横溝正史の人気おすすめランキング11選【金田一耕助・自選ベスト10も】
2024/08/30 更新
金田一耕助を探偵役とする一連の探偵小説で有名な小説家横溝正史は、近年海外でも評価を受けています。金田一耕助シリーズはもちろんのこと、シリーズ以外の作品も名作ぞろいです。そこで今回は、横溝正史作品の選び方とおすすめ作品をランキング形式でご紹介します。
・当サービスに掲載された情報は、編集部のリサーチ情報を掲載しております。記載の内容について(タイトル、商品概要、価格、スペック等)不備がある場合がございます。また、画像はイメージであり内容を保証するものではございません。詳細については、各EC/サービスサイトでご確認の上ご購入くださいますようお願い申し上げます。 なお、当ウェブページの情報を利用することによって発生したいかなる障害や損害についても、当社は一切責任を負いかねますので、予めご理解いただけますようお願い申し上げます。
・商品PRを目的とした記事です。gooランキングは、Amazon.co.jpアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。 当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がgooランキングに還元されます。
目次
※Amazonおよびこれらに関連するすべての商標は、Amazon.com, Inc.又はその関連会社の商標です。
今回の記事では横溝正史の人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
独特な世界観が特徴!横溝正史の本格推理小説
推理小説作家横溝正史は、金田一耕助シリーズを始めとして多くの名作を残しています。独特な世界観が特徴で、映画化やドラマ化を何度もされている作品も多数です。最近では海外からも日本の本格推理としても注目され、高い評価を受けています。
有名な「犬神家の一族」「獄門島」を始め、少しマイナーな「殺人鬼」「真珠郎」など気になる名作が目白押しです。ぜひ読んでみたいと思いますが、個性的な作品だけに、いざというとどれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、横溝正史作品の選び方やおすすめ作品をランキング形式でご紹介します。ランキングは、ジャンル・人気度・読みやすさなどを基準に作成しました。作品選びを迷われている方はぜひ参考にしてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
シリーズものの横溝正史作品のおすすめ
KADOKAWA
犬神家の一族
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
池から出た足で一挙に有名に
短編の横溝正史作品のおすすめ
KADOKAWA
蔵の中/鬼火
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
怪奇で耽美な独特な世界観の短編集
蔵の中に住む少女が窓から古い望遠鏡で外をのぞいたことから始まる耽美な恋愛サスペンス「蔵の中」、ある日夜散歩をしていると、笛の音が聞こえてくる「かいやぐら物語」、「鬼火」「面影双紙」などが収録された短編集です。
金田一耕助シリーズを書く前の作品集なので、もちろん金田一耕助は出てきませんし、基本的に推理をしながら読んでいくような作品ではないのですが、その分横溝正史が描きだす耽美でグロテスクな世界観が楽しめます。
発売日 | 1975/8 |
---|---|
ページ数 | 282 |
映像化 | 1983/3/26 |
シリーズ | - |
横溝正史作品の選び方
横溝正史は、推理小説に限らず、数多くの作品を生み出しています。その膨大な作品の中から自分にあった横溝正史作品を選ぶ方法を紹介していきます。
ジャンルで選ぶ
推理小説のイメージが強い横溝正史ですが、そのほかのジャンルの小説も執筆しています。ジャンルごとの選び方をご紹介しましょう。
はじめて読むなら「探偵物」がおすすめ
横溝正史作品といえば、代表作である金田一耕助シリーズや、耽美な雰囲気が人気の由利麟太郎&三津木俊助シリーズです。はじめて横溝正史の作品を読むなら、これらの作品を楽しむことができる探偵物がおすすめです。
