山形にお住まいで、なんらかの理由があり借金に関わりがある方も少なからずいますよね。「借金を全て完済している」または「借金を返済している途中」という方に、ぜひ検討してほしいのが「過払い金」請求です。

過払金請求をすることで、払い過ぎたお金が戻ってくるケースも多くあります。「過払い金請求という言葉は聞いたことがあるけど、よくわからないからなにもしていない」「過払い金請求に強いおすすめの法律事務所が知りたい」という方、必見です。

この記事では、過払い金請求の特徴やリスクなどに触れながら、法律事務所の選び方について詳しく解説します。また、あわせて山形で過払い金請求におすすめの法律事務所についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

過払い金（過払金）という言葉は知っているけど、いったいどういったものでどういう仕組みになっているのか皆さんご存知ですか？過払い金とは、借金に関わる際に払いすぎてしまったお金のことを指します。つまり、貸金業社である消費者金融やクレジットカード会社に余分に支払ってしまった利息のことです。

借金する際の金利について法が改正がされる前は、出資法の上限金利である29.2％で貸付している会社が多く見受けられました。しかし、その後の法改正で、上限金利は利息制限法の20.0%へ引き下げ。

この「利息制限法20.0%と出資法29.2%の上限金利の差=過払い金」となり発生する仕組みになっています。過払金請求は、クレジットカードのキャッシングを利用した方（リボ払いや一括払いなど払い方に関わらず）も可能なのでぜひチェックしてください。

ここでは、過払い金請求によるメリットについて説明します。最大のメリットは、前述でも述べましたが利息の差によって払いすぎてしまったお金が戻ってくる可能性があるという点です。借金完済済みの場合には、次項で説明するデメリットも発生しないので請求するメリットは大きくおすすめ。

一方、今現在借金返済中の方でも、請求した結果過払い金が発生していた場合、借金が0になったり減額する可能性があります。しかしリスク・デメリットもあるので、しっかりと理解した上で請求するかどうか判断するようにしてください。

前項で過払い金請求のメリットについて述べましたが、今現在借金を返済中の方の場合デメリットが発生するリスクがあります。一番のデメリットは、ブラックリストに載るリスクがあることです。戻ってきた過払い金が返済中の借金より少ない場合に、ブラックリストに載る可能性があります。なぜならば、結果的に借金減額の「任意整理」として扱われてしまうからです。

ブラックリストに載ると、住宅ローンやカーローンなどを組めなくなってしまいます。また、信用度からクレジットカードを作成することも難しいです。過払い金請求前には、必ずそういったリスクがあることを知っておきましょう。

次に、過払金請求に強い法律事務所の選び方について詳しく解説します。依頼する法律事務所によって、戻ってくる過払い金の金額は大きく異なります。自分に最適な法律事務所を見つけられるように、しっかりとチェックしてください。

過払い金請求に強い法律事務所の選び方の一つとして、過払い金請求の内容や料金の説明が丁寧な事務所かどうか確認してください。メリットだけでなく先ほど述べたリスク・デメリットの説明もしっかりと説明してくれる事務所が安心です。

詳細の説明をせずすぐに請求に取り掛かる不親切な事務所は、のちのち高額な費用を請求してきてトラブルになるケースがあります。リスクについて質問しても曖昧にする事務所の場合には、別の事務所がおすすめです。

前述の過払い金請求の説明が丁寧かどうかに加えて、その事務所の過払い金請求の実績もしっかりとチェックしておきましょう。実績が多いということは、過払い金請求に慣れているため貸金業者との交渉力がある可能性が高いです。少しでも多くの過払い金を取り戻すためには、いかに交渉力がある事務所かが重要なポイントになります。

依頼する法律事務所が過払い金請求を専門的に扱っているかも確認してください。司法書士や弁護士にはそれぞれ得意分野があります。多岐にわたる業務があるため、得意分野が離婚問題・事故問題・債権問題などさまざま。

