精神世界の本おすすめ人気ランキング20選【危険な世界?】

ジャンル分けの難しい精神世界の本。心理学・倫理学・哲学などの学問や目に見えないスピリチュアルな内容を扱っています。取り扱う内容が幅広く難解で、危険なのではと心配している方も少なくありません。そこで今回は精神世界の本の選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。

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精神世界・スピリチュアルの意味とは

精神世界の本には心理学・医学・倫理学・哲学などの学問や、スピリチュアルな内容を扱ったものなどがあります。スピリチュアルとは精神性・宗教・超自然的というような幅広い概念・法則を指します。スピリチュアルとは精神世界を言い換えた言葉でもあります。

 

目に見えない世界・存在・力を扱うことが多いジャンルなので、はっきりとした答えがないことも多く漠然としていますよね。しかし実は精神世界を扱った本には人生を豊かにする内容も多いんです。人生を見つめ直したい方におすすめのジャンルでもあります。

 

そこで今回は精神世界の本の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングはジャンル・ページ数・発売日などを基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてください。

【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品

1位

ダイヤモンド社

嫌われる勇気

現代の日本に求められるアドラーの心理学

アルフレッド・アドラーの心理学をまとめた1冊です。アドラーはフロイト・ユングに並ぶ有名な心理学者ですが、日本ではあまり知られていません。アドラーは人間の悩みは全て対人関係の悩みであるとし、さまざまな方策を提示しました。

 

臨場感をもたせるため、哲学者と青年による対話形式になっています。アドラー心理学の第一人者である岸見一郎による著作のため、アドラー心理学を追求したい方におすすめです。

基本情報
ジャンル 心理学・哲学
ページ数 296
発売日 2013/12/13
著者 岸見 一郎・古賀 史健
翻訳者

精神世界の本の選び方

精神世界の本は学問を扱う実用書やスピリチュアル本などがあります。セルフケアしたいときや人生を見つめ直したいときに読んでみることをおすすめします。

形式で選ぶ

精神世界の本にはさまざまな形式があります。実用書以外にも物語・小説のようになっているものもあるため、自分に合った読みやすい形式を選びましょう。

学問を勉強したい方には「参考書・実用書」がおすすめ

心理学・精神医学などの学問を勉強してみたい方には「参考書・実用書」がおすすめです。大学の講義で使われているような「参考書」を読めば、その学問についての知識を学ぶことができます。よくわかる臨床心理学のような入門書がおすすめです。

疾患・症例から精神世界に入るには「専門書」がおすすめ

疾患・症例を学びたい方には「専門書」がおすすめです。DSMなど実際に臨床心理士・精神科医等が診断基準としている本を読んでみてもいいでしょう。DSMとは精神疾患の分類と診断の手引き書です。専門用語も多いため専門知識がないと読みにくい可能性があります。

 

医学的見地から精神世界に入ることに興味がある方におすすめです。

目に見えない力について知りたい方には「スピリチュアル本」がおすすめ

目に見えない力・世界・存在について知りたい方には「スピリチュアル本」がおすすめです。「スピリチュアル本」と一言で言っても内容は多岐に渡るため、追求したい内容を絞りましょう。宗教・前世・運命・宇宙など興味のある内容が書かれている本を選びましょう。

 

内容の真偽を問うよりも考え方・とらえ方を見つめ直す機会として読んでみることをおすすめします。

難しい内容や法則が苦手な方には「小説・漫画」がおすすめ

精神世界・スピリチュアルなことに興味はあっても難しい内容や法則は苦手という方もいますよね。そんな方には「小説・漫画」がおすすめです。物語になっているため内容がわかりやすいですよね。初めて精神世界の本を手に取る方にもおすすめです。

 

フィクション・ノンフィクションは好みで選びましょう。

目的で選ぶ

精神世界の本を読む目的によって選び方が異なります。ここではセルフケア・アサーション・マインドフルネスといった方法についてご紹介します。

ストレス・不安に悩んでいる方には「セルフケア」がおすすめ

ストレス・不安を抱えて悩んでいる方には「セルフケア」を扱う本がおすすめです。自分で自分を助けるための手助けをしてくれる内容です。難しい専門用語が並んでいるというよりはわかりやすく実用的な内容であることが多いです。

