「ドライフルーツ」には、鉄分や食物繊維などの栄養素が多く含まれており、生活習慣業や貧血などの体の異常の予防にも効果のあるとても優秀な食材です。健康だけではなく、美容にも効果的でアンチエイジングや美白のためにドライフルーツを食べる方もいます。

ドライフルーツとはいちじくやりんごなどの果物を乾燥させたもので、見た目は実の水分が飛びしわしわな皮だけが残った状態になります。実は、ドライフルーツにすることで、普通に食べるよりも栄養価がアップするものもあるんです。

そこで、今回はドライフルーツの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは栄養素・添加物不使用・砂糖不使用などを基準に作成しました。購入を迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ドライフルーツの選び方について、栄養素・オーガニック・無添加・砂糖使用の有無の3つの観点から解説します。

ドライフルーツに多く含まれている「栄養素」の中でも、抑えておきたいものをご紹介します。

ポリフェノールはほとんどの植物に存在し、レーズンやベリー系の果物に多く含まれています。サプリなどでよく見かける「アントシアニン」もポリフェノールの一つの種類です。ポリフェノールは、体内で不要なものを無害なものに変えてくれます。

また、生活習慣病を予防する効果もあります。眼精疲労やアンチエイジングなどにも効果があるポリフェノールですが、水に溶けやすいので効果が持続しないです。ポリフェノールはワインやチョコレートにも含まれています。

ただ、これらの大量摂取はあまり健康的ではありません。レーズンやクランベリーなど小さいドライフルーツをこまめに摂取するのがおすすめです。

「食物繊維」は整腸効果があり、便秘によいとされていますが、便秘だけではなく腸内環境が整うと、栄養素の吸収率がアップしたりと健康にも関係します。また、便秘が改善されると、心筋梗塞や糖尿病・肥満などの生活習慣病の予防も可能です。

食物繊維は、バナナやプルーン・イチジク・あんず・りんご・デーツなどに多く含まれています。特に水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が含んでいるドライデーツはおすすめです。食物繊維は、毎日欠かさずに摂取しましょう。

食事だけでは摂取しにくい部分を果物でカバーしましょう。

貧血のときや特に女性に必要とされている「鉄分」は、血液の中のヘモグロビンを作るために必要となります。ヘモグロビンは、鉄分とタンパク質で構成されている成分なので、鉄分だけでなくタンパク質も一緒に摂取したいです。

自覚せずに隠れ貧血になっている方や、疲れやすかったりする方も、鉄不足が原因である場合もあるので、適度に摂取するようにしましょう。鉄分は、プルーンやレーズンなどに多く含まれておりますが、これらが苦手な方もいます。

その場合は、干し柿に似たドライデーツなどにも含まれているので試してみてください。

「ミネラル」は五大栄養素の1つでもあり、人間の体に必要な栄養で、ナトリウムやリン・カリウム・マグネシウムなどをまとめてミネラルと呼びますので覚えておきましょう。筋肉や骨の元となる組織を構成するカルシウムなども含まれます。

ほかにも体の調子を整えてくれる役割を果たします。ミネラルは、バナナやパイナップル・いちじく・なつめなどの果物に多いです。人間にとって必要な栄養素なので、手軽に摂取できるサプリやドライフルーツは強い味方になります。

ミネラルは汗と一緒に体から出て行ってしまう場合も多いです。ミネラルが不足してしまうと熱中症の原因にもなるので、夏場やスポーツをしている方は意識的にミネラルを摂取するようにしましょう。

疲れていてリフレッシュしたいときはクエン酸を摂りましょう。レモンや梅・パイナップル・りんごなどがおすすめです。また、これらにはビタミンCも含まれています。ストレス軽減のためにもおすすめです。

カロテンが豊富なフルーツは免疫力を高めてくれます。風邪や病気に負けない体をつくるために大切です。カロテンが多く含まれているフルーツは、マンゴー・あんず・プレーン・バナナなどになります。

オーガニックの果物や無添加物で作られているドライフルーツについて解説します。ぜひご覧ください。

「オーガニック」といわれると、農薬・人工肥料が使われていないものだと考えてしまいます。ただ、オーガニックと書かれていればなんでもいいわけではなく、「有機JAS認定」表示があるものをできるだけ選ぶようにしましょう。

「有機JAS認定」とは、有機JASといった専門機関の基準をクリアした食品にのみ表記できます。このマークは国によって異なるので、海外産の食品の場合、各国での公式機関の認定マークの有無を確認してみましょう。

お子様に食べさせるものはできるだけオーガニックを選びたい方もいますので、「有機JAS認定」を参考にしてみてください。以下の記事では、オーガニックドライフルーツの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

まず、「オーガニック」と「無添加」が混乱している方もいるかもしれません。オーガニックと無添加とは別の意味で、無添加は、保存料・酸化防止剤・漂白剤などの添加物が入っていないものを指します。

