3Dプリンター用フィラメントのおすすめ人気ランキング7選【PLA・ABSも】
2023/10/19 更新
Ender3などの3Dプリンターにはフィラメントが欠かせません。しかし、PLA・PETG・ABSなど素材によって太さや強度・対応温度も豊富で、メーカーもさまざまです。今回は、3Dプリンター用フィラメントの選び方や人気おすすめランキングを紹介します。
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目次
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本記事では3Dプリンターのフィラメントの人気おすすめ商品を紹介していますが、以下の記事では3Dプリンターの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ、本記事とあわせて参考にしてみてください。
3Dプリンター用フィラメントを知れば製作がより楽しい
フィラメントはEnder3などの3Dプリンターで作品を作るときに使用する材料です。使用しているメーカーの3Dプリンターによってカーボンなどフィラメントの材質や種類は違いますが、だからこそフィラメント選びは非常に重要で悩ましいです。
実は、カーボンやナイロンなど同じ材質のフィラメントでも、メーカーによって仕上がりの色合いや質感・強度が変わります。そのため、より仕上がりにこだわりたいなら、ABS・PLA・PETGなどフィラメントの特徴を適切に把握して選ばなければなりません。
そこで今回は3Dプリンター用フィラメントの選び方や人気おすすめランキングを紹介します。ランキングは素材・カラー・太さ・加熱温度を基準にして作成しました。購入を悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
3Dプリンター用フィラメントとは
3Dプリンター用フィラメントとは、データの出力するときに使用する材料です。主にFDM方式、材料噴射方式の3Dプリンターに使用します。3Dプリンターは、メーカーや機種によって純正のフィラメントでないと使用できないケースもあります。
なので、3Dプリンターを購入するときには純正のフィラメント以外でも使用できるかどうかを確認してください。
3Dプリンター用フィラメントの選び方
3Dプリンター用フィラメントは意外と難しいものです。ここでは3Dプリンター用フィラメントの選び方を紹介します。
材質の種類で選ぶ
3Dプリンター用フィラメントは種類が豊富であり、特性も違います。ここではそれぞれの特徴を紹介するので、参考にしてください。
臭いが気になるなら種類が多い「PLAフィラメント」がおすすめ
PLAフィラメントは植物のでんぷん質を原料としたバイオプラスチックです。環境にやさしい素材であり、反りが起こりにくいので作品の形が安定しやすくなります。プラスチック特有の臭いが少ないうえに、価格もリーズナブルなので人気のフィラメント素材です。
ただし、作品が非常に硬くなるので衝撃で壊れやすく、熱に弱い点がデメリットとして挙げられます。扱いやすいので初心者に最適な種類であり、作品の寸法安定性が高いですが、耐熱・壊れにくさを求める作品には不向きな素材です。
強度と耐久性を求めるなら「ABS」がおすすめ
ABSは3Dプリンターの材質としてはポピュラーな材質で、耐薬品性・劣化しにくい・耐衝撃性が高いため、工具や治具の制作に向いています。ただし、温度管理が難しくプリント中の反りとプラスチック特有の臭いがきついです。
高い温度に対応する部品を作りたいなら「ポリカーボネート」がおすすめ
ポリカーボネートは耐衝撃性や靭性に優れているだけではなく、高い耐熱性を誇る素材です。高い温度に強い高耐久性の製品を製作できるので、ネジやボルトなどを作成したいときに適しています。
ただし、難易度が高く初心者にはあまりおすすめできない素材です。3Dプリンターはフィラメントによって設定が変わり、複雑な設定が必要になります。また、対応している3Dプリンターの種類が少ないので、上級者向きの素材です。
透明な製品を作りたいなら耐衝撃性が高い素材の「PETG」がおすすめ
耐衝撃性が高くプリント時の反りもないPETGですが、実はペットボトルに使われる素材です。透明でやわらかな素材なので作品の表面を滑らかにしやすいですが、ペットボトルと同様に、紫外線を浴び続けると脆くなります。
耐熱・耐摩耗性を求めるなら「ナイロンフィラメント」がおすすめ
ナイロンフィラメントは優れた強度と耐衝撃性があり耐熱性も高いので、配管などのパイプ素材としても知られています。軽量な部品に交換したい場合におすすめで、金属部品を軽くしたいときなどに最適な素材です。
