【2024年版】笹本稜平のおすすめ人気ランキング10選【新刊や山岳小説も】
2023/04/16 更新
臨場感あふれる描写に定評のある笹本稜平。越境捜査・駐在刑事・所轄魂・サンズイなどの刑事ものから、「K2 復活のソロ」のような山岳小説まで作品は多岐にわたり、その多くが文庫本になっています。今回は笹本稜平作品の選び方や新刊・人気おすすめ作品を紹介します。
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目次
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今回の記事では笹本稜平の人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
文庫本から最新刊まで笹本稜平を知り尽くそう
笹本稜平は1951年10月9日生まれの作家です。出版社勤務を経て、海運分野のフリーライターとして活躍。2000年に、阿由葉稜というペンネームで作家デビューしました。越境捜査・駐在刑事・ソロシリーズなどが人気で賞も受賞している実力派です。
自然描写に定評があり、壮大な冒険小説・山岳小説を書く作家として知られています。そんな笹本稜平自身は、実はそれほど冒険小説を読んできたわけではないそうです。そもそも小説自体をあまり読んでこなかったのだとか。
今回は笹本稜平作品の選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングはシリーズもの・映像化された作品・ページ数を基準に作成しました。文庫本から新刊までご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
講談社文庫
駐在刑事
Amazon での評価
(2024/07/17調べ)
組織から裏切られた駐在刑事が挑む警察捜査小説
笹本稜平作品の選び方
笹本稜平が世に送り出した数多くの作品を、シリーズもの・映像化された作品・ページ数の観点からご紹介します。
シリーズで選ぶ
笹本稜平の作品には、シリーズ化されているものが多くあります。登場人物の関係性ややり取りが面白く物語に引き込まれます。
最新作までじっくり楽しみたいなら「越境捜査シリーズ」がおすすめ
越境捜査シリーズは、捜査本部の応援や未解決事件の継続捜査に駆り出される部署の物語です。2007年に始まり、最新作は2020年に出版されています。一番長く続いているシリーズなので、以前の作品から最新作まで、笹本稜平作品をじっくりと味わうことができます。
ヒューマンタッチの刑事小説なら「所轄魂シリーズ」がおすすめ
所轄魂シリーズは2012年に始まり、これまでに5冊の作品が出版されています。所轄刑事の父親と、キャリア組の息子が活躍する警察小説です。本格的な刑事ドラマであるとともに、父子のきずなも描かれており、人間味のある心温まる物語が展開されていきます。
刑事ものが好きなら新刊もでた「調査官シリーズ」がおすすめ
調査官シリーズは2008年から始まり、2017年に最新刊が出ました。捜査シリーズと同じく長く続いているシリーズで、警察官の不正を取り締まる部署を描く長編小説となっています。刑事ものの小説やドラマが好きな方におすすめです。
コミカルなタッチが好きなら「探偵シリーズ」がおすすめ
2007年に最初「恋する組長」が登場してから、しばらく沈黙を貫いていたシリーズ。2015年に待望の最近作「ボス・イズ・バック」が出版されました。登場人物全員が個性的で笑えます。面白くて、読みやすい探偵小説です。
山岳小説を楽しみたいなら「山狩やソロシリーズ」がおすすめ
2017年から始まったソロシリーズは、過酷な山に挑む登山家たちの挑戦が描かれています。大自然の中で仲間たちと助け合いながら成長していく姿に胸が熱くなります。ほかには山岳x警察小説の山狩もあり、笹本稜平を語るなら、山岳小説は外せません。
映像化された作品で選ぶ
笹本稜平の作品は、映画やテレビで映画化されています。どのようなものがあるのか見ていきましょう。
読書が苦手ならドラマ化されている駐在刑事など「刑事もの」がおすすめ
笹本稜平のシリーズ作品は登場人物の関係性が面白く、テレビドラマ化されています。ドラマを見てからだとイメージ化できるので、小説が読み進めやすくなります。読書が苦手な方にもおすすめです。
映像から入ってもいいですし、小説を読んでから映像を見るのも興味深いです。どちらにしても、作品を2回楽しめるのはうれしいです。「越境捜査」の柴田恭平や「駐在刑事」の寺島進など、有名な俳優陣が出演しています。
笹本稜平を知りたいなら映画化された「登山小説」がおすすめ
