ペットと居住できるマンションが増えたことから、室内で飼うことのできる小型犬・超小型犬は人気が高いです。人気が高まるにつれて各メーカーによって小型犬専用のドッグフードの開発も急速に進められ、豊富な種類の商品が販売されています。

顎や歯が小さい小型犬は与えるドッグフードを誤ってしまうと、顎の骨に悪影響が出てしまったり歯周病を発症したりする原因にもなります。犬の体質や飼育環境・年齢に応じて与えるドッグフードを変えていく必要があります。

そこで今回は小型犬ドッグフードの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは内容量・原材料・カロリーなどを基準に作成しました。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

ここからは小型犬ドッグフードの選び方について紹介していきます。ぜひ愛犬に合ったドッグフードを見つけてください。

小型犬は口や顎が小さいので、ドッグフードの大きさに気を付ける必要があります。愛犬に合った粒の大きさで選ぶようにしましょう。

子犬は消化器官が未熟なうえに噛む力もまだ弱いです。シニア犬は消化能力が低下しており、噛む力も衰えています。子犬・シニア犬はどんな食べ方をするタイプであっても、8mm以下の小粒や極小粒のものがおすすめです。

小型犬の全てに小粒のドッグフードが合っているとは限りません。小型犬でもよく噛んで食べている場合は、少し大きめの粒のドッグフードを与えると噛みごたえを感じて満足することができます。

小型犬のなかには大粒のドッグフードを噛み砕くことが好きなタイプもいます。粒の大きさの判断に迷ったら、犬が実際に食べている様子を見てから決めるのがおすすめです。噛み砕く行為は犬にとってストレス解消の効果も期待できます。

最近のドッグフードは原材料や成分の種類がとても豊富です。値段やパッケージだけで判断するのではなく、原材料や成分をしっかりと確認して選びましょう。

愛犬が餌をあまり食べないときは体に合っていないのかもしれません。そこで確認すべき重要な要素が動物性たんぱく質です。ビーフ・チキン・魚などの動物性たんぱく質が犬の主原料となっています。

成分表は原材料の割合が高いものから順番に記載されており、動物性たんぱく質より穀物などが先に記載されていたら動物性たんぱく質は少なめということになります。

脂肪は犬にとって必要なエネルギー源ではありますが、ドッグフードに炭水化物・たんぱく質が十分に含まれていれば脂肪の摂取は必要ないと言われています。そこでなるべく多くの高タンパク・低脂肪の魚や肉を使用した低脂肪ドッグフードがおすすめです。

人工添加物・保存料・香料・着色料などの添加物は必ずしも悪いものとは限りませんが、アレルギーで体調を悪くしてしまったり、毛並みが崩れてしまったりとデメリットがあることも事実です。

酸化防止剤を使用したドッグフードは長持ちする利点もありますが、犬の健康を第一に考えるなら避けるようにしましょう。パッケージの原材料名を必ず確認し、100%無添加・完全無添加と記載されているものを選びましょう。

以下の記事では、無添加ドッグフードの人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧になってみて下さい。

本来肉食寄りと言われている犬は、人間との共同生活を長く送ってきたことで雑食寄りになっています。しかし体の構造自体は肉をよく消化できるようになっているので、肉類をできるだけ多く使用しているものを選ぶことがおすすめです。

ただし、悪質な肉類には注意しなければなりません。家畜の脳・骨・羽根・皮といった肉とは言えない部分が使用されているケースがあるので、鶏肉・ラムのように肉の種類が明確に判別できるものを選びましょう。

また、4Dミートと呼ばれるフードも要注意です。4Dとは人間の食用には出荷することのできない悪質な肉のことです。一部の店頭に並んでいる非常に安価なフードにはこの肉が使用されている可能性があるので注意しましょう。

穀物に対してアレルギーがある犬は、グルテンフリー・グレインフリーのドッグフードを与えることでアレルギーを避けられます。グルテンフリーはグルテンが含まれておらず、グレインフリーはグルテンだけでなく穀物全般を使用していません。

ただし、アレルギーの原因であるアレルゲンは穀物や小麦に限ったことではなく、乳製品や鶏肉にも含まれており食の環境によってもさまざまです。何か症状を感じるようであれば、すぐに動物病院へ行って獣医に相談することが必要です。

ヒューマングレードのドッグフードとは、人間用の食品と同等レベルで管理された品質の高い原材料を使用したドッグフードという意味です。高品質なものを選びたいならヒューマングレードがおすすめです。

食材を丁寧に低温調理して作られており、何かあった時に生産情報・流通経路などが追跡できるトレーサビリティシステムも確保されており安全です。

小型犬の子犬は他のサイズの犬よりも成長が早いです。子犬のときに嗜好の合うドッグフードを見つけておくと、成長してからもドッグフードを選びやすくなります。

生後2ヶ月から10ヶ月の子犬には、高栄養価で消化・吸収に優れたドッグフードを与える必要があります。小型犬は好き嫌いが多い傾向にあるので、子犬のうちに好みをしっかりと把握しておくようにしましょう。

