【2021年最新版】遠藤周作の人気おすすめランキング15選【沈黙や深い河】

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作家・遠藤周作の魅力は「生きる勇気が湧いてくる」物語にあります。時代に翻弄(ほんろう)される人間を主人公に、いつも一番弱い者の立場から人間のリアルを描きます。今回はそんな、遠藤周作作品の選び方とおすすめ作品をランキング形式でご紹介します。

今回の記事では遠藤周作の人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。

特徴的なキリスト教解釈がおもしろい遠藤周作作品の魅力

遠藤周作は「日本人とは何か」を書き続けた作家です。ご自身がクリスチャンであることからキリスト教作家とのイメージが強いですが、その作品はどれも、日本人は何を愛し・何に悩み・何に救いを求めてきたのかを描いています。

 

欧米で翻訳され高い評価を受けた遠藤周作の作品ですが、実は本人はいたずら好きとして知られ、全員素人による劇団を立ち上げるなど、作家以外の活動もしていたんです。ユーモアあふれるあたたかい人柄だと知ると、ますます作品を読んでみたくなりますよね。

 

そこで今回は、遠藤周作作品の選び方とおすすめ作品をランキング形式でご紹介します。ランキングは、読みやすさ・文学賞受賞作・メディア化されたかどうかを基準に作成しました。作品選びを迷われている方はぜひ、参考にしてください。

遠藤周作作品の選び方

作家・遠藤周作には、さまざまな顔があります。ここではそんな遠藤周作の持つ顔をひとつひとつ取り上げながら、作品の読み方・選び方を探ります。

ジャンルで選ぶ

歴史小説やキリスト教テーマの作品など、遠藤周作の描く作品のジャンルは多岐に渡ります。ジャンルでの選び方をご紹介します

代表作を読むなら「キリスト教テーマの作品」がおすすめ

「白い人」「沈黙」を原点とし、「死海のほとり」「イエスの生涯」「キリストの誕生」を経て、最終章「深い河」に至る一連のキリスト教をテーマにした作品群は、作家・遠藤周作の終生のテーマがそこにあったことを物語っています

 

小説だけではありません。エッセイスト・遠藤周作は、同時期に数多くのキリスト教に関連したエッセイを発表しています。遠藤周作作品に触れたいなら、まずはキリスト教テーマの作品を読んでみてはいかがでしょうか

人間ドラマが読みたいなら「歴史小説」がおすすめ

80年代以降の遠藤周作は、キリスト教と日本人の風土から視野を広げて、さまざまな歴史小説を発表するようになります。代表的なのは、日本の戦国時代を描いたもの・海外に出て行った日本人を描いたもの・海外の外国人の数奇な人生を描いたものなどです。

 

多岐にわたるジャンルの歴史小説を描き、作品は高く評価されています。歴史や人間ドラマに興味があるなら、遠藤周作が描く歴史小説を読んでみるのがおすすめです。

遠藤周作本人に興味があるなら「エッセイ」がおすすめ

作家・遠藤周作は、極限の状況で人間の倫理観を鋭くえぐる小説を書く一方で、ぐうたらでなまけものだが言いたいことは言う「狐狸庵先生」として、身辺を綴ったエッセイがあります。「狐狸庵先生」とは、作家自身が渋谷の自宅を「狐狸庵」と称したことに始まります。

 

そんな遠藤周作の人柄を知ることができるエッセイは、遠藤周作本人についてより知りたいという方におすすめです。小説を読んだあとにエッセイを読んでみるのも良いでしょう。

メディア化された作品で選ぶ

遠藤周作作品の中には、映像化や舞台化された作品もあります。映画や舞台が好きなら、メディア化された作品の中から作品を選んでみるものおすすめです。

映画が好きなら「映画化された作品」がおすすめ

遠藤周作の「沈黙」は、1966年に国内で映画化されましたが、近年もマーティン・スコセッシ監督によって映画化されています。この作品は、アメリカをはじめ多くの国々で高い評価を受けた作品なので、ご覧になった方も多いでしょう。

