夏の暑さ、冬の寒さ対策に欠かせないエアコン。相場はおよそ10万円と言われています。今や多くの家庭に常備されていますが、畳数の基準など選び方を誤解して買ってしまう方も多いはず。実は、木造住宅か鉄筋住宅かによっても畳数の基準が異なります。

また、近年AIの登場によって機能が増え、今後より幅広いシチュエーションでの使用が期待でききます。ただ、選択肢の幅が広いのでどれが最適か、用途にあった選び方がわからない人もいるのではないでしょうか。

この記事では、エアコンのおすすめ商品を機能性、設置する場所、価格を基準にランキング形式でまとめました。エアコンの選び方を解説するほか、安いものや省エネ機能付きのものも紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。

AI搭載モデルのエアコンが発売され話題になっています。パナソニックと三菱の大人気の2つのモデルをご紹介します。

パナソニックのエオリアシリーズの注目すべき特徴は、「ナノイーX」イオンで脱臭効果や花粉などのアレル物質、PM2.5などを抑制する点です。AIが空気が汚れる前に空気清浄し、更に夏も冬もちょうどいいお部屋の空気に調節します。

このシリーズはフィルターお掃除ロボットや内部クリーン機能で自動的にフィルター掃除をするのも魅力です。自動的にゴミを室外に排出します。

Zシリーズの注目すべき特徴はAIセンサーの「ムーブアイ」です。これは同じ部屋にいる一人一人の体感温度を見分け、それぞれに適した温度に調節します。壁や床など部屋全体の温度も見分けて調整する優れものです。

無線LANがエアコンに搭載されており、外出先からもスマホで遠隔操作が可能です。暑い日に帰宅すると、既に冷房がかかって快適な状態になっているのも嬉しいポイントです。フィルターや熱交換器のメンテナンスが簡単なのも魅力です。

近年、製品モデルも多彩で選択肢の幅はますます広がっています。あなたの理想に合ったエアコンの選び方をご紹介します。

ここでは、通常の「冷房＆暖房」の機能に加えて、Wi-Fi対応などのプラスで選べる機能をご紹介します。

外出先でも操作したい方にはWi-Fi対応モデルがおすすめです。スマートフォンから遠隔操作できるため、仕事帰りに操作して帰宅するまでに部屋を快適な状態にしておくことができます。

スマートスピーカーとの連携機能も搭載されているものや、音声操作にも対応するモデルもあります。

エアコン内の汚れなどが心配な方は自動洗浄機能付きのものがおすすめです。自動洗浄で付着した汚れを剥がして綺麗にします。室内機だけでなく室外機の汚れまで対応しているものもあります。

室内機や室外機の中にカビが発生したまま送風を浴びるのは心配ですよね。カビの心配があるならカビバスター機能を搭載している製品を選びましょう。

冷房や暖房の温度調整の機能だけではなく、夏の湿気と冬の乾燥が気になる方は加湿・除湿機能が搭載されているものを選ぶことをおすすめします。こまめに加湿・除湿機能を使いこなすことでカビの繁殖を抑えます。

また、肌の保湿や健康面でも安心だったりとより快適に過ごすことができます。また、除湿モードは室内干しにも最適です。

AI搭載モデルは温度を自動的に調節し、快適な環境をつくる機能が付いた製品のことです。人の体感温度や壁や床の温度までセンサーで計測して調整します。いつでも快適温度を保てるので、リモコンを操作する必要がなく、とても便利な機能です。

また、人がいないところの運転をセーブするなど、無駄を省くのも魅力です。快適さを保ちながら節約もできる優れものです。

フィルターのホコリを取る掃除は重労働なので、常にフィルターを清潔に保っておきたい方におすすめなのがフィルターの自動掃除機能です。自動掃除機能が備わっていれば面倒な掃除の回数も減らすことが可能です。

また、自動掃除機能搭載モデルはフィルターの目詰まりを予防することで無駄なパワー消費がないので省エネにつながるのも魅力です。

天候や花粉、PM2.5の飛散予測をし、その予測から自動的に空気清浄運転をする製品があります。花粉症の方、日頃からPM2.5が気になる方におすすめです。気になるにおいもキャッチして抑えるところも魅力です。

その他にカビの捕集と抑制を行う「エオリア」や、自動的にプラズマクラスターを発生させてカビが生えやすい環境を検知してカビ菌を抑制する機能がある製品もあります。清潔な部屋を保ちたい方におすすめです。