 

「セルフケア」の本は不調を感じたとき・自分を労わりたいときに役立つ内容を取り扱っています。臨床心理士など専門知識のある著者が書いたものを選びましょう。

気持ちの伝え方を学びたい方には「アサーション」がおすすめ

気持の伝え方を学びたい方には「アサーション」を扱う本がおすすめです。「アサーション」とは自己主張という意味で、自分も相手も尊重しながら気持ちを伝えるコミュニケーションスキルを指します。学校・職場などの社会的な場面で役立つスキルですよね。

 

他者と関わらずに生きている人間はいませんよね。人間関係を円滑にすることは人生を豊かにすることにもつながります。自己主張が苦手な方にもおすすめです。

物事をありのまま受け入れたい方には「マインドフルネス」がおすすめ

「マインドフルネス」とは仏教から影響を受けたセルフケアの手法です。呼吸へ注意を向ける・瞑想などを行い心を落ち着ける方法です。ストレスケアや精神疾患の治療にも使われている手法で、自宅でも簡単に行えるため興味のある方はぜひ読んでみてください。

ジャンルで選ぶ

興味のあるジャンルによって選び方が異なります。自分の知りたい精神世界の本を選べるようにジャンルも確認しましょう。

深層的な心理を知りたい方には「心理学」がおすすめ

「心理学」とは哲学をベースにした心と行動の学問です。「心理学」は大きく分けて基礎と応用の2つがあります。カウンセリングなどの臨床の分野は応用心理学に当てはまります。精神世界の本では「心理学」に宗教的な領域を合わせて考えるような内容が多いです。

 

人間の深層心理を知りたい方には「心理学」のジャンルがおすすめです。

精神世界の概念を読みたい方には「思想・哲学」がおすすめ

「哲学」は愛知の学という意味です。ソクラテスやアリストテレスなどの哲学者はとても有名ですよね。精神世界はニューエイジと呼ばれる思潮に由来するもので、哲学・宗教的な側面が大きいです。そもそも精神世界とは何かを知りたい方におすすめです。

哲学のもっと深いところを知りたい方には「倫理学・論理学」がおすすめ

「倫理学」は道徳哲学とも呼ばれ、理性や感情について学ぶ学問です。宇宙や生命という大きな存在と自己のつながりや人間の持つ無限の可能性を強調する精神世界において、感情を追求することはとても重要な観点です。

 

「倫理学」とは人間らしく生きるためにどのような生き方をしたらいいか探求する学問であると表現することもできます。精神世界に触れ、学びたいと思う方にはぜひ手に取ってほしいジャンルです。

宗教・天使・悪魔などに興味のある方には「宗教学」がおすすめ

キリスト教・仏教・イスラム教といった世界三大宗教や天使・悪魔などのスピリチュアルな存在に興味がある方は「宗教学」がおすすめです。人々の心のよりどころである「宗教」は精神世界と深く関わっています。

有名・売れ筋の本を読みたい方は「名著」をチェック

精神世界を扱う本と深い関係のある学問には、心理学・哲学・倫理学などがありますよね。それらの学問で有名な人物が著した著書は当然ながら一定以上の評価を集めています。それらは「名著」として扱われているため、有名・売れ筋の本を読んでみたい方におすすめです。

 

プラトン・ソクラテス・ユング・孟子などの本をぜひ読んでみてください。また有名な人物が書いた本の内容をよりわかりやすく嚙み砕いてまとめてくれている著書もおすすめです。有名な人物の思想が元になっているなどの説明がついた本を選んでみましょう。

精神世界の本人気おすすめランキング20選

20位

星雲社

ソマティック心理学への招待 身体と心のリベラルアーツを求めて

心を身体から見直す心理学

ソマティック心理学とは心を身体から見直す心理学の流れのひとつです。またボディーワークや身体技法を通じで精神世界を感じる心理学でもあります。久保隆司・春木豊はこの分野の日本におけるパイオニア的存在です。