 

映画を見たあとに原作の小説を読んでみるのもおすすめです。登場人物や情景をより具体的に想像しながら小説を楽しむことができます。映画と小説の違いを探してみるのも楽しいかもしれません。

ドラマを観たなら「ドラマ化された作品」がおすすめ

遠藤周作作品の中には、連続ドラマ化された作品があるのもご存知でしょうか。「真夜中の招待状」や「真昼の悪魔」は、どちらもストーリーだけでなく俳優たちの怪演を楽しむことができる作品です。

 

ドラマを観たことがあるなら、ぜひ原作も読んで一緒に楽しんでみるのがおすすめです。原作を読んだあとにドラマを見てみるのも良いかもしれません。

舞台やミュージカルが好きなら「戯曲」がおすすめ

純文学作家・キリスト教作家・歴史小説家・中間小説家・ぐうたらエッセイスト・そしてもうひとつの顔が演劇の「戯曲家」「座長」としての遠藤周作です。遠藤周作は演劇という表現手法を愛し、自ら戯曲を書いたり、原作を提供したり、演出したりしています。

 

フランスに留学していた頃に演劇に親しみ、歴史小説の名作「王妃・マリーアントワネット」を、東宝ミュージカルに原作として提供したりもしています。舞台好きなら、ぜひ遠藤周作の戯曲や舞台化された作品に触れてみてはいかがでしょうか

原点が読みたいなら「デビュー作」がおすすめ

「アデンまで」は小説家・遠藤周作のデビュー作です。自身の境遇に重ねた内容で、まだイエスもキリスト教の影もありませんが、敗戦国の日本人として、白人女性との恋愛の葛藤(かっとう)が描かれており、後の名作につながる作風が感じられる処女作です。

 

遠藤周作の原点となる作品が読みたいなら、デビュー作を読んでみるのがおすすめです。

「あらすじを読んで作品を決めてみる」のもおすすめ

読み始めてから自分と合わない作品だとわかる場合もありますよね。自分にあった作品を選びたいなら、事前にあらすじを読んでから読む作品を決めてみるのもおすすめです。あらすじと一緒にレビューを読んでみるのもおすすめです。

 

ただし、あらすじやレビューの中にはネタバレが含まれてしまっているものもあります。ネタバレが嫌な方は、注意して読んでみるようにしましょう。

さらに作品に触れたいなら「遠藤周作が翻訳した作品」もおすすめ

遠藤周作にまつわる作品にさらに触れたいなら、遠藤周作が翻訳した海外の作品もおすすめです。翻訳とはいえ、作家自身の色が出るのは間違いありません。ほかの作家の翻訳と読み比べてみるのも良いかもしれませんね。

舞台や映像化された遠藤周作作品の人気おすすめランキング6選

作家・遠藤周作の初期の代表作

作家・遠藤周作の初期の代表作。第二次世界大戦中に起こった「九州大学捕虜生体解剖事件」を題材にした小説です。戦争末期、墜落したB29の搭乗員を、大学病院の医師たちが医学発展という目的のために生体解剖します。

 

運命に押し流されてしまう人間と、無意識の悪意、そして事件をめぐる祈りが交錯する物語。第5回新潮文学賞、第12回毎日出版文化賞受賞作です。

初出・出版社 1957年・文藝春秋 ページ数 文庫版208ページ
題材 戦中の捕虜生体実験 テーマ 日本人の倫理意識
映像・舞台化 1986年映画化 文学賞 新潮社文学賞・毎日出版文化賞

口コミを紹介

大学生の時に読み、その後本を紛失、買いなおしました。夏川草介氏の解説がついていました。その中に「十代、二十代の人にこそ本書を手にとってもらいたい」と書いてあります。その通りだと思います。

