ずっと元気でいてほしい愛猫のために大切なのは、健康的な日々の食事です。愛猫の健康を第一に考えるなら、年齢や体質、栄養価を考慮して安全なキャットフードを選びましょう。ちゃんと食べてもらうためには、好みに合わせた餌を選ぶのも重要です。

市販のキャットフードは、ドライフードやウェットタイプ・子猫用といった種類からロイヤルカナンやヒルズなど様々なブランドがあり、選ぶのも迷ってしまいますよね。実は、人間のパートナーとしての飼い猫の歴史は犬と同様に長く、食事についても長年研究されているからなんです。

そこで市販のキャットフードの選び方やおすすめ商品を、価格・原産国・原材料を基準に、避妊・去勢後用とおすすめのキャットフードランキングの2つの視点からご紹介します。本当にいいキャットフードもご紹介していますので、是非参考にしてみてください。

種類豊富なキャットフードの中から、購入しやすい市販されている商品を前提に、栄養価や安全性、コスパのよさにも注目した選び方を紹介します。

【目次】

• ①与える目的に合った種類で選ぶ
• ②水分量で選ぶ
• ③安全で健康的な餌を選ぶ
• ④体型・体質で選ぶ
• ⑤猫の成長に合わせて選ぶなら「年齢」をチェック
• ⑥健康維持を重視するなら「生活環境(ライフスタイル)」をチェック
• ⑦食いつきを良くするなら「美味しさ」を確認
• ⑧効果で選ぶ
• ⑨パッケージサイズで選ぶ
• ⑩生産国で選ぶ
• ⑪「メーカー・ブランド」で選ぶ

キャットフードは与える目的によって種類が分かれているので愛猫にあったものを選びましょう。主食となるのが総合栄養食、おやつとして与える間食、治療のための療法食です。

【目次】

• 健康な猫の主食には「総合栄養食」がおすすめ
• 健康面が気になる猫には「食事療法食」がおすすめ
• おやつには「気分転換・健康」を意識したものがおすすめ
• 嗜好品としてなら「マタタビ」がおすすめ
• 子猫や栄養状態が気になる猫には「ミルク」がおすすめ

健康状態のよい猫の主食には総合栄養食がおすすめです。猫に必要な栄養がすべて含まれており、フードと水のみで栄養バランスが計算された製品です。その基準はアメリカの団体AAFCOが提示する栄養基準に則りペットフード公正取引協議会が規定しました。

さまざまな試験をクリアして、基準に到達した商品にのみ総合栄養食と表示されています。そのため、日々与えるフードは総合栄養食のものを選ぶのがおすすめです。

療法食とは、猫の病気の治療のため、症状に合わせて栄養バランスや有効成分が調整されているキャットフードです。一般的なフードとは異なり、原則として動物病院で購入し、獣医師の指導の下に与えてください。

薬ではないため獣医師の診察を受けずともホームセンターやインターネットで購入できる商品もありますが、飼い主の独断で与えてしまうと愛猫の健康を損なう恐れがあります。必ず事前に獣医師の診断をうけ、どういったフードを与えるのか相談してから購入しましょう。

以下の記事では猫の腎臓療法食のおすすめをご紹介しています。愛猫が腎臓病と診断された方は参考にしてください。

歯の健康を意識したものや気分転換に向いたもの、美味しいものなどおやつも種類豊富です。おやつを与えすぎると主食を食べなくなったり、栄養が偏ったりカロリーの摂りすぎで肥満や疾患につながる可能性がありますので、与え過ぎないよう気をつけましょう。

マタタビは猫の嗜好品として有名で、与えると匂いを嗅いだり食べたりして気分が高揚する猫もいます。楽しそうにしている姿がとてもかわいいです。マタタビは脳の中枢神経を刺激して興奮させるので、健康状態のよい成猫だけに与えてください。

幼少期や疾患のある猫・シニア猫には向いていません。また、大量に摂取すると健康を害する危険性があるので、必ず少量ずつ与えてください。以下の記事ではマタタビのおすすめを紹介しています。

子猫用・成猫用、栄養状態に不安のある猫用など様々なミルクが売られています。見た目は全部同じように見えますが、配合されている栄養に違いがあるのでしっかり確認しましょう。人間用のものはおなかを壊してしまうので、必ず猫専用のものを与えてください。

