火立のおすすめランキング10選【火立を選ぶ際には調和がポイント!】
2023/03/16 更新
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火立の意味と役割
火立(ひたて)は、毎日のお参りに欠かせない燭台とも呼ばれる仏具です。火立という名前の通り、ローソクを立てておくために使用します。宗派を問わず、仏壇にはかならず飾られると言っても良いでしょう。
ローソクの灯は、その明るさや温かさから「仏様の智慧と慈悲の象徴」とも言われます。また、一説には仏壇の前が明るく照らされ、故人の方から来てくださった方の顔が良く見えるという意味合いもあるようです。
当記事では、初心者の方にもおすすめな火立の選び方や、安全に使用するための解説をしています。おすすめの火立は、仏壇とのバランス・デザイン・形状を基準に紹介するので、参考にしてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
火立の選び方
さまざまな意味合いを持つ火立ですが、何を基準に選んだら良いのでしょうか。いくつかのポイントをおさえれば、思い通りの火立が見つかるはずです。
初歩の選び方で選ぶ
火立を選ぶときに、細かい部分に着目することも大切です。しかし、まず最初は3つの視点から火立を選んでみましょう。
仏壇との「バランス」で選ぶのがおすすめ
火立の選び方で大切なのは、仏壇とのバランスです。そのため、仏壇の大きさに合わせて選ぶことをおすすめで、近年では、ミニ仏壇の人気が高まるとともに小ぶりな仏具がたくさん作られています。
また、大きさだけでなく色が仏壇と調和するのもポイントです。特にモダン仏壇の場合は、洋室にもなじむように多様な色の商品があります。合わせ方に迷ったら、シンプルなガラスの火立などもおすすめです。
場面によって「具足の数」で選ぶのもおすすめ
仏壇に、いくつの仏具を飾るかによっても選ぶサイズは変わり、仏壇の飾り方には、三具足(みつぐそく)と五具足(ごぐそく)があり、三具足は、香炉・火立・花立を各1個で、五具足では香炉1個・火立・花立を各1対づつ飾ります。
一般家庭では三具足で飾ることが多いですが、行事などに際しては五具足で飾るのが正式です。また、仏壇の大きさや宗派により必要な仏具の数が異なる場合があります。選ぶ前に飾る数を確認しておきましょう。
モダンなものもある「デザイン」で選ぶのもおすすめ
火立ひとつ取っても、材質やデザインなどは多種多様です。伝統的な火立を好ましく感じる方もいれば、家屋になじむナチュラルなデザインを選ぶ方もいるでしょう。ご家族とも相談しながら、使う人にとって心地良いデザインを選ぶことがポイントです。
また、故人の方の好みに合わせて仏具を選ぶという選択肢もあり、生前に好まれた色で仏具をそろえたり、生まれた季節の花をモチーフにした仏具を購入される方もいます。火立の選び方で、仏壇に向かうときの気持ちも変わってくるかもしれません。
宗派で選ぶ
サイズやデザインとともに、火立の選び方で気を付けたいのが宗派です。浄土真宗の場合は宗派により色合いや形状が決まっている場合があります。
浄土真宗本願寺派なら「宣徳製火立」がおすすめ
浄土真宗本願寺派では、主に宣徳製の仏具が使用されます。宣徳製とは、漆の焼き付けなどにより金属の表面に色を付ける手法です。基調は金や褐色ですが、この加工により黒に近い落ち着いた色合いとなります。
現在はモダンな仏具も増えたため、本願寺派の檀家さんであっても宣徳製ではない火立を選ぶ方もいるかもしれません。その場合でも、宣徳製と近い色合いの物がおすすめです。不安な点があれば、お世話になっている寺院の住職さんに相談しましょう。
また反対に、宗派による仏具の決まりがない場合でも落ち着きのある色合いが良いので宣徳製を選ぶという方もいます。独特の黒みがかった色合いは、明るい色のモダン仏壇にも良く合っておすすめです。
真宗大谷派や真宗仏光寺派なら「鶴亀火立」がおすすめ
真宗大谷派や真宗仏光寺派などの場合は、亀の甲羅の上に鶴が立つ「鶴亀火立」が使われています。その意味合いは、はっきりと伝わってはいません。一説には、もとは調度品の意匠であった縁起物を仏具に取り入れたとも言われています。
真宗高田派でも同じく鶴亀火立が使われるほか、麟鳳亀龍(りんぽうきりゅう)と呼ばれる五具足を飾る場合があります。これは、麒麟の香炉、亀の上に鳳凰が立つ火立、龍の花立の総称です。
形状で選ぶ
仏具といえば真鍮などの金属性が一般的です。しかし、最近では多様な形状や材質の火立が作られています。モダンな仏壇には、そうした火立が合う場合もあるでしょう。
仏壇の雰囲気に合わせるなら「ダルマ型火立」がおすすめ
立て芯のついた受け皿に、短めの土台が付いた火立です。コンパクトな形状で、小さな仏壇にもピッタリ収まります。金属製のほか白磁や青磁のダルマ型火立もあり、仏壇の色合いや雰囲気に合わせて選ぶことができるでしょう。