基本情報
ジャンル 心理学入門
ページ数 315
発売日 2015/9/8
著者 久保隆司・春木豊
翻訳者

口コミを紹介

近未来の統合的学問体系の姿を予感させて大変興味深い。ソマティック心理学への入門・概説という役割も果たしており、字も大きく読みやすい。『ソマティック心理学』がやや難解に感じた読者にもぜひチャレンジしていただきたい。

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19位

BABジャパン

精神世界の歩き方

見えない世界…

見えない世界に関してはさまざまなアプローチと立場がありますが、証明されないからといって生きる上で役に立たないわけではありませんよね。本書は心理療法の枠をおさえながら個人的な精神世界を描いています。

 

心理学の歴史を追いながら、人がなぜ目に見えないスピリチュアルなものを求めるのかということなどを論じていきます。

基本情報
ジャンル 超常現象・オカルト
ページ数 269
発売日 2019/1/24
著者 小笠原 英晃
翻訳者

口コミを紹介

ハートについての章はとても、印象に残っています。医学的にも脳が重要な役割を担っているのかなと思っていましたが、ハート(心臓)のちからについては新しい発見でとても面白かったです!

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18位

勁草書房

心と世界

分析哲学の法則で心と世界の関係を問う

精神世界がAI技術や脳神経科学と接続しながら進展する現代に、心と世界とはどういう関係をもっているのかなどということをじっくり考えるのにおすすめの1冊です。人格とは能力なのかなどと精神世界を掘り下げます。

 

著者のマクダウェルは分析哲学という流れの中でネオ・プラグマティズムの立場から心と世界を巡る関係性への論考を展開しています。 ヘーゲルの時代よりも環境側にも比重を置いています。

基本情報
ジャンル 哲学・思想
ページ数 419
発売日 2012/3/23
著者 ジョン・マクダウェル
翻訳者 神崎繁・河田健太郎・荒畑靖宏・村井忠康

口コミを紹介

カントの自発性(悟性)が何であるかを この本から理解しました。
この本は 哲学者による抵抗の試みをよく表現している。

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17位

春秋社

君はいま夢を見ていないとどうして言えるのか 哲学的懐疑論の意義

デカルトの懐疑論から始まった近代哲学を考える

「自分は今本当ににこの世界に生きているのか」と疑問に思ったことのある方はいるでしょうか。「今自分が夢を見ていないと証明できないとしたら私はいったい何を知っていることになるのだ」というのは、デカルトによる有名な哲学の懐疑論です。

 

その疑問を正面から問い直したのが本書です。AR・VR技術が進展するこれからの時代で精神世界がどのように変わっていくのか、今感じているこの世界が夢ではないとどうして言えるのかなどをじっくり考えてみたい方におすすめです。

基本情報
ジャンル 現代思想
ページ数 485
発売日 2006/6/1
著者 バリー・ストラウド
翻訳者 永井 均・岩沢 宏和・壁谷 彰慶・清水 将吾

口コミを紹介

自然化された認識論によって知識の正当化に関する問いを「内化」するクワイン。「内/外」というひとつの区別を通じて、さまざまな哲学者の多様な議論が統一的に理解されていく――こうしたエレガントな議論の運びが本書の魅力である。

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16位

勁草書房

コウモリであるとはどのようなことか

さまざまな思考実験を扱う

心の哲学には思考実験という考え方があります。もし私たちがコウモリだとしたらどのように世界を認識しているのかという思考実験が本書のタイトルの由来です。ほかにもさまざまな思考実験が扱われています。

 

