スーツケースは国内外を問わず旅行には欠かせないアイテムですが、最近ではキャスター部分が取り外せて簡単に交換できるものなど、機能性抜群で家での保管がしやすい商品も出ています。

また家族旅行や二泊三日用の大きいキャリーケースなど数多くの種類が存在します。しかしスーツケースは家族4人か家族3人などによってサイズや種類が変わり、メーカーも多くどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いですよね。

今回は、メーカー・軽いもの・材質・素材・開閉方法・走行性・表面加工・おしゃれなもの・コスパがいい安いもの・鍵付き・何リットルかなどを調査しました。国内旅行用スーツケースの選び方と人気ランキングをご紹介しているので参考にしてください。

家族で国内旅行に行くときに最適なキャリーケースのおすすめは、小旅行なら家族それぞれが機内持ち込みサイズなどのものにするのがおすすめです。宿泊日数によっては、大型のもの方が、家族分の荷物をひとつにまとめられます。

また、大型のスーツケースの場合ですと、預けるので頑丈なものがおすすめです。中に入れたお土産や荷物が破損したりしないよう、しっかりしたものを選びましょう。スーツケースは、基本的には軽量のものがおすすめです。

軽量なものだと、女性や小さなお子様でも持ちやすく移動しやすいので、旅行中に疲れにくくなります。また、飛行機に乗る場合、機内に持ち込んだり預けるときに、重量の制限なども関係してきますので、軽量のものは軽量な分、中に荷物を多く入れられます。

今回は、メーカー・容量や大きさ・材質・素材・開閉方法・走行性・表面加工・おしゃれなもの・コスパがいいもの・鍵付き・収納力・カラーの観点から、選び方をご紹介します。

宿泊日数によって、スーツケースに何リットル入るかの容量やサイズを考慮しましょう。ここでは、3通りの宿泊日数の場合をご紹介します。

二泊三日の短期の国内旅行なら機内持ち込みサイズが適しています。飛行機に乗るときには持ち込みができるし、電車移動の際も邪魔になりにくく、いつでも荷物が取り出せます。国内線の座席数が100席未満の飛行機ではスーツケースの3辺が100cm未満です。

座席数が100席以上の飛行機では3辺が115cm未満までとされています。あくまで目安であって、各航空会社によって規定がありますので、詳細は確認してみてください。機内に持ち込む場合には、サイズ以外にも重量もオーバーしないように気をつけましょう。

家族4人・家族3人で3泊4日の国内旅行なら、45L前後の大きさがおすすめです。45L前後は、サイズとしてはMサイズに相当します。大体このくらいの容量があれば十分です。荷物をもっとたくさん入れたい方には、エキスパンダブル機能搭載がおすすめできます。

また、もうワンサイズ上げて余裕を持たせて旅行に行くのもおすすめです。逆に、旅行に慣れていて、荷物をあまり入れない方はもう少し小さめのサイズにしましょう。

1週間の長期の国内旅行には、大型の80L以上のファミリーサイズが適しています。このくらいあれば安心ですが、ファミリー・家族旅行などで何人かで旅行する際には、さらに大型のものを選んで、家族分の荷物をまとめて入れられます。

大型のスーツケースとは別に、機内持ち込みサイズのスーツケースなどを、貴重品やすぐに使う荷物を入れるために持つのもおすすめです。以下の記事では、大型スーツケースの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

材質でもみてみましょう。材質には柔らかいソフトと硬いハードがありますそれぞれの特徴をご説明します。

ソフトタイプのスーツケースは、ナイロンやポリエステルでできています。収納が多く、軽量なものが多いです。また、荷物の取り出しも楽にできます。高級感が欲しい方は、革や合成皮革でできたものを選びましょう。

デメリットとしてはあまり丈夫ではありません。軽い分衝撃に弱く、荷物を守り切れない場合もあるかもしれません。しかし、防水加工を施されているものも多く、2way仕様でバックパックにもなったりと、旅行中の移動や観光に持ち運ぶのには、大変扱いやすいです。

以下の記事では、ソフトスーツケースの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

スーツケース内の荷物を壊れないように守りたい方には、ハードタイプのスーツケースがおすすめです。表面が硬く丈夫なので、耐久性があり安心でき、ポリカーボネート・ABS樹脂・アルミニウム合金などで製造されています。

