【2023年最新】オーボエの人気おすすめランキング15選【初心者向けも】
2022/10/25 更新
華奢なフォルムと温かみのある音色が人気のオーボエですが、いざ始めようと思うと中学生などの初心者向けや経験者向け、メーカーやブランド・種類・値段などどれを選べばいいのか悩む方も多いです。そこで今回はオーボエの選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。是非参考にしてみてください。
目次
クラシックなどで使う人気のオーボエにチャレンジしてみよう!
オーケストラが演奏する前に必ず行うのが音のチューニングです。オーボエは、安定した音程を保つ楽器なので、オーケストラのチューニングの基準になっています。さらには、音色も暖かい印象があり、自分でも演奏をしてみたいと思う大人の方も多いです。
オーボエは見た目とは違い、演奏できるようになるのに時間がかかります。そこで使いやすい楽器を選ぼうと思っても、中学生など初心者向けや世界3大メーカーのもの・種類・ブランドなどさまざまな選択肢がありなかなか選べません。
そこで今回はオーボエの選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは人気の楽器メーカー・楽器のタイプ・素材・楽器を基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
オーボエの選び方
製造メーカー・楽器のタイプ・オクターブキーのシステム・素材などで音色や楽器の扱い方も変わってきますので、購入前にチェックしておきましょう。
システムで選ぶ
オーボエを演奏する際に重要なオクターブキーには、セミオートマティックとフルオートマティックの2種類があります。
メンテナンスが簡単なものが欲しい方は「セミオートマティック」がおすすめ
セミオートマティックは、なんといっても楽器のパーツが少ないためメンテナンスが簡単なところが魅力です。第一オクターブキーと第二オクターブキーを押したり引いたりしながら演奏します。
セミオートマティックの楽器はパーツが少ない分軽量で、特殊奏法もできるので演奏できる曲の幅も広がります。現代曲は特殊奏法が多いので、演奏する曲の難易度や扱い方から考えてもセミオートマティックがおすすめです。
プロが使用しているものが欲しい方は「フルオートマティック」がおすすめ
フルオートマティックのオーボエは、複雑な構造になっているので扱いにくいです。メンテナンスも初心者の方には難しいかもしれません。セミオートマティックのオーボエとは違い、第一オクターブキーと第二オクターブキーが連動して動きます。
そのため、演奏をするときはとても楽なのが特徴です。また、フルオートマティックは演奏時に肺活量が必要になっていきます。そのため、オーボエを専門に学んだプロが使用している楽器でもあります。
種類で選ぶ
オーボエにはフランス式とドイツ式の2種類があります。タイプによってオーボエの特徴も変わってくるので購入前に知識として頭の隅に入れておきましょう。
主流のものが欲しい方は「フランス式」がおすすめ
フランス式のオーボエは大きな音が出るのが特徴で、別名コンセルバトワール式とも呼ばれています。キーシステムを導入しているタイプになりますが、ドイツ式より扱いやすいので初心者の方におすすめです。
フランス式のオーボエは、19世紀にコンセルバトワール・ド・パリ音楽院で採用されていたタイプでもあり、現代ではフランス式が主流になっています。ネットや店頭で販売されているオーボエの大多数がフランス式です。
珍しいタイプのものが欲しい方は「ドイツ式」がおすすめ
ドイツ式のオーボエは楽器の上部が膨らんでいます。ドイツ式の音色は明るく、演奏方法はリコーダーと類似しているのも特徴的です。ドイツ式のオーボエは、19世紀に主流となっていたタイプとして知られています。
現在ではドイツ式のオーボエを使用しているプロはほとんどいません。ウイーンフィルハーモニー管弦楽団やウイーン在住の奏者のみが使用しているのが現状で、珍しいタイプのオーボエです。
素材で選ぶ
オーボエなどの木管楽器の場合、楽器本体に使用されている素材によっても音色が変わってきます。オーボエに使用されている主な素材の特徴をご紹介します。
長く楽器を使用したい方は「グラナディラ」がおすすめ
グラナディラは、黒い色が特徴でクラリネットの素材としても使用されています。楽器本体の色が黒なので、重厚感があり、おしゃれな雰囲気があるのが特徴です。グラナディラはオーボエなどの木管楽器定番の素材になります。
グラナディラで作られたオーボエは、音が遠くまで届くため、広いコンサートホールなどでの演奏にピッタリです。値段が高いオーボエになればなるほどグラナディラを使用しているので、長く楽器を使用していきたい方におすすめします。
室内演奏向けのものが欲しい方は「ローズウッド」がおすすめ
ローズウッドで作られているオーボエは、色味が茶色なのが特徴です。オーボエの音色は華やかで柔らかくまとまりがあるので、角のない音色を演奏したい方にはおすすめの素材といえます。
このようなローズウッドで作られたオーボエ楽器は、屋外での演奏には向いていません。しかし、室内演奏時にはおすすめの素材です。また、2台目のオーボエとして持つのには適しています。
ブランドで選ぶ
オーボエのブランドはたくさんありますが、その中でも特に多くの人から愛されている国内外のブランドをいくつか取り上げてみましたので参考にしてください。
初心者向けや中学生の吹奏楽には「ビュッフェ・クランポン(Buffet Crampon)」