また、粉ミルクと液体ミルクで栄養分は変わらないので、飼い主さんのライフスタイルに合った商品を選んでください。粉ミルクは保存性がよいのでたまの使用に向いています。液体ミルクは手軽ですが傷みやすいので早めに使い切ってください。

キャットフードは、含まれる水分量によって種類が分けられています。あまり水を飲まない猫にはウェットフードで水分を摂取させる方法がおすすめです。

【目次】

• コスパの高さならホームセンターでも手に入る「ドライフード」がおすすめ
• 子猫やシニア猫にはやわらかい「ウェットフード」がおすすめ
• 離乳食や介護食には「セミモイストフード」がおすすめ

ドライフードは、いわゆる「カリカリ」と呼ばれる、水分含有量が10％以下の最も一般的な商品で、歯や顎が健康な猫に向いています。特殊な機械で材料を攪拌し加熱した後、食べやすい大きさ・形に成形されたキャットフードです。

ドライフードの特徴は、コストパフォーマンスの高さと開封後の保存期間の長さです。噛み砕く力の弱い子猫やシニア猫に与える場合は、水やお湯でふやかしてやわらかくしてから与えてください。以下の記事では子猫の餌のおすすめをご紹介しています。

ウェットフードは、水分含有量75％程度の商品です。原料を細かくした後に増粘剤を加え、缶やパウチに小分けしてパッケージされています。子猫やシニア猫にも食べやすく、ドライフードよりも香りが強く食いつきが良くなるメリットもあります。

その一方で、ドライフードよりもコスパが悪く、保存期間が短いなどのデメリットも。また、口内に食べかすが残りやすく歯周病の原因になるので、食後に歯磨きをして、お口の健康を保ちましょう。

以下の記事では猫用ウェットフードのおすすめを紹介していますのでぜひご覧ください。

セミモイストフードは、水分25～35％が含まれているドライフードとウェットフードの中間の商品です。一般的に「半生フード」「ソフトドライフード」と呼ばれる場合もあります。ドライフードと同じ工程で作られていますが、加熱時間が短い半生状のフードです。

柔らかいお肉を小さく成形したような見た目で、触るととても柔らかく舌触りが良いです。匂いもしっかりしているので、食に興味を示さない猫にもおすすめ。

猫の健康維持には、安全な材料で作られた健康的な餌が大切です。本当にいいキャットフードを考えて、穀物不使用・人間が食べられる食品を使っている商品を紹介します。

【目次】

• 内臓負担の軽減に「穀物不使用(グレインフリー)」がおすすめ
• 添加物が気になる方には自然派フードがおすすめ
• 腎臓病対策には「塩分控えめ」のフードがおすすめ

穀物を含まない商品は猫の内蔵への負担が少なく、とても健康に良いキャットフードです。猫はもともと肉食動物のため、タンパク質が最も必要な栄養素で、トウモロコシや小麦などの炭水化物が多く使われているものは、猫の体に合わないと言われています。

低価格のキャットフードには、原料の安い穀物(炭水化物)を多く使用している商品もあります。愛猫の健康のために、穀物不使用(グレインフリー)を意識しましょう。以下の記事ではグレインフリーキャットフードのおすすめをご紹介しています。

自然派キャットフードは、食品添加物が使用されていない商品です。食品添加物とは商品を製造する際に食品を保存・加工する目的で使用されるもので、保存料や着色料、酸化防止剤などを指します。

食品添加物の全てが健康を害するものではありませんが、少しでも自然の状態に近いフードをお探しの方にはおすすめです。

ほとんどすべての猫にリスクのある腎臓病対策をするためにも、幼少期から塩分摂取量は気にかけてあげてください。きちんとしたキャットフードは塩分が控えてありますが、美味しさにも影響するのでメーカーによって塩分量は異なります。

猫の腎機能を長く健康に保つために、キャットフードの成分表を確認して塩分控えめフードを選んであげるようにしましょう。

食べ物の嗜好や体質によって、猫も体型は様々です。内臓の負担を考えると標準体型が望ましいので、猫の体型や避妊・去勢手術の有無に合わせてフードを選びましょう。

【目次】

• 肥満気味の猫には「低カロリー」のフードがおすすめ
• 小食な猫にはタンパク質多めの「プレミアムフード」がおすすめ
• 避妊・去勢をした猫には「避妊・去勢用キャットフード」がおすすめ