軽量でコスパがいいのは、樹脂でできたものです。水濡れにも強く、カラー展開も豊富なおしゃれなものも多くなっています。アルミ二ウム合金は高価ですが、荷物を絶対に守りたい方に特におすすめです。

重厚感もあり、高級感もあります。国内旅行では丈夫さはあまり重要ではないですが、パソコンなど絶対に壊したくないようなものを持ち運びたいときには、ソフトでなくハードタイプを選びましょう。

スーツケースの素材には、さまざまなものがあります。自分の好みのものや、用途に合わせて選んでみてください。

強化プラスチック素材のABS。水濡れに強く、弾力があり衝撃にもある程度強いです。ハードタイプのスーツケースの中で、最も重量があります。水濡れに強いので、梅雨時期の国内旅行におすすめです。しかし重量があるので、電車移動のときは少し大変かもしれません。

水濡れに強く、ABSよりもさらに柔軟性が高い素材です。薄手なのに強度が強く、超軽量といわれる軽さのスーツケースによく使用されています。使い勝手がよく重宝しますが、価格が高いですが、その分丈夫なので長持ちするのです。

国内旅行なので、小回りの利く軽量なものが使いやすいですが、最近は安価なものでも十分使用可能です。価格が高くてもその分長く愛用したいといった方には、こちらの素材をおすすめします。

ナイロンは、柔らかくて軽量です、防水加工が施されているものも多いですが、水濡れに弱いものも多いです。そういった場合には、あらかじめ防水処理をしておきましょう。水濡れの心配だけでなく、強度や耐久性などの面でもハードタイプより劣ります。

軽量で持ち運びしやすく柔らかいので、スーツケースにバッグのような特徴を求める方におすすめの素材です。最近では、バッグの上部に取っ手が付いていたり、2wayでバックパックになったりするものもあります。

1,2泊の国内旅行ではそんなに荷物が多くないので、移動の際に荷物を使う機会が多い方は、バッグとしてもそのまま持ち運べるこちらのタイプがおすすめです。

アルミニウムは、薄くて軽量なのに強度がある素材です。金属なのに大変軽量で、耐久性も兼ねている素材なので、この素材で製造されたスーツケースは長持ちします。強度はアルミニウムが絶対的に強いので、ケース内の荷物を絶対守りたい方におすすめの素材です。

価格が高い素材ですが、これひとつあると長く愛用できて便利です。国内旅行なので、楽に移動できる軽量なものは、やはり重宝します。日本は海外と違い治安がいいですが、もし貴重品をスーツケースに閉まっておきたい場合、この強度なら安心です。

以下の記事では、アルミ製スーツケースの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

開閉方法は、2種類あります。フレームタイプとファズナータイプです。自分に合った扱いやすいものを選んでください。

フレームタイプのものは、ハードタイプのスーツケースによく見られます。ケースの蓋・底の部分をカチッとはめ込んで開閉するような仕組みです。重量がありますが、丈夫で防犯性が高いので、大切な荷物を入れるのに向いています。

壊れやすい荷物や貴重品を入れるときにも重宝します。

ファスナータイプのスーツケースは、軽量で持ち運びしやすいです。ファスナーで開閉します。また、収納も多いのが特徴で、ファスナーが二重になったものもあり、そちらは防犯性が気になる方におすすめのセキュリティーファスナーです。

また、ファスナーが太くなっているタイプのものや、YKKファスナーなども、防犯性が高く丈夫なのでおすすめです。手持ちで国内旅行する際には、盗難にあう機会も少ないので、セキュリティファスナーは必要ありません。

スーツケースを預けるときに、やはり防犯面が気になるといった場合は、セキュリティファスナーを選びましょう。

キャスターの走行性もみてみましょう。動きやすさや静音性などを考慮して選ぶのも重要です。

2輪タイプのキャスターは、安定感があるのです。スーツケースを斜めに倒して引っ張って移動しますが、キャスターが大きいほうが安定感が増します。自立するのがポイントで、移動中に荷物を取り出したいときにもおすすめです。

