仏具のリンのおすすめランキング7選【選び方やお手入れ方法も解説】
2023/03/13 更新
仏具の一つであるリンの音色を聞くとなんだか癒される方も多いかもしれません。仏具の中でもなじみのあるリンですが、おしゃれなものや安いものなど種類はさまざまで、購入する際どのように選べば良いかわからない方も多いです。そこで今回は、リンの選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。
目次
梵音具である「鈴(リン)」
音がでる仏具を総称して「梵音具(ぼんおんぐ)」と呼びますが、その梵音具の中でも鈴(リン)は印象深いアイテムかもしれません。一部の梵音具は、宗派によって使用するものが異なりますが、リンは全ての宗派で使用されている仏具です。
リンは全ての宗派で使用されていますが、それが「リン」と呼ばれていることや、リンを購入する際にはどのようなものを選べば良いのかは知らない方も多いかもしれません。リンはモダンでおしゃれなものや安いもの、大きさも大小さまざまです。
そこで今回は仏具としてのリンの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは、素材・サイズ・セット内容を基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
仏具のリンの選び方
仏具であるリンは、購入する機会が多いものではないため、いざ購入をしようとした際に迷う方が多いです。ここからは、リンの選び方を詳しくご紹介します。
宗派で選ぶ
リンを選ぶ際に気を付けなければならない宗派は、2つあります。それ以外の宗派では特に決まりはなく自由に選べますが、菩提寺やご親族と相談して購入するのがおすすめです。
浄土真宗本願寺派
浄土真宗本願寺派では、リンは直接置きません。まず、リン布団の上に置いてからリン台の上に置きます。リン布団は、リンの音色を和らげるためのものです。浄土真宗本願寺派で使用されるリン台の形は、六角形のタイプとなっています。
浄土真宗大谷派
浄土真宗大谷派では、リンはリン布団は使わずに代わりに金襴輪と呼ばれる輪っかの形をしたものを使用し、金襴輪に乗せたリンは、リン台に置きます。金襴輪はその名の通り、金襴が巻き付けられた輪っか状のものです。リン台の形は、四角形のタイプを使用します。
デザインで選ぶ
リンの種類はさまざまで、伝統的な仏壇でよく目にするデザインはもちろん、近頃人気がある家具調仏壇やモダン仏壇に合うデザインのリンも発売されています。
伝統的な仏壇なら大きいものから小さいものまで選べる「鉢状や壺状」のリンがおすすめ
唐木仏壇や金仏壇など、昔からある伝統的な仏壇には「鉢状」や「壺状」のデザインのリンがおすすめです。見るからにリンだとわかるデザインなので、このデザインに馴染みがある方も多いかもしれません。
鉢状のリンは、直径が小さいほど高い音が鳴り、大きいほど低く伸びる音が鳴り、厚みがあればあるほど低い音が鳴ります。壺状のリンは、上部がすぼまっているので音が長く鳴り響きやすいです。
おしゃれなモダン仏壇やペット仏壇用なら小さい「一体型」がおすすめ
近頃は、仏壇を和室ではなくリビングなどに設置する家が増えたため、リビングの雰囲気に馴染むようなおしゃれな家具調仏壇やモダン仏壇の人気があります。そのため、仏具もそれらの仏壇に合わせておしゃれなタイプが多く販売されるようになりました。
家具調仏壇やモダン仏壇には伝統的なタイプのリンだけではなく、リンとリン棒が一体型になったタイプもおすすめです。一見すると、リンには見えないおしゃれなデザインのものも多く販売されています。
リンを置いた際に場所を取らない小さいサイズのリンや、ペットの仏壇用のリンを探している場合も、一体型のリンはおすすめです。
購入先で選ぶ
リンを購入する際、どこで購入するのかもポイントです。自分に合った購入先を探しましょう。
おしゃれでかわいいリンなら「インターネット通販」がおすすめ
インターネット通販は、好きな場所にいながら自分のタイミングで手軽にリンが購入できる方法です。また、通販はたくさんの種類の中から選べる点がメリットとなっています。そのため、通販はこだわりを持ってリンを選びたい方におすすめの購入方法です。
仏壇で鳴らす鐘は「リン」と呼ばれますが、宗派によっては「馨(きん)」や「鐘(かね)」と呼ばれる場合もあります。そのためインターネットで検索をする際に「リン」でお気に入りのものを見つけられなかった場合は、リン以外の名称でも探してみてください。
相談しながら購入したいなら仏具の「専門店」がおすすめ
仏具を購入する際、専門知識のある人に相談しながら購入したい方には仏具の専門店がおすすめです。仏壇店などへ足を運んでみてください。来店する前にどのような種類のリンを扱っているのかを尋ねておくのもおすすめです。