シリーズものは刊行順に読まなければならないと思われがちですが、どの作品から読んでも楽しめます。シリーズもの以外にも、横溝正史は数多くの探偵物を執筆しているので、それらの作品にもチャレンジしてみましょう。
人情話が好きなら「捕物帳ジャンル」がおすすめ
横溝正史は捕物帳シリーズも数多く描いています。人情話が好きな方は、捕物帳ジャンルがおすすめです。捕物帳ジャンルにも横溝正史らしい推理などが含まれているため、推理小説が好きな方なら楽しく読めます。
「人形佐七捕物帳シリーズ」を筆頭に「左一平捕物帳」「左近捕物帳」「お役者文七捕物暦」など捕物帳シリーズの中にもいろいろあるので、気になるものがあれば是非読んでみてください。
時代ものが好きなら「時代小説」がおすすめ
時代ものが好きなら、横溝正史の描く時代小説がおすすめです。横溝正史のストーリーテリングの才能を遺憾無く発揮した作品が多く引き込まれます。短編集もあるので、長編を読む時間がない方は短編集もおすすめです。
横溝正史らしいおどろおどろしい事件の作品が多く、時代小説以外のジャンルの作品と読み比べてみても楽します。
少年少女が活躍する作品なら「ジュブナイル作品」がおすすめ
ジュブナイル作品とは、ティーンエイジャーの葛藤や成長を描いた作品のことを指します。横溝正史とジュブナイル作品の結びつきは古く、1927年に商業誌へ「怪人魔人」を寄稿してから、そのほかのジャンルと並行してジュブナイル作品を書き続けました。
同じくジュブナイル作品である、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズは有名ですが、横溝正史のジュブナイル作品には根強いファンがいます。少年少女の活躍する作品が読みたいなら、ぜひジュブナイル作品を読んでみましょう。
小説の長さで選ぶ
横溝正史の小説には、短編集もあれば長編のものもあります。読むことのできる時間や、小説を読み慣れているかどうかで、自分にあった小説の長さは変わってきます。
スキマ時間に読みたいなら「殺人鬼」など短編小説がおすすめ
短編集を読む利点は、ちょっとした空き時間に気軽に読めることです。また、短編集であれば1冊で複数の物語が収録されているので、始めは苦手と思っていても、複数の物語の中には自分の好みに合う作品がある可能性が高くなります。
短編小説を読めば、ある程度作風を知ることができるので、初めて横溝正史作品に触れる際には、短編作品からお試しで読んでみるのもおすすめです。「殺人鬼」「蔵の中」などが有名作品になります。
以下の記事では、短編小説の選び方とおすすめ作品を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
作品の世界に浸りたいなら「夜歩く」「真珠郎」など長編小説がおすすめ
休みの日の前日の夜や、休日を使って作品の世界に浸りたいという方には、長編小説がおすすめです。特に、横溝正史の描く耽美でグロテスクな世界の中にどっぷりと浸かるには、やはり短編小説よりも長編小説の方がより堪能しやすくなります。
横溝正史の代表作は長編作品が多いので、代表作から読んでみるのもおすすめです。獄門島などの有名どころのほかに「真珠郎」や「夜歩く」など少しマイナーな作品もあるのでぜひチャレンジしてみてください。
映像化されているかどうかで選ぶ
横溝正史の作品は映像化されているものが多数あります。映像化を見てから原作に挑むのも読み方の1つです。
映画やドラマが好きなら「映像化されているもの」がおすすめ
横溝正史の作品は、ほかの小説家の作品と比べてもとても映像化されている作品が多いことで有名です。有名な金田一耕助シリーズですと、何度も映像化されている作品もあります。映像化されているものと小説では、登場人物や展開が変わっているものもあるのです。
映画やテレビドラマで横溝正史の作品を見たことがあり、気に入った作品がある方は是非小説版も読んでみてください。小説と映像の違いを探しながら見るのも良いですし、逆に同じところを見つけながら読むのも楽しめます。
以下の記事では映像化された小説について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
先入観なく読みたいなら「映像化されていないもの」がおすすめ