以下の記事では、空気清浄機の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

直接冷房の風が当たるのが好きではない方には、風カットルーバーを搭載した無風感冷房のエアコンがおすすめです。また、センサーが人の体感温度・壁・床の温度を検知して自動的に通常の冷房運転から無風感冷房に切り替える機能も魅力的です。

エアコンを設置する部屋のタイプによっておすすめの機能は異なってきます。ぜひ、実際に設置する部屋のタイプに合ったものを見つけてください！

リビングといえば、家族やお客様など人が集まることが多い場所です。このような場所ではそれぞれの人の快適性にこだわれる「人感センサー」が搭載された製品や気になるニオイを軽減する製品がおすすめです。

また、よく使う部屋でもあるので省エネ性能に優れているものを選ぶと電気代の節約にもなります。

寝室は寝具などでホコリがたちやすい場所であるといえます。睡眠時のことを考慮し、より清潔に保てるよう「自動清掃」や「加湿・除湿」、「空気清浄」機能が搭載されている製品を選ぶのがおすすめです。

また、一晩中使う可能性がある場合は省エネ性能に優れているもの、弱音モードがあるものを選ぶとより快適に過ごせます。

以下の記事では、省エネエアコンの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

ペットを飼っていると気になる空気の汚れやにおいは、空気を清潔にする「空気清浄」などの機能がついたものがあると安心です。また、「イオン」機能搭載のものもおすすめです。この機能は空気清浄に加え、強力なにおいを取り除く優れものです。

子供部屋にはいつも空気を清潔にする「空気清浄モデル」や「フィルター自動掃除モデル」を選ぶのがおすすめです。また、お子さんのエアコンの電源を切り忘れが心配な方には、部屋に人がいなくなった後、自動で電源を切る「オートオフ機能」もおすすめです。

次にエアコンの有名メーカーをご紹介します。メーカーによって得意とする分野が違うので、ぜひお部屋に合ったものを選んでください！

ダイキンといえば、湿度をコントロールできる製品が多いのが魅力です。ダイキン独自の湿度コントロール技術で室内の快適さを保つことができます。「うるるとさらら（うるさら）」シリーズが有名です。

湿度はとても重要で、温度が同じ場合でも体感温度は大きく変わってきます。また、冬の乾燥が気になる方にもぴったりな商品です。

最初にもご紹介しましたが、パナソニックと言えばナノイーX機能搭載の「エオリア」シリーズが有名です。ナノイーXは「水から生まれた健康イオン」といわれていて、カビや花粉、PM2.５など空気中のさまざまな有害物質を抑制します。

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シャープは空気浄化力に優れたプラズマクラスター技術を得意とするメーカーです。この技術によってニオイやカビの増殖を抑制できるので、室内の温度管理だけでなく空気の清潔さも重視したい方におすすめです。

以下の記事では、シャープエアコンの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

安い家電を販売するアイリスオーヤマは、もちろんエアコンに関してもさまざなま種類の商品を販売しています。アイリスオーヤマのエアコンは高品質かつ低価格を実現しており、引っ越しなどで急遽エアコンが必要になった方でも買いやすい価格なのが魅力です。

エアコンは本体価格に加えて、初期費用や毎月かかる電気代などの費用にも違いがあります。賢く節約できるモデルを選びましょう。

10畳用のエアコンの相場は、約10万円前後と言われています。中には、20万円を超えるエアコンもあります。購入してから値段が高すぎたと後悔したくない方には、10万円以下のエアコンがおすすめです。

ヨドバシカメラやケーズデンキなどの家電量販店で販売されている商品には標準取り付け工事費込みで価格表示されているものもあります。設置する環境によっては追加料金が必要になることがあるので注意が必要です。

事前に自宅まで来て見積もりをとるサービスもありますので有効活用しましょう。工事費込みの相場は状況によって異なりますが、10畳で10万円〜のものが多いようです。

エアコンはパワーや性能によってスタンダード、ミドル、ハイグレードの3つのランクに分けられます。ハイグレードは最も性能がよく高価格ですが、省エネ性能が高いものも多く、電気代が抑えられて結果的に安上がりになることがあります。