出典:https://www.amazon.co.jp

幅広く読まれた中間小説の代表作

1963年の1月から12月まで、雑誌・主婦の友に連載された、作家・遠藤周作の中間小説の代表作です。ハンセン病と診断された主人公・森田ミツの生涯を描きます。当時ハンセン病は不治の病いとされ、不当に差別・隔離された時代背景があります。

 

遠藤周作には、後に「女の一生」や「男の一生」などの作品がありますが、この作品はひとりの人間の生涯を通じて、時代背景と人間の祈りを描いた最初の作品になりました。

初出・出版社 1963年・文藝春秋 ページ数 文庫版352ページ
題材 ハンセン病の女性 テーマ 純粋に人を愛すること
映像・舞台化 1963年日活で映画化 文学賞

口コミを紹介

特に後半部こんなに涙をおさえきれぬこと無かった。一読に値する。

出典:https://www.amazon.co.jp

現代人の心の闇を描いた医療小説の集大成

現代医療最前線の現場を舞台に、現代人の心の闇に潜む悪意をあぶりだした快作です。「海と毒薬」以来、医療の現場を題材に、人間の悪意と祈りを描いてきた作家・遠藤周作の、病院ものの集大成ともいえる作品です。

 

医療ミステリーの形式で描かれた本作は、週刊新潮に1980年2月から8月まで、24回に渡り連載されて人気を集めました。2017年にはフジテレビで、田中麗奈主演でドラマ化もされています

初出・出版社 1980年・新潮社 ページ数 文庫版336ページ
題材 寝たきり老人の殺害 テーマ 日本人の倫理意識
映像・舞台化 2017年テレビドラマ化 文学賞

口コミを紹介

軽妙なかたりくちで、読者の背中を押すような筆のはこびに感心しながら、
くすくす笑える怖面白さです。

出典:https://www.amazon.co.jp

壮大なフランス歴史ロマン大作

1970年末から80年代にかけての作家・遠藤周作は、より広い視野で歴史上の人物の生涯を、壮大な歴史ロマンとして描くようになります。本作「王妃・マリーアントワネット」はその初期の作品です。

 

14歳でフランス皇太子妃として迎えられたマリーアントワネットが、フランス革命で最後の王妃として断頭台に消えるまでを描きます。遠藤周作は、学生時代にフランス留学の経験もありますし、革命時代のフランス文学の研究にも通じていました。

初出・出版社 1979年・朝日新聞社 ページ数 文庫版960ページ(上下巻)
題材 マリー・アントワネットの生涯 テーマ 壮大な歴史ロマン
映像・舞台化 2006年ミュージカル化 文学賞

口コミを紹介

マリーアントワネットや当時の貴族達の贅沢ぶりが良く分かって面白かった

出典:https://www.amazon.co.jp

イエスを描いた作家・遠藤周作の代表作

キリシタンに対する厳しい迫害が行われた時代に、布教の使命を抱いて日本に到着した若い神父の物語です。苦闘する神父に対し、どうして主・イエスは沈黙し続けるのか。神父の慟哭と叫びが聞こえてくるような作品です。

 

「沈黙」は第2回谷崎潤一郎賞を受賞したほか、1971年に篠田正浩監督、2016年にはマーティン・スコセッシ監督により映画化されました

初出・出版社 1966年・新潮社 ページ数 文庫版320ページ
題材 キリシタン迫害 テーマ キリスト教と日本人
映像・舞台化 1971・2016映画化/1993オペラ化 文学賞 谷崎潤一郎賞

口コミを紹介

映画化を契機として購入。
人間の無力さ、罪深さを痛感させる作品だった。

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祈りの物語の最終章である深い河

作家・遠藤周作は、晩年に近い1993年70歳のときに、終生描いてきた祈りの物語の最終章と呼べる作品を発表しました。それが「深い河」です。

 

