自転車のレインカバーには、大きくわけて2つのものがあります。ひとつは自転車を停車している際、雨や砂埃などから守るためのカバーで、自転車全体を覆うのが特徴です。自転車に乗っている際、チャイルドシートに付けるためのレインカバータイプもあります。

子どもや荷物が雨よけになりますので雨の日の移動でも子供たちは濡れずに快適です。子供乗せタイプや後ろにもワンタッチで簡単取り付けも可能です。実は雨の日だけではなく、防寒や紫外線からも子供たちを守ってくれ、夏でも通気性もよく暑くなりません。

しかし、レインカバーは何を基準に選べばいいのか悩んでしまうと思います。そこでここでは、数あるレインカバーの選び方やランキングをご紹介します。ランキングは用途・デザイン・価格を基準に作成しました。

自転車用レインカバーを選ぶときは、撥水性を第一として、他の要素を考慮する必要があるのです。以下では、その内で特に重要なものを紹介します。

自転車用のレインカバーには、全体を覆うもの・部分的に覆うものなど種類がありますのでタイプに合わせて選びましょう。

停車中に雨やほこり、日光から守るために自転車全体を覆うタイプのものがあります。屋外で停車する場合は、雨に打たれることもあるので防水性は必ずチェックしましょう。梅雨の時期などカバーの内部は蒸れるので、通気口が付いているものもあります。

また、劣化しやすい消耗品ですので、耐久性に優れているかも確認する必要があります。併せて、生地の厚さなどの表示も確認することも大切です。

乗車時に子供たちを雨や風から守るならチャイルドシート専用のレインカバーがおすすめです。雨の日だけつけて走りたい方むけのものや、晴れている日に風やほこりからも守れるもの、防寒など用途はさまざまです。自分に合ったタイプを選びましょう。

自転車のカゴの中の荷物が雨に濡れることも避けたいところです。その場合カゴ用のレインカバーがあります。これは、タイプがあり、紐タイプやファスナータイプ、かぶせるだけのタイプなどさまざまです。自分の使いたいシーンに合わせて選びましょう。

購入時に揃えていなくても、サイズや種類が豊富ですので簡単に後付けできます。また日常的に使うものですので、紫外線により劣化してしまった場合でも気軽に買い替えることができまおすすめです。

毎日使わないから子供用のレインカバーを買うのは高いと感じている方には、ポンチョ型のレインカバーがおすすめです。大人も子供もポンチョを着て乗り切ることもできます。ポンチョの裾にボタンがあり、それを自転車に固定することも可能です。

こちらを活用することで、普通の雨なら防ぐことが可能です。レインカバーを買うのに抵抗がある方にはポンチョタイプをチェックしてみましょう。下記記事では自転車用レインコートのランキングをご紹介していますので併せてご覧ください。

チャイルドシートに着用するものは、つけられるタイプが決まっています。使っている自転車に合致するものを選ばなければ無駄な買い物になってしまうので気を付けましょう。

子供は、自転車に乗っている際に視野が狭くなると嫌がったり怖がったりすることもあります。前に乗っている子供にとっては振り返った際にママやパパの顔が見えることで落ち着いて乗っていてくれることもあります。

また、フロントチャイルドシートは2種類あり、専用のフロントシートと後付けのチャイルドシートがあります。それぞれに大きさや高さが異なるので購入には注意が必要です。

後ろ子乗せのチャイルドシートは、1歳ごろから6歳頃まで利用することができます。そのため、身長が伸びてくると狭くなってしまうことも考えて購入しなくてはなりません。リア用レインカバーでしたら背が高くおすすめです。

また、開きやすいタイプやカバーが自立するものなども載せ降ろしがしやすくなるポイントです。背が高いので空間も広く雨の日以外でも、サンシェードとしてしても活用できます。

チャイルドシートにつけるレインカバーを選ぶ際に注意したいのが、お使いのチャイルドシートの形状です。チャイルドシートの形は、ヘッドレストがある形とない形にわけられます。今は安全性の観点から、ヘッドレスト付きのものが主になっています。

ただ、ヘッドレストがついていないものも少なからず存在しているので、レインカバーを購入する際にはチャイルドシートのヘッドレストの有無を調べておきましょう。ヘッドレストのあるものは「ハイバック」を、ないものは「ローバック」を選んでください。

以下の記事では、子供乗せ電動自転車の人気おすすめランキングをご紹介していますので合わせてご覧ください。

レインカバー、特にチャイルドシート用のレインカバーには大きくわけて2つの着脱方式が存在し、着脱方式にはそれぞれメリットがあるがあります。

チャイルドシートのレインカバーの中には、つけっぱなしでも問題のないタイプのものが存在しています。そうしたタイプのレインカバーはオープン走行可能タイプと呼ばれています。レインカバーにUVカット機能などが追加されていることが多いのも特徴的です。

