オーバーフロー水槽のおすすめ人気ランキング10選【メリットやデメリットも】
2022/10/10 更新
アクアリウムを楽しみたい方にとって、ろ過機能に優れたオーバーフロー水槽は憧れの存在です。気軽に楽しめる小型のオーバーフロー水槽や話題のアクアポニックスの選び方やおすすめ人気商品をランキング形式でまとめました。自作したい方、仕組みを知りたい初心者も必読です!
目次
オーバーフロー水槽は癒しをくれるインテリアとしておすすめ
オーバーフロー水槽は、水槽の下部分にろ過装置を設置し、水を循環させている水槽のことです。大型の海水魚や熱帯魚を飼育する方に特に人気で、おしゃれな見た目はインテリアとしても注目されています。
「アクアリウムを始めてみたいけれど、オーバーフロー水槽は本格的で上級者向けなのではないか…」と思っている方も少なくありません。しかし、実は最近のオーバーフロー水槽はマンションの部屋にも置ける小型モデルも登場し、より身近な存在になっているんです。
そこで今回は、オーバーフロー水槽の選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングはサイズ・機能性・セット内容を基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
オーバーフロー水槽の基礎知識
アクアリウム初心者の中には、「そもそもオーバーフロー水槽って何?」と疑問に思われている方もいると思います。オーバーフロー水槽の基礎知識についてご説明します。
オーバーフロー水槽の仕組みは?
魚を飼育する際に最も大切なことのひとつは、水を清潔に保つことです。水をきれいにするために、水槽のろ過装置が大きな役割を果たしてくれます。
オーバーフロー水槽の仕組みは、このろ過装置(サンプ)が水槽の下部分に設置されており、サンプで浄化された水をポンプで水槽に循環させていく水槽のことを指します。
オーバーフロー水槽は水のろ過機能に優れているだけでなく、大型魚や海水魚に向いていることから見た目が壮観なことでも知られ、インテリアとしても人気を高めています。
オーバーフロー水槽のメリット・デメリット
オーバーフロー水槽のメリットは、水の浄化機能が優れているので珊瑚や海水魚、大型魚を飼育しやすい点です。サンプが大きければろ材をたくさん入れることができるので、水量の上限がかなり大きくなります。また見映えがいいのでインテリアとしても人気です。
一方で、デメリットとしては水草を育てにくいという点が挙げられます。サンプに水が落ちていく際に二酸化炭素が抜けてしまうためです。水草を育てたいという方は要注意です。
また、もう一つのデメリットとしては水の落ちる音がうるさいという点が挙げられます。オーバーフロー水槽は構造上、水槽内の水がサンプに落ちる音が出るのです。気になる方は、雑音を抑える工夫が凝らされている商品を選ぶことをおすすめします。
オーバーフロー水槽の選び方
一言に「オーバーフロー水槽」といっても、サイズや機能性、セット内容などによって実に様々な種類が販売されています。ここからは商品を選ぶ際の基準を見ていきましょう。
サイズ・水量で選ぶ
かつては、オーバーフロー水槽といえば病院や飲食店で見る水槽のような大型のものが主流でしたが、最近は小さな部屋にも置くことができる小型モデルも登場しています。
見映えを重視する方には「大型」のオーバーフロー水槽がおすすめ
大型水槽のメリットは、何といっても見ごたえがあることです。会社のロビーや飲食店などに設置する場合は、大型のオーバーフロー水槽をおすすめします。大量の小魚の群れと貫禄のある大型魚が悠々と泳いでいる光景は圧巻です。
また、大型のオーバーフロー水槽だと水量も多くなり、水質の変化が少なくなるため、掃除の手間が省けることもメリットです。
おうちに置きたい方には「小型・中型」のオーバーフロー水槽がおすすめ
マンションのお部屋や玄関などでアクアリウムを楽しみたい方には、小型~中型のオーバーフロー水槽がおすすめです。最近はセット内容が充実していたり、デザインにこだわった小型水槽も増えているので、初心者も安心して選ぶことができます。
ただ、水量が少なくなるほど水質変化に反応しやすい魚は生きづらくなるので、メンテナンスはマメに行うようにしましょう。初心者には水量の調整がしやすい60cmサイズの中型のオーバーフロー水槽を強くおすすめします。
シリーズ・ブランドで選ぶ
ネット通販で購入できるオーバーフロー水槽の商品で代表的なものは、チャーム・オルカ・リーファー・アールズアクアなどです。
デザイン性重視なら「オルカ」がおすすめ
オルカのオーバーフロー水槽は、アクアリウム鑑賞に適したデザイン性にこだわっています。また、組み立てが簡単であることも大きな魅力です。