「春を背負って」は、2011年に出版された小説です。2014年に大村大作監督によって映画化され、松山ケンイチが主演を務めました。ラジオドラマにもなった作品です。
奥秩父の山小屋を舞台に、人々の心の触れ合いを描いた作品です。ヒマラヤやアラスカを舞台にした壮大な山岳小説とはまた違う、笹本稜平ワールドを堪能できます。ぜひ映画と小説の両方でお楽しみください。
下記記事では、ドラマ化・映画化された小説の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧ください。
ページ数で選ぶ
笹本稜平の作品はボリュームのある長編小説が多いですが、短編のものもあります。ページ数で笹本稜平作品を見てみましょう。
笹本稜平作品「初心者」はページ数の少ない短編小説がおすすめ
笹本稜平のほとんどの作品は400ページを超えますが、250ページ前後のものもあります。分厚い本は、最初は少しハードルが高いかもしれません。笹本稜平作品が初めてという方は、ページ数の少ない短編小説から始めてみてはいかがでしょうか。
下記の記事は、短編小説の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
代表作を楽しみたいなら長編の「冒険小説」がおすすめ
笹本稜平といえば、冒険小説です。山を舞台にした作品は自然描写がすばらしく、登山の専門用語も出てきます。壮大なスケールでありながらリアリティがあり、山好きにはたまらないのではないでしょうか。ボリュームのある力作になっています。
笹本稜平の凄まじい世界観が広がっていきます。登場人物の心情表現に魅了されることはもちろん、自然のすばらしさ、人間とはなど考えさせられます。笹本稜平ワールドにどっぷり浸かりたいなら、ページ数の多い分厚い作品がおすすめです。
笹本稜平の人気おすすめランキング10選
小学館
遺産 THE LEGACY(上)
Amazon での評価
(2024/07/17調べ)
上下巻ありますがページ数は多くない作品です
「太平洋の薔薇」以来の海洋冒険小説です。海洋冒険小説が好きな方や、「太平洋の薔薇」を読んでハマった方におすすめの作品。水中考古学者とトレジャーハンターのやり取りが面白く描かれています。
400年前に沈んだ沈船引き揚げプロジェクトから展開される物語。遥か昔に木造船を作って、太平洋を行ったり来たりしていたとは、壮大すぎて想像もできません。夢のある話としても興味深いので、ぜひ読んでみてください。
発売日 | 2016年7月6日 |
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ページ数 | 349ページ |
口コミを紹介
アプローチがカリブ海だったので、何処の宝探しなのだろうかと、読み急ぎました。400年前のご先祖様が、木造船で太平洋を行ったり来たりしていたとは、想像が付きませんでしたね。
光文社
山狩
Amazon での評価
(2024/07/17調べ)
新刊で得意の山岳と警察を組み合わせた山狩
山狩は得意の山岳と警察を組み合わせた笹本稜平の新境地です。山中でしたいとなって発見された女性は生前ストーカーにつきまとわれていた。ストーカーとして告発された男は、取り調べを拒否して、行方をくらましてしまいます。
発売日 | 2022/1/18 |
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ページ数 | 420ページ |
口コミを紹介
難しい展開はなく読みやすいが、著者の作品としては警察ものとしても山岳ものとしてももう一つ。
徳間書店
最終標的 所轄魂
Amazon での評価
(2024/07/12調べ)
所轄魂シリーズの最新作も文庫本で登場
所轄魂シリーズは2012年1月から始まっており、今作が2018年10月に発売された5作目。警察と政治家のやり取りが展開される大人気シリーズで、政治の世界の悪と戦うシリーズです。文庫本にもなっています。
警察と政治家のやり取りが多々出てくるので、警察小説が好きな方にも政治小説が好きな方にもおすすめの作品です。1作目から続いている人間関係にも、目が離せない作品となっています。
発売日 | 2018年10月6日 |
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ページ数 | 415ページ |
口コミを紹介
幻冬舎
突破口 組織犯罪対策部マネロン室
Amazon での評価
(2024/07/17調べ)
人間ドラマを描いた作品です
経済ネタが好きでなくても、人間ドラマが描かれており十分に楽しめます。登場人物の樫村と八雲のやりとりに注目です。物語は、落としのプロと呼ばれた刑事の樫村が、マネロン室に異動になるところから始まります。
