ペットショップやホームセンターのペット用品売り場では、年齢別や犬種別にいろいろな種類の餌が販売されていますね。成犬用だけでなく、子犬用（パピー用）のドッグフードにも、離乳食用やドライタイプ・ウェットタイプなどさまざまなタイプがあります。

一見同じように見える成犬用のドッグフードと子犬用のドッグフードですが、実は子犬用のドッグフードは成犬用よりもカロリーや栄養価が高い大きな違いがあります。子犬の成長と健康に特化したドッグフードなので、与える量と時期が重要なポイントになります。

そこで今回は子犬用ドッグフードの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは形状・内容量・原材料を基準に作成しました。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

この記事では子犬におすすめのドッグフードについて紹介していきますが、結論、編集部が一番おすすめするのは「このこのごはん」です！

原材料や製造工場も国産にこだわった、栄養満点のドッグフードです。食いつきもいいと評判なので、食べ盛りの子犬にぴったり。ぜひチェックしてみてください！

子犬用のペットフードを選ぶときのポイントをご紹介していきますので、子犬の好みなどを考慮して、栄養豊富で美味しく食べられるドッグフードを選んでください。

【目次】

• 栄養バランスに注意して選ぶ
• 体に負担をかけないドッグフードを選ぶ
• 子犬が食べやすい大きさ・硬さや量で選ぶ
• ドッグフードのタイプで選ぶ
• 家に迎える前に食べていたものを選ぶ
• 安全性にこだわるなら新鮮な「国産」ドッグフードがおすすめ
• 大量に入っていて安い！コスパの良さで選ぶ

子犬用のドッグフードは成犬用のドッグフードと比べると栄養が豊富でカロリーも高いですが、栄養のバランスが特に重要です。

【目次】

• 少量でも十分な「カロリー」が摂れるかチェック
• 良質な「タンパク質」が豊富に含まれているかチェック
• 良質な「動物性脂肪」が使用されているかチェック

子犬には、成犬よりも必要となるエネルギーが多いです。しかし、体が小さいと食べられる量には限界があります。そのため、少ない量でもしっかりとカロリーが取れるかチェックしてから購入しましょう。品質のいいタンパク質が多いものがおすすめです。

子犬の成長に特に必要なのは良質なタンパク質です。タンパク質の中でも特に動物性タンパク質が多く含まれているものを選んでください。原材料にチキンやビーフなどの肉類、サーモンやマグロなどの魚類が多く含まれているものを選ぶようにしましょう。

原材料にチキンミールといったように「ミール」と記載されているものは、必ずしも鶏肉を指しているのではなく、肉を含む副産物ですので、チキン・ビーフ・サーモンなどのように「ミール」と付いていないものを選ぶようにしましょう。

子犬用のドッグフードは動物性タンパク質と同じくらい動物性脂肪が重要です。原材料をチェックする際には、何の油脂を使用しているのかを具体的に表示されているかどうかをしっかりとチェックしましょう。

単に「動物性脂肪」と評価されているものよりも、鶏脂・牛脂・魚油などのように、具体的にどういう油脂を使っているのかがわかるように記載されているものがおすすめです。

子犬用のドッグフードを選ぶときには、できるだけ成長中の子犬の体に負担がかからないものを選ぶようにしましょう。

【目次】

• 消化しやすさにこだわるなら穀物不使用の「グレインフリー」
• 必要のない「添加物」が使われていないドッグフード
• 「アレルギー」の有無をチェック

犬はもともと肉食動物なので、穀物はあまり得意ではありません。子犬はまだ消化機能が発達していないので、穀物が多く含まれているドッグフードを食べていると、消化不良になってしまう場合があります。

穀物がどれほど使用されているかをチェックするには、原材料の欄をチェックしてみましょう。原材料欄は含有量が多いものから表記されているので、穀物が一番先に表記されているものをなるべく避けるようにしたほうがいいです。

ドッグフードの中には穀物を一切使用しない「グレインフリー」のものも多いです。子犬の消化機能に負担をかけないように、穀物不使用のフードを選ぶのも一つの方法です。下記のページでグレインフリーのドッグフードについて詳しく紹介しています。

子犬のドッグフードを選ぶときには、できるだけ添加物が少ないものを選ぶようにしましょう。合成添加物が原因で涙やけになるケースもあります。子犬のドッグフードは油脂が多く含まれているので、酸化を防ぐための酸化防止剤が含まれているものが多いです。

酸化防止剤として使用されるBHA・BHT・エトキシンは合成添加物ですので、できればビタミンE・クエン酸などの自然由来の添加物を使用したものを選びましょう。また、合成着色料は、栄養には関係がなく不要な添加物です。

犬もアレルギーを起こす場合があり、ドッグフードに含まれる穀物や添加物などが原因になってしまう場合があります。しかし犬によってアレルギー源となっているものが異なり、迎えたばかりの子犬がどういうアレルギーがあるのか判断できない場合があります。

食物アレルギーがある場合は、子犬をよく知っているブリーダーや獣医師に相談しながら、どういうものが原因になっているのかを把握してドッグフードの種類を決めるようにしましょう。

