ビンディングペダルの人気おすすめランキング10選【メーカーもご紹介】
2023/03/15 更新
目次
ペダルシューズと相性のいいビンディングペダルの効果
スポーツバイクに乗る時に「クリート」という留め具で、ペダルとペダルシューズが離れないよう固定できるペダルのことを「ビンディングペダル」といい、ペダルの踏み込み時だけでなく引き上げ時も推進力に変える効果があります。
より速く・遠くまで走りたい場合は断然おすすめのアイテムなんです。ビンディングペダルには大きく分けてロードバイク用とマウンテンバイク(MTB)用の2種類がありますので、シマノやタイムなど車種に合ったタイプを選ぶのがよいでしょう。
今回は、そんなビンディングペダルの人気おすすめランキングと選び方についてご紹介します。ランキングは用途・着脱感・固定力などを基準に作成しているので、ビンディングペダルの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ビンディングペダルの選び方
スポーツバイクにいろいろな種類が多くあるように、ビンディングペダルの種類もさまざまです。以下で選び方をいくつか見ていきましょう。
ロードバイク向けで選ぶ
ロードバイク向けのビンディングペダルは速さと走行性を重視して、ペダルを3箇所で固定するタイプを選ぶのが一般的です。
スプリントなどの「全力疾走」向けがおすすめ
思い切ったペダリングをしても、もがいても、固定力が強く外れにくいタイプのものを選ぶのがおすすめです。ロード向けのビンディングペダルは走行性を重視しているため踏面が広く、踏み込み時のダイレクト感が強いのが特徴になります。
力が伝わりやすく効率のよいペダリングができるため、疲れにくいところがポイントです。ツーリングやロングライドなど、長時間・長距離のサイクリングを楽しみたい方にもおすすめします。
「ヒルクライム」なら軽量化できておすすめ
クライマーならばとにかく少しでも重量を軽くしたいと思う方も多いのではないでしょうか。シューズの重量に加えて足まわりを軽くしたいと思った場合、ビンディングペダルの軽量化を考慮に入れてみるのもよいでしょう。
軽量化にこだわる場合は、素材に着目するのがポイントです。比較的軽めのナイロンよりも更に軽量化を図りたい場合は、カーボン性の素材を選ぶのがよいでしょう。ツーリング目的の方におすすめです。
マウンテンバイク(MTB)向けで選ぶ
マウンテンバイク(MTB)向けのビンディングペダルは、ペダルを2箇所で固定するタイプを選ぶのが一般的です。
未舗装の道路や悪路を走る「オフロード」向けがおすすめ
マウンテンバイク(MTB)は、オフロードなど未舗装路や路面状態の悪いところを走破することを考えられているため、それに合わせてビンディングペダルは地面へ足を着けやすいようクリートが小さく、着脱がより簡単にできるよう配慮されています。
2箇所を固定するタイプは着脱が容易で咄嗟の時に地面へ足が着けやすいので、ビンディングペダルを初めて使うという初心者の方には入門用として使ってみるのもよいでしょう。ただし、はっきりとした目的が決まっている場合は、そちらを選ぶのが無難です。
MTB向けなら「スニーカー」風シューズでコーデできておすすめ
MTB向きである2箇所固定のビンディングペダルは、ビンディングシューズもスニーカーに近いデザインのものも多く、服装に合わせたデザインを選べるところが魅力のひとつでもあります。
ちょっと散策したい・寄り道をしたいという場合にMTB向けのビンディングペダルなら、着脱しやすく、シューズも歩行しやすいものが多いので、ちょっとだけなど気軽に乗り降りができておすすめです。
シクロクロス・クロスバイク向けで選ぶ
シクロクロス・クロスバイクなら着脱しやすく、かつ歩行しやすいシューズに合ったクリートを採用したビンディングペダルを検討してみるのもよいでしょう。
通勤・通学・街乗りならフラットペダルとの「兼用」がおすすめ
片面をビンディングペダル、もう反対側の面をフラットペダルとして両面兼用できるタイプのものもあります。通勤・通学や街乗りなど、よりカジュアルに使いたいという方におすすめです。
また、先に紹介したMTB向けの2箇所固定式なら、固定力は下がりますが歩行にも向いたシューズを履くことができるので、歩く必要や目的がある・たくさん寄り道をしたいなど降車後のことを考えるのならそちらもおすすめです。
なるべく転倒を避けたい「初心者」向けがおすすめ
初めてのスポーツ自転車にはカジュアルなクロスバイクを、ツーリングを始めてみたいという方はシクロスバイクを選ぶ方も多いのではないでしょうか。そんな時にビンディングペダルを導入するのなら、着脱のしやすさを優先するのもよいかもしれません。
ストップ&ゴーが多い場所などでは素早く着脱をする必要がありますが、動作に慣れるまでうまく足を外せずに「立ちごけ」する場合があります。慣れるまでは固定力の弱めなものを選ぶのもおすすめです。
