香合のおすすめランキング10選【香合を選ぶ際は素材がポイント】

自宅での葬儀や法要で、抹香を入れるために使用するのが「香合(こうごう)」です。陶器や木製などあり、日常的なお参りでは使うことが少ないため、使い方がわからずあまり馴染みが無い方も多いかもしれません。今回は、香合の使い方や種類、おすすめ10選などを紹介します。

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中身は抹香や塗香!茶道具にもなった香合の歴史

日本に「香を焚く」という文化が伝わったのは、飛鳥時代だと言われています。当時、大陸から仏教とともに香の文化が伝来しました。その中で、香の容器として用いられてきたのが香合(こうごう)という道具です。

 

当時は、香と言えば香木を粉末状にした「抹香(まっこう)」もしくは、それを水などで練った「塗香(ずこう)」が一般的でした。それを入れる密閉容器が必要だったのです。香合は中身にそれらを詰める目的があり、仏事以外でも貴族の間に広まります。

 

また、室町幕府になると「香合」という言葉が書物にもたびたび記されるようになり、その後は、茶道具・茶の湯の世界で意匠を凝らした香合が好まれるようになります。現在でも、香合は仏事もしくは茶道の席で見る機会が多いでしょう。

香を焚く意味

では次に、香を焚くことにはどのような意味があるのでしょうか。香の起源とともに、仏教におけるその意味を知ってみましょう。

場を清める

香は、クリームのように身体に塗る「塗香(ずこう)」と加熱することで香りを広げる「焼香(しょうこう)」に分かれます。塗香のほうが歴史は古く、もともとインドの暑い地域で体臭などを軽減するために使用されていたようです。

 

それが仏教に取り入れられて、身体を清めるという意味合いで使用されるようになりました。また、香りの強いものや火は邪気を払うともされています。香を焚くことには、その場に会した方の心身や場を清めるという意味があると言えるでしょう。

以下の記事はお香のおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。

香りをお供えする

故人の方はもちろん、仏様は食物を口にされないそうです。そのため、香りや光をお供えすることで喜んでいただくという考え方があります。香を焚くことは、香りを供えるための代表的な手段です。

香合の選び方

日常的なお参りでは、線香を使うことが多いかもしれません。しかし、自宅で葬儀を行う場合や、日頃から抹香による焼香を行う場合は香合が必要です。

陶器や木製など「素材」をチェック

香合の素材には、樹脂製・木製・陶器・金属製などがあります。樹脂製香合の利点は価格です。使用する機会が少ないので、購入費を抑えたい方にはプラスチック製などの香合がおすすめです。

 

一方で木製の香合は、柔らかな質感や温かみが特徴です。銘木を使用した高価なものから、2,000円程度のものまであります。木目を生かした香合、彫漆や象嵌など、意匠を凝らした商品を選ぶのも良いでしょう。

 

焼き物の香合には、白磁や青磁の商品が多いでしょう。金属製の香合には、銅製の物などがあり、金属独特の重厚さが他の仏具との相性も良いでしょう。価格重視の樹脂製か落ち着きのある木製が人気のようです。

香炉との相性を見るなら「形」をチェック

香合にはコンパクトのような形状のほか、楕円形多角形華や貝をかたどったものなどがあります。仏具としての香合には、細かい決まりはありません。そのため、故人の方や遺族の方の好みに合わせて選びましょう。

 

ただし、大きさや色味については香炉との相性が大切です。また、仏事で使用するため、あまりに華美なものは避けたほうが良いでしょう。セレモニーホールや寺院での葬儀では、香炉一体型の香合もよく使用されています。

好みの「図柄」をチェック

香合には、無地のものと図柄が描かれたものがあります。無地の香合は、素材の質感や彫りによる表情を感じることができるでしょう。一方、図柄を描いた香合には雅さがあります。図柄の内容としては、花鳥を描いたものや、家紋を描いたものが一般的です。

香合の人気おすすめランキング10選

10位

ゲキヤス仏壇店

PC香合 朱

超低価格のPC香合

とにかく価格を抑えたいという方におすすめなのが、こちらのPC製香合です。やはり見た目や質感は値段なりという印象ですが、ほかの樹脂製香合と比べてもかなり良心的な値段となっています。