また、オーガニックのものには添加物はついていない、と考えられやすいですが、意外とオーガニック食品にも添加物が入っている場合があるので、一度確認をするようにしましょう。

加工の際に添加物が入っていたりするケースも多いです。食品の見た目や酸化を止めるために使われる添加物ですが、健康志向が強い方はオーガニックで作られた無添加の食品を選ぶようにしましょう。

砂糖が使用されているかどうかは果物を干す際の製法によって異なる場合が多いです。砂糖使用の有無に関する製法について解説します。

天日干し製法は、太陽や自然の湿度の低下を利用して乾燥させる方法です。砂糖を使用せずに乾燥させるので、ダイエット中の方や糖分が気になる方は天日干しされたドライフルーツを選ぶようにしましょう。

天日干し製法は、水分を一気に蒸発させるので、甘さやうまみがぎゅっと閉じ込められます。気温や天候によって左右されてしまうので、手間がかかったり、品質を保つのが難しい製法です。

ただ、この天日干しは日光で乾燥させるだけなので、おうちでも簡単にドライフルーツを作れます。

砂糖漬けしたあとに乾燥させる方法で、砂糖漬け製法で作られたドライフルーツは甘みが強く、お菓子作りなどにも適しています。砂糖漬けすることによって、果物が硬くなりにくかったり、食感がよりやわらかくなったりするのも特徴です。

勉強や運動で疲れたときに糖分を摂取したい方は、程よい量の砂糖が使用されたフルーツを選びましょう。ただ、果物にはもともと自然の甘さがあるので、砂糖不使用のドライフルーツでも十分甘さを感じるものもたくさんあります。

糖分の取りすぎにならないように、砂糖の使用量は確認しましょう。

やはり人気があるものは安心感があります。また、身近なお店で買えたら便利です。こちらを参考にして購入してみましょう。

「多々楽達屋」は岐阜県に本社があるドライフルーツやナッツの専門店です。ひとつひとつ手作りで丁寧に作られています。ドライフルーツの種類も豊富です。全国の百貨店に店舗を構えていて、オンラインショップもあります。

「小島屋」は東京の上野アメ横に店舗を構える、老舗のドライフルーツやナッツの専門店です。ドライフルーツの種類は豊富ですし、オリジナル商品も販売しています。また、通販が充実しているのも嬉しいポイントになります。

公式サイトでは、ダイエットしたい方、料理に使いたい方など目的別にドライフルーツを探せます。おすすめが紹介されていますので、ぜひ見てみてください。

「山下屋荘介」は南信州市田柿専門店で干し柿のイメージが強いですが、そのほかにもドライフルーツを販売しています。見た目も美しく、セットで売られているものもあり、ギフトにもおすすめです。

ショッピングモールによく入っていて、行きやすい「KALDI（カルディ）」です。国産や外国産、ミックスタイプのものまで、さまざまな種類のドライフルーツを販売しています。お買い物のときに立ち寄ってみましょう。

ショッピングモールなどでもよく見かける「無印良品」は、見た目をきれいに整えるための漂白剤や着色料を使わずに作っているというのが嬉しいです。お子さんでも安心して食べられます。そして、通販も行っていますのでネットでもぜひ購入してみてください。

コンビニエンスストアやスーパーマーケットでもドライフルーツが販売されています。ジップロックが付いているものが多く、持ち運びに便利です。レーズンやプルーン・マンゴー・パイナップル・レモン・トマトなど種類も豊富に取り揃えています。

外国産のものより国産の方が安心できる方は多いです。国産のものが必ずしも安全とは言えませんが、農薬などの点では国産のものをおすすめします。国産も外国産もきちんと検品されているかどうかが大切です。

安全なものが多いですが、心配な方は商品の説明をよく読んでから購入しましょう。

迷って選べない方やさまざまなドライフルーツを食べたい方には、ミックスタイプを購入しましょう。多くの栄養素を摂れて、飽きずに食べられます。ヨーグルトにいれたり、パンやケーキにいれたりとアレンジも楽しみやすいです。

最初はミックスタイプを購入して、特に好きなドライフルーツを見つけるのもおすすめです。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

以下の記事では、ドライフルーツメーカーの人気おすすめランキングをご紹介しています。自作にも興味がわいた方は、ぜひご覧ください。

ドライフルーツを食べるメリットを解説します。美味しさ以外にもさまざまな利点がありますので、チェックしてみましょう。

果物を乾燥させて作るドライフルーツは水分が少ない分、軽く持ち運びがしやすいのが魅力になります。ドライフルーツは保存期間が長いものも多いので、ネットで大容量のドライフルーツを買い、ジップロックなどでこまめに持ち運べばコスパもいいです。

チョコレートやスナックなどのお菓子に比べても、ドライフルーツは栄養面やカロリー面で健康的なおやつなので、ダイエットしたい方や仕事の合間での気分転換にも最適です。お子様でも安心して食べられるものもあります。