安いものを探すなら「セット販売」をチェック
金銭的な問題でリンにあまりお金をかけられない場合は、仏具一式がセットになった安い商品もあります。セット商品は価格が安いだけではなく、デザインに統一感のあるものも多いのでおすすめです。
仏具のリンの人気おすすめ商品7選
口コミ
とてもきれいな音色です。
小さくデザインも良く、毎日おリンで亡き愛犬に語っています。
口コミ
可愛くて音が小さめで、よく響き心地よいです。
口コミ
清らかな音 ゆらゆらと揺れる絶妙な動き
初めてりーーんと鳴らした時は身体の中心まで振動が伝わり深いため息が出ました。
口コミ
小さく可愛らしいおりんで場所も取らないし、音も良いし安いしで購入して良かったです
なーむくまちゃん工房
おりんセット 2.3寸
桜柄のリンセットで仏壇周りを華やかに
桜柄の金襴が使用されたリンの3点セットです。リン棒とリン布団には同じ桜柄の金襴が使用されているため統一感があります。小さな桜が散りばめられた金襴模様のリン布団やリン棒は、かわいらしい印象のリンセットを探している方におすすめです。
色は、濃紫・薄紫・ベージュの3色展開です。仏壇の雰囲気に合わせて色を選べると人気があります。
素材 | リン:真鍮製 リン棒:黒檀無垢材・金襴 リン布団:高級金襴 | サイズ | リン:直径7.6×高さ3.6㎝ リン棒:12㎝ リン布団:直径9×高さ3.6㎝ |
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セット内容 | リン・リン棒・リン布団 |
口コミ
こじんまりとした大きさでとても可愛いです。
おリンの音色が綺麗です。
口コミ
開封してすぐに音色を確かめたら、天使の声みたいな可愛い音色でした。残響もとても長く続きます。天国の仏様もきっと微笑まれているでしょう。
口コミ
このサイズの物を探していたので助かりました。軽くて使いやすいです。
仏具のリンのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 素材 | サイズ | セット内容 |
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安いリンをお探しの方におすすめ |
リン:真鍮 リン棒:木製 リン台:PC製 |
リン:口径70×高さ32㎜ リン棒:134㎜ リン布団:直径70㎜ リン台:直径74㎜ |
リン・リン棒・リン布団・リン台 |
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美しい鈴の音のような響きを長く楽しめる |
リン:青銅合金製 リン台:樹脂製朱塗り |
リン:口径9.2㎝ |
リン・リン棒・リン布団・リン台 |
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桜柄のリンセットで仏壇周りを華やかに |
リン:真鍮製 リン棒:黒檀無垢材・金襴 リン布団:高級金襴 |
リン:直径7.6×高さ3.6㎝ リン棒:12㎝ リン布団:直径9×高さ3.6㎝ |
リン・リン棒・リン布団 |
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初めての購入も安心の日本製 |
リン:真鍮 リン台:ポリエステル |
リン:2.4寸 リン台:10.7×7.7×2㎝ リン棒:約1.2×13.3㎝ |
リン・リン棒・リン台 |
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モダン仏壇用の小さいリンセットが欲しい方におすすめ |
紫檀 |
リン:直径53㎜ リン棒:75㎜ リン台:105×74㎜ |
リン・リン棒・リン台 |
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大きいものは持て余してしまう方におすすめの小さくておしゃれな仏具 |
リン:真鍮 リン棒:真鍮・さくら |
リン:直径5.5×高さ12.9㎝(リン棒含む) |
リン・リン棒 |
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ペットの仏壇用にも適した円錐型のかわいいリン |
本体:青銅 鳴り玉:ケヤキ |
直径4.2×高さ6㎝ |
リンと鳴り玉が一体化 |
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※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
リンとは?