この物語は、遠藤周作が終生取り組んできた、キリスト教と日本人の精神世界の関係を越え、人間の祈りとは何かを直接読者に語りかける作品です。

初出・出版社 1993年・講談社 ページ数 文庫版374ページ
題材 母なる河ガンジス テーマ 信仰とは何か
映像・舞台化 1995年映画化 文学賞 毎日芸術賞

口コミを紹介

読み始めると引きずり込まれて一気に最後まで読めてしまいます。深く心に沁みてくる名作です。

出典:https://www.amazon.co.jp

舞台や映像化された遠藤周作作品のおすすめ商品比較一覧表

  • 商品画像
  • 1
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    講談社

  • 2
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    新潮社

  • 3
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    新潮社

  • 4
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    新潮社

  • 5
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    講談社

  • 6
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    新潮社

  • 商品名
  • 深い河
  • 沈黙
  • 王妃マリーアントワネット
  • 真昼の悪魔
  • 新装版 わたしが・棄てた・女
  • 海と毒薬
  • 特徴
  • 祈りの物語の最終章である深い河
  • イエスを描いた作家・遠藤周作の代表作
  • 壮大なフランス歴史ロマン大作
  • 現代人の心の闇を描いた医療小説の集大成
  • 幅広く読まれた中間小説の代表作
  • 作家・遠藤周作の初期の代表作
  • 価格
  • 792円(税込)
  • 649円(税込)
  • 781円(税込)
  • 605円(税込)
  • 770円(税込)
  • 366円(税込)
  • 初出・出版社
  • 1993年・講談社
  • 1966年・新潮社
  • 1979年・朝日新聞社
  • 1980年・新潮社
  • 1963年・文藝春秋
  • 1957年・文藝春秋
  • ページ数
  • 文庫版374ページ
  • 文庫版320ページ
  • 文庫版960ページ(上下巻)
  • 文庫版336ページ
  • 文庫版352ページ
  • 文庫版208ページ
  • 題材
  • 母なる河ガンジス
  • キリシタン迫害
  • マリー・アントワネットの生涯
  • 寝たきり老人の殺害
  • ハンセン病の女性
  • 戦中の捕虜生体実験
  • テーマ
  • 信仰とは何か
  • キリスト教と日本人
  • 壮大な歴史ロマン
  • 日本人の倫理意識
  • 純粋に人を愛すること
  • 日本人の倫理意識
  • 映像・舞台化
  • 1995年映画化
  • 1971・2016映画化/1993オペラ化
  • 2006年ミュージカル化
  • 2017年テレビドラマ化
  • 1963年日活で映画化
  • 1986年映画化
  • 文学賞
  • 毎日芸術賞
  • 谷崎潤一郎賞
  • 新潮社文学賞・毎日出版文化賞

遠藤周作の小説の人気おすすめランキング9選

作家・遠藤周作の原点となる作品

デビュー2作目にして、いきなり1955年上半期の芥川賞を受賞した作品です。舞台は第二次大戦中のフランス。祖国を裏切ってナチスの秘密警察に入隊したフランス人の主人公が、神学校時代の友人を拷問(ごうもん)にかけるストーリーです。

 

極限の状態における、人間の悪意と祈りが、対比的に生々しく描かれています。後の遠藤周作作品の主要なファクターがすべて含まれていると言われる作品です。

初出・出版社 1955年・講談社 ページ数 文庫208ページ(短編2篇)
題材 ナチスドイツとスパイ テーマ 人間の原罪意識
映像・舞台化 文学賞 芥川賞

口コミを紹介

この作品は、遠藤周作さんが芥川賞を受賞された、いわば新人時代のものなのですが、既にこれ程の深みある小説をお書きになられていることに非常に驚きました。『沈黙』で感じた時の静謐さを味わうことができました。

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20年を経てよみがえる「海と毒薬」の祈り

20 年という年月を経た後に発表された「海と毒薬」の続編。戦時中に犯した事件で戦犯となった医師の原罪意識と祈りを描きます。

 

末期がんでもう助からない患者、そんな患者を助けようとする善意あふれる外人、それから医師の過去を追いかける新聞記者。続編ではショッキングな事件の影は薄くなり、医療をめぐる人間たちの祈りが強く感じられる作品です。