基本情報
直径 7.5cm
素材 PC製
9位

日本橋ギャラリー紫苑

高麗青磁陰刻竹文香合(小)

趣のある陶器・青磁の香合

陶器・青磁の仏具の中には、ペールブルーのような淡い水色の製品もあります。しかし、この香合のように緑がかった青磁も深みがあって良い色です。模様が濃すぎず、仏事の席で使用しても違和感は無いでしょう。

基本情報
直径 5.5cm
素材 磁器製
8位

e-Butudan

平安木象嵌 香合

象嵌が施された香合

象嵌とは、素材に文様などを彫り、その凹みに別の素材をはめ込む手法です。この香合は、木工象嵌となっています。象嵌のため値段はやや張りますが、単色の香合とは異なる良さを感じられるはずです。

 

このメーカーの象嵌には、今回紹介した宗派ごとの紋などを彫ったものだけでなく、花を彫ったものがあります。菊華・菊唐草・蓮唐草など、何種類かのデザインがあるので好みに合わせて選んでみてください。

基本情報
直径 5.5cm
素材 木製
7位

高岡銅器

高岡銅器 香合(菊華)

茶道具としても美しい菊をかたどった銅製香合

茶道具としても美しい、程よい重みと、落ち着いた色合いが魅力の銅製香合です。こちらのメーカーには果実や植物をモチーフにした香合が数種類あります。その中でも、彩色が無く華美過ぎない菊華の香合は仏事向きと言えるでしょう。

 

銅器は水気や塩気により劣化してしまいます。こまめに乾いた柔らかい布で表面を拭きましょう。また、汚れがひどい場合は専用のワックスなどを使って磨くことで輝きを取り戻せます。

基本情報
直径 6cm
素材 銅製
6位

極楽堂

香合 プラスチック製 (溜色)

PC製ながら高級感のある色合い

溜色(ためいろ)とは、朱色の漆の上に溜塗(ためぬり)をした際に現れるような深い紅色です。実際の朱溜塗ではありませんが、この深みのある色により高級感が感じられるでしょう。

 

プラスチック製のため1000円以下という価格で「香合や香炉を準備することになったけれど、今回しか使わない」という場合にも嬉しく、段の安さと見た目の安っぽくなさを両立したいという方におすすめの香合です。

基本情報
直径 7.5
素材 PC製
5位

創寿苑 楽天市場店

螺鈿紋入り香合セット (紫檀)

抹香付きで中身に詰められる!螺鈿が施された高級感ある香合

螺鈿を施した唐木製の香合です。螺鈿は、派手ではありませんが静かなきらびやかさが感じられるでしょう。材は黒檀と紫檀の2種類から選べます。黒檀も紫檀も非常に緻密性が高く、丈夫で傷みにくい木材です。

 

また、この商品の特徴は指定した紋を入れることができる点です。宗派紋を選ぶこともできますが、各家系の正式な家紋である定紋(じょうもん)を入れても良いかもしれません。購入すると、中身の白檀の抹香がセットとしてついてきます。

基本情報
直径 2.5寸 (約7.5cm)
素材 唐木製
4位

嘉匠菴

市女笠香合 (溜塗)

やわらかい形の木製香合

市女笠(いちめがさ)とは、平安時代に公家の女性が使用した外出用の笠です。「あきたこまち」のパッケージで見たことがある方もいるのではないでしょうか。その笠をモチーフにした、柔らかな曲線が目を引く香合です。

 

溜塗とは漆塗りの1つで、仕上げに透き漆(すきうるし)を塗る技法で、透き漆とは着色していない漆のことで、茶色みのある透明です。これを塗ることで元の色よりも暗めの色調になり、ツヤと落ち着きが生まれます。

基本情報
直径 7.2cm
素材 木製
3位

熊野古道仏壇センター

杢象嵌入り 切立香合(桜紅葉)

桜紅葉をあしらった美しい香合

象嵌により、趣のある桜紅葉が描かれた香合です。香合は銅鑼のように丸みを帯びた形状が多いですが、こちらの香合は切立(きったて)となっています。「切立」とは、フチの部分が底面から垂直に立ち上がった筒のような形です。