横溝正史の作品に限らず、ミステリー小説はトリックや設定などの関係でどうしても映像化できない作品もあります。映像では描けないような話も小説の中では描くことができるのです。複雑なトリックを楽しむなら、映像化されていない作品も読んでみましょう。
また、映像を見たことがないものでしたら先入観がなく新鮮な気持ちで小説を読めます。知らないストーリーを新鮮に味わってみたいなら、あえて映像化されていない小説を読んでみるのも選び方の1つです。
シリーズで選ぶ
横溝正史作品の中には、シリーズものがいくつかあります。シリーズでの選び方をご紹介しましょう。
獄門島など有名な話が読みたいなら最高傑作も多い「金田一耕助シリーズ」がおすすめ
横溝正史のシリーズものの作品と言えば、おそらくほとんどの方が「金田一耕助シリーズ」と答えます。独特なキャラクター性を持つ金田一耕助は、今や日本の名探偵としてすっかり定着しました。
「獄門島」や「犬神家の一族」などの有名な話が読みたいなら、最高傑作も多い金田一耕助シリーズを読んでみるのがおすすめです。有名な話以外にもいろいろなシリーズの作品を読んでみると、より自分に合った名作が見つかりやすくなります。
由利麟太郎が活躍するものなら「由利先生シリーズ」がおすすめ
まだ横溝正史が金田一耕助シリーズを生み出す前の、横溝正史の代表作と言えば、警視庁の元捜査課長で探偵の由利麟太郎が活躍する「由利先生シリーズ」でした。基本的に金田一耕助シリーズが生み出される前なので、1930年代に多く由利先生シリーズは描かれています。
少し昔の横溝正史の作品を読んでみたいときは、この由利先生シリーズを読んでみましょう。
全作品に興味があるなら「全集」もチェック
横溝正史の作品すべてを網羅したいなら全集がおすすめです。横溝正史の作品が集められている一般的な全集だけでなく、探偵小説全集の中の1巻として出されているものもあります。横溝正史ファンにはコレクションとしてもおすすめです。
シリーズものの横溝正史作品の人気おすすめランキング8選
角川書店(角川グループパブリッシング)
本陣殺人事件
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
金田一耕助シリーズの第一作目!海外でも高評価の技巧トリックの名作
本陣殺人事件は後に大人気シリーズとなる、金田一耕介シリーズの記念すべき第一作目であり、雑誌「宝石」で昭和21年の4月から同年12月まで連載されていました。技巧トリックの名作として海外でも高評価の名作です。
連載後すぐの1947年の12月9日に「三本指の男」という題名で、片岡千恵蔵主演で映画化されたのですが、その後も1975年には中尾彬主演で映画化、テレビドラマ化も3回されるなど、何度も映像化されています。
発売日 | 1973/4/20 |
---|---|
ページ数 | 407 |
映像化 | 1947/12/9 |
シリーズ | 金田一耕介シリーズ |
口コミを紹介
密室の謎解きも面白いが、田舎の因習のドロドロした雰囲気も良いです。
KADOKAWA / 角川書店
真珠郎
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
由利麟太郎シリーズの第一弾
横溝正史の作品で、金田一耕介シリーズ以外の代表シリーズとして出てくるのがこの探偵・由利麟太郎が活躍するシリーズです。真珠郎は1978年に初めてテレビドラマ化されてから、1983年と2005年にもテレビドラマ化されています。
ですが、映像化で探偵役が由利麟太郎から金田一耕介に変わったため、原作の小説の主人公も金田一耕介だと勘違いしている方も多いです。
発売日 | 2018/11/22 |
---|---|
ページ数 | 230 |
映像化 | 1978/5/13 |
シリーズ | 由利先生シリーズ |
口コミを紹介
なかなか面白い小説です。短編ですが、繋がっています
角川書店(角川グループパブリッシング)
女王蜂
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
ドラマや映画など映像化も多数の名作
本作を横溝正史の代表作と見なしている方は少ないですが、華やかな人物配置や背景、20年に及ぶ因縁のドラマなどの部分で人気が高く、横溝正史も本作を自選ベスト10の内の一作にあげています。
