日本では「ナツメヤシ」と呼ばれるデーツですが、食べた経験がない方も多くいらっしゃると思います。実は、ドバイをはじめとするアラビア半島では、非常にメジャーな食べ物なんです。日本でもアイハーブなどで気軽に手に入れられます。

またデーツは、ドライフルーツの中でも特に甘みが強いフルーツで、ダイエット中のおやつとしてつまむのにおすすめです。そのほかにも、砂糖の代わりに料理やお菓子に使用すると、ヘルシーに食事を楽しめます。

そこで今回は、デーツの選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングは、産地・味わい・容量・品種などを基準に作成しました。安全性の高いもの、無添加品種やどこのものが美味しい種類かを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「スーパーフルーツ」と呼ばれるデーツは、一粒で多くの栄養素を摂取できると注目されています。健康に気を遣っている方や、ダイエットにデーツを取り入れたい方に、ぜひ取り入れていただきたい食べ物です。

たとえば貧血対策に役立つ鉄分やカリウム、腸内環境を整える食物繊維は100g/7.0gと、デーツ3粒でバナナ1本分に相当する量を摂取できる食品です。見た目の似ているプルーンと栄養素の量を比較してみると、デーツの方がほとんどの栄養成分が多くなっています。

ただ1粒あたりのカロリーもデーツの方が大きいので、食べ過ぎには注意してください。

多くの栄養が豊富なデーツですが、種類によって味や形もさまざまです。好みの味や食べたいシーンによって、自分に合った商品を探してみてください。

デーツは産地によって、大きさ・味・食感・合う食材などが違うフルーツです。自分がいつ、どんなときに食べたいのかによって、産地を選ぶようにしてください。

イランを中心とした中近東諸国で栽培されているイランの「サイヤー産」は、まるで黒糖のようなまろやかな甘みが楽しめるデーツです。単体で食べるには少し甘すぎると感じる方もいるかもしれないので、コーヒーや紅茶のお供におすすめします。

また外側の皮はしっかりとしていますが、その中はしっとりとした食感で、羊羹に似ています。日本でも手に入れやすい品種ですので、大容量のものを探している方や、毎日デーツを食べたいと考えている方におすすめです。

アメリカで栽培されている「マジョール産」は、他の品種より1つ1つが大きく、種付きになっているデーツです。比較的水分量が多く、クセになるようなねっとりとした食感を楽しめ、濃厚な甘みが特徴的で、1粒の満足感が大きい品種になっています。

甘みが強いので、クッキーなどのお菓子やパンを作る際に生地に練り込むと、砂糖を使用するよりも奥深い味わいになります。かなり甘いのでナッツやクラッカーなどの塩気のある食材と合わせるとさらに美味しいです。

アメリカで栽培されている「リグレット・ノア種」は、ほかの品集よりも比較的甘みが控えめなデーツです。水分量も少なめで食べやすいため、単体でもパクパク食べれます。おやつとして食べるのに最適です。

またこの品種は種がないので、食べる際の手間が少ないです。ドライな手触りですので、手がベタベタになりにくいのも嬉しいポイントになります。お酒のおつまみとして食べるのにも最適な品種で、安いものも中には多いです。

「ピアロム種」は、約400種類あるデーツの中でも最高品質と呼ばれている品種です。イランのハジアバード地区でしか栽培されていないため、希少性が高くなっています。マジョール種はデーツの王様と呼ばれていますが、ピアロム種はデーツの女王といえる品種です。

後味の残らないすっきりとした甘みが特徴的で、味とともに香りも楽しめる上品な味わいです。一般的なデーツは甘さをダイレクトに味わえるドライフルーツですが、それが苦手な方におすすめします。

日本ではそこまで普及していないデーツですが、ドバイをはじめとするアラブの人々にとってはソウルフードです。どこのスーパーに行っても販売されているほどですが、中には1粒500円するような高級デーツもあります。

デーツの味わいはよく「干し柿のような甘さ」と表現されますが、ドバイのデーツはより黒糖のような濃厚な甘さが特徴的で、現地の方々はお砂糖の代わりに使用して、よりオーガニックな料理を作っています。

ドライフルーツとして有名なデーツですが、いろいろな状態で販売されています。自分が食べたいシチュエーションに合った商品タイプのデーツを選んでください。

粒タイプで販売されているデーツは、味に加えて食感も楽しめます。無添加なものも多く、安全性を気にせずオーガニックなお菓子として食べられるタイプですので、ヘルシーにティータイムを楽しみたい方におすすめです。