また哲学の大きな課題のひとつである認識論と存在論についても踏み込んでいます。

基本情報
ジャンル イギリス・アメリカの思想
ページ数 339
発売日 1989/6/1
著者 トマス・ネーゲル
翻訳者 永井 均

口コミを紹介

自らの人生さえも一歩引いた目で見る彼の心根は非常に興味深い。「哲学を教えることはできない。ただ哲学するのみである。」というカントの言葉を思い出させる名著。

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15位

岩波書店

生物から見た世界

生物の行動とは環世界あってのものだと提唱

生物たちはどのように世界を認識しているのでしょうか。トマス・ネーゲルに先だってそこから私たちの世界認識と存在を問い直す名著です。AIの時代に私たちが直面しているフレーム問題といわれる課題についても語られています。

 

生物は知覚・行動で環世界を作り出しているため、行動とは環世界あってのものだとユクスキュルは提唱しました。さまざまな動物の視点から世界を見つめてみましょう。

基本情報
ジャンル 科学読み物
ページ数 166
発売日 2005/6/16
著者 ユクスキュル・クリサート
翻訳者 日高 敏隆・羽田 節子

口コミを紹介

タイトルから興味が湧き読みましたが、実は色んな学者が引用したり話題に上がる名著です。生物、感覚に興味のある若い人にオススメです。

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14位

新曜社

現象学的心理学への招待 理論から具体的技法まで

現象学的心理学の視点から精神世界を探求する

哲学のひとつの流れに現象学があります。現代では近接領域にある経験科学は、個々人の現実世界・精神世界を自分自身で見つめ直しながら探究していきます。本書は現象学の立場から経験科学に挑む隠れた名著です。

 

この世界にたった1人だったとしたら私たちの心はどうなるのかなど、具体的な事例も多く盛り込まれています。現象学的心理学の視点から精神世界を探求してみてはいかがでしょうか。

基本情報
ジャンル 心理学入門
ページ数 268
発売日 2016/7/10
著者 ダレン・ラングドリッジ
翻訳者 田中 彰吾・渡辺 恒夫・植田 嘉好子

口コミを紹介

具体的な事例と解説を載せてくれているところは、読み手の理解を進めようとする著者の意図がはっきりわかります。盛り込まれている内容が多くて濃いので、私の理解が追いつかないところはありますが、読み応えがあって、いろいろなことを考えさせてくれる本です。

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13位

東京大学出版会

生態学的知覚システム

アフォーダンスの概念を学ぶ

私たちは座るのにちょうど良い高さと安定感のある切り株を見ると、椅子ではないのに座るように促されていると感じます。実際にそこに座ることもあるでしょう。そのときその切り株は椅子として機能しており、私たちも椅子であると認識します。

 

それをギブソンはアフォーダンスと名づけ、生態学的知覚システムを紐解くひとつの概念に昇華しました。本書はギブソンの世界に足を踏み入れるのにおすすめの一冊です。アフォーダンスの概念に触れてみてはいかがでしょうか。

基本情報
ジャンル 心理学入門
ページ数 430
発売日 2011/5/18
著者 J. J. ギブソン
翻訳者 佐々木 正人・古山 宣洋・三嶋 博之

口コミを紹介

生態学的知覚システムについて基本的な事が詳細に書かれていて、わかりやすかったです。AIへの懸念もある時代にリアルに突入している今、このシステムを考慮して欲しいと思います。ぜひ、ご一読を。

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12位

青土社

ユング 心の地図 新装版

集合的無意識などユングの理論をまとめた入門書

ユング派分析家マレイ・スタインによるユングの理論をまとめた入門書ともいえる1冊です。ユングはヘーゲル同様に自身の精神世界を命がけで探究した研究者です。本書で全体像を摑むことができるためユングへのアプローチにおすすめです。

 

夢分析・個人的無意識・集合的無意識などの考え方がどのように生まれたのかに興味がある方におすすめです。

基本情報
ジャンル 心理学入門
ページ数 322
発売日 2019/4/25
著者 マレイ・スタイン
翻訳者 入江良平

口コミを紹介

内容が鋭い。著者の方の頭の良さを感じるユング論です。
ユング心理学は著者によってトーンがぜんぜん違うと思います。

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11位

月曜社

自分自身を説明すること 倫理的暴力の批判

人の精神世界は社会で創られる

ジュディス・バトラーの著作はフェミニズムの文脈を超えて現代の精神世界を再考するのに役立つ名著が揃っています。私たちは社会での人との関わりの中で主体が形成され、その応答可能性において主体は変わっていきます。