省エネ性能を比較するには「省エネマーク」を確認しましょう。省エネ性能基準達成率100%以上の優れた製品には緑色のマークがついているのでぜひ確認してみてください。

V（ボルト）とは電圧のことで、電圧が高いほどパワフルです。電圧は家庭により異なり、家電を購入する前に100Vか200Vか確認する必要があります。200Vのエアコンは200V用コンセントがないとコンセント取り付けのための別途工事代が必要です。

200Vのエアコンは短時間で設定温度に到達できて風量も100Vよりパワーがあります。「200Vは電圧が高いから電気代も高いのでは？」と思いがちですが、実は100Vでも200Vでも電気代は同じです。

エアコンを含めた家電製品は次々と新型が発売されます。欲しい製品があるけれど、予算以上のお値段がする場合は、購入時期を待つのも一つの手でしょう。型落ちエアコンなら、最安値で購入できる可能性があります。

最新型のでる時期を家電量販店やネットで情報を集めておくと、よりスムーズにより安く欲しい製品が手に入る可能性があります。

実は、住まいが木造住宅か鉄筋住宅によって畳数の基準が変わるので要注意です。畳数の目安が「（暖房）11～14畳」と表示されている場合は木造なら11畳、鉄筋なら14畳のお部屋向けといった意味になります。

最近では適する畳数を冷房の場合、暖房の場合と分けて情報提示してくれているので、その情報をもとに自分の部屋に合ったものを選ぶようにしてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

エアコンにトラブルが発生する原因の多くは、ホコリやゴミなどがフィルターに溜まることから起こります。ここでは原因別に対処法をご紹介します。

まず初めに、電源プラグがコンセントに入っているか確認します。問題がなければ、リモコンの電池が切れていないかをチェックし、それでも作動しなければリモコンに汚れが付着しての赤外線信号に障害が発生している可能性があります。

まずは、上記のように原因がリモコンにないか探ってみましょう。それでも電源が入らなければ、エアコン本体に問題があるかもしれません。エアコンの「応急ボタン」を押して作動した場合はリモコンに原因があります。

エアコンが効いていないと感じるときは、フィルターにホコリや汚れが溜まっている可能性があります。ホコリ汚れはフィルターを取り外して取り除く必要があります。掃除機でも取れますが、カビや汚れがある場合は、水で綺麗に洗い流しましょう。

エアコンの室内機が水漏れしていたら、ドレンホースを確認しましょう。ドレンホースは2～3年位でホコリやゴミが溜まって詰まる傾向にあります。「サンクションポンプ」と呼ばれる道具を使ってドレンホースの掃除ができます。

ガスが不足やフィルター詰まりでも水漏れは起こる可能性があります。フィルター詰まりの場合は掃除をしてください。また、ガス漏れは室外機の配管の接続部が擦れていたりすると起こります。その場合は業者に連絡をしましょう。

エアコンをつけたときに悪臭がする原因は、主にカビやホコリ、油汚れ、煙草のヤニなどです。ホコリなどを除去しないままでいると、汚い空気を部屋中に送ることになり、体に悪影響になります。

また、エアコン本体から異常音がした場合は、フィルターにゴミが詰まっていることが多いです。ファンにゴミが詰まっている可能性があります。ガス漏れでも異常音がすることがあるので注意しましょう。

エアコンを使うと漏電ブレーカーが落ちてしまう場合は、アンペア数と家電製品のアンペア数を確認しましょう。たくさんの家電製品を同時に使って数値が越えるとブレーカーは落ちてしまいます。

アンペアに問題がないのに漏電ブレーカーが落ちるのであれば、漏電の可能性があります。そのまま放置するととても危険ですので、そういったケースではすぐに修理業者へ連絡をしましょう。

以下の記事では、省エネエアコンの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

エアコンを設置したいお部屋がより広い方には、8畳用のエアコンもおすすめです。以下の記事では８畳用エアコンの人気おすすめランキングをご紹介しています。８畳用エアコンの相場から選び方まで幅広くご紹介していますのでぜひご覧ください。

以下の記事では、さらにさまざまなタイプのエアコンを紹介しています。幅広いタイプのエアコンの人気おすすめランキングを知りたい方は、ぜひ併せてチェックしてみてください。

今回は、機能、設置するお部屋、価格などを基準に10畳用のエアコンのおすすめ人気ランキング10選についてご紹介しました。自分の部屋にぴったりな商品が見つかると、より快適な生活を送ることができます。ぜひ、あなたも理想のエアコンを見つけてくださいね！