子どもの健康を気にしたい主婦の方にとっても使い勝手の良い食品です。小分けになっているドライフルーツを選べばより簡単に持ち運びができます。

果物には、血液を作るための鉄分や整腸作用のある食物繊維などの栄養が含まれているものが多いです。また、果物を乾燥させることによって栄養価が倍以上に増えるものもあります。

キウイ・デ―ツ・イチジク・バナナなどの果物には食物繊維がたくさん含まれているので、便秘が気になる方はこれらのドライフルーツがおすすめです。貧血が気になる方は、鉄分を多く含んだレーズンやプルーンを食べてみましょう。

貧血持ちの方だけではなく、月経中の女性も持ち運びやすく食べやすいドライフルーツは強い味方です。

ドライフルーツが持っている抗酸化作用は、肌の老化防止や血行促進に効果があり、シミやしわが気になる方や、冷え性の方とっては大きな魅力です。特にビタミンEを多く含んだ「なつめ」は、肌の老化防止の味方になってくれます。

ビタミンAが多く含まれている果物には美白効果があり、老化以外の肌トラブルも抑制してくれます。ビタミンAはマンゴーやプルーン・アプリコットなどに多く含まれているので、美白を手に入れたい方は、これらの果物をチェックしてみてください。

次に、ドライフルーツはどのように食べる方法があるのかについてご紹介します。こちらを参考にさまざまな食べ方をしてみてください。

ドライフルーツは普通の果物を乾燥させたものなので、もちろんそのまま食べられます。出先に持ち運び手軽に食べられるので、小腹がすいたときなどのために1つストックしておいてもいいです。

普通の果物と違い、ドライフルーツは食感が少し硬くなる場合もありますが、噛み応えがあり、おなかにたまるのでダイエットなどにもおすすめの食品となっています。そのまま食べる場合は少し甘いものの方が食べやすいです。

マンゴーやバナナなどの砂糖不使用でも甘さを感じるドライフルーツを選んでみても良いです。

パンケーキやスコーン・パンなどを作る際の材料の1つとしても、ドライフルーツは大活躍します。食感や味に一工夫したいときや、見栄えを整えたいときなどにも使えて便利です。ほかにも、ヨーグルトやシリアルと一緒に食べてみましょう。

また、チョコレートなどでコーティングすればちょっと贅沢なチョコレートスイーツを簡単に作れます。ダイエット中の方は、オートミールと合わせて食べるのもおすすめです。

以下の記事では、無糖ヨーグルトの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

ドライフルーツは栄養価も高く健康や美容面でも魅力的な食品ですが、気を付けるべきポイントもあります。注意点2つを解説します。

ドライフルーツは意外とカロリーが高いです。栄養価が高く、コンビニなどで売っている市販のお菓子類に比べてダイエット効果もありますが、ドライフルーツの良いところだけを信じて食べすぎてしまうと、減量に失敗してしまう場合もあります。

低カロリーのリンゴやイチゴ・オレンジなどの果物を選んだり、ドライフルーツとして食べ応えのあるマンゴーやいちじくなど食べる量を抑えられるものを選びましょう。ドライフルーツは、小腹がすいたときに1口2口食べる程度に抑えてみてください。

毎日の食事の中で取り切れない栄養を摂る食材として摂取しましょう。

ドライフルーツは、素材の味を楽しめるものから、砂糖や添加物をたくさん使用して加工されたものまでたくさんあります。せっかく栄養価も高く、ダイエット効果や健康促進にも活躍するのに、大量の砂糖や添加物摂取にもつながってしまってはもったいないです。

砂糖不使用・無添加のものでも十分甘さを感じられるドライフルーツもたくさんあります。特にお子様に食べさせる方やダイエット中の方は、砂糖や添加物の有無を確認してから購入するようにしましょう。

マンゴーやアプリコット・デーツなどのドライフルーツは砂糖不使用でも甘さを感じられるので、是非試してみてください。

ケーキなどにドライフルーツを使うと、味だけでなく見た目も華やかになるのが嬉しいです。今回はレシピをご紹介します。1つ目は「焼かなくてできる生チョコケーキ」です。タルト部分に砕いたビスケットを使うので、冷やすだけでとても簡単に作れます。

ミルクチョコレートを溶かし、生クリームをいれて混ぜたものをビスケットが敷いてある型に流し込みます。そこにドライフルーツをいれ冷やし固めたら完成です。2つ目は「パウンドケーキ」です。普通のパウンドケーキと作り方はほぼ同じになります。

混ぜる過程でお好きなドライフルーツをいれます。ダマがなくなるまで混ぜたら、型に流し込み生地の空気を抜きましょう。180℃のオーブンで40分ほど焼き、竹串をさしても生地が付いてこなければ完成です。ぜひ、おうち時間に作ってみてください。

カテゴリ別におすすめのドライフルーツをご紹介いたしました。ドライフルーツはそのままでも、何かに混ぜても、水でふかして戻してもおいしく食べられます。これを機会にドライフルーツのおやつ生活をはじめてみてください。