子犬の数や犬種によって選び方は異なりますが、早い時期に食べ切れる量のものや食べやすい形状のもの・粒の大きさなどもチェックしましょう。

子犬用のドッグフードの内容量にはいろいろなものがあります。子犬は1日の食事回数が成犬よりも多いので、ある程度の内容量があるものを準備しておく必要がありますが、ドッグフードは一度開封してしまうと風味が落ちてくるものが多いです。

小分けになっているものなら大容量のものでも大丈夫ですが、小分けになっていない大容量のものは、少しずつ風味が落ちてきて子犬が食べなくなってしまう場合もあります。いつも新鮮な風味で食べられるように、内容量をチェックしましょう。

多頭飼いの場合は、ある程度の内容量のものでも賞味期限内よりも早く食べ切ってしまえますが、小型犬1頭で大容量のドッグフードを用意してしまうと、食べきれずに飽きてしまう場合もあるので、できるだけ早く食べ切れる内容量のものを選ぶようにしましょう。

カリカリのドライタイプのドッグフードを食べ始めたばかりの子犬は、粒の大きさによっては上手に食べられない場合があります。成犬であっても、よく噛まずにドライフードを丸のみするように食べてしまう犬も多いです。

よく噛まずに食べてしまうと吐く場合もあるので、しっかりと噛んで食べられる粒の大きさのものを選んであげる必要があります。特にチワワやヨークシャーテリアのような超小型犬は、喉に詰まらないような小粒のものを選ぶようにしましょう。

また粒の大きさだけでなく、歯が発達していない子犬でもしっかりと噛める硬さのものを選んであげるのが大切です。少し柔らかめのものから始めて、しっかりと噛めていれば徐々に硬めのものにしていきましょう。

ドッグフードには大きく分けてカリカリといった食感のドライフードと水分が多いウェットフードの2種類があります。

ペット用品売り場でよく目にするのがドライタイプのドッグフードです。カリカリといった食感で、食べながら歯や顎を鍛えられます。常温保存もできて持ち運びもしやすいです。賞味期限も長いものが多く、様子を見ながら量の加減もできます。

ウェットに比べると食べ過ぎにくく、肥満防止にもなります。ただし離乳食からすぐにドライタイプのフードに移行するのは難しく、最初はお湯でふやかしてあげて、少しずつ固いものに慣れさせていく必要があります。

ウェットタイプのドッグフードは、パウチや缶詰のフードです。離乳食を卒業したばかりの子犬には食べやすいドッグフードです。栄養のバランスを考えながら食いつきが良くなるように工夫されているものが多いです。

ただし食べやすいために食べ過ぎてしまう場合も多く、肥満になる場合もあるので与える量を調整しましょう。ウェットタイプのフードに慣れすぎてしまうとドライタイプのフードを食べなくなる場合もあります。

できればウェットタイプとドライタイプのドッグフードを併用して、上手く使い分けていくようにしましょう。

家に子犬を迎えて食事をさせるとき、しばらくの間は迎える前の施設で食べていたドッグフードを与えるようにしましょう。手作りフードの場合以外は、どこかで販売しているドッグフードなので、ドッグフードの名前を聞いておいて、売っている場所を探してみましょう。

近所で同じドッグフードが見つけられない場合は、似たタイプのフードを探してみるようにしましょう。ペットショップやブリーダー、保護施設などの施設では、ふやかして食べていたのか、カリカリのまま食べていたのかも確認しておくといいでしょう。

急にドッグフードを替えると、住む場所も急に変わってしまって戸惑っている子犬のストレスになってしまう場合もあるので、慣れてきたころに新しい子犬用のフードを、子犬の好みに合わせて選ぶようにするといいです。

ドッグフードの安全性にこだわるなら、新鮮な原材料を使用して作られた国産ドッグフードがおすすめです。国産と書かれているドッグフードの中には、原材料が国産でないものや、途中の加工をほかの国で行なっている製品もあるので、情報をよく確認しましょう。

国産のドッグフードを購入する際は、原材料の産地・仕入先などを公開しているものを選ぶと安心です。また、種類のわかる安全な油脂を使用しているものを選ぶのがポイントです。

ドックフードはコスパの良さで選ぶのがおすすめです。犬によって与える量が異なるので、1日あたりの金額で比較して選ぶといいです。1袋あたりの価格が安いものに目が行きがちですが、できるだけ1日あたりの金額で比較をして選びましょう。

子犬用ドッグフードはさまざまな場所で購入ができます。ここでは代表的な、ペットショップ・ホームセンター・オンラインショップの3つをご紹介します。

【目次】

• 獣医監修商品などこだわりのフードならペットショップ
• 市販品の品揃えが豊富で安いホームセンター
• 口コミや価格を比較して購入できるオンラインショップ

ペットショップには、一般的な市販ドッグフードはもちろん、獣医監修ドッグフードや犬種別のドッグフードなど専門的で上質な商品が揃っています。ホームセンターなどに比べると価格は上がりますが、店員さんに相談しながら上質なフードを選びたい方におすすめです。

