体を点で支えてくれるのが特徴です。

高密度連続スプリングはコイルスプリングを高い密度で配置しており、通気性や耐久性にも優れています。ノンコイルは、コイルスプリングを使っていない中材を言います。さまざまな素材が採用されており、素材によって反発力が異なります。

高級ベッドマットレスを選ぶ際は、通気性の良さも大切です。ベッドマットレスは自分では洗濯できないものが多いため、通気性が悪いとカビが生えたり、ダニが発生したりしてしまい新しいベッドマットレスを買う羽目になります。

多くの寝具メーカーが防ダニ加工や湿気に強い素材を採用するなどの対策は行っていますが、いつでも清潔で快適に使用するためにも、できる限り通気性のいい高級ベッドマットレスを選びましょう。

高級ベッドマットの場合、10年以上の保証期間が付いている商品もあります。一般的なベッドマットの保証期間が2年程度が多いのを考えると耐久性の高さがずば抜けていると言えますが、これは品質の高さに自信がある現れです。

この保証は使用している間にマットレスがへたってしまったり、使用されているコイルが規定されている以上に変形したりへたった場合に交換するといった内容を指します。高級なマットを買う際は保証期間も確認してから選ぶのがおすすめです。

ブランド・メーカーとしての歴史や高級ホテルへの導入実績などにも注目して選ぶのも一つの方法です。ここでは代表的なブランドをいくつかご紹介します。

【目次】

• 柔らかい寝心地のシングルベッドが欲しい方なら「Simｍons（シモンズ）」がおすすめ
• 超高級ホテルの寝心地を味わいたい方は「Sealy（シーリー）」がおすすめ
• 全米最高峰の寝心地を体験したい方は「Serta（サータ）」がおすすめ
• 複数人で寝る方は「フランスベッド」がおすすめ
• 湿度の高い地域に住む方は「日本ベッド」がおすすめ
• 眠りの質を高めたい方は「REGALIA（レガリア）」がおすすめ
• しっかりしたものを安く買うなら「大塚家具」がおすすめ

「シモンズ」は言わずと知れた老舗高級ベッドメーカーです。世界で初めて「ポケットコイル」を発売したので有名で、世界の一流ホテルや豪華客船などで数多く採用されています。シモンズの高級ベッドマットレスの中材はすべて、ポケットコイルです。

また、線材やクッション材の品質にも徹底的にこだわり、寝心地や高級感、さらには実用性を兼ね備えています。その寝心地は、反発力の中に包み込むような柔らかさがあり、寝心地も最高クラスといえます。

「シーリー」はシモンズに引けを取らないほどのブランド力のあるアメリカの高級ベッドマットレスメーカーです。リッツ・カールトンなどの超高級ホテルでも採用されるほど、折り紙付きの寝心地の良さになっています。

自宅でも、ホテルのスイートルームのような寝心地を味わいたい方におすすめです。シーリーのクラリスはタイタニウムコイルを採用していますが、ポケットコイルと同じように点で支えるのが特徴で、抜群の体圧分散を誇ります。

「サータ」は、シモンズやシーリーと並んで「3S」と称されるビッグブランドの一つで、ホテルでも多く使われています。高級ホテルの代表でもあるヒルトンでも導入されており、全米においては、ナンバーワンの売上を誇る人気のマットレスブランドです。

日本国内のサータのベッドマットレスはサータ社からライセンスを受けて日本の工場において、製造されています。品質はそのままで日本人の体型に合わせて改良されているので、日本人好みのしっかりした硬さです。

その名前からフランスのメーカーと思う方も多い「フランスベッド」ですが、実は国内最大手の日本のベッドメーカーで、日本の風土や日本人の身体に合ったベッドを手掛けているメーカーです。

高密度連続スプリングを製造・販売できるライセンスを国内において、唯一持っているメーカーです。高密度連続スプリングは、腰や背中の余計な沈み込みを防止し、しっかりと体を支えてくれます。複数人でベッドを使用する場合も、互いの眠りを干渉しません。

「日本ベッド」は、日本の西洋生活への移行をサポートした歴史的メーカーといえます。大正時代に、創業者がイギリスで出会ったベッドに魅了され、日本に西洋文化を普及すべく立ち上げました。

全行程をメイドインジャパンの品質にこだわり、日本人が求めるきめ細やかな設定になっています。湿度が高い日本の気候にも合うように、通気性に優れ、吸湿性の高いマットレスが特徴です。

日本の有名メーカー大塚家具と長い歴史を持つアメリカのキングスダウン社の共同開発によって作られたプレミアムマットレスブランドがレガリアです。王位の象徴である王冠・王笏・宝珠を意味するブランド名で、究極の眠りの提供をコンセプトにしています。

内部構造や外観の美しさ・耐久性までこだわり抜いて製造され、優れたフィット感や心地いい弾力性も魅力的です。雲の上にいるような包み込まれるような寝心地で、最高品質の眠りを求めている方はぜひ一度レガリアの商品を検討してみてください。

大塚家具は長年日本で良質な眠りを提供してきた有名企業の1つです。大塚家具内でいろいろなブランドのマットレスを販売しているのですが、大塚家具オリジナルマットレスも販売されており、質のいいマットレスを安く買えます。

1番安いものだと1万円台から購入もできます。信頼ある企業なので、何を買うか悩んだら大塚家具を見てみるのもおすすめです。特に、大塚家具のプライマリーシリーズは人気もあって、幅も広いのでぜひ参考にしてみてください。

