多ボタンマウスといえば、ゲーミングマウスを思い浮かべますよね。多ボタンマウスなんてゲームでしか使わないと思っているかもしれませんが、実は仕事で使うのにもぴったりのマウスなんです。

多ボタンマウスにはたくさんのサイドボタンがあり、割り当てたボタンを押すだけで動作させられるので作業効率を上げたい方におすすめです。Macで使えるマウスやオンボードメモリ搭載のマウスなどがあり、どれを選ぶか迷ってしまいますよね。

そこで今回は仕事・ゲームにも使える多ボタンマウスの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングはサイドボタンの数や使いやすさ口コミの多さを観点に作成しました。ぜひ参考にして自分好みの多ボタンマウスを選んでください。

ここでは多ボタンマウスの選び方についてご紹介します。多ボタンマウスには商品によって特徴や使い心地が違うので、選び方を参考に自分にぴったりのものを探してください。

【目次】

• ボタン数で選ぶ
• 接続方法で選ぶ
• 機能で選ぶ
• センサータイプで選ぶ
• 手首に負担をかけたくないなら「トラックボール式」をチェック
• 「ドライバインストール不要」の製品も確認
• 使用目的で選ぶ
• メーカーで選ぶ

多ボタンマウスは製品によって搭載されているボタン数はさまざまです。自分が割り当てたい機能を搭載できるボタン数があるものを選びましょう。

【目次】

• 割り当てたい操作が少ない方は「5ボタン」がおすすめ
• 使いやすさを重視するなら「7～8ボタン」がおすすめ
• ゲームを楽しみたいなら「10ボタン」以上がおすすめ

5ボタンマウスは割り当てたい操作が1～2個と少ない方におすすめです。5ボタンマウスではブラウザの進む/戻るの操作を割り当てたり、コピー(Ctrl+C)と貼り付け(Ctrl+V)を割り当てたいに向いています。

ただし5ボタンマウスの中には、事前に機能が割り当てられていて自分で操作を割り当てられないタイプのものがあるので、購入の際は確認してください。自分で操作を割り当てたい方は、マウスの仕様書をよく読んでおきましょう。

使いやすさを重視するなら7～8ボタンマウスがおすすめです。7～8ボタンマウスだと割り当てられる操作が5ボタンマウスよりも多いため、ブラウザの進む/戻る・コピー&ペーストなど便利に使える操作を割り当てられます。

10ボタン以上になると多くの多ボタンマウスはゲーミング向けです。たくさんの操作を割り当てられるので、素早い操作が可能になりゲームをより楽しめます。また、ゲーム向けの商品はマルチタスクをこなすのにも便利なので仕事用として使う方も多いです。

多ボタンマウスの接続方法には有線タイプと無線タイプがあります。それぞれメリット・デメリットがあるので、知っておきましょう。

【目次】

• 長時間使うなら「有線マウス」がおすすめ
• 快適な作業性を求めるなら「無線マウス」がおすすめ
• ソフトインストール不要で使いたいなら「USB接続」がおすすめ
• 用途に合わせて切り替えたいなら「有線/無線切り替え」がおすすめ

有線マウスの多ボタンマウスは接続が安定しており、PCから直接バッテリーが給電されているのでバッテリー切れの心配がないのが特徴です。入力のタイムラグが少ないので、ゲームをする方に向いています。

また、バッテリー切れの心配がないので長時間作業に集中したい方などにもおすすめです。有線タイプのデメリットとしてはケーブルが邪魔になりやすい点が挙げられます。購入する際はケーブルの長さを考えて購入してください。

無線マウスの多ボタンマウスは無線でPCと接続できるので、ケーブルが邪魔にならずマウスをあっちこっち自由に動かせるのが特徴です。ケーブルの煩わしさがないので、快適な作業性を求める方に向いています。

無線マウスのデメリットは、バッテリー切れの心配がある点です。また、タイムラグが有線マウスよりも出やすい場合もあります。最近ではデメリットが改善された上位モデルが販売されているので、作業環境に合わせて選びましょう。

多ボタンマウスは各メーカーのマウスソフトをインストールする必要がありますが、USB接続タイプはインストール不要で使えるものが多いです。また、USBポートにレシーバーと呼ばれる受信機を差して接続するので、無線で使えるのも嬉しいポイントです。