ビュッフェ・クランポンは、世界的な木管楽器を製作するメーカーとしても有名です。吹奏楽などでクラリネットの演奏を経験している方はお馴染みの楽器メーカーだと思いますが、実はオーボエやイングリッシュホルンの製作も行なっています。
クランポンのオーボエは、滑らかな吹き心地が良いのが特徴で、中学生やオーボエ初心者向けのブランドです。人間工学を取り入れて設計されている楽器なので、キーの形や配置にも持ちやすい工夫がされています。
長く愛用したい方は評判の良い「ヤマハ(Yamaha)」がおすすめ
ヤマハは日本が誇る楽器製造メーカーです。日本国内のみならず、ヤマハの楽器は世界でも愛されています。名工たちの正当な工法を守りながら、新しいアイディアと先進の技術を融合して楽器作りに向かっているメーカーです。
ヤマハのオーボエは、作りが均一なのが特徴で、キーの調整も職人が手作業で行っています。また国内の製造メーカーなので日本の気候に合わせた造りになっているのも魅力です。楽器の精度が良いので長く愛用したい方におすすめします。
伝統を受け継いだものが欲しい方は3大メーカーの1つ「マリゴ(Marigaux)」がおすすめ
マリゴは世界でも有名なオーボエの3大メーカーの1つです。1935年にストラッサ―・マリゴ・ルメールの3人によって設立されました。1981年以降はオーボエとクラリネットの制作に専念しています。
日本でも有名なオーケストラのオーボエ奏者がこのマリゴのオーボエを使用しており、著名なプレイヤーに愛されるメーカーです。きちんと伝統を受け継ぎながらも、未来に向けた新製品の開発にも熱心で、日々品質改良も行っています。
名品を欲しい方は「ヨーゼフ(Josef)」がおすすめ
ヨーゼフは1986年に仲村幸夫がドイツにおいてプロのオーボエ奏者としてキャリアを積んだのちに日本に帰国後、東京に設立しました。それまでは演奏者としては経験のあった仲村ですが楽器製作の経験は全くありませんでした。
そこで、オーボエ製作のマイスターであったヘルムート・ハーガーを招聘し、オーボエ製作の基礎を学んでいきました。2007年に本社を沖縄県に移転し、これまでの開発経験が凝縮された名品が多く販売されています。
音が出しやすいものがいいなら「フォサッティ(Fossati)」がおすすめ
初心者の方など音が出しやすい楽器を探している方は、フォサッティもチェックしてみましょう。音が出しやすいだけでなく、安定した音色が出せるのが魅力です。日本のプレイヤーのニーズに合わせて開発されたシリーズもあります。
値段を気にしている方は「中古」もおすすめ!
オーボエを購入する際は値段も大事なポイントになります。オーボエは小さな部品を組み上げてできる楽器で、また貴重な木材を使用しているため、ほかの楽器よりも高価になりやすいです。
オーボエを長く使っていた方は、40万円前後のものをおすすめします。もちろん中古のオーボエでも大丈夫ですが、メーカー保証などがついていないのがデメリットです。また、耐久性などの問題が起きる場合もあります。
リードケースも一緒に用意しよう
オーボエのリードは、リードケースに入れて持ち運ぶのがおすすめです。オーボエを購入したら、リードケースも一緒に用意しましょう。使うリードは1本ですが、複数のリードを予備として持ち歩いている方が多いです。
オーボエの人気おすすめランキング15選
オーボエのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | メーカー | タイプ | システム | 素材 |
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楽天 Amazon ヤフー |
長く愛用したい方におすすめ |
ヤマハ |
フランス式 |
セミオートマティック |
グラディナラ |
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有名ブランドヤマハの均整のとれたバランスの良いモデル |
ヤマハ |
フランス式 |
フルオートマティック |
グラナディラ |
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大学の先生が選定したプロ仕様 |
マリゴー |
フランス式 |
セミオートマティック |
グラナディラ |
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音が出しやすく扱いやすいフォサッティのオーボエ |
フォサッティ |
フランス式 |
セミオートマティック |
グラディナラ |
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楽天 ヤフー |
世界3大メーカーの1つマリゴのモデル |
マリゴ |
フランス式 |
フルオートマティック |
グラナディラ |
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吹奏楽にピッタリの日本仕様モデル |
マリゴ |
ー |
セミオートマティック |
グラナディラ |
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ヤフー |
中学生などの初心者向け入門セット |
ammoon |
- |
- |
ベークライト・キュプロニッケル |
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伝統と革新の融合が生み出す響が特徴的 |
ヤマハ |
フランス式 |
セミオートマティック |
