グルーガンはコンセントに差すだけで簡単に使用でき、モデルによってはコードレスで使用もできます。またグルーガンは一般的な接着剤と違い、これひとつで布・プラスチック・金属といったさまざまな素材に対応する万能さが魅力です。

そんなグルーガンですが、ただものをくっつけるための道具と思っていませんか？実は、手芸などの精密作業・梱包・仮止め作業など用途によって適したものが異なります。またプロ用から液だれしない初心者向けまで種類が多く、どれを選ぶか難しいですよね。

そこで今回は、グルーガンの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは性能・手軽さ・値段を基準に作成しました。剥がし方も紹介するので、工作に利用したい方や購入を迷われてる方もぜひ参考にしてみてください。

グルーガンとはプラスチックを溶かして接着するアイテムです。スティック状のプラスチックを差込み、グルーガンでそのプラスチックを溶かして使用します。ピストルのような形状になっており、先端を押し当てて接着させるので使いやすいです。

また、操作も簡単なので仕事場だけでなくご家庭でDIYを楽しみ方からも人気があります。

グルーガンは、オリジナルのハンドメイドが楽しめるアイテムです。グルーガンの本体に専用のグルースティックをしっかりと差し込み、予熱をしてからトリガーを指で引いて使用します。

うまく使うためにはコツがあり、まずしっかりと予熱をするのがとても重要です。予熱時間が足りないと、接着してもすぐに外れてしまう場合もあります。商品によって予熱時間に差があるので、指定の時間をしっかりと待ちましょう。

また、接着後はできる限り素材を動かさずに待ちましょう。グルーが糸を引いてしまうのが気になる場合は、素材ではなくグルーガンの方を円を描くように動かすと綺麗に仕上がるのでおすすめです。

グルーガンは、どんな場所でどんな作業に使うかによって向き不向きがあるアイテムです。使用場所や用途に焦点を当てて、選ぶポイントをご紹介します。

【目次】

• 材質に合わせた温度で選ぶ
• 細かい作業をするなら「ペン型」をチェック
• どこで使いたいかで選ぶ
• 電源で選ぶ
• こだわりの機能で選ぶ
• 作業内容で選ぶ
• グルースティックの「サイズと接着強度」をチェック

何を接着したいかによって、適した接着力や温度が変わります。材質ごとに選び方のポイントを押さえていきましょう。

【目次】

• 布・ビーズ・木材を使うハンドメイドなら「低温のグルーガン」がおすすめ
• プラスチック・金属・ガラスなら「高温のグルーガン」がおすすめ
• 汎用性を求めるなら「温度を切り替えられるグルーガン」がおすすめ

布やビーズ、木材などを使ったハンドメイドをする場合は、一般的な低温グルーガンで問題なく接着できます。手芸・木工の仮止めや、ちょっとした傷の穴埋めにも重宝するアイテムです。低温グルーガンといっても、先端は100～130度ほどまで温度が上がります。

火傷をするには十分すぎる温度ですので、低温の言葉に惑わされず火傷に気を付けて扱いましょう。

プラスチックや金属・ガラスを接着するには180度程度までグルーを温める必要があります。うまく接着できないときは、温度が低い場合が多いです。180度の高温を出せるグルーガンはプロ仕様の高い商品がメインでしたが、最近は家庭用の安価なグルーガンあります。

購入を検討する際は、材質に合っているか記載の確認も忘れずに行いましょう。

手芸やDIYなど、ひとつのグルーガンで多くの用途に使いたいなら温度の切り替えができるものがおすすめです。作業により適した温度が異なるため、高温にも低温にも対応したグルーガンがあれば幅広い用途に使えます。汎用性を重視する方はぜひ確認してください。

握りやすさを重視するなら、ペン型のグルーガンもおすすめです。ペンを持つ感覚で使用でき、使い勝手のよさに定評があります。手に持ちやすいサイズか、重量は重すぎないかなど、自分に負担にならないものを選びましょう。