大きめの仏壇なら「地火灯型火立」がおすすめ
受け皿の形状はダルマ型とほぼ同じですが、台座が高く数か所にくびれがある形状です。金属製が多く、金色の磨き仕上げのものや焼き色のついた黒っぽい色合いのものがあります。地火灯型は高さがあるため中型以上の仏壇に合わせるのがおすすめです。
モダンインテリアには「カップ型火立」がおすすめ
ローソクを、カップ状の器に入れる火立です。陶器やガラスなど、さまざまな材質のものが販売されています。モダンなデザインのカップ型火立は、香炉や花立とセットで販売されているものが増えてきました。
カップ型火立には、カップの中に金属製の立て芯を置くタイプや、セーフティキャンドルを中に入れるタイプがあります。セーフティキャンドルは、一般的にはティーライトキャンドルと呼ばれるものです。
お手入れのしやすさで選ぶ
火立の材質により、お手入れのしやすさや方法が変わってきます。選ぶときからお手入れのことも考えておくと、大切な仏具を長くお使いいただけるはずです。
お手入れが好きな方は「金属製火立」がおすすめ
金属製仏具の主な表面仕上げには「磨き」と「メッキ」があります。磨きとは、真鍮などを研磨して表面に輝きを与える仕上げ加工です。一方の金メッキは、電気を使い真鍮などの表面に金の膜を作っています。
磨きの仏具は皮脂などで腐食しやすいため、こまめに乾いた布で拭くと良いでしょう。また、磨く場合は専用クリーナーのほか家庭にある酢などを使用して磨くことができます。日頃のお手入れは磨きの仏具と同じく乾拭きで問題ありません。
簡単に洗うなら「焼き物の火立」がおすすめ
磁気や釉薬でコーティングされた陶器は、表面がガラスのように滑らかです。そのため、汚れは目立ちやすいですが簡単に落とせます。そうした素材の火立を使う場合は、特別なお手入れは必要ありません。
汚れの程度に応じて拭いたり洗ったりしてください。ただし、陶器の中には土の質感を特長とする商品もあります。そうした商品は釉薬でコーティングされていないため吸水性が高く、汚れがしみこんで取れにくくなりがちです。
火立のおすすめ10選
ハセガワ仏壇
やわらぎ 火立
柔らかな色合いのカップ型火立
柔らかな色合いと花びらのような形が特徴の陶器製火立です。中には、真鍮製のローソク立て芯が付いています。ローソク立て芯の針が細身で、細めのローソクでも立てやすく、コンパクトなので、ミニ仏壇やモダンなステージ仏壇にもピッタリです。
色はゆず色(薄黄色)のほかにさくら色(薄ピンク)とラスターブルー(白銀の地に水色のグラデーション)があります。お部屋全体や故人の方の雰囲気に合わせて選んでみてください。陶器製なので錆びることがなく、お手入れも簡単です。
外径 | 6.5cm |
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高さ | 3cm |
口コミを紹介
小さいのに値段が高いのはなぜ?と思っていましたが、ろうそくを立てる金属部分が倒れない作りになっており、納得。今まで使っていた、昔ながらのろうそく立ては、細いローソクがきちんと立てられませんでした。これは、細いろうそくの小さな穴にもきちんと立てられます。
HOLMEGAARD(ホルムガード)
PRIMULA ティーライトホルダー(アンバー)
手吹きガラスのキャンドルホルダー
ホルムガード社は1925年に設立されたデンマークの伝統あるガラスブランドです。ティーライトホルダーとして作られているため、セーフティキャンドルやティーライトキャンドルを中に入れて使用します。
仏具として販売されているわけではありませんが、シンプルで洗練されたデザインと優しいカーブは火立として仏壇にも自然に溶け込み、アンバー・クリア・スモーク(薄い黒)」があります。仏壇や他の仏具の色調に合わせて選んでみてください。
外径 | 9.5cm |
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高さ | 6cm |
東海製蝋
東海製蝋 もえ (黒)
燃え残りのない特許燭台
ミニ寸ローソク用に作られた火立です。ミニ寸ローソク向けの火立では、小ぶりな商品が主流でした。しかし、この「もえ」は直径5cmと安定感のある大きさです。ロウが最後まで燃えて芯の燃え残りも出ない特許燭台となっています。
色は白と黒の2色があり、伝統的な仏壇に飾ってもあまり違和感はありません。皿と台座は外せる造りになっているので、皿の部分を熱いお湯で洗えば付着したロウを簡単に落とすことができます。
外径 | 5cm |
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高さ | 7.5cm |
口コミの紹介
それほど高額でないにもかかわらず、とても良い商品です。シンプルで艶消し加工にもなっており、どんな仏壇台にも合う感じが致します。
