1人暮らしの方も必ず持っているであろう電子レンジ。極小・コンパクトサイズの小さい電子レンジは、持ち運びも楽なうえ狭いキッチンにも設置できて使い勝手に優れます。しかし、温め機能くらいしかなく、手の込んだ料理ができないのではとお考えの方も多いと思います。

実は、1人用の超小型サイズでもおしゃれなものや高性能の電子レンジがあるのです！スチームオーブン・オーブンレンジ・石窯ドーム・過熱水蒸気など、本格的な料理をしたい方にも満足のいく充実の小型電子レンジがあります。

そこで今回はコンパクトサイズで多機能な電子レンジを紹介します。ランキングは、18L～25Lサイズ・機能・庫内タイプを基準にしました。奥行・幅30cm以下、奥行・幅40cm以下、奥行・幅45cm以下の最小電子レンジも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

電子レンジ庫内のサイズ（庫内有効寸法）であれば、奥行や幅30cm以下の電子レンジは存在します。ですが、外形のサイズとなると幅30cm以下のものはなかなか見つかりません。電子レンジは放熱スペースが必要になるため、本来ならば幅50cm程度を必要とします。

そのため、最小クラスとするには、外形の幅30cm～幅40cm以下が限界です。最小クラスの電子レンジの大きさは、単機能レンジの15L～17Lで見つかります。

小さい電子レンジにはさまざまな種類が販売されています。どれを選んでいいか迷う方も少なくありません。以下で選ぶポイントについてご紹介します。

電子レンジには、さまざまなタイプが存在しています。どのようなタイプの電子レンジがあるのか、解説します。

オーブン機能が付いた電子レンジです。朝はパン派の人は、オーブンレンジを購入してトーストを楽しみましょう。トースト以外にも煮る料理、焼く料理ができるので、オーブンレンジ一つで料理の幅は広がります。

コンパクトサイズでは、オーブンレンジが最も多く販売されています。選択肢はできるだけ多い方がいい人は、オーブンレンジを候補に選んでください。

煮る、焼くだけでなく蒸し料理を電子レンジで調理したい人は、スチームオーブンレンジを選んでください。スチームオーブンレンジは、レンジ内で水蒸気を発生させ、食材の乾燥を防ぎながら調理可能です。

蒸せるので、料理の幅を増やせます。水をセットする必要があり、スチームオーブンレンジの中にもセット方法によってスチームカップ式・タンク式・角皿式などの種類があります。

グリルなどの料理を本格的に調理したい人は、ガスオーブン付きの電子レンジをご購入ください。ガスを使うので、しっかりとした焼き色を付けた料理を作れます。ただしコンパクトサイズの規格はあまり販売されていません。

販売店では電子レンジのコーナーではなく、オーブンのコーナーに設置されている可能性もあるので、ガスオーブン付きを購入したい方は、オーブンのコーナーもチェックしてください。

料理の幅をさらに広げたい人におすすめなのが、過熱水蒸気機能付きの電子レンジです。スチームオーブンレンジに似ており、過熱水蒸気機能付きはスチームオーブンレンジよりさらに熱を加えて調理を行います。

過熱水蒸気で料理をすると、余分な油や塩分を取り除くので、健康を気にしている方は過熱水蒸気機能付きを選んでください。

料理や食材を温めるだけの機能を持った電子レンジを単機能電子レンジといいます。機能なんて必要ない、シンプルに温めのみ使用したい方におすすめです。最大のメリットは価格が安い点です。

無駄な機能がないので作りはいたってシンプルです。温めるだけなので、本体には余分なボタンやダイヤルなどはありません。最小の電子レンジを求める方や機械の操作が苦手な方は、単機能を選んでください。

電子レンジ機能はワット数が大きいほど短時間での温めが可能です。一般的に600～700Wの最大出力があればご飯やお惣菜・牛乳などのドリンクを1分程度でほかほかにします。オーブン機能では230℃以上であれば、ある程度の料理をこなせます。

パンを生地から焼いたり、厚みのある肉を中まで火を通したりと、途中で温度を切り変えると外をパリっと中をジューシーに仕上げられます。

電子レンジには、レンジ機能以外にもさまざまな機能が搭載されています。どのような機能性があるか確認して、ご購入の参考にしてください。

できるだけ電子レンジを安く購入したい人は、ターンテーブル式をおすすめします。ターンテーブル式とは電子レンジ内部にお皿が設置されており、そのお皿が回る形式の電子レンジを指します。

価格は安いですが、ターンテーブルがしっかり回らないと加熱にムラが出てしまうケースがあります。人気の商品の中にはターンテーブル式も多いので、決して劣った商品ではありません。

料理、食材をムラがなく温めたい方は、フラットテーブル式をおすすめします。電子レンジの内部にお皿がない形式のレンジがフラットテーブル式です。最大の特徴は加熱にムラでないため、温めにムラを出したくない方はフラットテーブル式を選んでください。