 

本書はバトラーの著作の中でも比較的読みやすいためおすすめです。本書を手に取り、自分自身を説明することの大切さを感じてみてはいかがでしょうか。

基本情報
ジャンル 倫理学
ページ数 283
発売日 2008/8/6
著者 ジュディス・バトラー
翻訳者 佐藤 嘉幸・清水 知子

口コミを紹介

丁寧な論旨にもかかわらず、いたずらに難解ではない、スムーズな展開です。解説の佐藤さんもわかりやすい。晩年のフーコーを読み解く手法に感動です。

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10位

河出書房新社

言説の領界

フーコーによる言説分析から権力分析への転換

言説によって精神世界は自由にも窮屈にもなります。もし言説に一切の揺らぎがなくなったときそれは果たして幸せな世界なのでしょうか。深層学習による自然言語処理は言葉の類似度をベクトルのコサイン類似度で数値化して表します。

 

思想家であるフーコーの思想をまとめた本書は言葉の大切さを説いています。私たちの精神世界は言葉によって作られているのだと考えさせられる1冊です。

基本情報
ジャンル フランス・オランダの思想
ページ数 196
発売日 2014/12/8
著者 ミシェル・フーコー
翻訳者 慎改 康之

口コミを紹介

フーコーを読解する前提条件を極めて体系的に整然と展開され、フーコーを理解する必読書である。邦訳作業以上に、フーコー解釈の問題構制を整理しており、日本語によるフーコー入門書としては最善で必読の1冊である。

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9位

岩波書店

共通感覚論

五感という近代の概念

共通感覚論とは色を形に感じるなどの共感覚と似ています。もちろん重なりも多くあります。私たちの感じる精神世界は元来、五感に分かれておらずひとつの根源的能力でしたが近代以降は五つの感覚として分割して扱われるようになりました。

 

例えば食事は味覚だけで味わうのではなく、嗅覚・触覚・視覚はもちろん同席者との対話があってこそ私たちの精神世界を支える血肉となるものですよね。ひとつにまとまっていた感覚がどうなっていくのか、思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

基本情報
ジャンル 認識論
ページ数 389
発売日 2000/1/14
著者 中村 雄二郎
翻訳者

口コミを紹介

常識をもっと、感覚的な面から探ったもので、アリストテレスらの共通感覚論を再発見した傑作であると思う。著者の今後の思想、臨床の知や汎リズム論への発展するもとにもなっていて色んなアイディアが散りばめられているいて読み直しても飽きない。

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8位

平凡社

三つのエコロジー

精神科医・思想家であるガタリが精神環境を論じる

環境という場合、自然環境・社会環境を思い浮かべます。しかし私たちの内面のあり方に関わる精神環境は情報社会の現代ではスマートフォンやSNSによっても大きく影響を受けています。精神世界はネットワークで広がっているともいえます。

 

精神科医でもあり思想家でもあるガタリは早くも1980年代にそれを見通していました。本書は難解なガタリの著書の中でもわかりやすいためおすすめです。私たちを取り囲むのは自然・社会環境だけではなく精神環境もあるのだと説いています。

基本情報
ジャンル 思想
ページ数 177
発売日 2008/9/10
著者 フェリックス・ガタリ
翻訳者 杉村 昌昭

口コミを紹介

ガタリの書は、私のような素人には本当に難解ですが、非常に大切なものを語っている気がします。部分を見て、他者の責任にして、最適を図ろうと、政治が社会が人が画策しているけど、それは過ちの繰り返しで、それらはすべて縦横に相互に関連したもの。