初出・出版社 1977年・新潮社 ページ数 文庫版432ページ
題材 「海と毒薬」続編 テーマ 日本人の倫理意識
映像・舞台化 文学賞

口コミを紹介

遠藤周作氏の本は昔から好きでとても内容のある読み物です。 今回も昔読みましたが、日本でのキリスト教の弾圧について知りたく読み直しました。

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イエスの足跡をたどる70年代の代表作

1973年に発表された本作「死海のほとり」と、それより7年前の1966年の「沈黙」は、イエスの足跡をたどる作家・遠藤周作の、最も重要な2作品とされています。

 

「沈黙」と同様、本作「死海のほとり」でも、黙して言葉を発しない主・イエスは、最も弱い人のそばに居続ける永遠の同伴者です。特に「沈黙」を映画で観たり、小説で読まれたりした方におすすめです。

初出・出版社 1973年・新潮社 ページ数 文庫版432ページ
題材 棄教(ききょう) テーマ キリスト教と日本人
映像・舞台化 文学賞

口コミを紹介

希望を持てる一冊です。

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作家・遠藤周作によるエルサレム巡礼エッセイ

作家自身がエルサレムをめぐり、聖書や後世の研究を含むさまざまな書物から、イエス後半の生涯を再構成したエッセイです。作家の目から、決して最初から「神」ではなかったイエスの生涯が、生き生きとよみがえります。

 

作家・遠藤周作は、数多くのイエスに関するエッセイを書いています。特に1960-70年代は、1950年代のデビュー期を経た作家が、イエスを題材にした小説の名作を数多く生んだ、最初のピークの時期にあたります

初出・出版社 1973年・新潮社 ページ数 文庫版272ページ
題材 イエスの人間的生涯 テーマ キリスト教と日本人
映像・舞台化 文学賞 国際ダグ・ハマーショルド賞

口コミを紹介

とてもおもしろかった。単純に歴史ものの本として読んでも面白いが、肝心のイエスの姿をキリスト教徒以外にもその凄さがわかるように書かれているのに驚いた。

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キリストを描く作家・遠藤周作の最初の集大成

「沈黙」「死海のほとり」「イエスの生涯」と、イエスの足跡をたどり続けた作家・遠藤周作の、最初の集大成とされる作品です。一人の人間として生を受け、愛を語り、愛に生きたイエスが、死後「神の子」としてキリストと呼ばれ始めるまでを描きます。

 

一人の人間として苦悩するイエスを描いた「イエスの生涯」と対照的に、死後、神として「復活」する意味を描いて、読売文学賞を受賞しました。イエスが「神」になり、キリスト教が「宗教」になる物語です。

初出・出版社 1978年・新潮社 ページ数 文庫版304ページ
題材 神になったキリスト テーマ キリスト教と日本人
映像・舞台化 文学賞 読売文学賞

口コミを紹介

キリスト教的な解釈では異論があるようですが、キリスト教徒でない私にとっては面白い小説でした。キリスト教がどのようにして世界の3大宗教となったのかという1つの捉え方だと思いました。

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初めて司祭になった日本人の物語

「キリストの誕生」を書き上げた後、作家・遠藤周作はエピソード的に再び布教時代の日本に戻り、日本人として初めて司祭になった江戸時代初期の実在の人物・ペトロ岐部(きべ)の伝記を書いています。

 

作家・遠藤周作は、事実に基づいた歴史書としてペトロ岐部の劇的な生涯を描いています

初出・出版社 1979年・中央公論社 ページ数 文庫版250ページ
題材 初めて司祭となった日本人 テーマ キリスト教と日本人
映像・舞台化 文学賞

口コミを紹介

人生で出会った書物。ベスト5に入る名作。すべての人に読んでもらいたい本。

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藩主の命によりローマに渡った侍の物語

1980年には、藩主の命によりローマ法王への親書を携えて海を渡った侍を描いた快作「侍」が誕生します。伊達政宗の命により渡欧した慶長遣欧使節・支倉常長(はせくらつねなが)がモデルです。