猫は、理想体重より15～20％以上重いと“肥満”と言われています。肥満は心臓の負担が増えたりや糖尿病・泌尿疾患になりやすいなど、健康的とは言えません。肥満気味の猫には、満腹感をサポートする低カロリータイプのキャットフードがおすすめです。

猫は、体重によって1日に必要な摂取カロリーが決まっています。商品のパッケージに書かれているカロリーを確認し、愛猫に合った分量のフードを与えましょう。

小食や偏食の猫にはタンパク質多めで少量でもカロリーを摂取できるプレミアムフードがおすすめです。特に、疾患のある猫やシニア猫は小食になりやすく栄養不足になる傾向があるため、是非食事に取り入れてください。

愛猫の体型は、首回りや助骨を触って確認できます。わからない場合は獣医師に見てもらってください。太りすぎも痩せすぎもよくないため、標準体型が最も健康的です。

避妊・去勢手術をした猫は、特定の病気にかかりにくくなり寿命が延びるメリットがありますが、同時にホルモンバランスの変化により食欲が増える傾向があります。太りやすくなってしまうため、手術後は避妊・去勢猫用のキャットフードがおすすめです。

食欲が増えてきたと感じたら「避妊・去勢用キャットフード」と表記されているフードを選んでください。以下の記事ではキャットフードのおすすめをご紹介しています。

猫の成長に伴い必要な栄養バランスは変わります。愛猫の年齢に応じた健康を考慮したキャットフードを選んでください。基本的に子猫・成長期・高齢（シニア）期に分けられます。獣医師の指示があれば指示通りのフードを与えてください。

愛猫の生活環境(ライフスタイル)に合ったフードを選んでください。室内で生活する猫には運動不足に配慮し消化率を高めるフード、小食な高齢猫などには少量でもカロリーが摂取できるフードなど、適したものを与えてあげると健康維持につながります。

キャットフードの安全性や栄養面はとても重要ですが、愛猫が美味しいと感じるフードも重視したいですよね。どんなに優れたフードでも、食べてくれなければ健康は維持できません。何種類か与えて猫の好みを把握しましょう。

新しいフードに変える場合は、まず少量パッケージの商品を購入して様子をみてください。試供品が用意されているメーカーもあります。

健康が一番ですが、体質や遺伝などにより特定の疾患に罹りやすい場合があります。愛猫の体調を管理するための様々な効果のあるフードを紹介します。

【目次】

• 尿管結石ができやすい猫には「下部尿路疾患予防」のフードがおすすめ
• 口臭が気になる猫には「デンタルケア」がおすすめ
• 毛球症には「毛玉ケア」がおすすめ

猫は、下部尿路疾患など泌尿器系の病気にかかりやすいです。尿管結石ができやすい体質の猫には下部尿路疾患予防フードがおすすめ。尿を弱酸性に保ち、尿路結石や突発性の膀胱炎を予防する効果が期待できます。

膀胱炎の原因は、尿管結石の他にもウイルス性やストレスを原因とする場合も。尿管結石とストレス性では予防に適したフードが異なります。必ず獣医師の指示に従い、愛猫に最適なフードを選んでください。

猫も歯垢を放置していると歯石として沈着します。歯周病になって歯が抜けたり痛みが出たりすると食事にも支障がでてきます。歯磨きでも予防できますが、キブルを噛み砕いたときに歯垢除去効果が期待できるデンタルケアフードもおすすめです。

猫がたまに吐き出すフェルト状の毛玉の正体は、毛づくろいの時に飲み込んでしまった自身の被毛です。飲み込んだ毛玉が上手く排出できず、胃や腸の中で大きな球状になってしまう症状を毛球症といいます。

長毛種や換毛期に多く、吐き出せないほど大きな毛玉になると手術で摘出します。そうならないためにも、愛猫に心当たりがある場合は毛玉ケアのフードを与えてください。消化管の運動を維持し、健康的な毛玉の排出をサポートしてくれます。