ターンテーブル式と比べて価格が高くなるのがデメリットです。ターンテーブル式と比べてお皿がない分、掃除がしやすい特徴もあります。

電子レンジでパンを焼きたい人は、発酵機能付きを選んでください。オーブンレンジの中に発酵機能付きの商品が販売されています。料理やおかし作りが趣味な人は、発酵機能付きがおすすめです。

ピッタリ設置機能とは加熱スペースを必要としない機能です。ただしピッタリ設置の製品でも、壁などの周りの素材が適用していない場合は、スペースの確保が必要なのでサイズを確認してください。

背面のみ、左右のみなど商品によって違うので、購入を考えている人は、どの機能がついているか確認が必要です。その際に、電子レンジの扉が開く方向だけは、しっかりと確保しておくようにしましょう。

から揚げやエビフライなど、油を多く使用する料理をヘルシーに食べたい方は、ノンフライ機能付きの電子レンジがおすすめです。この機能付きの電子レンジで揚げ物を作ると、余分な油が落ちるので、よりヘルシーに仕上がります。

電子レンジで揚げ物を作るのが当たり前になりつつあります。メーカーもそれに対応するように電子レンジをさらに改良しているので、チェックしてみてください。

主にオーブンレンジ機能付きの電子レンジに脱臭機能が付いています。サイズに関係なく付いている機能なので、コンパクトサイズでも機能が付いているか確認しておくのがおすすめです。

脱臭機能は基本的に文字通り脱臭を目的とした機能ですが、内部の汚れやごみを焼き切るため、内装を長持ちさせる効果もあります。ぜひ脱臭機能を確認してください。

お手入れを少しでも楽にしたい方におすすめなのが、自動お手入れ機能です。自動お手入れ機能は、スチームオーブンレンジや過熱水蒸気機能付きのレンジに多く付いている機能です。残念な点はコンパクトサイズではあまり見受けられない機能です。

どうしてもその機能が欲しい方は、スチームオーブンレンジか過熱水蒸気機能付きの電子レンジのコンパクトサイズを探し、自動お手入れ機能が付いているかチェックしてください。

電子レンジで多く料理を作る方におすすめなのが、2段オーブン式の電子レンジです。内部が2段構造になって、一度にたくさんの料理を作れます。こちらもコンパクトサイズではあまり見受けられません。30L以上が主流です。

メーカーによっては22Lの大きさでも2段オーブン式を販売しているので、一度確認してみましょう。

電子レンジには、さまざまなセンサー機能が搭載されている場合があります。たとえば、赤外線センサーを中心にした、重量センサー・温度センサー・湿度センサーなどです。重量センサーは、入れたものを自動的に量って最適な温度で温めをしてくれます。

また、自動あたため機能があれば、いちいち手動で温める時間を決めずとも、最小電子レンジが自動的に判断して温めてくれます。その都度手動で時間を設定するのが面倒な方にも、おすすめの機能です。

電子レンジの操作部分はボタン式・ダイヤル式の2つがあります。機能として優劣はありませんが、好みで別れる部分なので、ご説明します。

簡単ワンタッチで操作をしたい人はボタン式をおすすめします。ボタン一つで温めや解凍、オーブンやスチーム機能に変更も可能です。ボタンを押せば自動でやってくれるので、誰でも迷わずに操作ができます。

従来の操作方法が好みの方はダイヤル式を選んでください。ダイヤルでワット数や温度、温め時間を微調整できるのが最大のメリットです。調理のときにほんの少しだけ温めたいとか、軽く焼き色を付けたい人におすすめします。

レンジの扉には、縦開きタイプと横開きタイプの2パターンあります。レンジ周りや利き手の状況・設置する棚の高さなどを考慮して、タイプを選ぶのがおすすめです。それぞれのメリットデメリットをご説明しますので、ぜひ参考にしてください。

高い場所にレンジを設置する場合は、縦開きタイプだと中身が取り出しにくいため、横開きタイプがおすすめです。また、左右に物がある場合や利き手が左手の方には、開けやすさに影響されない縦開きのレンジがおすすめです。

一般的にコンパクトタイプのオーブンレンジは20L程度が中心です。しかしキッチンが狭いならさらに小さい10L・14L・15Lの容量を選べます。置き場所の周囲には、熱を逃がすためスペースの確保も必要です。

食パンが2枚焼けるので朝食用におすすめです。14L・15Lは電子レンジ機能が付くオーブンレンジがあり、大きめのコンビニ弁当がちょうど入る大きさになります。人数で庫内の容量を選ぶのもおすすめです。

キャンプや車中泊などで使用したい方におすすめなのが、高さを抑えたポータブル電子レンジです。持ち運び式のポータブル電子レンジでは「ウェーブボックス」などが有名です。災害時にも役立つので、気になる方は検討してみてください。