直接手に持って使用するグルーガンは、持ちやすさも大きなポイントになります。手の小さな女性や、手芸などの細かい作業で使用する場合は、コンパクトで軽いグルーガンがおすすめです。木工などしっかり接着したいなら、プロ用の大きめのものが適しています。

手芸やDIYで活躍するグルーガンを用途や場所に合わせて、自分に合うグルーガンを選びましょう。

屋外で使う場合はコードレスがおすすめです。コンセントの位置や長さ、延長コードの準備を考えずに済むだけで、作業効率が上がりストレスが軽減します。刃物や重いものを扱うDIYではコードを起因とする事故のリスクがあるので、コードレスがおすすめです。

充電の手間はありますが、メリットも多いです。価格や連続使用時間と相談して選びましょう。

室内で使う場合は、手元スイッチの有無がポイントです。手元のスイッチがあれば、電源を切る際に毎回電源コンセントを抜く必要がないので、時間と労力を節約できます。また、グルースティックも臭いが少ないものを選ぶと、匂いが残ってしまう心配がなくなるのでおすすめです。

コードレスタイプのグルーガンは、電源によっても大きく使い勝手が変わります。作業時間の長さや使う場所に沿って、適切にタイプを選ぶのがおすすめです。

【目次】

• 長時間使用するなら「有線式」がおすすめ
• 持ち運びしやすいものなら「充電式」がおすすめ
• すぐに作業に取り掛かりたいなら「電池式」がおすすめ

有線式は充電や電池交換の手間がなく、長時間作業する方におすすめです。電源さえあれば時間を気にせず作業できるメリットがあります。ただしコードが短いと可動範囲が制限されてしまうため、気になる方はコードが1.5m以上あるものを目安に選んでみてください。

USBやコンセントで充電をするタイプなら、一度充電すれば何度でも使用可能です。コードがないぶん持ち運びにも適しています。ただし充電に時間がかかるので、連続使用内に作業が終わらなかった場合しばらく使えない状態に陥ってしまうのがデメリットです。

極端に充電を切らさないよう、ある程度使用したあとは充電しておきましょう。

電池式なら電池交換をするだけですぐに使えるので、忙しい方におすすめです。一方、電池をあらかじめ買っておく必要があり、充電の電気代に比べると費用がやや掛かります。ランニングコストの考え方や生活スタイルに応じて選びましょう。

グルーガンは種類も多く機能もさまざまです。自分に合った特徴をおさえれば、疲れにくいもの、ストレスなく接着できるもの、より安全に使えるものを選べます。

【目次】

• 手が小さめの方は「コンパクトサイズ」がおすすめ
• 持ちたくない方は「短い予熱時間」のものがおすすめ
• 子供用なら「スタンド式」がおすすめ

グルーガンは手のひらサイズの小型のものから大型のものまで幅広く販売しています。用途によっても最適なサイズは異なりますが、どんなに作業に最適なサイズと言っても使いにくければ意味がありません。

自身の手のサイズに合わせ、重さや大きさが適切な握りやすいものを選ぶのがおすすめです。

グルーガンの接着力が思ったより弱い、そんなときは予熱時間が十分ではない状態で使っている場合が多いです。じっくり温めてから使うようにしないと仕上がりが汚くなってしまう場合があります。

昨今は予熱時間がかなり短いものもあります。仕事や用事などで忙しい方や、あまり待ちたくない方は予熱時間の長さも確認しましょう。

先端の温度が100度以上にもなるグルーガンは、ほんのちょっと手を放す間の些細な動作でもリスキーです。しっかり置いたつもりでも、意外と不安定で火傷をしてしまう場合もあります。

特に子供用として使用する場合はスタンドが付いたグルーガンにすると、安全性が増すのでおすすめです。

細かい精密な作業に使うか、梱包など手早く行いたい作業に使うかで、適したグルーガンの種類が変わります。

【目次】

• 精密作業をするなら「先が細いもの・液だれしないもの」がおすすめ
• 梱包作業をするならプロ用の「ワット数が高いもの」がおすすめ
• 仮止め作業なら「幅広い材質に対応したグルーガン」がおすすめ