おすすめの火立比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 外径 | 高さ |
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楽天 ヤフー |
陶器製の可憐な火立 |
70mm |
37mm |
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Amazon 楽天 ヤフー |
燃え残りのない特許燭台 |
5cm |
7.5cm |
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Amazon 楽天 ヤフー |
コンパクトな真鍮製火立 |
3.2cm |
4.3cm |
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Amazon 楽天 ヤフー |
有田焼の可愛らしい火立 |
5.4cm |
5cm |
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楽天 |
木のぬくもりを感じるモダン火立 |
4.4cm |
5.8cm |
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うるし似の地火灯型火立 |
4.1cm |
11.2cm |
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手吹きガラスのキャンドルホルダー |
9.5cm |
6cm |
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磨き仕上げの鶴亀火立 |
6.3cm |
19cm |
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青磁のダルマ型火立 |
4.7cm |
4.8cm |
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柔らかな色合いのカップ型火立 |
6.5cm |
3cm |
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火立の飾り方と注意点
火を扱う道具になるので、注意点があります。気をつけることを守りながら安全に日々のお祈りをしましょう。
火立の飾り方
それでは、選んだ火立を実際に飾る場所についてお話しします。まず、仏壇を飾るときは「三具足」か「五具足」かによって仏具を並べる順番が変わるのです。
三具足の場合
香炉・火立・花立(花瓶)を各1つ飾ることを三具足(みつぐそく)といいます。一般家庭では、三具足を飾る仏壇が多いでしょう。この場合、向かって右から火立・香炉・花立の順で飾ります。
四具足の場合
浄土真宗では、華瓶1対と火舎香炉1つ、火立または仏飯器を各1つという「四具足」で飾る場合があります。ご家族に聞いても分からないときはご住職に相談されることがおすすめです。
四具足は、御本尊様の前にある須弥壇(しゅみだん)に置かれた上卓に飾ります。一般的には、ご本尊様の前には茶湯器を置くことが多いです。しかし、華瓶に水と樒(しきみ)を入れてお供えすることで水の代わりになると言われています。
五具足の場合
香炉を1つ、火立と花立を1対の合計5つの仏具を飾ることを五具足(ごぐそく)と言います。仏壇の荘厳として正式なのは五具足とされていますが、大型の仏壇や行事のとき以外は三具足を飾る家庭が多いでしょう。
五具足の場合は中央に香炉を置き、その両脇に火立、さらに外側に花立という形で左右対称に飾ります。また、浄土真宗本願寺派の鶴亀火立や真宗高田派の鳳亀火立の場合は鶴や鳳凰の口元と亀の尾に注目してください。
くちばしが開いている雄が向かって右、くちばしを閉じた雌が左になるように配置します。くちばしに差がない場合は、亀の尾の先が仏壇の手前に向くように飾っていくと間違いありません。
まとめ
火立を選ぶときには、まずお家や宗派での決まりを確認しましょう。その上で、仏壇との調和や使う方の好みを考えて選びます。仏具が生活に溶け込むことで、故人の方や仏様をより身近に感じることができるかもしれません。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年03月16日)やレビューをもとに作成しております。
桜の花のような、洗練された造形が美しい火立です。色は「青磁(ブルー)」と「陶器(ホワイト)」の2種類あり、落ち着いた色味で幅広い年齢の方から人気の商品となっています。花びらの陰影がローソクの明かりを引き立ててくれるでしょう。
小ぶりなので小さなローソクでもバランス良く飾ることができます。ミニ仏壇やステージ仏壇に置いても、存在感がありすぎず自然な雰囲気です。また、シンプルな火立に絵ローソクを組み合わせれば仏壇全体を華やかにしてくれます。