このタイプのレインカバーは常につけっぱなしでも問題の無いように工夫されており、雨の降っていないときはレインカバーの全面を開いて走行することができます。途中で雨が降っても、すぐに閉じればいいので問題ありません。

レインカバーの中には、取り外しが簡単な着脱の仕方に工夫をもたせたタイプが存在します。開けたり閉めたりするのが簡単なファスナータイプのものや、ゴム紐で縛ればすぐにレインカバーになるタイプの商品が存在します。

つけっぱなしで問題のないタイプのものと比較すると少しだけ手間はかかりますが、取り外しは簡単ですので普段使いの際におしゃれをしたい方にはおすすめのタイプです。

素材によって耐久性がことなってくる部分でもあります。また、素材により価格も変動してくるので、自身のニーズと予算にあったものを選びましょう。

ナイロン素材は破れにくい特徴があります。水をあまり吸わない生地で身近なところでは、傘などもナイロン素材で作られています。また、汚れがついてもすぐに落としやすいという特徴もあります。デメリットとしては高価になりやすいというところがあります。

全体を覆うカバーに多く使われているオックスフォード素材は、生地が厚く、劣化しにくい素材のため長期間屋外で使用することも可能です。生地は厚いといっても、軽量で柔らかい性質なので扱いやすいのも人気があります。

塩化ビニールは身近なものでいうと、プールバックや長靴に使用されている素材です。こちらは燃えにくい素材なので、自転車を屋外に置いても耐久性が高くおすすめです。また、水や汚れに強い特徴があります。

価格が安いので、長期的に使うよりは短いスパンでの買い替えが必要になるかもしれません。そのため、屋外で長時間使用するのではなく、屋根付きの場所で、ホコリなどから守る役割がおすすめです。

チャイルドシートタイプのレインカバーは、雨を防ぐものという面だけではなく、子どもの安全を守るためのものでもあります。

レインカバーの最も重要なポイントは雨を防ぐことです。注目したいのが、レインカバーに水を弾く撥水加工か防水加工が施されているがです。撥水加工は、ほとんどのレインカバーに施されています。

防水加工とは、レインカバー内部に水が浸入しにくい加工を施しているという意味です。商品によって撥水性と防水性の強さは異なっているので、購入するときははどの程度撥水するのかという点を確認しておきましょう。

子どもからすると、レインカバーの中でじっとしていて過ごす時間は意外と長く感じるものです。そのため、レインカバー内の空間はできる限り快適にしてあげましょう。視界の開けたものにすると子供も圧迫感を感じずに済みます。

それに加えて重要なのが通気性です。特に夏の暑い時期や梅雨になると、防水加工の施されたレインカバーの内部は汗で蒸れやすくなりますのである程度通気性の確保されているレインカバーを選ぶといいでしょう。

レインカバーの中には、メインの防水性のほかにもさまざまな副次効果を備えたものが存在します。UVカットがその典型で普段使いする場合は、子どもの肌を紫外線から守ることができます。秋冬の使用を想定した、防寒機能のついているものも存在します。

こうした副次効果はメインとなる雨の使用の他、普段使いの際に効果を発揮してくれるでしょう。つけっぱなしでチャイルドシートを使う場合は一考に値する要素です。

レインカバーの中には、夜における使用を想定しているものも存在します。例えば、後ろから見たときにわかりやすいよう、反射素材をつけているものなどがあります。こうした商品は、子どもや自分の安全対策を守ることにもつながるのです。

特にリヤにつけるタイプのレインカバーを採用している場合は、後ろの視界が狭くなることが多いので安全対策に気を配るといいでしょう。加えて、安全対策のために素材自体が光の反射しやすい素材で作られているレインカバーなども存在します。

最近はつけっぱなしにしていると、盗難にあって転売されてしまうという悲しい事件も起きています。そうならないように、防犯として、盗難防止用のワイヤーロックなどが付いているカバーもあります。駅の駐輪場などに長時間停めておくことが多い方にはおすすめです。

チャイルドシートに乗せる子どもの身長は必ず確認しておきましょう。チャイルドシートには身長制限と体重制限の両方が存在しています。これを確認しておかないと、チャイルドシートが脱落したり、壊れてしまうこともあるからです。

レインカバーも同様に身長制限が存在しています。一般的には115cm以下の子どもを対象にして作られていますが、商品の中にはそれ以上の背の高い身長に対応しているものもあるようです。購入する前に自分の子どもの身長に対応しているのかを確認しましょう。