映像化されることも多く、「毒蛇島綺談 女王蜂」という題名で1952年2月1日に岡譲二主演で初めて映画化、1978年には石坂浩二主演で映画化、そして2000年代に入ってからも元SMAPの稲垣吾郎主演でテレビドラマ化されています。
発売日 | 1973/10/15 |
---|---|
ページ数 | 464 |
映像化 | 1952/2/1 |
シリーズ | 金田一耕介シリーズ |
口コミを紹介
映画との対比で、映画との違いなど楽しめました。
KADOKAWA/角川書店
人形佐七捕物帳傑作選
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
全180編に及ぶ推理とトリックが冴える捕物シリーズ
神田お玉が池に住む岡っ引きの人形佐七が、次々と江戸の事件を解決してゆく時代小説です。人情話が主体ですが、成り行きで解決することはなく、横溝正史らしいよく練られたトリックと冴え渡る推理が楽しめる捕物帳になります。
「半七捕物帳」「銭形平次 捕物控」「右門捕物帖」「若さま侍捕物手帖」と並んで五大捕物帳と称される人形佐七捕物帳です。映像化されることも多く、映画作品が16作品、テレビドラマ8作品が制作されています。
発売日 | 2015/12/25 |
---|---|
ページ数 | 360 |
映像化 | 1938 |
シリーズ | 人形佐七捕物帳シリーズ |
口コミを紹介
角川より横溝正史の新刊がまだ出るというのが嬉しいです。
KADOKAWA / 角川書店
悪魔の手毬唄
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
手毬唄になぞらえた殺人
金田一耕助シリーズには「悪魔が来りて笛を吹く」や「悪魔の降誕祭」「悪魔の百唇譜」など悪魔がタイトルにつく作品がとても多いのですが、この「悪魔の手毬唄」はその中でも特に人気です。
見立て殺人が素晴らしく、映像映えすることもあり1961年に高倉健主演で映画化されており、その後も映画、テレビドラマで数回映像化されています。また昔の作品にも関わらず2012年の「東西ミステリーベスト100」にも選ばれました。
発売日 | 1971/7/14 |
---|---|
ページ数 | 480 |
映像化 | 1961/11/15 |
シリーズ | 金田一耕助シリーズ |
口コミを紹介
金田一耕助シリーズでは獄門島と並び最高傑作です。枡屋・秤屋と言う二つの名家、金田一作品のよくあるシチュエーションにして、最もイメージがある構成なのは本作であると思います。
口コミを紹介
金田一耕助の双璧として、横溝正史が創作した探偵「由利先生」ものの傑作。コントラバスのケースを利用したアリバイトリックは、クロフツの「樽」に触発されたと思われる。本作を、あの「本陣殺人事件」と同時執筆した横溝正史は、本当に天才だと思う。
角川書店(角川グループパブリッシング)
八つ墓村
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
映像では表現しきれなかったトリックを小説で
横溝正史の作品はずっと人気だったと思っている方も多いかもしれませんが、実は1960年代には松本清朝などを中心とする「社会派ミステリー」に押されていた時期もありました。しかしこの作品が漫画化されたことから人気を盛り返したのです。
1951年に初めて映画化されてから、複数回映像化されているので見たことある方も多いかもしれませんが、実はトリックが複雑で巧妙なことから、映像化作品はいずれも大幅な改編省略されているので、是非小説も読んでみてください。
発売日 | 1971/4/26 |
---|---|
ページ数 | 494 |
映像化 | 1951/11/2 |
シリーズ | 金田一耕介シリーズ |
口コミを紹介
昔の映画バージョンでは「たたりじゃあ」というキャッチコピーが印象的過ぎて、おどろおどろしいだけの話なのかと思っていた。しかし今読んでみると、実に痛快な冒険小説である。面白いし、読みだしたら止まらない。
KADOKAWA
犬神家の一族
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
池から出た足で一挙に有名に
