物干し竿は洗濯物を干す際に欠かせない道具です。しかし、どこで買うのがいいか迷う方も多くいます。実はニトリなどのホームセンターでも、豊富な種類の物干し竿が安い価格で購入できるんです。

また、使う場所によってのメリットやデメリットも気になる方も少なくありません。外で干すご家庭や、洗濯物が多いご家庭なら錆びにくく強いアルミ製や、4m・5mのしならないものが使いやすいです。一方、屋内で使うなら軽くて短めのものが人気があります。

そこで今回は物干し竿の選び方やおすすめ商品をランキング形式で紹介します。ランキングは設置場所・材質・長さなどを基準に作成しました。しなりの対策も紹介するので、購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

ここからは物干し竿の選び方を確認していきます。使用用途やシーンにあったものを選べば長く使えるのでおすすめです。

【目次】

• 設置場所で選ぶ
• 材質で選ぶ
• 長さで選ぶ
• 耐荷重で選ぶ
• 布団を干すなら「太め」タイプをチェック
• 伸縮機能で選ぶ
• 「ハンガー掛け付き」ならメリット・デメリットをチェック
• 見た目重視なら「おしゃれなデザイン」をチェック
• メーカーやブランド・どこで買うかで選ぶ

物干し竿は設置場所が屋内か屋外かで選ぶポイントが変わります。参考にしてぜひ長持ちする物干し竿を選んでください。

室内での部屋干し用物干し竿ならおしゃれなものを選ぶのがおすすめです。部屋の雰囲気にあった白や黒などのカラーでコーティングされているものやデザイン性に優れているものならインテリアとも馴染み、生活感を抑えられます。

さらに耐荷重が重めのものなら重い洗濯物やコートなどもかけるられるのでおすすめです。長さが短めのものなら、ある程度の重量に耐えられます。以下では、室内物干し竿のおすすめ商品をランキング形式で紹介しているのでご覧ください。

屋外で使う物干し竿は紫外線や雨に強い耐久性のあるタイプがおすすめです。樹脂コーティングがされているものは耐久性に優れている場合が多くお手入れも簡単にできます。また、弾力性や折れにくいものを選べば長期間使用も可能です。

取り扱いしやすいサイズのものなら、台風のときなど室内に下げる際も簡単なのでぜひチェックしてみてください。

物干し竿を選ぶ際は材質も大切なポイントです。錆びにくく耐久性のあるものや、軽く取り扱いしやすいなどいろいろな特徴があります。

【目次】

• 安い価格の物干し竿をお探しなら「スチール」がおすすめ
• 気軽に使える室内干し用なら「スチール＋ステンレス」がおすすめ
• 強度が高く錆びないものなら「オールステンレス」がおすすめ
• 軽くて錆びに強いものなら「アルミ」がおすすめ

比較的リーズナブルな値段なのがスチール製の物干し竿です。安い値段にこだわりたい方にはおすすめですが、錆びやすく耐久性が低い点も否めません。長期間使用できるものをお探しならほかの素材も検討してみてください。

安価で手軽な物干し竿が欲しいならスチール＋ステンレス製がおすすめです。ホームセンターなどで安価に販売されている物干し竿の多くはこのタイプで、スチールの本体の表面に薄いステンレス箔を巻き付けてあります。

スチールはさびやすい欠点がありますが、強度は強く物干し竿の芯材には充分です。ステンレスはスチールよりは錆びにくい特徴があるため、表面にステンレスを巻き付けて錆びにくさをアップさせています。

とはいえ長期間雨ざらしで使用すると表面のステンレス箔が浮き上がってきて中から錆びが出てきて劣化してしまう場合があるので気を付けましょう。このタイプは屋外での使用よりも室内用として使うのがおすすめです。

長期間の使用にも耐えられる丈夫な物干し竿が欲しい方にはオールステンレス製がおすすめです。オールステンレス製物干し竿は中にスチールが入っているタイプとは違いすべてがステンレスでできています。強度が高く、錆に強いのが特徴です。

ただオールステンレス製の物干し竿は、スチール＋ステンレス製物干し竿よりも価格が高くなり、中には1本数万円する高級ステンレスを使用したものもあります。ステンレスもさまざまな素材がありSUS304ランク以上のステンレスが錆びにくくおすすめです。