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7位

白水社

精神のエネルギー 新訳ベルクソン全集5

哲学者・心理学者に影響を与えたアンリ・ベルクソンの名著

心の動きはエネルギーなのか物質なのか脳内だけでの運動なのかなど、考え出すときりがありません。ジル・ドゥルーズやダニエル・スターンらさまざまな哲学者・心理学者に大きな影響を与えました。

 

本書はベルグソンの著作の中でも比較的読みやすい新訳です。少し高価ですがシリーズとして揃える最初の1冊としてもおすすめです。

基本情報
ジャンル フランス・オランダの思想
ページ数 254
発売日 2014/4/17
著者 アンリ・ベルクソン
翻訳者 竹内 信夫

口コミを紹介

『 意識に直接与えられているものについての試論 』『 物質と記憶 』『 創造的進化 』といった重厚で長大な論文と比べれば、はるかに短いものです。これらが重いと感じたら、こちらを見て概観をさらってみると理解が深まるかもしれません。

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6位

作品社

精神現象学

哲学者ヘーゲルの方法論をわかりやすく和訳

じっくりと時間をかけて精神世界の深さと豊かさを感じられる本です。高価で難解そうなタイトルのためとっつきにくさを感じてしまいますよね。しかし哲学書の中でも特に難解とされるヘーゲルの作品をわかりやすく和訳してくれています。

 

ヘーゲルが自分自身の精神世界をつきつめていく旅の過程を味わうように感じられる1冊です。

基本情報
ジャンル ドイツ・オーストリアの思想
ページ数 560
発売日 1998/3/1
著者 G.W.F. ヘーゲル
翻訳者 長谷川 宏

口コミを紹介

ヘーゲルの哲学。その代表的作品を分かりやすくかつ明晰にしかも格調高く訳した翻訳の決定版。こんなにすらすらと最後まで通して読めたのは初めてだ。お見事の一言に尽きます。ぜひご一読を。

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5位

医学書院

オープンダイアローグとは何か

対話で精神世界を共有する

シンプルに人と人が対話することがなぜできなくなったのでしょうか。いつから対話をあらためて取り上げなければならなくなったのでしょうか。しかし人間が人と人の間に精神世界を広げていることは確かです。

 

本書はそうした基本を改めて思い知らせてくれる実践的な良書です。効率が悪いようでいて目的がなくても会話をすることで私たちの精神世界は健やかさを保っているのかもしれません。オープンダイアローグを丁寧に解説してくれます。

基本情報
ジャンル 精神看護学
ページ数 208
発売日 2015/6/22
著者 斎藤環
翻訳者 斎藤環

口コミを紹介

結果的に合理的で客観的、そして経済的。もしかしたら感情というものを扱うことは一番難しいことかもしれない。それをほぐし紐解いていく技術書。凄い発明であり、誰も傷つけない無血革命、ただただ希望の書。

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4位

筑摩書房

暗黙知の次元

マイケル・ポランニーによる言語化されない知で精神世界に入る

私たちと動物とを分けるひとつの指標は言葉を使うかどうかですよね。私たちの精神世界もまた言葉によって囲まれています。またそれを蓄積して後世に伝えられるようになったことで科学も文化も発展しました。

 

しかし言葉にならない次元で私たちが突き動かされることもまた事実です。それは動物的な感覚なのかそれとも文化的な言葉にならない何かなのでしょうか。暗黙知で支えられる精神世界を見つめてみてはいかがでしょうか。

基本情報
ジャンル 論理学・現象学
ページ数 194
発売日 2003/12/1
著者 マイケル ポランニー
翻訳者 高橋 勇夫

口コミを紹介

カール・ポラニーは人類経済学、特に教条マルクス主義批判と、自由主義批判で、大変な学者ですが、その兄弟のマイケル・ポラニーは、ポスト・モダンの哲学のなかで光っております。両者を一体でよむと、イギリスのオーソドックスな学問の正統性がみえてきます。

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3位

筑摩書房

知恵の樹

危険ではない!チリの生物学者が生命の有機構成を論じる

私たち(生命システム)がこの環境でどのように生きているかということが丹念に描かれています。ヘーゲルよりは読みやすい印象がありますが、つまずくととなかなか先に進めない作品でもあります。ふと閃いたときの喜びが大きい著書です。

