メンズ向けヘアコームは男性のヘアスタイリングが楽にできると幅広い層に人気です。手ぐしでざっくりと整えたような仕上がりになるメッシュコームや、髪が多い方もかっちりとした仕上がりでしっかりまとめるカットコームなど種類もさまざまです。

メッシュコームは通称バーバーコームとも呼ばれ、クラシカルなスタイルやウェーブスタイルに重宝します。スタイリングの仕上がりを左右するのはコームの歯幅や形状ですが、どのようにコームを選べばよいか迷う方も多いと思います。

そこで今回は、メンズのヘアスタイリングにおすすめのヘアコームの選び方や人気おすすめ商品をランキング形式でご紹介します。記事の最後にはヘアコームの使い方やお手入れ方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

通常メンズ向けとして売り出されているコームには大きく分けて4つあります。ここでは、コームを選ぶポイントをポイント別に4つに分けてご紹介していきます。

コームの素材によって使い勝手や注目ポイントが異なります。ポイントに沿って自分に合いそうな素材を検討してみてください。

はじめてコームを購入する方には、美容師もおすすめする定番のプラスチック製のコームがおすすめです。リーズナブルな値段のものがたくさんあるので、しばらく使っていかないと使いやすさが計りづらいコーム選びの最初の一歩としてはおすすめの素材となります。

また、プラスチック製のコームはお手入れも簡単で耐久性も程よく、気軽に使っていくのに便利な素材です。ただし、プラスチック製の場合、気をつけたいのは静電気による髪のダメージとなります。購入の際は、静電気防止加工の有無をチェックしましょう。

静電気が気になる方や長く使えるコームをお探しの方には、さらさらになる木製のくしがおすすめです。木製のものは木の温もりを感じられて使い心地が良く、しなやかさがあるため多少の力が加わっても壊れにくいのが特徴となります。

木製なので静電気も起きにくく、髪の毛のキューティクルを気にする方にはおすすめです。まずは、毛先を整えてから根元にコームを入れるようにスタイリングします。木製のくしは、椿油など植物性油で拭き上げ、馴染ませて保管するのが一般的です。

どんなヘアスタイルを作るのかでコームを選ぶ方法もあります。パーマスタイルやストレートヘアなど、スタイリングの仕上がりに合うコームを選んでください。

パーマヘアやウェーブなど、手ぐしで仕上げたような毛束感を出したい方や髪が多い方には目の粗いコームがおすすめです。目の粗いコームとは、歯が6本や9本の歯幅が広いタイプのメッシュコームで、ナチュラルな髪の流れを作るのに向いています。

1本のコームで2WAY・3WAYと使えるタイプもあり、クラシカルなコームオーバーやポンパドールなどのバーバースタイルをよりおしゃれに仕上げられます。目が粗いほどざっくりとしたワイルドな毛束感が演出されておしゃれです。

細かな産毛まで撫でつけて、かっちりとした印象に仕上げたい方は目の細かいコームがおすすめです。きっちりと分け目をつける七三分けや、髪の流れを均一にかっちりと仕上げたオールバックなど、定番のバーバースタイルをよりクラシカルに仕上げられます。

目の細かいコームなら、ごわつきやまとまらない髪のヘアセットだけでなく、髭のスタイリングも可能です。細かい歯幅でとかして癖や流れを整えたり、カットコームとして好きな長さにカットするときにも使えます。

ヘアコームは用途別に使えるさまざまな形状があります。自分のヘアケアの目的に合った形状を選べば快適なスタイリングが楽しめます。

テールコームとは、目の細かいコームに細くとがった持ち手がついているコームです。リングコームとも呼ばれており、テールのとがった部分を使って分け目を作ったり、カットの時に必要部分を取り分けたりするのに使います。

また、髪に何らかのアプローチをかける際には、柄の部分を使って分け取った髪をキープするのに用いるなど、第3の手の役割のようにも使います。きっちり分けて細やかに髪をとけるので綺麗な分け目をつけたいセットを作る際におすすめのコームです。

小さなお子様でも安心して使えるのがジャンボコームです。ジャンボコームは、角がなく丸っこい形をしているモデルが多く、つくりも大きめになっています。髪の絡まりや広がりを抑えたいときなど、ざっくりと髪を整えたい普段使いに最適な形状です。