大きめのキャスターでは、道の悪いところでもしっかりと走行可能です。日本の観光地や都市では、坂道が多い地域として、長崎・小樽・尾道・熱海・東京などが知られています。その他の地域でも、坂道が多い地域に旅行に行く際には、2輪タイプがおすすめです。

4輪タイプのキャスターは、スーツケースを自立したまま動かして移動し、360度回転して小回りが利きます。滑らかに動くものだとすべるように動いてくれて移動が楽です。2輪タイプのものよりも、手や腕に負担がかかりにくく、疲れにくくなっています。

キャスター部分にストッパーが付いたものだと、電車やバス移動などでスーツケースを自立させたときに、自分でスーツケースをわざわざ支えておくといった手間や労力が省けます。

音が静かで振動が少ないキャスターは、手や腕に振動を感じにくいので疲れにくいです。また、すべるように滑らかに移動できるため、深夜の移動中にもガラガラ音を気にしなくてもスムーズに動きます。

振動が少ない分、キャスターだけでなくスーツケース本体にもダメージがいかないので、結果的に長く使用できます。スーツケースを選ぶ際には、クッション性があるものを選んでみてください。

スーツケースの表面加工には、艶ありの鏡面加工や艶なしのエンボス加工といったものがあります。見た目の違いだけでなく、機能性の違いにも注目してみましょう。

艶ありタイプの鏡面加工は、美しく光沢感があるため、高級感があります。鏡面加工で製造されたスーツケースには、綺麗で鮮やかな色展開のものが多いです。見た目が美しいですが、デメリットとしては、傷が付きやすいです。

雑に扱ってしまうと表面が傷ついてしまい、せっかくの美しさが軽減してしまう場合も。しかし丁寧に扱うとデメリットも解消できます。国内旅行の際には、空港で雑に扱われるケースはあまりなく、傷がつきにくいですが、大切に扱うようにしましょう。

艶なしのマットな質感のものが、エンボス加工です。樹脂に凹凸の加工を施しています。この加工のおかげで、多少雑に扱っても丈夫で傷が付きにくくなっているのです。国内旅行ではあまり傷付きませんが、走行中に角をぶつけてしまうのも考えられます。

急いでしまう場合が多く、スーツケースをぶつけやすい方や、頻繁にスーツケースを使う方には、こちらの加工をしたものがおすすめです。

新幹線や飛行機など、使用する乗り物に合わせて移動手段で選ぶのもおすすめです。電車や新幹線は車内の通路が狭い場合があるため、軽量でスリムなものなら重宝します。飛行機内に持ち込む場合にもコンパクトサイズがおすすめです。

また、新幹線や飛行機は車内に持ち込めるスーツケースのサイズが決められているため、お出かけの際は事前にチェックしておくとスムーズです。

女性におすすめのスーツケースはおしゃれなもの。最近では、本当にたくさんのカラー展開・デザインのものが多く出ています。おしゃれといっても、シンプルなおしゃれ・かわいらしいおしゃれ・スタイリッシュなおしゃれなど...。いろいろ種類はあります。

ぜひ自分の好みに合ったカラーやデザインのおしゃれなスーツケースを探してみてください。

スーツケースはたまにしか使わない、といった方におすすめなのが、安い価格で機能的なコスパがいいもの。ほとんど使わないのに、高いお金を出すのはもったいないです。そういったときにコスパがいいスーツケースがおすすめできます。

おしゃれなものはやはり魅力です。最近では、機能的でデザインもいいものが多く出ています。ちょっとした国内旅行にはぴったりのものが、驚きの価格です。

セキュリティ面が気になる方には、鍵付きのスーツケースがおすすめです！大切な荷物を守るためにも、特にスーツケースを預ける場合には鍵付きを選びましょう。いつの間にか大切な荷物がなくなってしまった！といった場合がないように、気をつけましょう。

最近ではTSAロックが多くなってきていますが、こちらは国内旅行だけでなく、海外(特にアメリカでは絶対に必要)で使うものなので、スーツケースに鍵が付いていない方には、空港などでも購入できるので、ぜひ検討してみてください。

