※法律により20歳未満の酒類の購入や飲酒は禁止されており、種類の購入には年齢確認が必要です。

焼酎のボトルサイズは1800mlの一升瓶が一般的です。一方で、一升瓶の半分のサイズの五合瓶、4/10サイズの四合瓶などがあります。これらのサイズは中瓶・ミニボトルとよばれ、いまやコンビニの店頭でもよく見られるおなじみのボトルです。

近頃はさらに小さい小瓶サイズの、180ml（一合瓶）やミニチュアボトルの焼酎も登場しました。コンパクトなデザインや少量ずついろいろな種類の味を飲み比べられる点が人気です。

そこで今回はミニボトル焼酎の選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは原材料・産地・詰め合わせの基準で作成しました。お土産やプレゼントなど購入を迷われている方は参考にしてみてください。

ここでは、焼酎のミニボトルを選ぶときの基準である原材料・産地・詰め合わせについてご説明します。お気に入りの焼酎・最適なプレゼントを選ぶときにお役立てください。

焼酎を選ぶときは原材料で選ぶ方が多いのではないでしょうか。焼酎のミニボトルには、芋や麦など原材料の違うものの詰め合わせもたくさん販売されています。

芋焼酎はさつまいもを原材料につくられた焼酎で、産地は鹿児島・宮崎・奄美が有名です。トロッとした舌触りと甘い香りがします。芋焼酎に使われるさつまいもは黄金千貫（こがねせんがん）という品種がポピュラーです。

一方で飲む方によっては独特の香りがするとして、好き嫌いが分かれる焼酎でもあります。しかし近年では紅はるか・紅さつまなどの赤芋や黄金千貫などの新品種の登場で、香りが気になりづらく、芋のよさを引き出す焼酎作りが可能です。

麦焼酎は、麦ならではの香ばしい香りがあります。また、味はまろやかで軽やかな風味が特徴です。有名な産地は大分県で、麦の統制が撤廃された戦後より開発が広まったことが発展の理由といわれています。

その後1970年代、二階堂酒造の二階堂や、三和酒類のいいちこなどの本格麦焼酎を販売しました。それまでまだあまり知られていなかった麦の香ばしい香り・味に、多くの注目が集まり、今なお人気の焼酎です。

黒糖焼酎は、サトウキビの搾り汁黒糖を原料に醸造されます。製造が認められているのは鹿児島県奄美群島だけです。サトウキビは、糖度が最も高くなる2月頃に収穫され、焼酎は黒糖と米麹を使って仕込まれます。

黒糖のイメージから甘いものと思われがちですが、意外にもさわやかな味が特徴です。長寿の島として知られる奄美では、健康によいお酒として飲まれています。贈りもので琉球と薩摩の焼酎づくりが混じった奄美の味を知ってもらいたいなら、黒糖焼酎がおすすめです。

米焼酎は米と水だけでできたお酒です。米焼酎がすっきりとしている理由は、素材がシンプルなところにあります。原料を糖化させるために使われる麹も元はお米なので、お米ならではの甘みがあり、日本酒のようなキレが特徴的です。

米焼酎の名産地は熊本県で、南部の球磨地方には28の蔵元があり、ここでで生産される米焼酎は「球磨焼酎」とよばれます。ほかの生産地は、日本酒の名産地である秋田県や新潟県などです。

焼酎の産地に九州が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。代表的な産地・鹿児島県や、日本最初の蒸留酒が誕生した沖縄県など、焼酎の代表的な名産地をご紹介します。

鹿児島県は日本有数の焼酎生産地・消費地「焼酎王国」で、県内には100以上の蔵元あります。なかでも鹿児島が力を注いでいるのが「薩摩焼酎」で、県南部特産のサツマイモを原料に作られた芋焼酎です。

芋焼酎の力強さを味わいたいファンの間では、霧島酒造の「霧島」派と大口酒造の「伊佐錦」派に分かれます。どちらも飲んだことがなく味を知りたい方は、ミニボトルで試し飲みをしてみてはいかがでしょうか。

鹿児島県の奄美群島のみで作られているのが黒糖焼酎です。1953年に酒税法の特例措置を受け、奄美群島にだけ製造が認めらました。地元の方はストレートで飲む方が多いですが、もちろんロックやソーダ割でもおいしく飲めます。

奄美でお酒といえば黒糖焼酎のことをいうほど、島民になじみ深いものです。また、黒糖焼酎は「長寿のお酒」といわれています。「奄美群島の方は長寿が多いのは、黒糖焼酎のおかげかも」といわれているほどです。

大分県は美しい海や雄大な山々に囲まれた自然豊かな土地で、焼酎造りに適した地域といわれています。大分県の焼酎の出荷量は国内第3位です。麦焼酎に限っていえば、大分県がトップの出荷量をほこります。

焼酎のミニボトルの普及にも大きく貢献し、古くは一升瓶が主流でしたが、三和種類が販売する「いいちこ」は五合瓶を採用しました。いいちこのヒットに合わせてほかの酒造会社が四合瓶、五合瓶での焼酎が多く販売し、これが流通するきっかけとなったのです。