マネロン室とは、さまざまな刑事が寄せ集められた巣窟。取り調べ中だった信用金庫の職員が死亡し、捜査は難航する。そこへ有力情報が入るが、情報提供者は樫村が自殺に追込んだ被疑者の関係者だった。
発売日 | 2015年10月8日 |
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ページ数 | 534ページ |
口コミを紹介
心の傷、健康や家庭事情による制約など、ワケアリの人々が集まって、ベストをつくす様子がすがすがしい。
小学館
太平洋の薔薇 上
Amazon での評価
(2024/07/17調べ)
下巻も読みたくなる面白さ
笹本稜平が得意なスペクタクル冒険小説です。柚木静一郎が船長として乗り込んだのは、不定期貨物船パシフィック・ローズ。横浜に向かう途中で船火事に遭遇し救難に向かいますが、パシフィック・ローズをハイジャックされてしまいます。
ハイジャックした集団の目的は、世界規模のテロ。世界中を舞台に究極の生物兵器をめぐる攻防戦が繰り広げられます。笹本稜平渾身の壮大な長編小説は、第6回大藪春彦賞を受賞しています。
発売日 | 2014年2月6日 |
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ページ数 | 460ページ |
口コミを紹介
笹本稜平さんの本を一生懸命読んでいますが、この本は私の中では最高に感激した本です。
徳間書店
グリズリー
Amazon での評価
(2024/07/17調べ)
クライマックスがたまらない
アクション映画好きにおすすめ。小説でアクション映画のような表現ができるのかと疑問に思われる方もいるかもしれませんが、読んでみればわかります。笹本稜平ならではのアクション小説になっています。
グリズリーというのは主人公折本敬一のあだ名。一人の男が超大国に戦いを挑んでいくストーリーです。心温まる感動が押し寄せます。
発売日 | 2007年2月1日 |
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ページ数 | 636ページ |
口コミを紹介
クライマックスのシーンは鳥肌がたちました。 何回も読み返しました。
祥伝社文庫
ソロ ローツェ南壁
Amazon での評価
(2024/07/17調べ)
世界第四位のヒマラヤのローツェに挑むソロシリーズ
笹本稜平の中でも人気の高いソロシリーズです。数々の難壁に初登攀の足跡を残してきた新進気鋭のアルパインクライマー奈良原和志は、世界第4位のヒマラヤのローツェ最難関の南壁ルートに挑みます。
発売日 | 2020/4/15 |
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ページ数 | 544ページ |
口コミを紹介
ソロスタイルの山岳の描写が、素晴らしく
ドキドキしながら読んだ。
双葉文庫
越境捜査
Amazon での評価
(2024/07/12調べ)
伝説の越境捜査シリーズ第一弾
タイトルのまま伝説の越境捜査シリーズ第一弾です。警視庁捜査一課鷺沼と、借金だらけの神奈川県警山手署の刑事・宮野が2億円を搾取した詐欺師の男が変死した14年前の事件の真相に迫ります。
発売日 | 2020/3/11 |
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ページ数 | 640ページ |
口コミを紹介
誰が敵で誰が味方なのか・・・疑心暗鬼になりながら読みました。
話の展開が最後まで読めず、最後の最後まで面白かったです。
文藝春秋
還るべき場所
Amazon での評価
(2024/07/17調べ)
山岳小説という新しいジャンルの誕生です
雑誌の連載小説が、待望の文庫化されました。傑作の山岳小説を読んでみたい方におすすめの作品です。山登りの専門的な言葉が出てきますが、言葉を知らなくても作品に入り込んでしまうくらい読みやすい内容になっています。
主人公をはじめ登場人物たちに清涼感があります。恋人をヒマラヤで亡くした山岳家が、再びヒマラヤにツアーガイドとして還ってくるところから話は始まります。立ちはだかる自然の脅威と登山家たちのエゴが絡み合っていきます。
発売日 | 2011年6月10日 |
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ページ数 | 623ページ |
講談社文庫
駐在刑事
Amazon での評価
(2024/07/17調べ)
組織から裏切られた駐在刑事が挑む警察捜査小説
警視庁捜査一課の警部補だったから江波淳史は、取り調べ中に容疑者が服毒自殺した責任を問われ青梅警察署水根駐在所の駐在刑事に左遷されてしまいます。自責の念を背負う元刑事が人間としての自分を取り戻せるかの物語です。