 

侍として主君の命に生きる侍と、キリストを主とする神父のやりとりを通じて、キリスト教と日本人の精神風土の関係を強く感じさせる作品です。

初出・出版社 1980年・新潮社 ページ数 文庫版512ページ
題材 ローマに渡った侍 テーマ キリスト教と日本人
映像・舞台化 文学賞 野間文芸賞

口コミを紹介

静の侍と、動のパードレの内面を交互に描いて、長旅の中で見せる心の変化に日本人と西洋人の本質を見た思いがしました。しかし余りにも不条理な仕打ちを、大自然の様に受け入れる姿に感動の涙を流しました。

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遠藤周作が書き下ろした歴史小説・戦国三部作

遠藤周作は、1988年から1991年にかけて、戦国三部作と呼ばれる歴史小説を新聞に連載しています。「反逆」(読売新聞)・「決戦の時」(山陽新聞)・「男の一生」(日本経済新聞)がそれで、織田信長から豊臣秀吉までの戦国時代を描きました。

 

最初の「反逆」は、主君・織田信長に対する臣下の謀反を描いています。戦国時代の武将たちの生き生きとしたドラマに引き込む、作家の力量を感じさせる作品です。

初出・出版社 1989年・講談社 ページ数 文庫版738ページ(上下巻)
題材 織田信長への反逆 テーマ 戦国時代を描いた歴史大作
映像・舞台化 文学賞

口コミを紹介

三者三葉の思いが、臨場感たっぷりに描かれており、違う角度からの展開に引き込まれました。

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幕末・昭和の長崎の女性を描いた後期の代表作

女の一生は、幕末の長崎に生きるキクを描いた1部と、第二次世界大戦時の長崎のサチ子を描いた2部で構成される大作です。長崎をなんども訪ねた作家が、愛するものへの一途な想いと、愛したものを失った女性の哀しみを描いています。

 

1部「キクの場合」では、幕末から明治に至る激動の時代の中での愛する者たちが描かれ、2 部「サチ子の場合」では、長崎やアウシュビッツなど残酷な時代の愛する者たちが描かれています