ホームページのメインページが過払い金請求の内容であれば、専門的に扱っている可能性が高いです。過払い金請求が得意な法律事務所は、解決時間や交渉力に優れているのでおすすめ。貸金業者との交渉力の有無は、過払い金返還額に大きく関わってくるため重要なポイントなので必ずチェックしましょう。

口コミや評判の良さは、事務所を選ぶうえで判断材料のひとつになります。口コミや評判がいい場合には、過払い金請求の実績がある優良な事務所の可能性が高いです。

しかし口コミはあくまでも個人の評価なのでその点は参考までにし、実際自分が相談した際に丁寧に対応してくれるかもあわせて判断するようにしてください。口コミや評価は、事務所のホームページだったり法律事務所関係の口コミサイトなどでチェックすることが可能です。

法律事務所を選ぶ時には、そこが悪徳法律事務所でないか注意が必要です。悪徳法律事務所を見抜く方法や特徴についてまとめたので、ぜひ目を通してください。

悪徳法律事務所の特徴はたくさんありますが、ここでは3つの特徴について解説します。事前知識としてしっかりと目を通してください。

悪徳法律事務所の特徴として、戻ってきた過払い金の額をごまかすという悪質な手口があげられます。実際に貸金業者から取り戻した過払い金の金額を少なく依頼者に報告したり、他の借金と相殺したという嘘の報告をし過払い金を着服してしまうのです。

こういった被害にあわないためには、後ほど詳しく触れますが、必ず証拠となる資料を事務所に提示してもらい騙されないようにしてください。

基本的に労力をかけずに利益を得ることを優先させる悪徳法律事務所は、過払い金請求において即和解をすすめてくるケースが多くあります。過払い金請求をする場合には、事務所と貸金業者がいくらを返金額とするのか交渉することが大事なポイントですが、その部分を手抜きしてしまうのです。

例として、過払い金が100万円発生し貸金業者から40万円で和解を提案されたケースをあげます。悪徳業者の場合には手間のかかる交渉部分を省きすぐに和解に応じてしまうため、依頼者は60万も損をしてしまう結果に。

悪徳法律事務所は、手続きにかかる労力と報酬を天秤にかけることが多いです。そのため過払い金請求においても、事務所にとって都合が悪い業者は放置してしまうことがあり非常に悪質。

ここでは、A社(完済)とB社(返済中:残額20万円)の2社に過払い金請求をするケースで説明します。まずA社に過払い金請求をした結果、過払い金30万円戻ってきました。この場合本当であれば、A社の過払い金30万円をB社の借金残額20万円にあてて相殺し借金を0にし、差額の10万円は手にすることが可能です。しかし、悪徳法律事務所の場合では、事務所の報酬を優先しB社の借金を放置した上B社への過払い金請求も放置してしまうのです。

悪質な手を使って依頼者をだましている悪徳法律事務所にひっかからないために、必ず確認してほしいことがあります。それは実際に正しい手順を踏んで請求をおこなったかどうかの証拠として、「取引履歴・引き直し計算書、和解書」などの資料をきちんと提示してもらうことです。

もし資料を提示できないということであれば、悪質な法律事務所の可能性が高くなりますので司法書士会や弁護士会に取り急ぎ相談してください。また、貸金業者との和解が完了していない場合には、事務所を解任し他の事務所に依頼することももちろん可能です。

実際のイメージをつかんでもらうために、はたの法務事務所公式HPより実際にあった解決事例をご紹介します。具体的に依頼者がどういった状況で借金ができどのように解決したのかご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ここまで、山形で過払い金請求の特徴や法律事務所の選び方などについて詳しく説明しましたがいかがでしたか。依頼する法律事務所によって、実績や交渉に必要なノウハウの多さなどが異なるため、過払い金として戻ってくる金額もピンキリです。損をしないためにも自分にとって最適な法律事務所をしっかりと見極めて、過払い金請求を検討してくださいね。