コスパ重視なら「アールズアクア」がおすすめ
アールズアクアの特徴は、低価格なのに本格的という点です。初心者が始めて水槽を買う際に強くおすすめできます。
「静音性・機能性」に優れたものがおすすめ
オーバーフロー水槽を寝室に置いて癒されながら眠りたい方も少なくありません。そうした場合は、静音性に優れたオーバーフロー水槽を選ぶことをおすすめします。
オーバーフロー水槽は、機能上どうしても水が落ちる音がでてしまいます。水の落下音を少しでも抑える工夫が凝らされているか、よくチェックしましょう。
魚に合わせるなら「何を飼いたいか」をチェックしよう
オーバーフロー水槽を選ぶには、魚の種類によって向き・不向きがあるのです。大型魚や大量の小魚、水を汚しやすい海水魚などは、水槽内の水質を大きく変化させてしまいます。そうした魚を飼育する場合は、ろ過機能に優れたオーバーフロー水槽が非常におすすめです。
一方、オーバーフロー水槽には底に小さな穴があるので、小さなエビや小型魚が落ちてしまう恐れがあります。そうした魚を飼育する場合は、穴の大きさをよくチェックしたり、自分で底部分に網を張るなど、対策を講じましょう。
見た目重視なら「デザイン性」を確認しよう
オーバーフロー水槽を置く場所や、インテリア性にもこだわって商品を選びましょう。例えば、床に直接置くのではなく机の上などに設置したい場合は、幅45cmほどの卓上水槽をおすすめします。
また、全面ガラスタイプのオーバーフロー水槽であれば360°どこからでも魚を眺めることができます。壁に沿わせて設置するのであれば、1面がブラックガラスでできたタイプを選びましょう。
背面濾過水槽など「フィルターの位置」を確認しよう
オーバーフロー水槽はフィルターが「サブタンク(ろ過層)」か「背面フィルター(背面濾過水槽)」かで2種類に分けられます。
サブタンクは最も一般的なタイプとなっています。オーバーフロー水槽の底に空いた小さな穴から水を循環させ浄化させるシステムです。このタイプは大量のろ材を入れて効率的にろ過できるメリットがある一方、水の落ちる音がうるさいというデメリットもあります。
背面フィルターは、オーバーフロー水槽の側面でろ過を行うシステムです。サブタンクとは対照的に、水の落ちる音は目立たないメリットがありますが、ろ材の収容量が限られているためろ過不足になりやすいというデメリットもあります。
収納性重視なら「キャビネット」は大きめがおすすめ
キャビネットのサイズによって収容できる機材の数が変わってくるので、キャビネットはできるだけ大きいものを選ぶことをおすすめします。幅90cm以上のオーバーフロー水槽であれば、クーラーやヒーターもキャビネットに収めることが可能です。
また、キャビネットは扉付きのものとそうでないタイプがあります。枠組みだけのタイプは比較的安価ではありますが、水の落ちる音がうるさくなりやすいので、静音性を重視する場合は扉付きキャビネットのオーバーフロー水槽を選びましょう。
初心者なら「フルセット・オールインワンタイプ」がおすすめ
オーバーフロー水槽を選ぶ際は、後から機材を買い足すよりも、あらかじめどのようなセット内容が必要かよくチェックしておく方がコスパにもいいのでおすすめです。
オーバーフロー水槽にはフロー管・フランジ・シリコンワームプロテクト・配管・ポンプ・殺菌灯・プロテインスキマー・クーラー・ヒーター・サーモスタット・水槽台など、さまざまな機材を付属させることができます。
初心者でどんな機材が要るのか分からない場合は、最低限必要な物がセットになったオールインワン・フルセットのオーバーフロー水槽を選びましょう。特にサンプは重要で、「強制ろ過」と「ナチュラルシステム」の2方式に対応しているものがおすすめです。
自然界を再現した「アクアポニックス」もおすすめ
アクアポニックスとは、魚の排泄物などが混ざった汚水を植物の力を利用したろ過層によって浄化させるシステムの水槽です。魚の飼育と植物の育成を両立させることができ、水の交換頻度も圧倒的に減らすことができます。
アクアリウムを始めたい方は、一般的なオーバーフロー水槽と一緒にアクアポニックスについても調べてみることをおすすめします。なお、アクアポニックスについてはこちらのサイトで詳しく説明されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
自作したいならまず「専門店に相談」するのがおすすめ
オーバーフロー水槽はネットで簡単に購入することができますが、不安な方やアクアリウム初心者の方は、まずお近くの海水魚店などに相談してみることをおすすめします。機材や水槽サイズなどは、初心者ではなかなか判断しづらいからです。
また、取り付け工事やオーバーフロー水槽の撤去の際も、専門業者に問い合わせるようにしましょう。オーバーフロー水槽をオーダーメイドしたい場合や、自作で用意したい場合にも、まずは相談してみることをおすすめします。