発売日 | 2009/9/15 |
---|---|
ページ数 | 416ページ |
口コミを紹介
描写が的確鮮明で、文章力もあり、この作家の技量の高さをうかがい知れる。
笹本稜平のおすすめ商品比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 発売日 | ページ数 | |
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1位 |
|
Amazon 楽天 ヤフー |
組織から裏切られた駐在刑事が挑む警察捜査小説 |
2009/9/15 |
416ページ |
|
2位 |
![]() |
Amazon 楽天 ヤフー |
山岳小説という新しいジャンルの誕生です |
2011年6月10日 |
623ページ |
|
3位 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
伝説の越境捜査シリーズ第一弾 |
2020/3/11 |
640ページ |
|
4位 |
|
Amazon 楽天 ヤフー |
世界第四位のヒマラヤのローツェに挑むソロシリーズ |
2020/4/15 |
544ページ |
|
5位 |
![]() |
Amazon ヤフー |
クライマックスがたまらない |
2007年2月1日 |
636ページ |
|
6位 |
![]() |
Amazon 楽天 ヤフー |
下巻も読みたくなる面白さ |
2014年2月6日 |
460ページ |
|
7位 |
![]() |
Amazon 楽天 ヤフー |
人間ドラマを描いた作品です |
2015年10月8日 |
534ページ |
|
8位 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
所轄魂シリーズの最新作も文庫本で登場 |
2018年10月6日 |
415ページ |
|
9位 |
|
Amazon 楽天 ヤフー |
新刊で得意の山岳と警察を組み合わせた山狩 |
2022/1/18 |
420ページ |
|
10位 |
![]() |
Amazon 楽天 ヤフー |
上下巻ありますがページ数は多くない作品です |
2016年7月6日 |
349ページ |
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※ 表は横にスクロールできます。
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
ソロシリーズに出てくるK2って何?
2019年6月に出版されソロシリーズ2作目の「K2 復活のソロ」。このK2(ケイツー)とは、パキスタンの最高峰のことです。パキスタン・インド・中国の国境付近に横たわるカラコルム山脈の最高峰でもあり、エベレストに次ぐ世界第2位の高さです。
カラコルム山系の高い山々に、カラコルム(Karakoram)の頭文字「K」を順に、K1・ K2・K3…と測量番号をつけたそうです。その後山名がつけられていきましたが、K2だけは測量番号がそのまま山名として残っています。
ソロシリーズは最新刊の「希望の峰 マカルー西壁」が、2020年7月に出版されています。ソロシリーズの完結版です。「K2 復活のソロ」と併せて、ぜひお楽しみください。
やっぱりサスペンスが面白い
笹本稜平は「時の渚」で、第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞していますが、他にも珠玉のサスペンス小説を出版しています。その中の一つが「サンズイ」です。
「サンズイ」とは警察の隠語で「汚職」のことです。主人公は警察を敵に回し逃げる刑事の孤独な戦いが始まります。手に汗握るノンストップサスペンス「サンズイ」は、2019年に出版されました。サスペンス好きにおすすめの1冊です。
下記の記事では、小説家が厳選したミステリー小説の人気おすすめ作品を紹介しています。ぜひご覧ください。
まとめ
笹本稜平の作品を読み出すと、その世界に入り込んでしまい、他の作品も読みたくなることでしょう。今回ご紹介した作品の中で気になるものがありましたら、ぜひ一度手に取ってみてください。名作に出合えるかもしれません。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年04月16日)やレビューをもとに作成しております。
警視庁捜査一課の警部補だったから江波淳史は、取り調べ中に容疑者が服毒自殺した責任を問われ青梅警察署水根駐在所の駐在刑事に左遷されてしまいます。自責の念を背負う元刑事が人間としての自分を取り戻せるかの物語です。