特にリモワなど、重要な書類などを持ち歩く場合には、鍵付きのスーツケースを選ぶだけでなく、外側にも二重で鍵を取り付けましょう。

エキスパンダブル機能とは、ファスナーなどで容量を調節できる機能を指します。旅行から帰るときに、お土産などを購入したりして荷物が増える方におすすめの機能です。行きよりスーツケースの容量をアップさせたいときに、ファスナーを開けば容量がアップします。

また、荷物が通常のときはファスナーを閉めたままで使用できるので、スマートに使えます。

ここでは、人気のメーカーでみてみましょう。それぞれの特徴を参考にしてください。

サムソナイトは、アメリカ発の老舗メーカーです。1910年に創業されました。幅広い年代から愛用される人気ぶりです。軽量で耐衝撃性が高く、デザインが素敵なものが多く製造されています。サムソナイト独自のカーヴ素材は、軽量で有名です。

サムソナイトのスーツケースの特徴は、他にも貝の形をイメージしたようなものがあり、とてもおしゃれでメンズに人気です。デザイン性が高く機能的なスーツケースが欲しい方におすすめできます。

以下の記事では、サムソナイトのスーツケースの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

無印良品は、日本発のメーカーで、さまざまな日用品や食品を取り揃えていて、シンプルなデザインと機能的なものが多いのが特徴です。無印のスーツケースは、キャリーバーの高さを自由に調節でき、キャスターにはストッパーが付いています。

車輪をロックしたときに車輪軸の向きを固定できます。また、安全性にも考慮した防犯性の高いファスナーを使用。二重構造なので安心で、サイズもいろいろ揃っているので、用途に合わせてスーツケースを選べるので大変おすすめです。

カラー展開はデザインと同様、シンプルなものが多く、モノトーン系やシルバーのものがあり、女性に大変人気のベージュや白などもあります。

カラーで選びたいなら、人気色のシルバーがおすすめです。スーツケースは、どんなに気を付けていても傷が付きやすく、傷が目立つとせっかくのお気に入りも少し残念な印象になります。実は、シルバーなら傷が付いても目立ちにくいです。

また、スタイリッシュで目を引きやすいカラーなので、国内旅行の際にスーツケースを預けても、手荷物として受け取る際に早く見つけられるといったメリットもあります。カラー選びで迷っている方はシルバーもおすすめなので、ぜひ検討してみてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

「スーツケース」や「キャリーケース」と呼び方が違う商品がありますが、現在はどちらも同じ形状のものを指します。ビジネスシーンでスーツも持ち運ぶ際に収納しやすいケースとしてスーツケースが誕生しました。

現在は運びやすいように、スーツケースにキャリーを付けたものが主流となり、キャリーケースと差がなくなっています。そのため、スーツケースもキャリーケースも違いはありません。

以前は決まったデザインが多かったキャリーケースも、現在はデザイン性も重視されるようになりカラフルでかわいいタイプも増えました。また、キャスターの静音性や安定性を重視している商品も増えるなど、機能性も重視されています。

フロントポケットやハンドルにも工夫が見られ、より使いやすく持ち運びやすい自分にぴったりのキャリーケースを選べます。

キャリーケースは、サイズによって機内へ持ち込みができます。機内に持ち込む場合は、サイズは限られますが、自分で管理できるため、行方不明になったりボディに傷がついたりする心配はありません。

大きなサイズのキャリーケースは、荷物が多くてもひとつにまとめられる上、チェックイン時に預けられるため、身軽に動けるのがメリットです。しかし、運搬時にベルトコンベアに乗せられるなど、破損したりや傷がついたりします。

スーツケースベルトがあると、目立って自分のスーツケースが分かりやすくなるだけでなく、盗難防止にもなります。モノトーンでスーツケースに馴染むものから、カラフルで派手なものまで種類が多くあるので、お気に入りを見つけてみましょう。

国内旅行に行くときのスーツケースだけでなく、海外に旅行に行く際にも、どんなスーツケースを持って行くのがいいのか悩んでいる方が多いです。海外旅行のスーツケースについても、以下の記事を参考にしてください。

以下の記事では、スーツケースやキャリーバッグの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

ここまで、国内旅行のスーツケースの選び方のポイントとともに、人気のおすすめをランキング形式でご紹介してきました。気になったものはありましたか？用途や目的に合わせて、自分の好みのスーツケースを見つけてください。