オーバーフロー水槽の人気おすすめランキング7選
口コミを紹介
コンパクトながら流石オーバーフロー水槽で、濾過能力に優れ、スタイル、デザインも良い。
口コミを紹介
商品が届いて、1週間何もトラブルなく稼働中。とても安いと思います。
口コミを紹介
組み立て済みのため、到着後すぐにセットできました。ウッドラックは飾らないシンプルなデザインなので気に入りました。
口コミを紹介
綺麗ですし、商品が高級感がありました!説明書はレゴのような感じでした。
口コミを紹介
早速な対応で気持ちの良い買い物が出来ました。水漏れもなく稼働しています。
口コミを紹介
期待以上でした。ガラス自体の厚さもしっかりしてるし、蓋も置きやすいし、ストレスはほぼ感じませんでした。
ジェックス
グラステリアAGS オーバーフロー水槽
静音性にこだわった背面濾過水槽!自作にぴったり
こちらの商品は、オーバーフロー水槽の欠点である水の落ちる音を、特殊なウレタンスポンジが吸収してくれるため、寝室に置いても快適な静音空間を実現できます。プライベート空間でアクアリウムを楽しみたい方に強くおすすめです。
またガラス面には特殊な「スモークガラス」を採用しているため、幻想的な光景を楽しむことができます。
サイズ | 約W23×D23×H25cm | 重量 | 7500g |
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セット内容 | ガラス水槽、ガラスフタ、ろ過槽、LED、水槽仕切り、ろ過槽仕切り、吐出口パイプ、吐出口、モーター、ACアダプター、リングろ過材、スポンジマット、活性炭マット | 水容量 | 約10.5L |
口コミを紹介
水景を切り取ったかのようなデザインがここまで強調された水槽は珍しい。背面・濾過槽にフリースペースがありコードなどを通せる隙間も設けられています。いろいろ拡張が可能でこの辺もオールインワンタイプでなかなかない点です。
オーバーフロー水槽のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | サイズ | 重量 | セット内容 | 水容量 |
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楽天 Amazon ヤフー |
静音性にこだわった背面濾過水槽!自作にぴったり |
約W23×D23×H25cm |
7500g |
ガラス水槽、ガラスフタ、ろ過槽、LED、水槽仕切り、ろ過槽仕切り、吐出口パイプ、吐出口、モーター、ACアダプター、リングろ過材、スポンジマット、活性炭マット |
約10.5L |
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楽天 Amazon ヤフー |
淵が丸い仕組みで子どもにも安心!60cm×45cmの置きやすいサイズ |
45×60×45cm |
21.5kg |
ガラスブタ2枚1セット付 |
110L |
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楽天 Amazon |
配管一式セットのフルセット!必要なものがそろっている |
600×300×360mm |
- |
水槽台、配管一式 |
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Amazon ヤフー |
自動給水サンプ付きでお手入れラクチン |
600×500×500mm |
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165L |
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楽天 ヤフー |
コンパクトかつ性能にもこだわった30cmの小型モデル |
幅30×奥行き30×高さ15cm |
3kg |
水槽(3重管接続済)、排水パイプ、ストレートピストル、マット |
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楽天 |
初心者におすすめのアールズアクア製オールインワン水槽 |
600×300×360mm |
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ウールボックス、濾過槽個別に蓋付 底面スノコ付 |
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Amazon ヤフー |
インテリア性が高いホワイトデザイン |