金属の質感がほしいなら「金属配合フィラメント」がおすすめ
金属の質感は、やっぱり金属系の成分が混ざったフィラメントを使用しましょう。まるで金属のような質感の製品を作成できます。たとえばブロンズ像に似せた作品を作ったり、フィギュアなどでマテリアルな感じを出したりしたいときにおすすめのフィラメントです。
外装やカバーを作るなら耐候性が高い「ASA」がおすすめ
ASA樹脂は、耐候性を高めたい作品向きです。ABS樹脂よりも耐候性に優れアクリルゴムをミックスしたことで耐候性能が高められた素材となっています。日光や雨など天候に起因する耐久性が高いのでカバーや外装の素材におすすめです。
靭性や柔軟性を求めるなら「TPUフィラメント」がおすすめ
TPUフィラメントとはゴム系の材料である熱可塑性ポリウレタンを指します。靭性や柔軟性が高いのが特徴のTPUフィラメントは、耐衝撃性を高めたい作品の製作におすすめです。ただ、造形の難易度が高く、ノズルが詰まるリスクもあります。
木の質感やぬくもりがほしいなら「Wood((木材フィラメント)」がおすすめ
木材が混ざったフィラメントは木の質感がほしい作品の素材に適しています。しかし、木材が混ざっているため、3Dプリンターのノズルにつまりやすいです。この素材を使う場合は、径の大きいサイズを使用してください。
メーカーで選ぶ
3Dプリンター用フィラメントを製造販売しているメーカーで、人気のおすすめメーカーを3社ご紹介します。
耐久性を考えるなら「FlashForge(フラッシュフォージ)」がおすすめ
FlashForge社の3Dプリンター用フィラメントはAdventhure3と相性がいいです。価格は若干ほかのメーカーよりも高めになりますが、つまりにくく3Dプリンターが故障しにくいフィラメントとして高い評価を得ているメーカーです。
硬くて丈夫な作品を作るなら太さのある「PRILINE(プリライン)」がおすすめ
PRILINE社のフィラメントは、仕上がりがきれいになるフィラメントです。PLAはメーカーによってやわらかい粘りのあるタイプと、太さがあり硬くて作品がきれいに作れるタイプがありますが、PRILINE社のフィラメントは硬くて反りにくいのが特徴です。
ただし、硬いPLAフィラメントはテーブルから剥がしやすいので、スティックのりなどでテーブルに密着するような工夫をすると剥がれにくくきれいな作品を作れます。価格は高めですがきれいな作品を作りたい方におすすめします。
色を緻密に再現するなら「Verbatim(三菱ケミカルメディア)」がおすすめ
三菱ケミカルメディアが販売している3Dプリンター用フィラメント「Verbatim」ブランドは、豊富なカラーから理想に近い作品を作れます。価格は安めで、3000円程度で購入可能です。
価格で選ぶ
3Dプリンターのフィラメントはキロ単位で販売されています。ここでは価格帯での選び方を紹介するので、チェックしてみてください。
大量に使うなら値段の「安い」フィラメントがおすすめ
頻繁に作品を作る方におすすめな価格帯は、1500円~2000円クラスの安いフィラメントです。このタイプは大量に購入しやすいので、練習したいときにも適しています。ただ、購入するフィラメントの質には気を付けましょう。
安すぎるフィラメントを使うと、目詰まりを起こすだけでなく、絡んだり反ってしまうなどの不良が出る可能性が高いです。また、保存状態が悪いと湿気を吸って溶けてしまう可能性もあるので、格安のフィラメントは短期間で使いきりましょう。
安定性を求めるなら「2000円~3000円」がおすすめ
1Kgで2000円~3000円は3Dプリンター用フィラメントとしては一般的な価格であり、このクラスのフィラメントは安定性もよく、作品の仕上がりにバラつきが出にくいです。もちろんメーカーによって同じ材料でも若干特性に違いが発生する可能性もあります。
失敗や故障を避けるならカーボンなどの「3000円以上」がおすすめ
カーボンなど3000円以上のフィラメントは、目詰まりしにくく作品もきれいに仕上がりやすいです。このタイプのフィラメントは失敗や3Dプリンターが故障するリスクが低いため、安定的に作業を行いたい方に適しています。
Amazonなどで購入するなら「口コミ」を確認
3Dプリンターのフィラメントは素人だと素材の違いがわかりにくく、実際に使用してみるとイメージと違う結果になるケースも多いです。そのため、Amazonなど通販で購入するなら、口コミなどで使用感を必ず確認しましょう。
3Dプリンター用フィラメントの人気おすすめランキング7選
PRILINE
3Dプリンター用 TPU FLEX弾性樹脂フィラメント
TPUフィラメント特有の強度と柔軟性でAmazonでも人気