 

私たちの生命システムは入力も出力もないという警句的な表現には驚かされます。じっくりと時間をかけて読み込むことで気づきが得られ、新しい世界が開けることもあるでしょう。

基本情報
ジャンル 生物学
ページ数 321
発売日 1997/12/1
著者 ウンベルト マトゥラーナ・フランシスコ バレーラ
翻訳者 管 啓次郎

口コミを紹介

別名「オートポイエーシス入門」ですね。最近なにかとシステム理論、哲学、生命論等でとりだたされるオートポイエーシス。その提唱者自らが平易につづったこの本をまた、センス豊かに翻訳されています。名著だとおもいます。

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2位

KADOKAWA

Amazon売れ筋ランキング 本 その他の外国文学部門 9位

(2024/03/31調べ)

ザ・シークレット

実体験から得た知識を授けてくれる

秘密の使い方を学ぶことのできる1冊です。秘密を実践した人々の成功体験が語られています。さまざまな面で悩みを抱える人たちに、実体験から得た知識を授けてくれます。そういった秘密を集めてまとめた1冊です。

 

求めるものをイメージしそのものを受け取ること・愛と感謝の実践などを通した引き寄せの法則が論じられています。理論を述べるというよりは、目に見えない力を信じようというスピリチュアルな内容です。

基本情報
ジャンル 宗教・哲学
ページ数 318
発売日 2007/10/30
著者 ロンダ バーン・山川 紘矢・山川 亜希子・佐野 美代子
翻訳者

口コミを紹介

私自身、「引き寄せの法則」を信じていませんでした。たまたま周囲に実践している人がいて、興味を持ちました。
「気持ちで何が変わるんだ??」と思われるかもしれませんが、騙されたと思って一度読んでみてもらいたい1冊です。

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1位

ダイヤモンド社

嫌われる勇気

現代の日本に求められるアドラーの心理学

アルフレッド・アドラーの心理学をまとめた1冊です。アドラーはフロイト・ユングに並ぶ有名な心理学者ですが、日本ではあまり知られていません。アドラーは人間の悩みは全て対人関係の悩みであるとし、さまざまな方策を提示しました。

 

臨場感をもたせるため、哲学者と青年による対話形式になっています。アドラー心理学の第一人者である岸見一郎による著作のため、アドラー心理学を追求したい方におすすめです。

基本情報
ジャンル 心理学・哲学
ページ数 296
発売日 2013/12/13
著者 岸見 一郎・古賀 史健
翻訳者

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他者は自分の期待を満たす為に生きている訳ではない。これは家族であっても恋人や友人であっても。自分も他者の期待を満たす生き方はしない。ここに気づかせてくれた良書である。

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精神世界の本のおすすめ商品比較一覧表

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現代の日本に求められるアドラーの心理学

心理学・哲学

296

2013/12/13

岸見 一郎・古賀 史健

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実体験から得た知識を授けてくれる

宗教・哲学

318

2007/10/30

ロンダ バーン・山川 紘矢・山川 亜希子・佐野 美代子

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危険ではない!チリの生物学者が生命の有機構成を論じる

生物学

321

1997/12/1

ウンベルト マトゥラーナ・フランシスコ バレーラ

管 啓次郎

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マイケル・ポランニーによる言語化されない知で精神世界に入る

