仏壇はあるご家庭でも、「ロウソクにはマッチではなくライターを使っている」や「電池式のロウソクや線香を使っている」という理由から、マッチ消しの必要性を感じていない人も多いでしょう。しかし、マッチ消しはとても便利な仏具・皿の一つです。

ライターではなく1本のマッチを使うことは、マッチは使い切りであることから一期一会という意味があり、また、僧侶に来ていただき読経をしてもらう際には電池式ではなく火を使う必要があります。マッチ消しを準備しておくと便利です。

そこで今回はおしゃれなマッチ消しの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは素材、サイズ、重量を基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

マッチ消しは便利なアイテムですが、何を基準してマッチ消しを選べば良いのか迷っている方も多いでしょう。ここからは、マッチ消しの選び方をご紹介します。

マッチ消しを選ぶ際、どこで購入するのかという点で選ぶのも良いでしょう。また、どこで購入できるのかご存知ではない場合は、購入先の参考にもしてください。

パソコンやスマートフォンを使うことで、どこにいても手軽に利用できるインターネット通販が利用できます。インターネット通販を利用してマッチ消しを購入れば、比較できる商品の種類も多く、おしゃれなマッチ消しを見つけることができるでしょう。

また、インターネット通販を利用すれば実店舗に足を運ぶ手間を省くことができるため、毎日忙しく買い物に出かける暇が無いという方にもおすすめの購入方法で、たくさんの種類から選ぶことができる点もポイントです。

ただし、インターネット通販を利用してマッチ消しを購入する場合は、実際に手に取ることはできないため、素材やサイズに注意して購入品を選ぶことをおすすめします。口コミなども参考にすることをおすすめします。

仏具としての意味は無いマッチ消しですが、仏壇周りに置くものであるため専門知識のある人に相談しながら購入を決めたいという人は、仏具店での購入をおすすめします。お店のスタッフの方に相談しながらマッチ消しを選んでみてはいかがでしょうか。

仏具店でマッチ消しを購入する場合、現在使用している他の仏具と合うマッチ消しであるか確認をして購入したいのであれば、どれか一つ仏具を持参して並べてみましょう。そうすることで、色や柄の統一感を実際に見比べることも可能です。

100均で扱われている商品は年々多くなり多岐にわたっています。たくさん取り扱いのある商品の中には、仏具に関するアイテムもあります。100均のお店によっては、仏具の関連商品を集めたコーナーが設けられている場合もあります。

普段はマッチを使わない人や電池式のロウソクや線香を使用している人で、法要の際などの時だけなど、いざという時のためにマッチ消しを探している人は、100均のマッチ消しが安くておすすめです。

しかし、100均で扱いのあるマッチ消しは、価格を抑えるためにシンプルな作りになっていることが多いです。そのため、デザイン性や色柄などにこだわる人が気に入るマッチ消しを100均で見つけることは難しいでしょう。

マッチ消しは、火や燃えかすに強い素材なので、プラスチックで作られているものはなく、鉄や真鍮、陶器が主な素材です。どのような素材を選ぶと良いのかご紹介します。

伝統的な仏壇の種類である唐木仏壇や金仏壇には、鉄や真鍮で作られたマッチ消しがおすすめです。なぜなら、鉄や真鍮で作られたマッチ消しは黒色のデザインが多いからです。黒いマッチ消しは、重厚感も感じられるため、伝統的な仏壇に似合います。

昔から使われている伝統的な仏壇であれば、他の仏具も鉄や真鍮で作られている場合が多いです。そのため、同じようなタイプを探している人にとっては、鉄や真鍮で作られたマッチ消しの中に探しているタイプを見つけることができるでしょう。

もちろん、鉄や真鍮で作られたマッチ消しであっても、唐木仏壇や金仏壇以外の現代的な仏壇と合わせることも可能です。基本的に

近頃人気がある家具調仏壇やモダン仏壇には、陶器で作られたマッチ消しがおすすめです。陶器は花瓶のような雰囲気も持っているため、仏壇を置く空間にも合い、馴染みやすいでしょう。

また、陶器で作られたマッチ消しはデザイン性の面でも優れているためおすすめです。華やかなマッチ消しを探している人は、陶器で作られたマッチ消しを検討してみてはいかがでしょうか。