熊本県の南端にある人吉・球磨地方には28蔵元があり、球磨川水系の優れた水質で米の生産量が多いことが、熊本焼酎の発展につながったといわれています。なかでも米焼酎「球磨焼酎」は、厳しい基準をクリアしたものだけが認められる焼酎です。

球磨焼酎は焼酎ハイボールにもおすすめします。米の淡麗さと炭酸のスッキリさのバランスが絶妙です。日本酒のよいところと、焼酎のよいところであるアルコール度数が高さの両方のいいとこどりなので、日本酒がお好きな方には球磨焼酎もおすすめできます。

泡盛は、多くがタイ米と沖縄原産の黒麹菌を使用して作られる日本最古の蒸留酒です。名前の由来は、「蒸留をしているときに泡が盛り上がるため」などさまざまな説があります。タイ米を使う理由は、黒麹菌が糖化をしやすいためです。

泡盛には新酒から3年熟成以上の古酒（沖縄ことばでクース）などがあります。ソーダ割を作るなら、新酒がおすすめです。ハイボールならではのスッキリとした味わいになります。古酒はロックにすると、焼酎の濃厚な深みが感じられるでしょう。

宮城県で製造されている黒霧島は、ジャンル問わずどのような料理にも合うと人気です。黒麹を使用して作られ、キレのある味とフルーティーな甘さがあります。飲みやすい芋焼酎で、幅広い世代に親しまれています。

霧島は他にも赤・白・茜・EX・虎斑などがあり、飲み比べしても楽しめます。自分に合う焼酎を探している方は、一度試してみてください。

焼酎のミニボトルが入った詰め合わせは、「今日は何を飲もうかな？」と選ぶのも楽しくなります。ご自身で楽しむのはもちろんのこと、プレゼントやお土産にもピッタリです。

同じ酒造会社でも、芋・麦・米などの原材料違い、鹿児島県や沖縄県などの産地違い、また、原酒や樽醸造などの仕込み方の違いまで詰め合わせはいろいろあります。酒蔵が心をこめて醸した焼酎を飲み比べできるのは、詰め合わせならではです。

お酒の好きな方は、ときに「できるだけ多くの種類を飲んでみたい」と思います。そんな願いをかなえてくれるのは、焼酎のミニボトルです。まだ訪れたことのない・飲んだことのない酒蔵の焼酎を詰め合わせで送ると、焼酎愛好家の方に喜んでもらえます。

焼酎のボトルには、地元の風景などを描いたデザインが多くあります。絵画をプレゼントするような感覚で、選んでみるのもおすすめです。小瓶などに多いすてきなデザインのラベルは、飲み終わったあとに飾っておけます。

ミニボトルなら複数ボトルを飾っておけるのも楽しみの一つであり、1本ずつラベルデザインが違うミニボトルの詰め合わせであれば、毎日違うボトルを飾れるのも楽しみの一つです。以下の記事ではプレゼントに最適な焼酎の選び方について紹介されています。

焼酎のミニボトルの多くはガラス瓶ですが、なかには紙製容器のものもあります。ブリックタイプの紙タイプから、コップ型まで形はさまざまです。紙製容器は保管場所をとらず、冷蔵庫にストックを入れておけば、飲みたいときにすぐ飲める手軽さがうれしいです。

電子レンジで紙カップのまま温められるものもあり、寒い日にはすぐ熱燗であたたまりたいときに便利です。また、紙製容器の焼酎は「ガラス瓶や缶はごみの回収日まで捨てられない」ということもありません。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

焼酎のすばらしい味を知ってほしいというときには、焼酎をミニボトルでプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

プレゼントするときは、その置き場所にも気を配りたいものです。750mlや一升瓶の1800mlサイズは保管する場所を確保しなくてはいけません。「焼酎をプレゼントしたいけれど、お相手の負担になるかも……」と考えてしまう可能性もあります。

このようなときは、場所を取らない100ml前後の小さい小瓶のミニチュアボトルが便利です。焼酎は冷やして保管をする必要はありませんが、「飲む前に冷蔵庫に入れて冷やしたい」というときも、庫内で場所を取らずに冷やしておけます。

「お酒が好きな家族にプレゼントしたいけれど、飲み過ぎないでほしい」そんなときこそ、コンビニなどで買えるミニボトルやミニカップをプレゼントしましょう。少量サイズですので、飲み過ぎてしまうこともないので安心です。

また、焼酎のほとんどは、糖質やプリン体がゼロになっています。蒸留の過程でアルコールと香りの成分だけを抽出しているため、芋や米などの原材料に含まれていた糖質やプリン体は含まれないためです。焼酎は健康管理をする上でもおすすめします。

焼酎のミニボトルの人気おすすめランキングや選び方をご紹介しました。ミニサイズがかわいい焼酎は、ラベルを眺めるだけでもワクワクします。プレゼントするときは、この気持ち伝わってほしいものです。そのときは、ぜひこの記事をお役立てください。