オールステンレス製の物干し竿は、強度が充分で重さもあり錆びにくいため、屋外での使用も問題ありません。スチール＋ステンレス製よりも錆びにくいのは確かですが、ステンレスが全く錆びないわけではないので、オールステンレス製も管理に気を付けましょう。

アルミ製の物干し竿はオールステンレスと同じくらい錆びにくく軽くて取り扱いしやすいのが魅力です。またアルミはリサイクル時に必要なエネルギーが少ないためリサイクルにも向いています。

ステンレススチール製と比べ価格が高いデメリットもありますが、アルマイト加工されているものなら高耐食・高耐摩耗性に優れておりお手入れも簡単、またマットな質感で手垢もつきにくく、見た目にこだわる方にもおすすめです。

アルミは重量が軽く取り扱いしやすいですが、逆に強風時に飛ばされてしまったりする危険もあります。使用する際には重量が重くなりすぎないように気を付けて物干し竿ストッパーなどで竿の落下を防ぐ工夫が必要です。

物干し竿は設置場所にあった長さで選ぶのがおすすめです。ベランダなのか物干し台なのかをポイントに参考にしてみてください。

マンションのベランダなどすでに設置されている物干し台を使用するときは竿受け部からはみ出る長さを基準に選ぶのがおすすめです。たとえば2.5mまでの物干し竿なら竿受けから片側25cm以上ずつ出る長さだとバランスを保てます。

3.5mなら片側30cm以上ずつ、4m以上なら片側50cm以上ずつはみ出る長さがおすすめです。長さに迷ったら長めのものを準備しておきましょう。また伸縮性のある物干し竿ならマンションへの搬入も楽に行えます。

一軒家だとすでに物干し台がベランダや庭に設置してある場合と自分で設置する場合があります。すでに物干し台がある場合はマンションと同じ選び方で問題はありません。物干し台を自分で設置する場合は、長くても全長4〜5m程度のしならないものがおすすめです。

あまり長すぎると耐久性や安定性に欠けてしまいます。たくさん洗濯物を干したい方は2本用意するなどして物干し竿が長くなりすぎないよう気を付けましょう。

重い洗濯物を干す物干しは耐荷重も大切です。何人家族かや洗濯の頻度、干したいものなどを考えて選びましょう。

1人が1日に出す洗濯物の量は約1.5kgと言われており、4人家族なら1日に大体6kg前後出る計算になります。衣類は洗濯後水を含むと重さが1.5倍になるので物干し竿の耐荷重は4人家族の場合、最低でも9kg前後のものがおすすめです。

物干し竿の耐荷重は10kg前後のものが多いので、必要に応じて2本用意するなどライフスタイルも考慮して選びましょう。

物干し竿に布団も干したい方は耐荷重20～50kg以上のものがおすすめです。素材にもよりますが布団は1枚3〜5kgの製品が多く湿気を吸うと1枚5kgを超える場合もあります。2枚干せば10kgを超えてしまうので余裕を持った耐荷重を選ぶようにしましょう。

すでに物干し台がある場合は竿受け部に入るサイズで選ぶのがおすすめです。物干し竿は直径3cm前後のものが一般的で、3cmなら多くの竿受けに設置できます。普通の洗濯物の量なら十分な強度がありハンガーも掛けやすい太さです。

物干し台をこれから設置する方で竿の太さが選べるのであれば直径4cm以上の太めのサイズをおすすめします。布団など重いものも干せるので長期的にみて使い勝手もいい太さなので検討してください。

物干し竿の直径は「Φ（ファイ）」で記載されている場合があります。10Φは直径1cmになるので、選ぶ際には参考にしてください。

物干し竿には伸縮タイプのものもあります。伸縮タイプは収納や持ち運びもしやすいのでおすすめです。

収納しやすいものを探している方や引っ越しの予定がある方には伸縮タイプがおすすめです。必要のないときに省スペースで収納できます。伸縮機能があれば新居でも引き続き使用できる場合もあり、コンパクトにすれば搬入の際も楽なのでおすすめです。