高級ベッドの場合、ベッドフレームに使われるのが多い素材は「ウッドフレーム」や「レザーフレーム」です。使用される木の種類や皮の種類、また色によっても印象が大きく異なります。そのため自分の好みに合うものや、部屋のイメージに合うものを選びましょう。

また、選ぶフレームによって耐久性も変わります。長く使いたいならば耐久性があり汚れに強い素材で作られたベッドフレームを選ぶなど、自分にとって何が重要かを考えながら商品を選ぶようにしましょう。

最高の寝心地にするためには、サイズを確認しておくのも重要です。自分にあったサイズを選びましょう。

【目次】

• 一人暮らしの方は「シングルサイズ」がおすすめ
• 寝返りが激しい方はには「セミダブルサイズ」がおすすめ
• 高級ホテルのように贅沢に眠りたい方は「ダブルサイズ」がおすすめ
• 大人数で寝たい方は「キングサイズ」がおすすめ

横幅97cm×長さ195cmのシングルサイズは引っ越しのときの搬入が簡単だったり、部屋の模様替えも手軽だったりするので、一人暮らしの方におすすめです。また、シングルサイズを2つ並べると、キングサイズよりも大きいサイズになります。

横幅120cm×長さ195cmのセミダブルサイズは、シングルサイズよりも余裕のある横幅なので、安心感を持って眠れます。寝返りをうっても落ちる心配がないので、余裕を持って眠りたい方や家族が多い方におすすめです。

横幅140cm×長さ195cmのダブルサイズは1人で眠る場合、かなり余裕のあるサイズになります。1人で贅沢に寝転がるのもいいですが、2人で並んで眠っても快適です。少しコンパクトなサイズになりますが、カップルにもおすすめなサイズになっています。

家族全員で同じベッドで寝たい方におすすめなのが、キングサイズのベッドマットレスです。非常に大きいものはシングルサイズの2倍の大きさがあるので、1人で寝る場合はスペースが有り余るので寝返りも楽になります。ただし、購入時は寝室の広さを考えましょう。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

以下の記事では、さまざまなベッドの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

自分の寝姿勢について正確に把握している方は少ないので、自分の体にぴったりのマットレスがどういうものか迷ってしまいます。そこでおすすめなのが寝姿勢測定器を使って、自分の寝姿勢を測定し、客観的な数値を知る方法です。

年齢・体型・性別などから、適したマットレスの硬さなどを導き出してくれる機械です。メーカーによってはショールームに設置されているので、自分に合うマットレスがよくわからない方はぜひ試してみましょう。

日本ベッドとシモンズどっちにするか迷っている方もいるはずです。それぞれの特徴を確認して自分に合うものを選んでください。シモンズは線材やクッション材の品質にも徹底的にこだわり、寝心地や高級感、さらには実用性を兼ね備えています。

一方、日本ベッドは日本の西洋生活への移行をサポートした歴史的メーカーです。全行程を日本製の品質にこだわり、日本人が求めるきめ細やかな設定になっています。湿度が高い日本の気候にも合うように、通気性に優れ、吸湿性の高いマットレスが特徴です。

マットレスを長い間使用していると、湿気の影響でカビが発生してしまう場合があります。湿気を溜め込まないように、月に一度は裏表を入れ替えて使用しましょう。定期的な陰干しもおすすめです。気持ちよく睡眠を取るために、常に清潔に保って使用してください。

ベッドマットレスを選ぶ際は、ベッドフレームも考えながら選びましょう。先にマットレスだけ買ったり、フレームだけ買ったりしてサイズをしっかり揃えて買わないと後悔します。マットレスとフレームがセットになっているものもあるので、それもおすすめです。

ベッドフレームにもすのこタイプや張り板タイプなどさまざまで、どんな環境で使い、どのように使いたいかを考えて選ぶのが大切になってきます。1番おすすめなのは、同じブランドやメーカーのマットレスとフレームを買い揃える方法です。

ベッドブランドもさまざま格付けされていますが、その中でも特に人気のある世界三大ベッドブランドは「3S」と呼ばれています。ランキング内でもたくさん登場した、シモンズ・シーリー・サータの3ブランドです。知っておいて損はありません。

やはり3Sと呼ばれるだけあって、高級ベッドマットレスの中でも特に値段の張るブランドで100万円の値段がするものもあり気軽に手は出せませんが、最高級の良質な睡眠を取りたいならこの3Sのベッドマットレスの購入を検討してみてください。

マットレスの上に直接カバーをかけるのはやめましょう。理由は睡眠中に汗をかくと、すべてをマットレスが吸収してしまうからです。マットレスは簡単に洗えませんし、干すのも難しいです。そのため湿気がこもってカビの原因にもなってしまいます。

そのため直接カバーをかけるのではなく、ベッドパッドも一緒に購入し、マットレスの上にベッドパッドを敷き、その上からカバーをかけるようにしましょう。カバーとベッドパッドをこまめに洗濯すれば、マットレスを清潔な状態に保てます。

ホテルのような寝室を作りたいなら、高級ベッドをベッドスローで飾り付けてみましょう。ベッドスローとはベッドの足元にかけられている細長い布です。靴を履いたままベッドで横になる習慣がある欧米などで、ベッドカバーが汚れないようにかけられています。

日本では靴を履いたままベッドで横になる習慣はありませんが、ホテルのような高級感がある寝室を作るにはぴったりなアイテムです。ベッドカバーと異なる色を選ぶとアクセントになります。毛布やブランケットなどでも代用できるので試してみてください。

快適な寝心地のいい高級ベッドマットレスですが、商品によって特徴や値段は大きく異なります。今回ご紹介したランキングや選び方を参考に、ご自分に最適な高級ベッドマットレスを選んでみてください。