ドライフードは常温での長期保存に向いています。多くのメーカーでは開封後1ヶ月を目安に食べきるように推奨されています。消費量に合わせたサイズの商品を選んでください。

【目次】

• 開封後「1ヶ月以内」で食べきれるサイズがおすすめ
• フレッシュなものを選ぶなら「個包装」がおすすめ
• 安い価格で試すなら「少量パック」がおすすめ

多くのメーカーのドライフードは、開封後1ヶ月を目安に食べきるように推奨されています。成分変化や酸化が原因で体調を崩してしまう猫もいるためです。大容量のお得感は魅力的ですが、愛猫のためを考えてサイズを選んでください。

酸化しにくくするには、できるだけ空気に触れる面を減らすために空気を抜いてクリップなどで留めておくなどの工夫が必要です。密封できるコンテナを購入し、乾燥剤と一緒に保管する方法もあります。

新鮮なフードにしか興味をもたない猫には、個包装のフードがおすすめです。1日分(80g前後)を目安に個包装になっているので、毎日、新鮮で美味しい匂いのフードを与えてあげられます。成分変化や酸化の心配もなく、毎回新鮮なフードです。

好き嫌いの多い猫は、いつもと違うキャットフードに興味を示さない場合もあります。初めて購入する際は、少量パックで試してみるのもおすすめです。高い価格帯の商品も安い値段で気軽に試せるので、どうしても合わなかった際の無駄が少なく済みます。

国産メーカーだけでなく、海外メーカーのキャットフードにも良い商品がたくさんあります。それぞれの特徴を紹介します。

国産のキャットフードなら手軽に購入できます。店頭でも種類豊富に展開していて、通販だけのメーカーでも購入しやすいです。会社が日本国内にあるので、必要な時に問い合わせしやすいのも利点と言えます。

安全基準はそこまで厳しくないので、気になる方は原材料の産地や添加物についてはパッケージで確認してください。

ペットフード先進国のアメリカではAAFCOと呼ばれる政府認定の機関があったりと、欧米ではペットフードについて長く研究されていて、規制も厳しいのが特徴です。そのため、あらゆる猫の体調や体質に合わせたフードを展開しています。

猫の品種に合わせたフードもありますので、該当する場合はおすすめです。

キャットフードは多数ありますが、原材料や製法に信頼のおける生産者のものを選びましょう。ここでは評価の高い有名メーカー・ブランドをいくつかご紹介します。

【目次】

• 年齢や体調に合わせて選ぶなら種類が豊富な「ロイヤルカナン」がおすすめ
• 安全で信頼性の高いフードで選ぶなら「ヒルズ」がおすすめ
• 原材料にこだわるなら「ピュリナワン」がおすすめ
• 厳しい検査基準で安定した品質のものなら「ニュートロ」がおすすめ

ロイヤルカナンは1968年に生まれたフランスのペットフードブランドです。50年以上栄養学に基づいた品質にこだわり続けています。フードの種類も多く、猫種や年齢だけではなく、さまざまな猫に合わせたキャットフードが選べるのが特徴です。

インドアで生活している猫専用もの、香りや食感にこだわる猫用など選択肢がたくさんあります。また、腎臓病や糖尿病など動物病院で処方される療法食の種類が豊富なのも特徴です。

1939年にアメリカで創業したヒルズは、獣医師・栄養学博士・食品科学の専門家たちが研究を続け、栄養と味覚が調和した安全なペットフードを作り続けている会社です。科学的根拠に基づいた臨床栄養学を応用しています。

厳格な製品検査を行い、各原材料の品質や生産プロセスも確認するなど品質へのこだわりも高いです。栄養学に基づいた高品質のキャットフードを探している方におすすめします。

ネスレが展開するペットフードブランドがピュリナワンです。主原料に動物性たんぱく質である厳選された肉や魚を使用しており、高い栄養価だと優れた消化吸収性を備えています。美味しさにも定評があり、猫の食いつきがいいと評判です。

子猫からシニア猫まで成長段階に応じたラインナップに加え、避妊・去勢後や毛玉など機能性にこだわったフードを選べます。

アメリカの大手ブランドであるニュートロは、猫のライフスタイルに合った、素材や栄養バランスにこだわったフードが多く販売しています。自社工場で生産され、独自の検査基準で原料の品質を高める厳格な検査を行っています。