設定が簡単ですぐ使えるので、設定がめんどくさいと感じる方に向いています。しかし、USBポートを1つ塞いでしまうのが難点です。ポート数が少ないノートPCやその他デバイスで使うには不便に感じるかもしれません。

また、マイクロUSBしかない端末を使用するときは別途変換アダプタが必要になります。

多ボタンマウスの中には有線/無線を切り替えられるタイプのものがあり、用途に合わせて使い方を切り替えられて便利です。タイムラグをしたくない場合は有線、快適な作業性を求めるときは無線と使い分けましょう。

多ボタンマウスにはさまざまな機能が搭載されています。あったらいいなと思う機能を搭載しているかチェックして作業環境に合ったものを選びましょう。

【目次】

• カーソルの速度を状況に合わせて設定したいなら「DPI変更」機能がおすすめ
• 複数のPCで使うなら「オンボードメモリ」機能がおすすめ
• 製図やイラストで使うなら「2000dpi以上の読み取り解像度」がおすすめ

DPI変更機能はモニターの大きさや使用環境に合わせてカーソルの速さを調整できる機能です。DPIはマウスを1cm動かしたときにカーソルがどれだけ動くかを表したもので、DPI値が高いものだとカーソルの動きは速くなります。

カーソルの速度はモニターの大きさや使用環境によって違ってくるので、複数のパソコンで共有して使いたい場合などはDPIを変更できるものを選ぶほうが使い勝手がいいです。

オンボードメモリ機能が搭載されている多ボタンマウスは、ボタンに割り当てた機能をPCではなくマウス本体に保存できるのが特徴です。マウス本体に設定を記録しているので、別PCに切り替わっても再設定不要で割り当て機能を使えます。

読み取り解像度は、製図やイラストなどを制作するなら必ずチェックしたいポイントです。高解像度のマウスは緻密な作業がしやすいので細かい作業をする方にとって必要な機能性です。

dpi単位で表記されており、安いマウスだと800dpi・高いマウスだと2000dpi以上のもがあります。2000dpi以上のものは主にゲーミングマウスが多いです。細かい作業をする方は2000dpi以上のものを選ぶと使いやすいのでチェックしてみてください。

マウスの裏面にはセンサーが搭載されており、製品によって搭載されているセンサーが違います。裏面のセンサーの種類について知っておきましょう。

【目次】

• 安価なモデルなら「光学式」がおすすめ
• どんな場所でも使いたいなら「BlueLED式」がおすすめ
• デスクを選ばないものなら「レーザー式」がおすすめ
• 省電力で使いたいなら「IR LED」がおすすめ

安価なマウスによく採用されているのが光学式センサーです。光学式センサーはLED光の反射を感知してマウスの動きを読み取ります。トラッキング性能に優れている分、細かい操作にも対応できるのがメリットです。

ただし、光学式センサーは光沢がある材質や白色の面に反応しにくいので、ガラス製や白色デスクの方は反応が悪い可能性があります。その場合は、マウスパッドを使用してみてください。

BlueLEDは光学式センサーの一つ。青色のLEDを使っており、通常の光学式センサーよりも感度が高いのが特徴です。光沢のある材質や白色のデスクでも使えるので、デスクの種類を選ばず、どんな場所で使いたい方に向いています。

またBlueLED式も比較的リーズナブルな製品に採用されているので、コスパ重視の方にもおすすめです。

レーザー式は不可視のレーザー光を利用したものなので、光沢のある材質でもマウスの動きを読み取れるのが特徴です。多少凸凹が合っても使用できるので、デスクの種類を問わずに使えるメリットがあります。

ただし、トラッキング性能が光学式よりも劣っていたりマウスを持ち上げた場合にポインターが動くなどのデメリットがあります。

IR LEDは省電力で使いたい方におすすめです。赤外線LEDを利用しているので電池1本で使え、電池持ちがいいのが特徴です。また、軽量なので持ち運びにも最適とされているのでノートPCと一緒にマウスを持ち歩くならIR LEDをチェックしてみてください。

トラックボール式は親指でボールを回転させ、ポインターを動かします。狭いデスク環境で使え、手首の負担がかかりにくいのが特徴です。マウスを酷使する方はトラックボール式の多ボタンマウスをチェックしましょう。