なお目一杯伸ばして使用するとジョイント部分の強度が弱くなり外れてしまったり破損の原因になったりするので、少し短めで使用しましょう。

伸縮機能のない物干し竿は変形が起こりにくく、しならないように対策するのに最適です。ただあまり長いタイプだと引っ越しや搬入の際に工夫が必要になります。利用シーンや購入後の搬入経路なども考えて選ぶのがおすすめです。

物干し竿に波型のハンガー掛けがついているタイプも人気があります。ハンガー掛けがついているとハンガーに掛けた洗濯物がずれず、風に飛ばされる心配がありません。一定間隔で洗濯物を掛けられるので風通しがよく乾きやすいのも大きなメリットです。

一方でハンガー掛け部分に水がたまりやすいのがデメリットで、手入れを怠るとハンガー掛け部分から錆びる恐れがあります。雨の翌日などは必ず念入りに拭いておきましょう。ハンガー掛け付きはこのようなメリット・デメリットを熟慮して選ぶのがおすすめです。

物干し竿にはおしゃれなデザインのものもあります。柄が入っているものや、かわいらしいカラフルなものなどもあり、さり気なく個性を出せるのでおすすめです。毎日の洗濯も好みのカラーや家のイメージに合うものを選べば楽しく行えます。

部屋や家のイメージに合ったものを選べば、生活感を少なくでき、華やかな印象にもできます。特に室内干しメインの方におすすめです。

2〜3mある物干しはどのようなものをどこで買うかわからない方も少なくありません。ここでは注目のメーカー・ブランドや買える場所から選ぶ方法をご紹介していきます。

【目次】

• 一人暮らし用の物干し竿なら「ニトリ」がおすすめ
• インテリアブログでも人気のホスクリーンなら「川口技研」がおすすめ
• オールステンレスなら「アイリスオーヤマ」がおすすめ
• 持ち帰りたいならカインズなど「ホームセンター」がおすすめ
• 耐荷重30kg以上の商品ならAmazon・楽天など「通販サイト」がおすすめ

ニトリの物干し竿は伸縮タイプのラインナップが豊富です。値段も1000円以下とリーズナブルな製品が多く、一人暮らしの方からも人気があります。おしゃれな室内用物干しスタンドや物干し竿ストッパーも扱っているので気になる方は公式通販を覗いてみてください。

川口技研はホスクリーンをはじめとした物干し竿からドアのレバーハンドルまで幅広い製品を取り扱っています。ホスクリーンシリーズは物干し周辺のアイテムが揃っており、一軒家などで物干しスペースを新たに設置したい方にもおすすめのメーカーです。

アイリスオーヤマは、日用品からおしゃれ雑貨や家電まで幅広い商品を取り扱っており人気があります。物干し竿ではオールステンレスの商品が評判いいです。伸縮できるので、場所に合わせて長さを調節でき、耐久性が高いので長く使用できます。

また、物干し竿以外にも、さまざまな洗濯用品などもあるので、まとめて揃えたい方にもおすすめです。

カインズなどのホームセンターが近くにある方は、足を運んでみるのもおすすめです。実際に商品を手に取って確認したり、すぐに必要で持ち帰りたいときにも重宝します。オリジナルブランド商品や周辺アイテムを一緒に揃えられるのもメリットです。

物干し竿は数メートルあるので、持ち帰る際車に入らなかったり持ち運びが大変になる場合があります。その際は伸縮式や分解して運べるタイプを選ぶのがおすすめです。また運搬が難しいなら公式ネットショップでも購入できます。

Amazon・楽天をはじめとした通販サイトならいろいろなメーカー・ブランドの製品を家で見比べて選べます。特に持ち運びが大変な物干し竿は家まで届けてくれる通販サイトがおすすめです。

通販サイトでは実際に使用した方の口コミや評価を確認できるうえ、セール価格になっている場合もあります。在庫があれば1～2日で配送してくれる店舗もあり、引っ越し後に急遽物干し竿が欲しくなったときにもおすすめです。

また一般的な耐荷重10〜20kgの製品から30〜50kgといった重い洗濯物にも対応したものまで幅広く選べるのも魅力で、ジーンズやコートなど重いものをたくさん干したいなら通販サイトをチェックしてみてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