論理学・現象学

194

2003/12/1

マイケル ポランニー

高橋 勇夫

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対話で精神世界を共有する

精神看護学

208

2015/6/22

斎藤環

斎藤環

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哲学者ヘーゲルの方法論をわかりやすく和訳

ドイツ・オーストリアの思想

560

1998/3/1

G.W.F. ヘーゲル

長谷川 宏

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哲学者・心理学者に影響を与えたアンリ・ベルクソンの名著

フランス・オランダの思想

254

2014/4/17

アンリ・ベルクソン

竹内 信夫

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精神科医・思想家であるガタリが精神環境を論じる

思想

177

2008/9/10

フェリックス・ガタリ

杉村 昌昭

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五感という近代の概念

認識論

389

2000/1/14

中村 雄二郎

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フーコーによる言説分析から権力分析への転換

フランス・オランダの思想

196

2014/12/8

ミシェル・フーコー

慎改 康之

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人の精神世界は社会で創られる

倫理学

283

2008/8/6

ジュディス・バトラー

佐藤 嘉幸・清水 知子

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集合的無意識などユングの理論をまとめた入門書

心理学入門

322

2019/4/25

マレイ・スタイン

入江良平

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アフォーダンスの概念を学ぶ

心理学入門

430

2011/5/18

J. J. ギブソン

佐々木 正人・古山 宣洋・三嶋 博之

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現象学的心理学の視点から精神世界を探求する

心理学入門

268

2016/7/10

ダレン・ラングドリッジ

田中 彰吾・渡辺 恒夫・植田 嘉好子

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生物の行動とは環世界あってのものだと提唱

科学読み物

166

2005/6/16

ユクスキュル・クリサート

日高 敏隆・羽田 節子

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さまざまな思考実験を扱う

イギリス・アメリカの思想

339

1989/6/1

トマス・ネーゲル

永井 均

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デカルトの懐疑論から始まった近代哲学を考える

現代思想

485

2006/6/1

バリー・ストラウド

永井 均・岩沢 宏和・壁谷 彰慶・清水 将吾

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分析哲学の法則で心と世界の関係を問う

哲学・思想

419

2012/3/23

ジョン・マクダウェル

神崎繁・河田健太郎・荒畑靖宏・村井忠康

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見えない世界…

超常現象・オカルト

269

2019/1/24

小笠原 英晃

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心を身体から見直す心理学

心理学入門

315

2015/9/8

久保隆司・春木豊

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精神世界の本と一緒に実体験をまとめた本をチェック

自分に適した精神世界の本を見つけたら、実体験をまとめた本もチェックしてみましょう。実体験をまとめた本とは、著者が実際に経験してきたこと・考えてきたこと・それによって導き出した結果などを紹介したものです。例えば人生を変える本がそれに当たります。

 

人生の分岐点にいるとき・何かの選択を迫られているときなど、背中を押してくれる存在になるかもしれません。以下の記事では人生を変えた本の人気おすすめランキング・メンタルを強くする本の人気おすすめランキングをご紹介しているのでぜひご覧ください。

精神世界とスピリチュアルの違いは?

精神世界の本は専門的でとっつきにくい内容のものが多いため、初めて読む人には少し難しいという声も多く耳にします。そこで自分の世界を広げるために、読みやすいスピリチュアル本がおすすめです。精神世界とスピリチュアルの違いもわかるでしょう。

 

以下の記事ではスピリチュアル本の人気おすすめランキング15選をご紹介しているのでぜひご覧ください。

精神世界を追求するのは危険?

精神世界を追求しすぎてしまうと危険なのではないか、そんな風に考えてしまうこともありますよね。しかしどこかにこもって1人きりで研究をするわけではなく日常生活の一部として学ぶのですから、精神世界を学ぶことに危険性はありません。

 

目に見えない精神世界・スピリチュアルなものを学ぶことは生活に潤いをもたらすことが多いです。悩み・ストレスとうまく向き合いコントロールできるようになるなど、もちろん個人差はありますがポジティブな変化が期待できます。

 

小さな気づきで明るい考え方ができるようになることもあるので、ぜひ精神世界の本を読んでみてください。以下の記事ではマインドフルネスの人気おすすめランキング15選・心理学の本の人気おすすめランキングをご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

まとめ

精神世界の本の選び方と商品をランキング形式でご紹介しました。精神世界の本にはさまざまな学問・目に見えないスピリチュアルなものを扱った内容のものがあります。この記事を参考に、人生が豊かになる精神世界の本をぜひ見つけてみてください。

本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年03月02日)やレビューをもとに作成しております。

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