また、デーツはドライフルーツの中でも比較的ねっとりとした食感が特徴的です。甘みは強いですが、その分満足感があります。1粒11〜20カロリーほどのフルーツですので、ダイエットにもおすすめです。

ペーストタイプは、皮や実をそのままペーストにした状態で販売されている商品です。そのため、お菓子やパンを作る際に使用したり、パンやクラッカーにジャムのようにそのまま乗せて食べるのもおすすめします。

クッキー生地やパウンドケーキ、パン生地などに砂糖がわりに練り込むと、砂糖を使用した時よりも風味がアップします。しかしカロリーは抑えられるので、ダイエット中だけどお菓子を食べたい方におすすめです。

デーツのシロップタイプは、その特徴的な甘さから黒蜜によく似た仕上がりになっています。液体になっているため、デーツならではの強い甘みやコクをダイレクトに味わえるタイプです。

そのままシロップを味わいたい方には、ヨーグルトやバニラアイスの上にかける食べ方がおすすめです。またパンケーキシロップの代わりに使用すると、ワンランク上のデザートにグレードアップします。

デーツを購入するときは、自分がいつ・どれくらい食べるのかも考えるようにしてください。毎日つまみたい方や、ダイエットとして継続して食べたい方は、大容量タイプの商品がおすすめです。

たまにお菓子をつくる程度の方や、デーツがどんな味なのか試してみたい方は、少量のタイプがおすすめです。せっかく大容量のものを買っても、食べきれずに廃棄してしまうと無駄になってしまいます。

デーツには大きく分けて、ドライ・セミドライ・ウェットタイプの3種類があります。ドライタイプのものが比較的多いので、そのほかの種類を見つけたら試してみてください。水分量の少ないドライタイプは、デーツならではの強い甘みをしっかりと味わえます。

逆にウェットチプは甘さがすっきりしていて、しっとりとした食感が特徴的です。甘みが苦手な方は、水分量の多いタイプを選んでください。ただ、水分量が多ければ多いほど、品質の劣化が早い傾向があります。

自分にあった量・タイプのものを選ぶようにしてください。以下の記事では、さまざまなドライフルーツの人気おすすめランキングをご紹介しています。こちらも併せてご覧ください。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

デーツはそのまま食べる以外にもさまざまな食べ方があります。ここではいくつかのアレンジレシピを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

デーツはパウンドケーキ入れると、食感を楽しめるだけでなくちょうどいい甘さをプラスしてくれます。パウンドケーキの生地は普通のものと変わりなく、バターと砂糖を混ぜたものに、卵を加え、薄力粉・ベーキングパウダー・アーモンドパウダーを混ぜてください。

その後、デーツを加え、型に流し込みオーブンで様子を見ながら焼いてください。デーツのほかにナッツ類を入れても美味しくできます。ぜひ試してみてください。

デーツはそのまま食べても美味しく食べられますが、ヨーグルトに入れるのもおすすめです。トッピングするだけなので、料理が苦手な方でも挑戦できます。朝食やおやつにぜひ取り入れてみてください。

エナジーボールはトリュフのような形をしたスイーツで、砂糖を使用しないで作れます。耐熱容器に入れたデーツを電子レンジで温め、柔らかくし、ナッツやココアパウダーを加えこねるだけで完成です。簡単なので、ぜひ参考にしてください。

カナッペはおつまみにぴったりなアレンジレシピです。食べやすい大きさにカットしたパンやクラッカーにチーズなどを塗る食べ物ですが、この土台の部分をデーツに変えても美味しく食べられます。できるだけ大きめのデーツを使うのがポイントです。

おしゃれなおつまみを作りたいときにぴったりのレシピです。

デーツはスムージーに甘みをプラスしたいときにも使用できます。特にデーツ・バナナ・ヨーグルト・くるみのスムージーがおすすめです。くるみやデーツをより細かく砕くと飲みやすいので、ぜひ試してみてください。

下記サイトでは、デーツを使ったレシピを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

ここまでデーツの人気おすすめランキング10選やおすすめの食べ方をご紹介しました。デーツは栄養価が高く、その味わいからダイエット・優雅なティータイムにもおすすめできます。いろんな食べ方を楽しんでみてください。