ただし、ビンディングペダルは「着脱のしやすさ」ではなく「どういう用途か」がより重要なポイントになりますので、初心者といえど自分が乗る自転車の種類・用途・目的に合ったタイプのものを選ぶことをおすすめします。
以下の記事はロードバイクのおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。
規格で選ぶ
日本の有名メーカーであるシマノのビンディングペダルには、「SPD」ペダルと「SPD-SL」ペダルの規格の違いがあります。
着脱しやすいなら「SPD」ペダルがおすすめ
SPDペダルの特徴としてまず挙げられるのは、なんといっても固定力が低く着脱が容易な点です。固定箇所は2箇所で、クリート部分が小さいのが特徴になります。着脱がしやすいため初心者にもおすすめの規格です。
また、シューズもスニーカーに近いカジュアルなデザインのものが多いため、服に合わせたコーディネートがしやすいのも嬉しいポイントです。シューズ側のクリート部分が出っ張っていないので、歩行もしやすく街乗りなどにぴったりといっていいでしょう。
SPDペダルには片面フラットタイプが多くラインアップされているので、フラット面を使う場合は普通のスニーカーでもOKです。気軽に使い分けられるので初心者の入門用ビンディングペダルとしておすすめなのがSPDペダルとなります。
走行性を重視した「SPD-SL」ペダルがおすすめ
SPD-SLペダルは固定力が3箇所になっており、SPDペダルよりも高い固定力で走行性が重視されたつくりとなっています。固定力が強いと、より踏み込み時のパワー伝達効率が上がり速く走ることができるため、レース向きのビンディングペダルといっていいでしょう。
シューズのクリート部分が大きく出っ張っているため歩行には向いていませんが、ペダリングの効率に重きを置いているので疲れにくいところがメリットです。そのため、速いだけでなくより長く・楽に漕ぐことができます。
メーカーで選ぶ
ビンディングペダルの種類はたくさんありますが、メーカーで選ぶのもひとつの手段です。ここでは主にビンディングペダルの4大メーカーといわれているブランドを紹介していきます。
定番の国産メーカーなら「SHIMANO(シマノ)」がおすすめ
耐久性の高さに優れ、踏面が広く踏み込みやすいタイプが多く取り揃えられています。カッチリとした固定感を得られるのが魅力で、ペダリングの心地もよいといえ、初心者の方も自分に合った商品を見つけやすいでしょう。
また、普及率が高く取り扱い店も多いため、買い求めやすいところもポイントです。価格も他のメーカーと比べてリーズナブルな商品が多く、コストパフォーマンス面でも優秀なところが大きなメリットになります。
ビンディングペダルの祖「LOOK(ルック)」がおすすめ
世界で初めてビンディングシステムを作ったといわれている先駆者の老舗ブランドで、高い信頼性でプロのライダーにも愛用者が多いメーカーです。固定力をかなり低く設定することが可能なので、初心者の方は扱いやすく調整するのをおすすめします。
軽量に特化している「TIME(タイム)」がおすすめ
ペダルとシューズを固定した時に足(かかと部分)を動かせる遊びのことを「フロート」といいますが、タイムは「左右」に加えて「上下」にも遊ばせることができる独自のフロート機構を採用しています。
遊びが多いので着脱時など膝を捻る動作が最小限に抑えられるため、膝への負担を軽減してくれるところが大きな魅力です。その独特なフロート感を好む根強いファンが多く存在しています。
特殊構造で他社と差別化してある「SPEEDPLAY(スピードプレイ)」がおすすめ
一般的なビンディングペダルとは仕様が異なり、両面固定が可能で、固定箇所が4箇所と他社より多く、また、固定するためのキャッチ構造がペダル側ではなくクリート側についているのが大きな特徴です。
また、固定した際の足の角度を最大15°まで自由に微調整できるため、まっすぐ踏み込めないなどの悩みもフローティング機構でカバーすることが可能で、これにより膝への負担を軽減してくれるところが大きなポイントです。
その他の選び方
上記で紹介しきれませんでしたが、ここでは主に初めてビンディングペダルを使ってみたいという方に向けて、その他の選び方について紹介していきます。
初心者向きの「アルミ・スチール」素材がおすすめ
比較的お手頃な価格で手に入れやすいアルミ・スチール製のビンディングペダルは、初心者向けのエントリーモデルも多く、入門用のビンディングペダルとしておすすめです。グレードの高いモデルほどカーボンなど軽量の素材が使われている傾向があります。
軽量であれば回転率を上げられるなどのメリットもありますが、レース仕様で咄嗟の時に足が地面に着けられないなどのデメリットもあります。ペダルの着脱に慣れるまでは、アルミ・スチール製のビンディングペダルを使ってみるのもおすすめです。
「両面」固定なら目視せずスムーズにステップインがおすすめ