仏壇を購入した際に、仏具も一緒に購入するのが一般的です。仏具は必要なものがセットになって売られていることもありますが、そのセットにマッチ消しは含まれていないことが多いでしょう。そのため、マッチ消しは仏具セットとは別に買い足すことをおすすめします。

マッチ消しを後から買い足すのであれば、一緒に使用する仏具と素材や雰囲気を合わせて購入することをおすすめします。マッチ消しは線香差しや香炉、火立と並べて置かれることが一般的だからです。仏具の素材や雰囲気が揃っていると、仏壇全体に統一感が出ます。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

マッチ消しは仏具としての意味は無いということもあり、必要性を感じない人も多いのではないでしょうか。ここからは、マッチ消しの必要性についてご紹介します。

マッチ消しは仏具としてなくてはならないものではありません。しかし、あると便利です。マッチ消しやロウソク消しの際は、火の付いた部分に息を吹きかけて消すことはタブーとされています。

仏教の教えの中に人の悪い行動は「身口意」の3つからであるとされており、口から出る息は穢れたものであると考えられているからです。穢れていると考えられている息を仏様やご先祖様に対して吹きかけることは、失礼にあたる行為とされています。

そのため、マッチの火を消す際には手で扇ぐなどして消しましょう。そして、火を消したマッチ棒のすりがらを香炉に入れる人もいますが、これもマナー違反です。火を消したマッチ棒はマッチ消しの中に入れて処分するようにしましょう。

使用済みマッチの火をいくら消したと言っても、完全に火が消えているのか心配になるという人も多いのではないでしょうか。そのような場合にも、マッチ消しに一度入れることで酸欠の状態になるためしっかりと消火ができます。

ここからは、マッチ消しの使い方をご紹介します。マッチ消しという名前から使い方は想像ができると思いますので、置く場所や中に水を入れるかについて詳しくご紹介します。

マッチ消しは、仏壇の前に置かれる前卓に防火マットを敷いて、線香差しや香炉、火立と並べて置くのが一般的です。置く位置は、通常であれば香炉の左側に置きます。仏具の置き方は地域や宗派によって異なる場合がありますが、これらの仏具はとくに変わりありません。

前卓を使用しない場合やミニ仏壇などの場合は、遺影の前や一番手間になる場所などに並べて配置しましょう。

マッチ消しは、鉄や真鍮、陶器など、火や燃えかすに強い素材で作られています。「マッチの火を消す」と考えると、容器の中に水を入れる方がより安全なのではないかと考える方も多いようです。

マッチ消しに水を入れるかどうかについては、購入するマッチ消しの使用方法の説明を読み、それに従うようにしましょう。「水を入れて使用する」と記載されている場合もあれば「水を入れないでください」と記載されている場合もあります。

指示通りの使用方法を守らなければ、大切な仏壇を痛めてしまうことにもなりかねません。より安全にマッチ消しを使用するためにも、使用方法は守りましょう。

マッチ消しの代用品マッチ消しの代替品は、単にマッチの火を消す道具と考えれば小瓶や灰皿などが代替品としてあげられるでしょう

耐熱ガラスなどで作られている小瓶であれば、品物によってはマッチ消しの代替品となりうるかもしれません。しかし、安定感や安全性を考えると、小瓶をマッチ消しの代替品として使用することはおすすめしません。

透明の小瓶の場合、火を消して中に入れたマッチ棒のかすが見えるため、見栄えからしてもおすすめできません。ただし、火を消したマッチ棒を置く場所が無く、香炉などに入れてマナー違反をしてしまうくらいであれば、小瓶を代替品として置く方が良いでしょう。

灰皿はタバコの火にも強い素材で作られているため、素材から考えると安心です。しかし、一般的な灰皿は皿型であり、灰皿に置いたマッチ棒が常に目に見える状態であるためおすすめしません。

灰皿の中でも皿型のタイプではなく蓋つきの灰皿であれば、マッチ消しと似たデザインのものもあるため代替品になりうるかもしれません。しかし、仏壇に使用する仏具と考えると、やはり灰皿はおすすめしません。

よほどの理由が無いのであれば、代用品ではなく仏具としてのマッチ消しを準備することをおすすめします。

今回はマッチ消しの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。マッチ消しは必ず必要とされる仏具ではありませんが、マッチを使用する機会があるのであれば、この機会にお気に入りのマッチ消しを揃えてみてはいかがでしょうか。