市川崑監督・石坂浩二主演による1976年版は、角川春樹事務所の第1回映像作品であり、金田一耕助を初めて原作どおりの着物姿で登場させたことでも知られています。メディアによって日本映画の金字塔と称されることもある作品です。
犬神家の一族の映像と言えば、映画やテレビドラマをちゃんと見たことがない方や、ストーリーは良く知らないという方でも、池から足が出ている場面やスケキヨのマスクなどは見たことがある方は多くいます。
発売日 | 1972/6/12 |
---|---|
ページ数 | 432 |
映像化 | 1954/8/10 |
シリーズ | 金田一耕介シリーズ |
口コミを紹介
映画で見たシーンを思い出しながら、あっという間に読破。映画と原作の違いが面白い。
シリーズものの横溝正史作品のおすすめ商品比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 発売日 | ページ数 | 映像化 | シリーズ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 |
楽天 Amazon ヤフー |
池から出た足で一挙に有名に |
1972/6/12 |
432 |
1954/8/10 |
金田一耕介シリーズ |
||
2位 |
楽天 Amazon ヤフー |
映像では表現しきれなかったトリックを小説で |
1971/4/26 |
494 |
1951/11/2 |
金田一耕介シリーズ |
||
3位 |
楽天 Amazon ヤフー |
コントラバスのケースから死体 |
2002/3/8 |
400 |
1947/12/23 |
由利先生シリーズ |
||
4位 |
楽天 Amazon ヤフー |
手毬唄になぞらえた殺人 |
1971/7/14 |
480 |
1961/11/15 |
金田一耕助シリーズ |
||
5位 |
楽天 Amazon ヤフー |
全180編に及ぶ推理とトリックが冴える捕物シリーズ |
2015/12/25 |
360 |
1938 |
人形佐七捕物帳シリーズ |
||
6位 |
楽天 Amazon ヤフー |
ドラマや映画など映像化も多数の名作 |
1973/10/15 |
464 |
1952/2/1 |
金田一耕介シリーズ |
||
7位 |
楽天 Amazon ヤフー |
由利麟太郎シリーズの第一弾 |
2018/11/22 |
230 |
1978/5/13 |
由利先生シリーズ |
||
8位 |
楽天 Amazon ヤフー |
金田一耕助シリーズの第一作目!海外でも高評価の技巧トリックの名作 |
1973/4/20 |
407 |
1947/12/9 |
金田一耕介シリーズ |
||
※ 表は横にスクロールできます。
短編の横溝正史作品の人気おすすめランキング3選
KADOKAWA
誘蛾燈
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
いつもと違う戦前に書かれた耽美なサイコホラー
10篇の短編作品が収録された短編集です。どれも戦前に描かれた作品で、戦前の横溝正史作品は戦後のものとは違って、耽美な雰囲気の味わい深いサイコホラーを味わえます。
雰囲気のあるオカルトや怪奇の作品が読みたいなら、ぜひこちらの短編集を選んでみてはいかがでしょうか。
発売日 | 1978/2/1 |
---|---|
ページ数 | 252 |
映像化 | - |
シリーズ | - |
口コミを紹介
何回読んでも読み飽きないのが、横溝短編作品、短編作品集の表紙は特に魅力的な冊子が多い。
口コミを紹介
ナンセンス・ギャグの『チキン・シャック酒場』などは後年の彼からは想像もできない作品ですし、『犯罪を猟る男』は江戸川乱歩名義で発表された代作であるなど、ファンなら興味をひかれずにいられない作品が並んでいます。
KADOKAWA
蔵の中/鬼火
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
怪奇で耽美な独特な世界観の短編集
蔵の中に住む少女が窓から古い望遠鏡で外をのぞいたことから始まる耽美な恋愛サスペンス「蔵の中」、ある日夜散歩をしていると、笛の音が聞こえてくる「かいやぐら物語」、「鬼火」「面影双紙」などが収録された短編集です。