片面がビンディング仕様、もう片面がフラット仕様の「兼用」とは異なり、面の両方が固定可能なタイプで、信号待ちなどでペダルから足を離していても両面固定式のタイプなら、いちいち目で確認する必要がないので便利です。
着脱の動作に慣れていない場合は両面固定式のタイプを選ぶのもよいでしょう。特にストップ&ゴーや人が多い街中などでは大いに活躍します。進行方向から目を離さずに済むので、より安全に走れるところも大きなポイントです。
ビンディングペダルの人気おすすめランキング10選
口コミを紹介
CLICK'Rという事で、保持力を心配していましたが、引き上げ踏み込みダンシング、全然外れる事なく、自分の意思で外す時だけ簡単に外れるし、「あー!コケル‼︎」と思った時も引っかかる事なく外れてくれて助かりました。
口コミを紹介
流石ビンディングペダルの雄なだけあって、必要最低限の機能(スプリング調整)しかありませが、よくできていると思います。シンプルな設計なだけあって、割と軽量ですし・・。
口コミを紹介
乗り始めはスプリングを弱めで走り、調整しましたがパチンとかカチンとまったく勘合した感がなく面喰いました。でも走行中外れる事はない。外すのがスルっと外れる。これなら立ちゴケは無いですね。STOP→GOの多い街中の着脱は楽ちんです。
口コミを紹介
初SPDSLペダルです。手を出しやすい価格で且つ、とてもしっかりとした商品です。重量も気になるほど重いって感じでもありません。初心者の方で重量は気にしない方にはとてもオススメです。
口コミを紹介
導入前は、正直言ってspdもslもそう変わらないんじゃないかなーと思っていました。それが明らかにペダリングが軽い。くたびれたspdペダルからの交換とはいえ、この変化には驚きました。
口コミを紹介
ペダルの表裏を気にしなくて良いストレスフリーさは最高です。
固定力も申し分なしで、加えてクリートが少し平行に動かせられる為、膝への負担も減り痛みも出にくくなりました。
口コミを紹介
膝に違和感を感じて少し辛くなってきていたので、膝に優しいと言われているタイムペダルを使ってみたくなり購入しました。結果、素晴らしいです。脱着のし易さに感動しました。
口コミを紹介
何度か立ちごけの危機がありましたが、リリースの調整のおかけですべてセーフ。怪我や大切な愛車を傷つけずに済んでいます。ペダリングや歩くこと、伴走車に合わせたポタリングの際はスニーカーで行けることなど、今のところ大満足です。
口コミを紹介
ビンディング面の固定力には不安がありませんし、フラット面もピンのおかげで滑りません。普通の靴とSPDシューズ、両方使うようなユースケースに最適でしょう。付属するクリートも付けやすく外しやすいマルチモードなので、気軽に使えます。
口コミを紹介
初SPDでしたが性能も申し分ないし、フラットのアダプターを買って使ってみても純正と比べ走りやすさが格段に違ってて感動しました。とにかくベアリングかすごいです。
ビンディングペダルのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | タイプ | 素材 | 重量 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
グリスアップもしやすい!本格的なライドに最適 |
ロード |
カーボン |
ペア248g |
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Amazon 楽天 ヤフー |
ペダルシューズ・普通の靴どちらにも!片面フラット仕様で街中も快適 |
MTB |
- |
ペア383g |
|
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Amazon 楽天 ヤフー |
すっきり美しいデザイン!クロスバイク・ロードバイクにも使える |
ロード・クロス・MTB |
- |
ペア333g |
|
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Amazon 楽天 ヤフー |
超軽量で耐久力にも優れたタイムの逸品 |
ロード |
カーボン |
片側99g |
|
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Amazon |
着脱感に慣れたら手放せない |
ロード |
ステンレス |
片側103g |
|
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Amazon 楽天 ヤフー |
プロ・上級者向けのトップモデル |
ロード |
カーボン |
ペア228g |
|
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Amazon 楽天 ヤフー |