昔、リンは禅宗でのみ用いられていました。しかし、今はどの宗派でも用いられるようになりましたが、皆さんはどのようなタイミングでリンを鳴らしていますか。多くの人は、仏壇の前に座り手を合わせる際に鳴らしているかと思います。
仏壇に手を合わせる際になんとなくリンを鳴らしている方にとっても、リンのことを知らない方にとっても分かりやすいように、ここからはリンとはどのような仏具なのか詳しくご紹介します。
読経の合図
リンの音は僧侶の読経の始まりや区切り、終わりを知らせる役割を担っています。つまり、リンの音は読経の合図として使われるものです。そのため、線香をあげて手を合わせるだけの場合、リンは鳴らす必要はありません。
特に、浄土真宗では、読経をしない場合にはリンを鳴らさないのが正式な作法です。しかし、宗派や同じ宗派によってもお寺によっては、読経をしなくても鳴らしても良いとする場合もあります。
リンの音程は、読経の音程に近い「レ」の音に合わせて作られているものが多く、これは、読経する人が音程を合わせやすいようにするためです。読経に合わせてリンを鳴らす場合、そのタイミングや回数、叩く場所は宗派によって異なります。
場を清める
リンの音は、人の邪念を払うと言われています。邪念とは、人が持っているよこしまな考えなどで、その邪念を払い、場の空気を清めてくれるのです。葬儀などの際に、僧侶がリンを鳴らしながら会場に入ってくる場面がありますが、これもその一つとなっています。
昔であれば読経をせずにリンを鳴らすのは無作法とされていました。しかし近頃では、読経をせずにご先祖さまや故人を供養する際であっても、場を清める意味としてリンが鳴らされる場合もあるようです。
つまり、読経をせずに仏壇に向かって手を合わせる場合にもリンを鳴らす場合もあるのです。
極楽浄土へ届ける
リンの音色は美しい音であるため、その音で俗世に生きている人の供養の気持ちや祈りの気持ちを極楽浄土へ届ける役割もあるとされています。しかし、やみくもに何度も鳴らせば良いわけではありません。ご先祖さまや故人を供養する気持ちで鳴らしましょう。
リンの鳴らし方
鉢状のリンの鳴らし方をご紹介します。まずは、叩く場所です。リンはリン棒を使ってどの部分を叩いても音は鳴りますが、上から叩くのではなく横からリンの縁を軽く弾ませるように叩きましょう。宗派によって叩き方が異なり、リンの内側を叩く場合もあります。
次に、リン棒の持ち方です。リン棒は、親指と人差し指で力を入れずに軽くつまむように持ち手の部分を持ちましょう。リン棒は、木製のものと布が巻かれたものがあり、この作りの違いによって、リンを叩いたときの音の余韻に違いが出ます。
リンを鳴らしたあとに、音を消したい場合にはリン棒でリンの上を押さえると音が消えます。
リンのお手入れ方法
毎日のお手入れでは、乾いた布などでほこりなどを払っている方も多いです。しかし、どれだけ毎日お手入れを欠かさずにしていても時間の経過とともにくすみや変色が出てくる可能性も考えられます。
リンは仏壇に飾る仏具でもあるため、丁寧にお手入れをして長く大切に使用したいものです。リンの素材や表面の加工の方法によって、必要なお手入れ方法は異なります。お手入れの方法を間違うと表面の加工が剥がれたり、変色したりする原因になりかねません。
研磨剤を使用する
表面を金メッキや金箔などで加工されていないリンは、専用の研磨剤を使用してお手入れをしましょう。研磨剤は、布に付けて力を入れるのではなく優しくなでるように磨ぎ上げます。仕上げは、乾いた布などで研磨剤の拭き残しがないようにきれいに拭き上げましょう。
お酢を使用する
リンが錆てしまった場合は、料理用のお酢を使ってお手入れできます。お酢を使う場合は、一定時間リンをお酢に付け、ぬめりが取れるまで洗い残しがないように、水で丁寧に洗い流しましょう。仕上げは、乾いた布で水気をしっかりと拭き上げます。
専門業者に依頼する
リンは音を鳴らすための仏具であるため、金属製です。そのため、青緑色に変色する場合もあります。青緑色になるほど変色をしている場合は、自分でお手入れをするのではなく、専門業者にクリーニングを依頼しましょう。
間違った方法でお手入れをした場合、リンの表面が変形してしまったり、傷が付いてしまったりするおそれがあります。
まとめ
今回は仏具としてのリンの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。リンは何度も購入するものではないですが、いざ購入する際に慌てないで済むように、事前にリンの選び方を確認しておきましょう。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年03月13日)やレビューをもとに作成しております。
リン・リン棒・リン布団・リン台のリンの基本である4点がセットになっている商品です。国産のリンは、美しい真鍮の輝きを放ち、その美しい音色は心地よく響きわたり、全てを包み込んでくれます。
はじめてリンを購入する際、どれにすればいいかわからない方にもおすすめです。宗派問わず使えるセットとなっています。