冬の時期や雨の日など暗くなりやすいときは、レインカバーにも反射板やリフレクターが付いているかを確認するといいでしょう。雨の日の夜道などはレインカバーでヘルメットは隠れてしまいます。

そんなときには、レインカバーにリフレクターがついていれば、車からも歩行者からも認識されやすいので安全対策になります。

レインカバーと言えど、さまざまな種類があり迷ってしまいます。そこで迷ったときにはメーカーで決めるというのもいい方法です。

リトルキディーズの特徴は、360度見渡すことができる透明カバーなことやしっかりと芯が入っていて、ヘタってこないことです。その他にも、高さ調節が3段階にできることや、UVカット、ファスナー部分の防水性も兼ね備えています。

屋根が大きく開くために乗せ降ろしも楽々で、屋根を全開にすることもできるので、天気のいい日には気持ちのいい風を感じることもできます。そして、リトルキディーズはさまざまなメーカーのチャイルドシートに対応しているのが嬉しいポイントです。

ノロッカの商品は、ポップアップ式なのでワンタッチで取り付けることが可能です。持ち運んで、急な雨のときには30秒で取り付けられるので便利です。前後がメッシュになっているので通気性にも配慮されています。

前子乗せ用・後ろ子乗せ用どちらもあり、後ろ子供乗せ用は前窓半開きモデルと通常モデルの2種類があります。

マルト大久保製作所は創業以来70年自転車用品を作り続けている老舗企業です。つけっぱなしでも劣化しないで使うことができるのが魅力です。こちらの製品は、B/C/Dの3シリーズがあり、自身の予算に合わせて選ぶことができます。

このシリーズの違いは、生地の厚さです。ただし、このチャイルドシートはヘッドレストのないタイプのチャイルドシートには取り付けができないので注意しましょう。

Panasonic（パナソニック）のギュット・クルームのシリーズは自転車満足度調査で第1位を獲得した人気モデルです。こちらのチャイルドシートはサンシェードが付いているのが特徴で、当然レインカバーもサンシェード部分のことを考えなくてはなりません。

そんなときには、純正のギュット・クルーム専用のレインカバーを使うことでサンシェード部分の懸念を回避することができます。

かわいいロゴの付いたBRIDGESTONE（ブリヂストン）のビッケは前用・後ろ用のどちらも空間が広く、窓も大きいので視界が良好です。リア用にはリフレクターや背面ポケットもついています。カラーは2色展開で、ブルーグレーとダークグレーです。

OGKはよく耳にする言葉ですが、チャイルドシート市場では60％のシェア率を誇ります。安全・安心・快適な機能を兼ね備えたOGKの製品は数多く取り揃えています。純正は高いけど、製品は劣りたくないという方にぴったりです。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

レインカバーは1歳から小学校入学前くらいの時期まで、ママチャリに着けることで雨の日もお出かけも快適でおすすめなアイテムです。しかし寿命はおよそ2～3年程ですので、最低でも1～2回は買い替えが必要になるでしょう。

買い替えの目安はしっかり固定できなくなったり、素材が破れて雨がしっかりと防げなくなったら検討することをおすすめします。また買い替える際に、自転車に合うレインカバーがどこに売ってるか迷った場合は自転車屋さんでも購入することができます。

しかし、種類が少ない場合が多いので自転車の型式やサイズがわかる場合はネット通販がおすすめです。種類も豊富で価格も安いものありますので好みのレインカバーを探すことが可能です。

電動自転車は高価なものですし、子供乗せだと車体の重量も20㎏以上あります。さらに、レインカバーを付けていると、風が吹いたときに倒れてしまうことがあります。そんな時には、自転車ラックが便利でおすすめです。

風の強さや風向きによっては倒れてしまうこともありますが、自転車ラックを活用すれば台風でも倒れずに使用することもできます。ラック自体にもある程度の重さがあり、自転車をしっかりと支えてくれおすすめです。

雨の日にレインカバーやポンチョなどを使用してそれが車輪に巻き込まれてしまう事故が報告されています。最近ではそういった報告を受け、裾にテープやボタン、フックなどを付け車輪の巻き込み防止の対策をとっているものも多くありますのでチェックしましょう。

レインカバーは雨の日だけではなく、風よけや防寒としても使うことができるとされています。しっかりとしたタイプのものであれば、室内はとても暖かくなります。寒がるようであれば、ブランケットなどを用意しておくのもおすすめです。

下記記事では、子供用自転車の人気おすすめランキングと自転車用ヘルメットの人気おすすめランキングをまとめていますので、あわせてチェックしてください。

雨は自転車にとって天敵です。せっかくの自転車が不調をきたしたり、壊れてしまう可能性もあります。自転車に子どもを乗せるのなら、子どもを保護するレインカバーは必需品ですので適切なレインカバーを選んでみてください。