初めてのSPD-SLペダルに最適 |
ロード |
ステンレス |
ペア320g |
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Amazon 楽天 ヤフー |
両面固定できるロードツーリング用SPDペダル |
ロード |
- |
ペア442g |
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Amazon 楽天 ヤフー |
初心者さんにぴったりで見た目もおしゃれ |
ロード |
クロモリ |
片側140g |
|
![]() |
Amazon 楽天 ヤフー |
街乗りしたい初心者さんにぴったり |
トレッキング |
- |
ペア418g |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
ビンディングペダルを使うにあたって
ビンディングペダルの使用時には、ペダル以外にも必要なアイテムがあるなど注意しなければならないことがあります。
初心者は立ちごけのしにくさを考えるのもおすすめ
足とペダルが固定されているため、咄嗟の時に足が地面に着かないと「転んでしまうのでは?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。恐怖心が先に立ってしまうと、とっつきにくくなってしまうこともあるかもしれません。
そんな方へのおすすは、固定力がある程度ゆるめのビンディングペダルです。着脱に慣れていない場合「足がペダルから離れない」と焦って転倒してしまうケースが多いので、慣れるまでは固定力がゆるめのものを選ぶのもよいでしょう。
専用のシューズも必要
ビンディングペダルを使うためには、専用のビンディングシューズが必要です。金具には2穴式・3穴式タイプのものやメーカーによっては4穴式タイプのものもあるので、自分に合っている・必要であると思うシューズを選んで購入することをおすすめします。
また、ビンディングペダルを使うためにはペダル・シューズ・クリートと揃える必要がありますが、各メーカー・各商品の互換性についてはそれほど高くないため、違った規格で揃えてしまわないよう気を付けて選びましょう。
シューズには互換性もある
ビンディングペダル自体にはクリートの規格があるので、基本的に各メーカーでの互換性は無いと考えてもよいですが、固定箇所の数が合ったペダルとシューズには互換性があるものも存在します。
2穴タイプのMTB用、3穴タイプのロードバイク用、あるいはスピードプレイのように4穴式タイプのものもあるので、シューズの固定箇所の数をしっかり把握したうえで選びましょう。
グリスアップなどメンテナンス・交換が必要であることも念頭に
ビンディングペダルを使用した場合、ペダルの回転が硬くなった・渋くなったなどはもちろん、クリート部分が減るなど、同じものをそのままずっと使い続けていけるわけではありません。メンテナンスや交換は必ず必要です。
摩耗していく早さは使い方や商品にもよりますが、使用感が変わったと思った時には、グリスアップやオーバーホールをするなどのメンテナンス、あるいは買い替えについて検討することをおすすめします。
ひいてはケガや事故にもつながりかねませんので、買いっぱなしではなく買い替えについて考慮することも忘れずにおくことが大切です。以下の記事はペダルレンチのおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。
ルールとマナーを守って快適・爽快な自転車ライフを!
通勤・通学時など、街乗りする場合には減速や停車・降車すべき場所などがたくさんあります。近年、自転車による深刻な事故も起きているのが現状です。ルールとマナーをしっかりと守ったうえで、楽しく快適な自転車ライフを満喫しましょう。
ビンディングペダルを使用して「ペダリングが快適になった」「速く走れるようになった」と思っても、それは自転車の操作技術が上達したわけではありません。慢心しないよう常に心がけていきたいところです。
以下の記事はロードバイクのおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。
まとめ
今回はおすすめのビンディングペダルをランキング形式でご紹介しました。ひと味違う自転車の乗り心地を求める方は、購入を検討してみてもよいのではないでしょうか。自分にぴったり合ったビンディングペダルを見つけるための参考になさってください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年03月15日)やレビューをもとに作成しております。
軽いステップイン・アウトを可能にする構造が採用されているので、初心者さんにもぴったりです。片面ビンディングペダル、片面フラットペダルとトレッキングや街乗りにも向いているので、入門用として使ってみるのもいいかもしれません。