電子レンジを販売しているメーカーを7選、ピックアップいたしました。メーカーによって特徴が違うので、ご紹介いたします。購入のご参考にしてください。

日本の大手家電メーカーの一つパナソニックです。機能やサイズなど豊富に取り揃えられています。料理をよりおいしく仕上げてくれるビストロや、スマート家電もコンパクトなサイズで販売されています。

さまざまな種類から電子レンジを選びたい人はパナソニックから選んでください。オートメニューの数が多いのも魅力的です。オートメニューはそのメニューを選ぶと電子レンジを使って、簡単に作れてしまう機能です。時短にこだわる方におすすめです。

電子レンジに石窯を加えた東芝は、じっくり料理を焼き上げたい方におすすめの家電メーカーです。家電芸人でも紹介され話題になりました。石窯ドームでじっくり焼くため、料理にムラがなく熱を伝え、美味しく仕上げてくれます。

ただし石窯ドームはコンパクトサイズ(25L以下)より、やや大きめの26L～が主流サイズです。26Lでもコンパクトサイズとそれほど変わりはありませんので、一度サイズをチェックしてみてください。

液晶技術に定評を持つシャープは、電子レンジでも強みを持っています。特に有名なのが健康志向の電子レンジ「ヘルシオ」です。ヘルシオは過熱水蒸気によって内部まで熱を通し、余分な塩分を取り除いてくれる電子レンジです。

健康が気になる方は、シャープの電子レンジを選択肢に入れてください。

技術の日立といわれるくらいの高性能を誇る日立。機能面でもそのレベルは高く、電子レンジの内部にいくつものセンサーが設置されています。センサーによって自動で温度調節を行ってくれるので、調理をより簡単に実施してくれます。

また日立は過熱水蒸気機能をもつ22Lのコンパクトサイズの電子レンジを販売しており、その技術の高さが伺えます。他にもベーカリー機能付きなども販売されているので、さまざまなユーザーに対応したメーカーといえます。

東北は仙台に本社を持つアイリスオーヤマは、17Lサイズ・18Lサイズのミニミニサイズ電子レンジをいくつも販売しています。機能はシンプルでレンジの機能のみの商品が多く、無駄がないからこそリーズナブルでコスパのいい商品が多くあります。

コンパクトサイズかつレンジ機能のみを重視し、お求にめやすい価格で購入したい方へおすすめのメーカーです。

電子レンジをインテリアの一部として使用したい方へおすすめのメーカーが、バルミューダです。デザインはシンプル・小さめながらおしゃれに雰囲気を持つ見た目を持つ電子レンジです。機能もシンプルでオーブン付きレンジのみです。

すべてのサイズはコンパクトで18Lです。バルミューダの電子レンジは、おやしゃれとコンパクトの両方を兼ね備えた電子レンジです。

確立された技術で、製品を安く販売するメーカー山善です。安い価格は完成度の高い技術を持っているからこそ成り立っているので、強度や品質には問題はありません。オーブン付きでありながら、サイズは16Lと極小・コンパクトサイズの商品を販売しています。

電子レンジを購入する際はヘルツ数のチェックが必要です。東日本では50HZ、西日本では60HZです。地域によって周波数は異なります。住む地域・設置する予定の地域に合ったヘルツを選んでください。

現在ではヘルツフリーの商品も販売されていますが、低価格の商品はヘルツフリーになっていないケースが多いので確認してください。電子レンジのおすすめランキングが見たい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

購入前に必ず確認しておきたいポイントをピックアップしました。奥行・加熱スペース・扉の開放です。詳しく説明します。

明確に定義はありませんが、コンパクトサイズといわれる電子レンジは25L以下を指します。25Lの電子レンジの場合、奥行きは401~500mm前後になるので、それより大きな場所を確保してください。

ぴったりサイズでは加熱スペース・扉の開放に影響するので、401~500mmより必ず広めのサイズの確保が必要です。

電子レンジは電気を使い、熱を発生させるので、加熱スペースの確保が必要です。メーカーや製品によって、確保するスペースの幅は異なりますが、基本的に天面・背面・両側面それぞれに放熱スペースが必要です。

トラブル防止のため、必ずスペースを確保してください。最近では、ピッタリ設置機能付きの商品があるので、どうしても確保が難しい人は、ピッタリ機能が付いた商品を購入しましょう。

電子レンジを使用するためには、扉の開放を行わなくては使えません。開けた先に壁やモノがあった場合、開ききれない場合があります。設置する場所だけでなく必ず扉の開放もイメージして、スペースを確保しましょう。

小型レンジのメンテナンスやお手入れ方法は、台所用中性洗剤や重曹・クエン酸を使い、布などで拭き取る方法が一般的です。お手入れをしないと汚れの水分が抜けていき、頑固な汚れになるので、こまめにお手入れしましょう。

コンパクトサイズの電子レンジランキングを、ご紹介いたしました。コンパクトサイズですが、ハイスペック機能の電子レンジが多く販売されています。コンパクトだから最低限と妥協せずに、自分の好きな機能を持つ電子レンジを選んでください。