健康に問題はないのにフードに飽きて食べなくなってしまった時の対処法を紹介します。まったく食べずに元気がない場合は必ず獣医師に診てもらってください。

【目次】

• 温めて香りを出して食欲をそそる
• キャットフードを変える
• 粗悪品でなくグレードの高いキャットフードを与える
• 鰹節をふりかける

今のフードに飽きているようであれば、まずは温めてみてください。香りが強くなるので、食欲をそそるので食べてくれることがあります。ドライフードはお湯をかけてふやかすと柔らかくなるので食べやすくなるのでおすすめです。

ウェットフードの場合は電子レンジか湯せんで温めます。どの場合も熱すぎるとやけどの恐れがありますので、人肌程度の温度になったことを確認してから与えるようにしましょう。

毎日同じ味のキャットフードに飽きてしまうことがあります。その場合は、思い切って別のフードに変えるのがおすすめです。一気に変えるのではなく、少しずつ混ぜる量を増やしながら1週間を目安に変えていきます。

以下でご紹介している食いつきが良いキャットフードランキングなども、是非参考にしてみてください。

もしも安価な粗悪品のキャットフードを与えている場合は、グレードを上げて本当に良いキャットフードを与えてください。安価なフードは穀物などの炭水化物の割合が多い傾向があり、味や匂いが好みではない可能性も考えられます。

逆に、高級キャットフードより安価なキャットフードを好む猫もいます。愛猫の様子を伺いながら、好みのフードを探してあげてください。

鰹節は味もよく香りもしっかり立つので、猫の食いつきのよい代表的な食べ物です。ドライ・ウェット共に少量をふりかけてあげます。ただし、人間用の鰹節は塩分が多いので猫用のものを使いましょう。過剰な摂取は尿路結石や腎臓への負担になる可能性があります。

他にも、猫の好きなペースト状のおやつやスープをかけてあげる方法もあります。どちらもフードへの誘引に使う方法です。

安さが魅力の激安キャットフードを与え続けるのは、あまりおすすめできません。人間が食べられない部位を加工して作られる原材料やクズ肉など、質の悪い原材料を使用しているものは猫の身体に悪影響を及ぼす恐れがあります。

また、危険とされるBHA・BHT・エトキシンなど、日本の法律では一定の基準以上は添加できないものなどがあります。猫のアレルギー症状や栄養不足などの原因になってしまいかねないため、安いキャットフードは買わないほうがいいと言えます。

愛猫が健康に長生きしてくれるためにも、今回ご紹介した高品質なキャットフードのランキングをチェックして本当にいいキャットフードを与えてあげるようにしましょう。

慣れない餌にいきなり変えてしまうと、下痢や消化不良を起こしてしまう場合があります。いきなり変えるのではなく、フードの成分を徐々に身体に慣らしていくのが大切です。低カロリーから高カロリーフードに変更する場合は気にかけてください。

いつものフードに新しいフードを混ぜていき、1日目では25%、3日目で50%、7日目で100%となるよう1週間を目安に徐々に変更します。

犬と猫を一緒に飼っている方も多いですが、フードはそれぞれに合ったものを与えなくてはいけません。ドックフード・キャットフードはそれぞれに合わせた栄養バランスになっており、違う動物が食べると栄養が足りなかったり、過剰になったりします。

キャットフードはドックフードに比べて風味が強い場合が多く、犬が興味を持って食べてしまうかもしれません。食べる量が少なかったり、1回だけ食べるのはさほど影響はありませんが、日常的に食べさせるのは健康へのリスクがあります。

猫はアミノ酸やタウリンなどのたんぱく質やビタミンAを体内で生成できないため、フードから摂取しなければ栄養素が不足する恐れがあります。酷い場合にはタウリン欠乏症となり失明してしまう場合もあるので気をつけましょう。

キャットフードは、猫の身体をつくる大切な栄養です。大切な愛猫だからこそ、高品質で体質や体調に適したフードを美味しく食べてもらいたいところ。日々の健康を維持するのにぴったりなフードを、是非見つけてくださいね。