グラナディラ |
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レンタルでも人気!初心者におすすめの合成木のオーボエ |
Jマイケル |
フランス式 |
セミオートマティック |
合成木 |
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Amazon |
純金メッキキー・オーボエリード付き |
Tickas |
ー |
セミオートマティック |
木材 |
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人気のデュエットプラスシリーズモデル |
ヤマハ |
フランス式 |
セミオートマティック |
グラナディラ |
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環境に優しい種類の素材で作られたオーボエ |
ゼンオン |
フランス式 |
セミオートマティック |
合成木 |
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初めて手に取る一本としておすすめ |
Brasspire |
ー |
セミオートマティック |
合成木製 |
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手ごろな値段で本格的な音色を求めた楽器 |
Jマイケル |
ー |
セミオートマティック |
エボニー |
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楽器を始めるのに必要なものがセットになって便利 |
ヤマハ |
- |
セミオートマチック |
グラナディラ |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
下記の記事では、楽譜ファイルの人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
オーボエ人口はどれぐらい?
オーボエの人口は実際にはわかっていません。オーケストラのなかでオーボエ奏者は1~3人程度です。吹奏楽でもフルートやサックス・クラリネットといった楽器の方が人数が多めの傾向にあり、他の楽器より若干マイナーな楽器といえるかもしれません。
このようにオーボエは知名度はあまり高くないかもしれませんが、オーケストラでは重要なパートを受け持つ、演奏には欠かせない楽器です。社会人になってからでも、オーケストラや吹奏楽団ではオーボエの募集が多くあります。
一時的に使いたい方にはレンタルもおすすめ
オーボエを買うかどうか迷っている方や、結婚式やイベントなどで少しだけ使いたい方などには、レンタルもおすすめです。オーボエ教室でレンタルを紹介してくれるところや、インターネットで手続きできるところもあるのでチェックしてみましょう。
クラリネット・フルート・ファゴットも見てみよう
ここまではオーボエについて紹介してきましたが、クラリネットにも注目してみましょう。クラリネットは吹奏楽・オーケストラなどで活躍する楽器として有名です。クラリネットのメーカーにはフランスのビュッフェ・オージェや日本のヤマハがあります。
クラリネット本体以外にも、マウスピースやリード、リガチャー・そのほかのメンテナンス用品が必要です。そのほかのフルートやファゴットについては、以下のリンクにて紹介されています。興味のある方は是非ご覧ください。
オーボエが演奏されている曲を探してみよう!
オーボエの名曲はさまざまありますが、その中でもチャイコフスキーの白鳥の湖は誰もが知っている名曲です。バレエ音楽として有名なこの曲では、ハープの伴奏とともに演奏されるオーボエはとても美しい音色を奏でています。
白鳥の湖以外にも、モーツァルト・マルチェッロ・アルビノーニ・リヒャルトシュトラウスなどのオーボエ協奏曲や、サンサーンスのオーボエソナタなど名曲ぞろいです。この機会にぜひ聴いてみましょう。
向き不向きがある難しいオーボエに向いている人の特徴とは?
オーボエはダブルリードと呼ばれる2枚のリードを重ねて、その間に息を吹き込むと音が出る仕組みです。既成品を購入する方もいますが、自分でリードを作る方も多くいます。リード作りはやや大変ですが、自分の好みに合わせられるのがメリットです。
オーボエは繊細な楽器で、ほかの楽器とは違った独特な音色が特徴です。リード作りや楽器の管理など丁寧な作業が好きな方が向いているかもしれません。吹奏楽部ではオーボエのない学校もありますので事前にチェックしましょう。
まとめ
オーボエの選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。大人になって楽器を始める方も増えてきています。優しい音色を奏でるオーボエに興味を持った方や、これからオーボエを習う方は、選び方のポイントを参考にしてみてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2022年10月25日)やレビューをもとに作成しております。
グラナディラを使用したヤマハのオーボエです。カスタムモデルと同じ工程で作られており、プロフェッショナルな音質の楽器が手ごろな価格で手に入るコストパフォーマンスの良いモデルとなっています。
オーボエのお手入れに必要なクロスやコルクグリススティックなど一式が付属しているので、これだけですぐに使えます。また練習に必要なチューナーやメトロノームもセットになっているので大変お得です。