弾性樹脂タイプの3Dプリンター用TPUフィラメントです。適度な柔軟性があり、耐久性がほしい作品の製造に向いています。子どものおもちゃなどを作るときにもおすすめです。価格も安いので常備にも適しています。
強度も高いため、Amazonでも自作用3Dプリンターフィラメントとして人気が高い商品です。カラーバリエーションも豊富であり、理想的なフィラメントを探している方におすすめします。
材質 | 熱可塑性ポリウレタン | カラー | ブルー・イエロー・オレンジ・ピンク・グレー・ホワイト・ブラック・レッド・グリーン |
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直径 | 1.75mm | 加熱温度 | 190~210度 |
TINMORRY
3DプリンターフィラメントマットPLA
色の種類が豊富でカーボンのような質感が美しい滑らかなフィラメント
一般的なPLA素材のフィラメントとの大きな違いは美しい質感です。光沢がないので高級さを感じさせる作品に仕上がります。ノズル詰まりがしにくく絡みにくいうえに、密着性が高いので制作に安定性を求める方におすすめです。
カラーの種類も豊富に楽しめます。環境に悪い有害ガスが発生しないので、安心して屋内で3Dプリンターを使えます。良質なアメリカ製の材料を100%使っているので、品質は折り紙付きです。ぜひチェックしてみてください。
材質 | マットPLA | カラー | マットブラック・マットホワイト・アイアングレー・アーミーグリーン・カーキ |
---|---|---|---|
直径 | 1.75mm | 加熱温度 | 180~200度 |
3Dプリンター用フィラメントのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 材質 | カラー | 直径 | 加熱温度 |
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靭性と強度が強化されたPLA+フィラメント |
PLA+ |
ブラック |
1.75mm |
210~230度 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
色の種類が豊富でカーボンのような質感が美しい滑らかなフィラメント |
マットPLA |
マットブラック・マットホワイト・アイアングレー・アーミーグリーン・カーキ |
1.75mm |
180~200度 |
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質感が特徴的な目詰まりしにくいPLAフィラメント |
PLA |
ブラック |
1.75mm |
190~220度 |
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加工しやすくコスパがいいABSフィラメント |
ABS |
ホワイト |
1.75mm |
230℃~260度 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
TPUフィラメント特有の強度と柔軟性でAmazonでも人気 |
熱可塑性ポリウレタン |
ブルー・イエロー・オレンジ・ピンク・グレー・ホワイト・ブラック・レッド・グリーン |
1.75mm |
190~210度 |
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加熱温度の範囲が広く互換性が高い |
PLA |
ホワイト・レッド・グレー・ピンク・シルバー・グリーン |
1.75mm |
195~250度 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
3Dプリンター用の環境に配慮した太さのある高密度の純正材料 |
PLA |
ブラック・ホワイト・グリーン・グレー |
1.75ミクロン |
200~230度 |
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※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
使用後・交換後のフィラメントの保管に乾燥材を使用する理由
フィラメントを交換・保管するときには、ドライボックスを利用します。このとき、湿度の低い乾燥した場所で保管しましょう。ただ、フィラメントの素材によっては加熱器を使用して保管する必要があります。
しかし、加熱器は電気代などのコストがかかるため、シリカゲルなどの乾燥剤を用いて湿気からフィラメントを守りましょう。完璧な除湿は難しいので、開封後は早めに使い切るよう心がけてください。
失敗した3Dプリンター用フィラメントの再利用は可能?