20×20×44cm |
4000g |
ろ材・活性炭・マット |
約6.8L |
アクアポニックスの人気おすすめランキング3選
口コミを紹介
見た目がスタイリッシュでおしゃれで、キューブ水槽なので小型のわりに水量もそこそこ多く水質が安定しやすいです。
口コミを紹介
アクアスプラウトは魚のエサやりだけで育つので、手軽だし、生態系みたいに循環して育てるのがおもしろいです。
口コミを紹介
金魚、この環境が合っているようで、元気です。植物は植え込みから10日ほどで完全に根付いた感じです。新しい葉っぱも出てきました。全体的に満足です。
アクアポニックスのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | サイズ | 重量 | セット内容 | 水容量 |
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楽天 Amazon ヤフー |
おしゃれな照明付きアクアポニックスセット |
H77cm×W49cm×D38cm |
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タイマー付きダブルライト |
36L |
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楽天 Amazon ヤフー |
地球にやさしい自然循環をインテリアで実現 |
幅約62×奥行30×高さ48cm |
約8kg |
本体、水槽、ハイドロボール(培地)、水中ポンプ、スターターセット10点 |
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楽天 Amazon ヤフー |
120cm以上のダイナミックな景色!植物と観賞魚の2つの癒しを |
W300×D300×H450mm |
8kg |
専用ガラス水槽、プランツボックス、循環ポンプ、シャワーパイプセット、ウレタンマット |
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通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
オーバーフロー水槽はこんな人におすすめ!
上述した通り、オーバーフロー水槽は水をきれいにする機能に長けています。従って、大型魚や海水魚を飼いたい方には強くおすすめしたい水槽です。また、本来水質の管理が大変な大量の淡水魚を飼いたい方にも、オーバーフロー水槽はおすすめできます。
本格的なアクアリウムを楽しみたい方にもオーバーフロー水槽をおすすめします。今は初心者だとしても、将来的に上級者向けの魚を飼いたいと考えている方は、必ずといっていいほど様々な水槽アクセサリを揃えることが必要です。
最初に安い水槽を入手して後々設備を買い足すよりも、最初からオーバーフロー水槽を買ってしまった方がコスパの面でもメリットになる場合が多いです。ぜひこのタイミングでオーバーフロー水槽のことも検討してみてください。
水草には向いていないので注意!
オーバーフロー水槽は、水をサンプに落とす際に空気が抜けてしまい、水槽内の二酸化炭素が減ってしまうという欠点があります。従って、水草を育てたい方には不向きということに注意してください。
オーバーフロー水槽の掃除方法
いざ魚を飼い始めてみると、必ずぶつかる課題は掃除の仕方になります。水槽の掃除の中でも特に労力を使うのが「水の入れ替え」です。オーバーフロー水槽の場合はろ過機能が高いおかげで水質が安定しやすいので、通常の水槽より入れ替えの頻度は少なくて済みます。
以下のサイトで初心者でも簡単にできる水槽の掃除方法について説明されているので、ぜひチェックしてみてください。
アクアリウムに必要なものをご紹介
アクアリウムを楽しむためには、さまざまなアイテムが必要です。なお、アクアリウムの飼育機材や必要なものについては、以下の記事でもおすすめ商品をランキング形式でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、オーバーフロー水槽の人気おすすめランキングをご紹介してきました。魚を飼育する生活は、癒しがあってきっと豊かなものになるはずです。今回の記事を参考に、ぜひ好みの商品を選んでください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2022年10月10日)やレビューをもとに作成しております。
海水魚・淡水魚両方の飼育に対応しているオーバーフロー水槽です。水容量が6.8Lと小型サイズでありながら、ろ過層容量は6.3Lもあるので、水質を安定させる機能に優れています。また、インテリアとして最適です。