また、家庭でヘアカラーなど薬剤を使ったお手入れをするときにも使えます。髪全体に薬剤やトリートメントを広げたいときにも簡単に使えるコームです。使い方色々で、家に1本あると便利なタイプとなります。

お出かけや出張には、持ち運びに便利な折りたたみ式のヘアコームがおすすめです。折りたたんでコンパクトに収納できるので、コームの柄の先が不用意に刺さったり、コームの歯が衝撃を受けて折れたりする場合もありません。

ポケットにも入れられるので、ちょっとしたお化粧直しにも最適です。簡易タイプとしてリーズナブルな商品も多く、普段からカバンに忍ばせておくなど持っておくと何かと使えます。

メンズヘアコームの定番アイテムと言えばメッシュコームです。キメすぎないワイルドな仕上がりが期待できます。手ぐしで整えたようなおしゃれな仕上がりを簡単に作れるのが特徴です。夜会巻きやウェーブやワインティングなどレディースにもおすすめです。

コームには、リーズナブルなものから高級なものまでさまざまあります。使う目的や場面を考慮しながら、自分にちょうど良い価格のものを見つけてください。

コームを使うのが初めての方や、まずはお試しで使ってみたい方には百均のコームをおすすめします。コームは100円から手に入れられる気軽なアイテムです。しかし、安価なだけに、すぐに壊れたり静電気がすごかったりなど気をつけたい点もあります。

良いものをより安く手にするためにも、気を付けるポイントを抑えて、より良い品を手に入れましょう。安価であればいろんな種類を買って試すのも可能なので、お気に入りのコームが見つけやすいのもメリットです。

好みの形状や予算が決まっているのならプチプラで買えるコームもおすすめです。リーズナブルで長く使える使いやすいものがたくさんあり、ヘアケアに特化した製品などいろんな種類から選べます。

定番のデザインをはじめ、ちょっとオリジナリティがプラスされたものやおしゃれさが秀逸なもの、プチプラブランドに特化したものなどデザインが豊富です。メンズとレディースを明確に分けているコーナーなど、求めるコームが探しやすい店舗もあります。

贈り物やギフトに贈りたい方は、普段自分では買わないようなワンランク上の高級なコームがおすすめです。コームはおしゃれな贈り物としても定評があり、高機能なブランドものや希少な高級素材のものなど、高級な箱付きで準備されている製品が多くあります。

以下の記事では、高級ブラシの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

コームを正しく使うと、頭皮や髪に良い影響を与えます。間違えた使い方をすると頭皮や髪にダメージを与え兼ねません。日常的にコームでスタイリングをするようになったら基本的なコームの使い方を知っておきましょう。

コームを使うときは、まず毛先からほぐします。髪をとく際にやりがちなのが、最初から根元にコームを当ててしまう場合です。絡んだ髪をいきなり根元からブラッシングすると頭皮のダメージにつながります。

また、きしんだり絡まったりするのはキューティクルが傷んでいるサインの場合もあるので気をつけましょう。短髪なら問題ありませんが、パーマやウェーブなど髪が長かったりする場合は必ず毛先をほぐして髪の状態を見てから根元にコームを当てましょう。

メンズヘアコームのお手入れをきちんとしておけば、長く愛用できるアイテムになります。素材によってお手入れ方法も違うので、自分のコームのお手入れ方法を把握していつもコームを清潔に保てるように努めましょう。

まず、コームについている毛やホコリを指で取り除きます。ナイロン・プラスチック・ステンレス素材は洗剤で洗えます。ぬるま湯にシャンプーや洗浄剤を3プッシュほど入れてコームを入れ、軽くつけ置き洗いをします。その後、すすいでしっかり乾かしてください。

木製や動物性素材のコームは水洗いには向きません。綿棒やガーゼなどに、クリーナーまたは椿油などの植物性油を染み込ませ拭き取ってください。油がだんだん素材に馴染み、コームの風合いと味が出てきて使いやすくなります。

メンズヘアコームの人気おすすめ商品と選び方をご紹介しました。コームにもさまざまな種類があります。ぜひ参考にして、コーム選びとお気に入りのヘアスタイリングを見つけてください。