初出・出版社 1982年・毎日新聞社 ページ数 文庫版1216ページ(1・2部)
題材 長崎に生きた女性の生涯 テーマ キリスト教と日本人
映像・舞台化 文学賞

口コミを紹介

身分は低いですが、頭もよく容姿も良い勝気なキク。一本気で好きな男のために自分を犠牲にし幸せや未来を捨ててでも助けようとするとこがけなげでなんともせつないです。

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遠藤周作の小説のおすすめ商品比較一覧表

  • 商品画像
  • 1
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    新潮社

  • 2
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    講談社

  • 3
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    新潮社

  • 4
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    小学館

  • 5
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    新潮社

  • 6
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    新潮社

  • 7
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    新潮社

  • 8
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    新潮社

  • 9
    アイテムID:7300673の画像

    新潮社

  • 商品名
  • 女の一生
  • 反逆
  • 銃と十字架
  • キリストの誕生
  • イエスの生涯
  • 死海のほとり
  • 悲しみの歌
  • 白い人
  • 特徴
  • 幕末・昭和の長崎の女性を描いた後期の代表作
  • 遠藤周作が書き下ろした歴史小説・戦国三部作
  • 藩主の命によりローマに渡った侍の物語
  • 初めて司祭になった日本人の物語
  • キリストを描く作家・遠藤周作の最初の集大成
  • 作家・遠藤周作によるエルサレム巡礼エッセイ
  • イエスの足跡をたどる70年代の代表作
  • 20年を経てよみがえる「海と毒薬」の祈り
  • 作家・遠藤周作の原点となる作品
  • 価格
  • 924円(税込)
  • 671円(税込)
  • 880円(税込)
  • 550円(税込)
  • 605円(税込)
  • 562円(税込)
  • 781円(税込)
  • 737円(税込)
  • 539円(税込)
  • 初出・出版社
  • 1982年・毎日新聞社
  • 1989年・講談社
  • 1980年・新潮社
  • 1979年・中央公論社
  • 1978年・新潮社
  • 1973年・新潮社
  • 1973年・新潮社
  • 1977年・新潮社
  • 1955年・講談社
  • ページ数
  • 文庫版1216ページ(1・2部)
  • 文庫版738ページ(上下巻)
  • 文庫版512ページ
  • 文庫版250ページ
  • 文庫版304ページ
  • 文庫版272ページ
  • 文庫版432ページ
  • 文庫版432ページ
  • 文庫208ページ(短編2篇)
  • 題材
  • 長崎に生きた女性の生涯
  • 織田信長への反逆
  • ローマに渡った侍
  • 初めて司祭となった日本人
  • 神になったキリスト
  • イエスの人間的生涯
  • 棄教(ききょう)
  • 「海と毒薬」続編
  • ナチスドイツとスパイ
  • テーマ
  • キリスト教と日本人
  • 戦国時代を描いた歴史大作
  • キリスト教と日本人
  • キリスト教と日本人
  • キリスト教と日本人
  • キリスト教と日本人
  • キリスト教と日本人
  • 日本人の倫理意識
  • 人間の原罪意識
  • 映像・舞台化
  • 文学賞
  • 野間文芸賞
  • 読売文学賞
  • 国際ダグ・ハマーショルド賞
  • 芥川賞

遠藤周作についてもっと知ろう

ここまで、遠藤周作の作品についてご紹介してきましたが、遠藤周作自身についてさらにご紹介します。

遠藤周作のプロフィール

遠藤周作の作品は読んだことがあっても、遠藤周作自身については詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。遠藤周作は、幼少期を父親の都合で満州で過ごします。そして、帰国後12歳でカトリックの洗礼を受けます。

 

慶應義塾大学を卒業したあと、フランスのリヨンに留学し、帰国後は批評家として活動します。1955年半ばに発表した「白い人」が芥川賞を受賞し、小説家として脚光を浴びることになります。

 

その後、晩年まで作家として作品を生み出し続けます。代表作とも言える「深い河」は、無くなる3年前に書かれた作品です。

遠藤周作の母親は?

遠藤周作は、厳格だった父親の影響でエディプス・コンプレックスになり、それが作品にも影響を与えています。エディプス・コンプレックスとは、男児が母親に性愛感情を抱き、父親に嫉妬する無意識の葛藤感情のことを指します。

 

母は父親とは違うタイプの厳格さでしたが、周作は母を慕っていました。父が母を棄てたことが許せず、死に目に会うことができなかった贖罪の意識もあり、別居後は父を激しく憎みました。

 

遠藤周作のキリスト教信仰の根底には、母親に対する思慕があります。「母なるもの」では、そんな遠藤周作の隠れキリシタンと重ね合わせた母親への思いを窺い知ることができます。興味のある方はぜひ読んでみてください。

遠藤周作の死因

遠藤周作は1993年に腹膜透析の手術を行い、一時は危篤状態にまで陥りましたが奇跡的に回復しました。治療は耐え難い苦痛を伴いましたが、旧約聖書「ヨブ記」の主人公ヨブと地震の境遇を重ね合わせ、ヨブ記の評論を書くことを決心します

 

3年後の1996年に腎臓病治療のため入院しますが、肺に誤嚥したことが原因で肺炎を発症し、呼吸不全で亡くなりました。ヨブ記の評論を書くことは叶いませんでしたが、晩年まで執筆を続け、数多くの名作を残しました

まとめ

今回は、小説家・戯曲家・エッセイストとして、幅広いフィールドで人間のドラマを描き続けた作家・遠藤周作の作品をご紹介しました。人生に迷ったときや背中を押してほしいとき、ランキングを参考にして遠藤周作作品を読んでみてはいかがでしょうか。

ランキングはAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年06月20日)やレビューをもとに作成しております。

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