基本情報
直径 5.5cm
素材 木製
2位

仏壇屋 滝田商店

香合 (桜)

シンプルな木製香合

桜材を使用して作られた香合です。細かな木目が、繊細で柔らかな印象を与えます。木製としては手ごろな3000円前後ですが、造りはしっかりしていて扱いやすい香合です。価格と実用性のバランスが良い商品と言えるかもしれません。

 

蓋はネジ式になっているため、持ち運びの際に抹香がこぼれる心配が少ないはずです。また、シンプルなデザインでどんな香炉ともよく合うでしょう。2.2寸と2.5寸があるため、参列者の人数によって選びましょう。材は桜のほかに、黒檀もあります。

基本情報
直径 2.5寸(7.5cm)
素材 木製

口コミを紹介

2.5寸の桜の香合を購入しました。このサイズで、桜の風合いがしっかりと出ています。お蔭様で値段以上の製品を手に入れることが出来ました。有難うございます。

出典:https://www.amazon.co.jp

1位

漆ぷろだくと

漆ぷろだくと 国産 木質 香合 2.5寸 ネジ式 塗香入れ お香入れ

火の近くで使用するのにぴったりな使い方簡単香合

樹脂製ですが、プラスチック製とは異なる「フェノール樹脂」製です。そのフェノール樹脂に木粉を混ぜた木質樹脂で、色もテカリを抑えたマットブラックになっています。使い方簡単で、見た目もプラスチック製より高級感があるでしょう。

 

フェノール樹脂は耐火性が高いので、火の近くで使用する香合にはぴったりの素材と言えます。蓋はネジ式なので、繰り返し大きな衝撃が加わることが無ければ抹香をこぼすことなく持ち歩けるでしょう。

基本情報
直径 2.5寸 (7.5cm)
素材 樹脂製

口コミを紹介

画像よりテカリがなく、マットな仕上げで、低価格なのに安っぽくない。高級に見える。ネジ式もしっかりしている。

出典:https://www.amazon.co.jp

香合のおすすめ商品比較一覧表

商品 画像 商品リンク 特徴 直径 素材
アイテムID:12402337の画像

楽天

火の近くで使用するのにぴったりな使い方簡単香合

2.5寸 (7.5cm)

樹脂製

アイテムID:12402334の画像

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楽天

ヤフー

シンプルな木製香合

2.5寸(7.5cm)

木製

アイテムID:12402331の画像

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楽天

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桜紅葉をあしらった美しい香合

5.5cm

木製

アイテムID:12402330の画像

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やわらかい形の木製香合

7.2cm

木製

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抹香付きで中身に詰められる!螺鈿が施された高級感ある香合

2.5寸 (約7.5cm)

唐木製

アイテムID:12402326の画像

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PC製ながら高級感のある色合い

7.5

PC製

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茶道具としても美しい菊をかたどった銅製香合

6cm

銅製

アイテムID:12402322の画像

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象嵌が施された香合

5.5cm

木製

アイテムID:12402321の画像

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趣のある陶器・青磁の香合

5.5cm

磁器製

アイテムID:12402320の画像

楽天

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超低価格のPC香合

7.5cm

PC製

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香合と焼香について

香りを供える「香」は塗香と焼香に分かれます。焼香の作法や使用する仏具について説明して行きましょう。

焼香の種類

一口に焼香と言っても、立礼・座礼・回し焼香の3種類があります。まず、それぞれの方法について見ていきましょう。

立ち焼香(立礼)

参列者が起立して行う焼香を「立礼」または「立ち焼香」といいます。現在では、斎場で行う葬儀は椅子席が大半となりました。それに伴い、現在では立ち焼香が主流になっていると言って良いでしょう。

座り焼香(座礼)

一方、参列者が座った状態で行う焼香が「座礼(座り焼香)」です。寺院など、畳が敷かれた部屋で葬儀を行う場合には座礼となることがあります。最近では椅子を用意している寺院も多いので、見る機会は減っているかもしれません。

 

参列者の年齢や身体の状態などによっては、お世話になる寺院に焼香の方法なども確認しておくと良いでしょう。昔ながらの方法のため、膝行(しっこう)・膝退(しったい)と呼ばれる方法での移動が作法になっている場合もあります。