失敗してしまったフィラメントは再利用が難しいです。まず粉砕が難しく、できたとしても押出が安定しなくなってしまいます。また、樹脂の特性が落ちてしまい、正常な形状を維持できない場合があります。
3Dプリンター用フィラメントのよくあるトラブル
ここでは、フィラメントのよくあるトラブルと解決方法をご紹介します。実際に使用するときの参考にしてください。
フィラメントが出ない
フィラメントが出ない理由は大きくわけると2つあります。「ノズルがつまっているから出ない」と「フィラメントがチューブのなかでつまっているから出ない」です。ノズルがつまっている場合は、温度を上げてノズル内のフィラメントを溶かします。
溶けたらノズル用のニードルでクリーニングすればOKです。フィラメントがチューブのなかでつまっている場合は、フィラメントが折れている可能性があるので、チューブを外してつまっているフィラメントを取り出せば直ります。
フィラメントが丸まってつまる
フィラメントが丸まってつまる原因は、ノズルの温度が高くてチューブにその熱が伝わるからです。チューブに熱が伝わると思いもしなかった部分でフィラメントがやわらかくなり、チューブにつまります。これが丸まってつまる現象の原因です。
この場合の解決方法には、ノズルの温度を調節する・印刷速度を早めてみる・ファンの設定を強くしてみるなどがあります。また、つまってしまったフィラメントは、温めて取り出せばつまりが直ります。
フィラメントの強度と硬さの関係
強度が高いフィラメントでも作品が頑丈に仕上がるわけではありません。硬めのフィラメントはきれいな形に仕上がりますが、衝撃には弱い傾向があります。だから衝撃で簡単に欠けない柔軟な素材と使い分けてください。
自作フィラメントは作れないものなのか?
フィラメントを自作できたらと考える方もいますが、現段階で製品化しているものはありません。ただ、海外ではフィラメントを作る機械を自作するユーザーが現れているので、設計図を手に入れて自作フィラメント抽出機を自作する方法はあります。
家庭でも使える3Dプリンター「Ender3 S1」をチェック
3Dプリンター用フィラメントを使うには、3Dプリンターの購入も必要です。ですが、3Dプリンターは高価なものが多く、個人での購入が難しくもあります。ほかにもサイズが大きく幅を取る・稼働音がうるさいなどの問題もあり、初心者には扱いにくいものでもあります。
そこでおすすめなのが、Ender3 S1です。Ender3 S1はサイズがコンパクトで幅を取らず、価格も4万~6万前後で買えるため、個人での購入がしやすい3Dプリンターとなっています。プリント中の稼働音が静かな点も、家庭用に使いやすい理由のひとつです。
そのほかにも、テーブルを平面に保ってくれる「補助レベリングセンサー」や、フィラメントを使い切った際にプリントを一時停止してくれる機能も搭載しています。プリントに失敗しにくくなる便利機能が多く搭載されているため、初心者にも扱いやすくおすすめです。
まとめ
3Dプリンター用フィラメント選び方とおすすめの商品をご紹介しました。フィラメントの素材にこだわるだけでも、作品の仕上がりを大きく左右するので、ぜひこだわってみてください。今夏の記事が参考になれば幸いです。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年10月19日)やレビューをもとに作成しております。
環境に優しい素材PLA+の3Dプリンターフィラメントです。標準的なPLAフィラメントよりも優れた強度・点剛性・靭性バランス・強力な耐衝撃性を備えています。常に安定した印刷品質を実現し、滑らかな仕上がりです。
フィラメントはすべて乾燥剤で真空シール梱包された真空封止パッケージを採用し、汚れを防止します。