精密作業で使う場合は、先が細いものや一押しで出るグルーの量が少ないものがおすすめです。一気に多くのグルーが出てしまうと失敗に繋がりやすく、グルーも無駄になってしまいます。

液だれしないものを選べば、余計なところにグルーがついてしまうリスクも減らせます。ピンポイントで狙ったところに接着しやすいので、細かい作業に最適です。

梱包作業で使う場合は、作業が早くスムーズに進むかどうかがポイントになります。プロ用の一押しでしっかりグルーが出て接着力が高い物がおすすめです。温まりきる前に使ってしまうと、あまりくっつかない事態に陥る場合もあります。

プロ用のものはワット数も高く素早く高温になるので、急ぎたいのに接着力があるか心配などの悩みを解消してくれます。

DIYをする際の仮止めにもグルーガンが大活躍します。木材は130度ほどでくっつきますが、金属やプラスチックは180度の高温でなければ上手くくっつきません。幅広い材質をカバーしやすい高温が出せる製品を選ぶのがおすすめです。

対応する材質は、グルーガンの商品詳細に記載されているケースが多いため、購入前にチェックしておきましょう。

グルーガンで使うグルースティックは、直径7mmがスタンダードなサイズです。中には10mmを超えるものもあります。グルースティックは消耗品なので、20本から100本付属されている商品が人気です。

グルーガンの接着強度は温度によって変わり、120℃～130℃が低温、160℃～200℃が高温で、素材によって使い分けできます。接着力にこだわるなら、高温のグルーガンがおすすめです。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

グルースティックにはいろいろな種類があり、素地の色や仕上がりの好みで選ぶのがおすすめです。大きさは直径7mm程度が一般的ですが、グルーガンによっては適応サイズが異なる場合があるので、事前に確認してから購入するようにしてください。

日常的な消耗品とは少し違うイメージのグルーガンは、目的の用途にあった場所で購入するのがおすすめです。

【目次】

• 手芸目的ならユザワヤがおすすめ
• 木工などに使うならプロ仕様もあるホームセンターがおすすめ
• 安いものから試したいなら100均がおすすめ
• 絶対購入したいならネット通販がおすすめ

手芸にグルーガンを使用する場合、ユザワヤなどの手芸用品店でも販売されているのでチェックしてみてください。女性にも扱いやすいサイズのものや、色付きのグルースティックが売っている場合もあります。

欲しい種類が決まっている方や、逆に漠然としている場合でも、周りの手芸用品と一緒に選べばイメージが湧きやすいのでおすすめです。

日曜大工など、木工目的ならホームセンターをチェックしてください。1000円代の手頃な価格から1万円オーバーのプロ仕様のものまで、ニーズや価格と相談しながら選べます。大型店なら手芸用のミニタイプも扱っている場合もあるのでぜひチェックしてみてください。

いきなり本格的なグルーガンを買っても、使いこなせるか不安な方もいると思います。初心者の方は、100均でも取り扱いがあるのでぜひ探してみてください。安いグルーガンは需要も高く、セリアやダイソーなどでは売り切れる場合もあるほどの人気商品です。

価格は100円〜700円前後で販売されています。少ししか使わない予定の方や、ミニタイプのグルーガンが欲しい方におすすめです。

かなり普及してきたグルーガンですが、まだまだ探しにくかったり、100均でも人気があるため売り切れていたりする場合もあります。せっかく足を運んでも手に入らないといった事態を避けるならネット通販がおすすめです。

大手のAmazon、楽天でも多数の取り扱いがあります。大きさや温度、仕様などしっかりチェックして購入しましょう。口コミが読めるのもネットショッピングの醍醐味なので、商品選びも購入も失敗したくない方に特におすすめの方法です。