ホームセンターのペットコーナーではさまざまな種類の市販ドッグフードを購入ができます。ホームセンターで取り扱っているのは手頃な価格の商品が多いので、コスパを重視する方や、アレルギー対応などの専門性や質にこだわりがない方におすすめです。

選択肢の多さと重い荷物を運ばなくていい利便性で選ぶなら、Amazonや楽天・専門店の公式サイトなどオンラインショップで購入するのがおすすめです。口コミや価格を比較できるのもメリット。決まった商品がある場合は定期購入などを利用すれば安く購入できます。

子犬におすすめのドッグフードを中心に紹介してきましたが、どのくらいの量・回数で与えればいいか解説します。

与える餌の量を決める場合、子犬の体重を基準にして計算するのが基本です。具体的な量に関してはドッグフードのパッケージに、一日に必要な給餌量として記載されているので、それを参考にしましょう。

犬の消化器官は発達に時間がかかるため、子犬の場合、一度に大量の餌を与えてしまうと、消化不良になる危険性があります。あくまで目安になりますが、生後2カ月頃は1日4回、3～5カ月齢は1日3回に分けて食事させるのがいいです。

子犬用・パピー用のドッグフードはいつまであげ続ければいいの？切り替え時期はいつ？とお悩みの方も多いですよね。ここでは子犬用から成犬用へ切り替える時期などを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

子犬から成犬になるまでの時間は犬種や体の大きさによって異なります。トイプードルやチワワなどの超小型〜小型犬は生後9ヶ月、コーギーや柴犬などの中型犬は生後12ヶ月、セントバーナードやラブラドールなどの大型犬は生後18ヶ月が目安です。

また、雑種など犬種の判断が難しい場合は、体重を目安にして切り替えるのがおすすめ。成犬になると子犬の時期ほど体重が増えなくなります。体重の変化があまりないのが3ヶ月ほど続いたら成犬用に切り替えるのが目安です。

急にドッグフードを変えると吐いたり下痢をしたりする犬もいます。子犬用から成犬用に切り替えるときは、今食べている餌に新しい餌を混ぜ、便や体調の変化を見ながら少しずつ割合を増やしていくのがポイント。完全に切り替えるまで1〜2週間を目安に行いましょう。

また、成犬用ドッグフードに切り替えると食べなくなるのが心配なら、子犬の頃からオールステージ用（全年齢用）のドッグフードを与えるのもおすすめです。成長に合わせて量や柔らかさを調整しながら、ドッグフードの味を変えずに与え続けられます。

特に体調が悪いわけでもないのに子犬がドッグフードを食べない・食べる量が減ったとお悩みの方のために、今すぐ試せる2つの対処法をご紹介します。

同じ味のドッグフードを長期的に与え続けると味に飽きて食べなくなる犬もいます。食べ飽きを防止するためには、お気に入りのフードを2〜3種類用意して定期的に交換しながら与えるフードローテーションがおすすめ。

フードローテーションには、栄養の偏りを防ぎ、アレルギーなどのリスクを回避するメリットもあります。ただ、フードの切り替えにはどうしても胃腸への負担が伴うため、胃腸の弱い犬は様子を見ましょう。

離乳食を卒業したばかりの子犬は、まだ固いドライタイプのドッグフードをうまく食べられない場合があります。また食べられるようになってからも、暑い時期などに食欲がなくなってしまう場合もあります。

うまく食べられないときや食欲がないときは、フードをふやかしてみましょう。ふやかし方は、まず粒が大きいフードの場合は細かく砕いておきます。フードを容器に入れて、ぬるま湯をひたひたになるまで加えてよくかき混ぜます。

ふやかすと香りが増して子犬の食欲をそそります。うまく食べられなくてふやかす場合は、永久歯が生える6～7ヶ月くらいまでには、ふやかさずに食べられるように、少しずつ固いものも混ぜていくようにしましょう。

子犬用ドックフードは、生後3か月頃までふやかしてください。生後3か月頃までは体が成長しきっていないので、そのまま与えると消化しきれず下痢や嘔吐をしてしまいます。なお、ふやかす目安はやわらかさは指でつぶせるぐらいです。

犬にはドッグフードを与えるのが基本ですが、手作りのご飯を食べさせたいと思う飼い主さんも増えてきています。しかし、食べ物によっては中毒を引き起こす可能性もあります。非常に危険なので以下の食べものは控えたほうがいいです。

・チョコレート

・カフェイン

・ネギ類

・キシリトール

・ぶどう・レーズン

犬にとってNG代表的な食べ物を挙げましたが、これ以外の食べ物であれば必ず安心なわけではありません。愛犬の健康を第一に考えるのであれば、栄養バランスが考えられたドッグフードだけを与えるのがいいです。

子犬のドッグフードの選び方と、おすすめ人気ドッグフードを15選ご紹介しました。良質なドッグフードは子犬の健やかな成長には欠かせません。愛犬のために美味しくて栄養たっぷりのドッグフードを選んであげてくださいね。