金田一耕助シリーズを書く前の作品集なので、もちろん金田一耕助は出てきませんし、基本的に推理をしながら読んでいくような作品ではないのですが、その分横溝正史が描きだす耽美でグロテスクな世界観が楽しめます。
発売日 | 1975/8 |
---|---|
ページ数 | 282 |
映像化 | 1983/3/26 |
シリーズ | - |
口コミを紹介
ずいぶん久々に横溝作品を読みました
藏の中は初めて読んだ気がします
なかなか面白かった
ジュブナイル小説コレクションにも注目
柏書房
横溝正史少年小説コレクション1 怪獣男爵 (横溝正史少年小説コレクション 1)
Amazon での評価
(2024/11/01調べ)
大人の世界観とは違う横溝正史のオリジナルジュブナイル
横溝正史のジュブナイルを集めた作品集です。改変前のオリジナルな横溝正史の文章と、刊行時の雰囲気たっぷりの挿絵も復刻されています。大人の世界観とはまた違った少年少女たちの活躍を堪能できるシリーズです。
第1巻は、ゴリラの体と天才科学者の頭脳を持つ怪獣博士が登場します。異形の怪人との戦いをぜひ楽しんでみてください。
発売日 | 2021/6/30 |
---|---|
ページ数 | 496ページ |
映像化 | ‐ |
シリーズ | 少年小説シリーズ |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
横溝正史の自選ベスト10のリストは?
横溝正史は何度か自選ベスト10を発表していますが、時代や発表雑誌などによって都度違っています。「獄門島」「悪魔の手毬唄」「本陣殺人事件」「八墓村」は高い比率でリストに入っている作品です。
横溝正史の海外の評価は?
横溝正史の作品の中には、翻訳され、海外で出版されているものもあります。英米では旧書を翻訳して再刊行する動きがあってから日本の本格推理小説が人気で、中でも「本陣殺人事件」は特に人気です。
金田一耕助シリーズがドラマ化され、韓国でも放送されたり、主人公が金田一耕助の孫という設定の「金田一少年の事件簿」が翻訳出版されたりしている影響もあり、金田一耕助シリーズが翻訳出版されると瞬く間に売り切れました。
このように、横溝正史の作品は国を超えて愛されています。日本だけでなく、海外のミステリー作品にも興味があるなら、以下の記事で海外ミステリー小説の選び方とおすすめ作品を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
親友でありライバルでもあった江戸川乱歩
日本の探偵小説界の二大巨頭として、ライバルでもあり親友でもあり、固い絆で結ばれていたのが江戸川乱歩です。横溝正史と同じ関西の出身で、横溝正史を東京に呼び寄せ小説を書く機会と時間をくれたのが江戸川乱歩でした。
そんな2人の関係を描いた本も多くありますので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
金田一耕助ゆかりの岡山に行ってみよう
横溝正史の出身は兵庫県ですが、実は岡山県ともゆかりがあります。実は、金田一耕助シリーズの主人公である金田一耕助の生まれた地が、岡山県倉敷市真備町なのです。戦時中横溝正史が滞在していました。
真備町を中心に、横溝正史ゆかりの場所や金田一耕助の足跡、作品に出てくるモデルの場所などを巡れます。名探偵・金田一耕助を生み出した場所でもある「横溝正史疎開宅」では、横溝正史が3年暮らした邸宅を当時と変わらない佇まいを残しているのです。
まとめ
横溝正史の作品を、金田一耕助シリーズを中心に、ほかのおもしろい作品も含めてランキングにしてみました。映像では見たことがあるけど、小説は読んだことがないという作品もぜひ小説で読んでみてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2024年08月30日)やレビューをもとに作成しております。
市川崑監督・石坂浩二主演による1976年版は、角川春樹事務所の第1回映像作品であり、金田一耕助を初めて原作どおりの着物姿で登場させたことでも知られています。メディアによって日本映画の金字塔と称されることもある作品です。
犬神家の一族の映像と言えば、映画やテレビドラマをちゃんと見たことがない方や、ストーリーは良く知らないという方でも、池から足が出ている場面やスケキヨのマスクなどは見たことがある方は多くいます。