グルーガンの使い道や剥がし方などがわからず、疑問に思う方は少なくありません。ここではよくある質問とその回答をQ&A形式でご紹介します。

【目次】

• グルーガンの使い道は？
• グルーガンでくっつかないものは？
• グルーガンの接着力は？強力接着剤もある？
• セリアのグルーガンは垂れない？
• グルーガンの剥がし方は？
• グルーガンとボンドは何が違う？

ここ数年でグッと身近な存在になったグルーガンは、別名「ホットボンド」とも呼ばれていて一度使うと手放せなくなる方も多いアイテムです。手芸や木工、バッグや小物の補修など、一つ持っていれば多くの用途に活躍します。

樹脂を固めたグルースティックに熱を与えて溶かし、銃のような形の機器で狙った場所に塗布します。溶けた樹脂がまた固まると、木材・紙・布・ガラス・金属などさまざまな素材を接着可能です。

縫わずにできるリボン制作の道具としても人気があります。アクセサリー制作や、ブライダルで人気のリボンシャワーなど、ハンドメイドに使われるケースも多いです。

表面がツルツルしているものはグルーが密着しにくかったり、冷たくてグルーが密着するより先に硬化してしまったりするのが原因です。素材の表面が濡れていたり、汚れがついている場合もくっつかなくなります。

綺麗にしてからグルーガンを使う、素材に適したほかの接着剤を選択肢に入れるなどの対策をとりましょう。

グルーガンは、紙や布・木材・プラスチック・金属・ガラスなど、さまざまなものを接着できます。ボンドより少し弱いくらいの接着力なので、仮止めなどにもちょうどいいです。水に濡れても接着力が落ちないので、しっかり接着すれば洗濯もできます。

もっと強度が欲しい場合は、強力接着剤タイプのグルースティックも販売されています。グルーガンとグルースティックのサイズが合えばおすすめです。

安さを重視するなら、100均でもハンドメイド用のグルーガンが展開中です。ダイソーでは200円、セリアでは100円で販売されています。最高温度は200℃と高く、消費電力は10W、連続で20分ほど使用が可能です。

ダイソーとセリアのグルーガンを比較すると、セリアの方がコードが20cmと短めです。また、キャンドゥのグルーガンと比べるとノズルの先端が太めですが、慣れてしまえばそれほど液も垂れないので気にならずにハンドメイドが楽しめます。

次にグルーガンの剥がし方についてもご紹介します。グルーガンは他の接着剤に比べて接着力がそこまで強くない為ため、静かに剥がすと傷つけずに剥がれます。また、張り付いた糊も接着したばかりなら指で落とすのも可能です。

もしそれでも不安なら、接着した場所をお湯なので温めてゆっくりと剝がしましょう。またドライヤーなどで温めるのもおすすめです。

グルーガンはグルースティックを加熱し溶かして接着するアイテムで、ボンドは常温でそのまま使えるのが大きな違いです。グルーガンは熱を加える手間がある一方、塗布するとすぐに冷めて固まるメリットがあります。

一方のボンドは加熱する必要がなく、手軽に使えるのが魅力です。ただし乾燥しないと固まらないため、接着に時間がかかってしまいます。このように両者には大きな違いがあるのでシーンに応じて使い分けるのがおすすめです。

はんだ付けに使える道具が、はんだごてです。はんだごての電源を入れて5分ほど待ち、コテの先が銀色になったら使用できます。リーズナブルな価格のニクロムヒーターと、高温で作業が捗るセラミックヒーターの2種類があり、電子工作などの細かい作業に最適です。

以下でははんだごての人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

また以下の記事では、さまざまな用途に使えるヒートガンの人気おすすめランキングをご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。

グルーガンは工作やDIYをする方は持っていて損はないアイテムです。使い方が心配な方は、初めは100均でも気軽に入手できます。ぜひこちらの記事を参考に、自分にぴったりのグルーガンを見つけてください。