小型犬は生後11ヵ月〜8歳までが成犬期で、他のサイズの犬と比べても成犬期が長いです。多くの栄養素とカロリーを摂取する必要がありますが、食べ過ぎて肥満体型にならないよう注意しなければなりません。

特に室内犬の場合は運動不足から肥満・便秘になりやすいので、日々の運動量を考慮した上でドッグフードを選ぶようにしましょう。

小型犬は7〜8歳くらいから老犬期が徐々に始まります。あまり運動しなくなって食事の量が減っていき、消化器官もちょっとずつ衰えていきます。消化・吸収の良いドッグフードで適切な栄養を補う必要があります。

成犬の時よりも脂質を控えめにして、筋肉維持のサポートをできるような高タンパクなドッグフードがおすすめです。以下の記事ではシニア犬ドッグフードの人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

肥満体型の愛犬をダイエットさせたい・肥満を予防したいときは、ダイエット向けのドッグフードがおすすめです。

筋肉・血液・骨などを作るタンパク質は、ダイエットでは重要な栄養分です。運動し筋肉をつけることで人間と同じように基礎代謝が上がり、脂肪燃焼の効果が期待できます。タンパク質だけに偏らせずバランス良く栄養を補給しましょう。

ドッグフードは炭水化物・糖質が含まれているものがほとんどです。糖質でも、GI値の低い原材料が使われているドッグフードであれば脂肪に変わることを抑制しダイエット効果が期待できます。

低GI食品は肉・魚・玄米・りんご・さつまいも・チーズ・海藻などがあります。「低GI食品」とドッグフードのパッケージに記載されているものもあるのでチェックしてみましょう。

犬が健康にダイエットするためには植物由来の油や魚油で良質な油が必要です。特に魚介類に含まれるEPA・DHAのオメガ3脂肪酸が含まれたドッグフードは、血栓を予防しコレステロールを減らしたり、皮膚粘膜を保護したりと多くの効果が期待できます。

逆に動物性油はコレステロールの値を上昇させてしまうので、ドッグフードの成分表でよく確認しましょう。

腸内環境をデトックスし、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できる食物繊維。満腹感が得られやすく腹持ちも持続します。小麦アレルギーへの配慮として野菜・果物など自然由来の食物繊維から摂取するのがおすすめです。

ただし、犬は満腹状態でも食事を出されると食べてしまうので、過剰に与えないよう注意が必要です。

ドッグフードには乾燥したタイプ・水分が多いタイプなど種類があります。犬の健康状態や生活スタイルなどに合わせた適切なタイプを使い分けましょう。

栄養価が高くて安いため、お財布にも優しくコスパの高いドライフード。安いだけでなく保存性が高く持ち運びもしやすいので、外出先でもすぐに与えることができます。硬い食感でカリカリと噛んで食べるため、顎の筋肉が鍛えられ脳への刺激にもなります。

噛んでいる時に歯の表面に粒が当たるので、歯垢が取れやすいメリットもあります。ただし、匂いが少ないので食いつきはあまり良くありません。

水分が豊富で柔らかく、子犬や噛む力が弱くなっている老犬に向いているウェットフード。ドライフードに比べ低カロリーで消化も良く、少量でも満腹感を得られるのでダイエットにもおすすめです。

できたものを乾燥させずすぐに密閉しているため魚や肉などの匂いをそのまま感じることができ、食欲があまりない犬にもおすすめです。ドライフードよりも価格は高めとなっており、保存料・添加物が使われているものが多いデメリットもあります。

ドッグフードメーカーの1つであるロイヤルカナンの商品のなかには超小型犬用のものもあります。超小型犬は小型犬と同じ餌を与えがちですが、体のサイズに合ったものでなければ体調を崩す可能性があるので注意しましょう。

ロイヤルカナンであれば超小型犬専用の餌があるだけでなく、子犬用やドライ・ウェットなど商品のバリエーションも豊富です。ぜひチェックしてみてください。

ドックフードは種類がかなり多く、本当に良いものを見極めるのは難しいです。まずは、愛犬の食いつきや健康状態をチェックしながら与えるのがおすすめ。飼っている犬の年齢によってもピッタリ合うドックフードが異なるため、様子を見てみてください。

もし分からないことがあれば獣医に相談して、愛犬が元気でいられるドックフードを探してみましょう。

小型犬用のドッグフードだけでもさまざまなタイプのものがありますが、大型犬用と比較するとカロリーや粒の大きさに大きな違いがあります。小型犬は大型犬よりも代謝が激しいので、小型犬のドッグフードは大型犬用よりも高カロリーに作られています。

体の大きさも違うため口や顎の大きさも異なり、ドッグフードはそれぞれの口に合わせたサイズになっています。以下の記事では大型犬ドッグフードの人気おすすめ商品を紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてみてください。

小型犬用のドッグフードのおすすめ人気ランキングと、選び方まで詳しく紹介しました。愛犬にあったドッグフードを選ぶことで、おいしく健康的な体を保てます。ぜひこの記事を参考にして、小型犬用ドッグフードを選んでみてください。