回し焼香

参列者が祭壇の前まで移動せずに、席に座ったまま焼香台を隣の人へ回す方法を「回し焼香」と言います。大きな分類としては、座り焼香の1つです。自宅での葬儀など、場所が狭く移動が大変な場合などは回し焼香も検討してみましょう。

 

回し焼香は、畳敷きでも椅子席でも行うことができます。椅子の場合は特に、焼香台を膝の上に載せたときに前方へ落とさないように注意が必要です。膝に載せなくても良いように背の高いキャスター付きの回し焼香台も販売されています。

焼香の準備方法

では、実際に焼香台を準備する際にはどのような道具が必要なのでしょうか。焼香台の形式による香炉や香合の並べ方についても説明します。

焼香に必要な仏具

まず、焼香には抹香を入れる香合と、それを焚く香炉が欠かせません。香炉には、火をつける火種(炭)と、その下に敷く灰が必要です。すべて喪主が準備する場合は、火種・灰・抹香も仏具店などで購入することができます。

 

そして、それらの仏具を置くための焼香台も必要です。焼香台は脚付きのものが一般的ですが、回し焼香には焼香盆を使用することもあります。脚付き焼香台も焼香盆も、長方形のものが主流です。

香炉と香合の並べ方

香合と香を炉を別々に置く場合も、参列者から見て左が香炉・右が香合というルールは同じです。香合の蓋は、本体に軽くかぶるようにして右側に置きます。金香炉(かなこうろ)の場合は香炉にも蓋があるので、香炉の蓋は香炉の左側に置いてください。

香合の使い方・焼香の作法

次に、焼香を実際に行うときの作法や注意点について確認してみましょう。香合の使い方・焼香の方法や宗派によっても作法が違いますので、注意が必要です。

基本的な作法

立礼か座礼かに拘らず、焼香の基本的な作法は同じです。大まかな流れとしては、自分の順番が来たら祭壇付近まで移動します。祭壇の数歩前で、まずは遺族と僧侶に向かってお辞儀をしましょう。それから、祭壇前まで進んで遺影に向かってお辞儀をします。

 

このあと、すぐに身体の向きを変えないように注意が必要です。遺影に背を向けず、後ずさりするように数歩下がります。祭壇から数歩離れた場所で僧侶と遺族に一礼した後、身体の向きを変えて自分の席へ戻りましょう。

座礼の場合

座礼の場合は、遺族の前と座席の間は腰をかがめて歩き、遺族の前と祭壇の間は立ち上がらずに膝行・膝退という方法で移動します。まず、両手を握り指圧をするように親指だけを出してみましょう。

 

正座をしたまま自分の前方に親指をつき、手に体重を掛けながら身体をずらし、これで前進することを「膝行」、後退することを「膝退」といいます。お辞儀のタイミングは立礼と同様で、正座をしたら遺族と僧侶に頭を下げましょう。

回し焼香の作法

回し焼香の場合は僧侶と遺族への一礼は省略される場合が多いようです。焼香盆が回ってきたら、隣の方に頭を下げて盆を受け取ります。その後に焼香となりますが、焼香の前後に遺影に向けて合掌または一礼してください。

宗派による焼香の違い

宗派により、焼香の回数や作法には違いがあり、なかなか混乱します。こちらに、基本的な宗派ごとの作法をまとめました。もし心配な場合は、事前にに年長者や家族に確認しておきましょう。

 

宗派 焼香の回数や作法
天台宗・真言宗 3回
浄土宗・日蓮宗 特に定められていない※日蓮宗は3回が多い
浄土真宗 本願寺派 1回(つまんだ抹香は額に押しいただかない)
浄土真宗 大谷派 2回(つまんだ抹香は額に押しいただかない)
臨済宗・曹洞宗 1回目は押しいただき、2回目は押しいただかない

まとめ

香合は、焼香に必要な「香」を入れる仏具です。もし自宅での葬儀をご予定の場合や、日々のお参りで線香でなく抹香を使いたい場合は、香合を用意しましょう。香炉との相性を考えながら使う方のお好みで選んでみてください。

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