引っ越しをすると用意した物干し竿の長さが足りない場合もあります。ここではそんなときの対処法についてご紹介しますので参考にしてください。

一軒家の庭など物干し台の位置を移動できるものなら竿の長さに合わせて移動させると使用できるようになります。移動させる際は物干し竿ぎりぎりの幅ではなく両端がしっかり出るように調整するのがおすすめです。

ベランダ干しなど竿穴の位置が変えられない固定式の場合は物干し竿の買い替えが必要です。ぎりぎりの長さで使用すると物干し竿が落下する危険性があるので少し長めで用意しましょう。伸縮式の物干し竿を選べば引っ越し先でも使える可能性があるのでおすすめです。

アルミ製の物干し竿は軽量で錆びにくいですが、ステンレスよりも柔らかく洗濯物の量や干し方によっては、しなる場合があります。洗濯物が多い家族の方や、3メートル以上の長い物干し竿を使用する場合は、強度が高いステンレスの物干し竿を使いましょう。

毎日のお洗濯や物干し竿のお手入れをもっと簡単にするアイテムをご紹介します。気になる方はぜひチェックしてみてください。

【目次】

• 物干し竿ストッパーは100均でも手に入る
• 錆びを防ぐにはハンガーの素材もポイント
• 浴室用なら突っ張り棒もおすすめ
• 物干し竿が置けない場合は物干し台を設置

重みのあるステンレス製は一般的には風にも強いですが、軽量のアルミ製は風に弱く落下してしまう可能性があります。特にマンションなど集合住宅のベランダで使用しているとベランダから洗濯物や物干し竿が落下する原因にもなるので配慮が必要です。

心配なときには物干し竿ストッパーがあれば物干し竿が外れるのを防げます。今は100均にも販売があるのでもしものために準備しておくのがおすすめです。

錆びに強いとされているステンレスやアルミ製でも、錆びたハンガーを長時間かけておくと当たっている部分が錆びてしまう場合があります。そのため物干し竿の錆びを防ぐにはハンガーの選び方も重要です。

プラスチック製は軽く扱いやすいですが耐久性が低いものも多いので、新たに購入するなら錆びにも強いステンレス製をおすすめします。以下の記事ではステンレスハンガーの人気おすすめランキングをご紹介していますのでぜひご覧ください。

浴室内は窓や換気扇、浴室乾燥機能などがあるため洗濯物を乾かすにはうってつけです。また天候にも左右されず室内やベランダのように人目を気にする必要もありません。洗濯機と浴室は近くにある場合が多いので動線が短く、干すまでの作業がスムーズに済みます。

浴室で洗濯物を乾かしたいなら浴室のサイズにあった突っ張り棒がおすすめです。カビや錆びに強く、しっかり支えられる強力なタイプをチェックしましょう。シャワーフックにかけるものや湯船にかけるはしご型の物干しもあるのでスペースに合ったものを選びましょう。

物干し台がない場合は使いやすいものを設置するのもおすすめです。ベランダの小さいワンルームの方なら室内用物干し台を設置すれば物干し竿を使わずに干すスペースを確保できます。

折り畳みができるものやおしゃれな見た目のものを選べば、インテリアとも馴染み圧迫感も出ないのでおすすめです。以下の記事では物干し台の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

物干し竿は多くの自治体で粗大ゴミ扱いとなります。処分料は数百円程度で1番安全で手軽な方法です。粗大ゴミは事前申し込み後に自宅付近での収集または持ち込みになるのが一般的なので、お住まいの自治体の方法を確認してみてください。

粗大ゴミ以外では、自分で小さく切断して燃えないゴミや金属類として出す方法があります。パイプカッターや金属用のノコギリを使用し、一般ゴミとして回収できる大きさに切断すればゴミの日に集積所に出すのが可能です。

以下の記事ではパイプカッターの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

物干し竿の選び方と人気おすすめランキングをご紹介しました。物干し竿は錆びないものから耐荷重が50kgまであるものもあります。ぜひ本記事を参考にライフスタイルに合った物干し竿を選んでみてください。