以下の記事では、トラックボール式マウスのおすすめ人気ランキング15選を紹介しています。トラックボールのメリットや使い方についても説明しているので、ぜひご覧ください。

多ボタンマウスに操作を割り当てる場合、ほとんどの製品はドライバをインストールしてPCから設定する必要がありました。しかし、最近ではドライバのインストール不要でマウス本体から操作を割り当てられるマウスが発売されています。

マウスに小さなディスプレが表示されており、設定した操作を一覧できるようになっているのが特徴。登録可能な割り当て機能はコピー&ペーストをはじめ全16種類と豊富に用意されています。マウス本体で設定を管理したい方におすすめです。

多ボタンマウスの使用目的から最適なものを選びましょう。仕事で使うなら仕事に特化したものを、ゲームで使うならゲーミングマウスと使用環境に応じて選ぶと使いやすいです。

仕事用の多ボタンマウスを購入したい方は、操作性の高いワイヤレスタイプのマウスがおすすめです。中でもBluetooth接続に対応しているものだと、USBポートにレシーバーを挿入する必要がないので、USBポートが搭載していない機器に向いています。

また、エクセルや動画編集などで使う場合は、横スクロールできるモデル使いやすいです。さらに軽量モデルが多いので、仕事で持ち出す機会が多い方にもぴったりです。

主にゲームで使う方ならゲーミングマウスがおすすめです。ゲームに特化しているので細かい範囲でカーソルを動かせたりカウント数を自由に調節しゲーム中に切り替えられるモデルなど高性能なものが多く、ゲームシーンに合わせて使いやすいのが特徴です。

以下の記事では、最強ゲーミングマウスのおすすめ人気ランキング19選について説明しています。ゲーミングデバイス研究家による選び方も紹介しているので、ぜひご覧ください。

多ボタンマウスの選び方に迷ったら、人気のメーカーから選ぶのもおすすめです。ここでは多ボタンマウスで人気のメーカーをご紹介します。

【目次】

• 性能と価格のバランスを取るなら「ロジクール」がおすすめ
• リーズナブルな製品なら「バッファロー」がおすすめ
• 安価なゲーミングマウスなら有名な「レイザー」がおすすめ
• FPSに特化したものなら「エレコム」がおすすめ

ロジクールはマウスをはじめキーボードなどPCサプライに特化したメーカーで人気です。性能を重視したマウスが数多くあり、カスタマイズ性もあるので多くのユーザーから支持されています。

以下ではロジクールのマウス人気おすすめランキング15選を紹介しています。高精度なマウスも説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

バッファローの多ボタンマウスは比較的リーズナブルな価格のものが多く、多ボタンマウス初心者でも購入しやすいのが特徴です。国内メーカーなので、マニュアルやサポート体制がしっかり整っているため、初めて購入する方におすすめです。

レイザーは比較的安価なゲーミングマウスが人気のメーカーです。割り当てられるボタン数が多いので、ゲームの操作性や仕事の効率化を図りたい方に向いています。5000dpi以上の読み取り解像度を持っている特殊なマウスなども販売していて、緻密な作業にも最適です。

エレコムもバッファロー同様、比較的リーズナブルでお手頃に購入しやすいのが特徴です。高性能なものから初心者におすすめの製品が揃っているので、自分のレベルに合わせて最適な多ボタンマウスを選べます。

エレコムはFPSに特化した「ARMA」シリーズも展開しているので、FPSをプレイする方におすすめです。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

ここでは割り当て方の例をご紹介します。マウスに割り当てをするのが初めての方は、ぜひ参考にしてみてください。

7ボタンマウスは、左右クリックを含めて7つのボタンがあるのが特徴で、基本的によく使う機能を割り当てて使うと使いやすいです。割り当て方の例をご紹介するので、下記を参考に自分が使いやすいショートカットキーを割り当ててください。

1. 左クリック
2. 右クリック
3. プログラムを閉じる
4. タブを閉じる
5. タブで開く
6. 7は特になし

13ボタンマウスは13個の機能を割り当てられるので、慣れれば利便性が高いです。いきなりすべての割り当てを覚えられないので、最初は5個や6個など少数を割り当てて慣れていきましょう。慣れてきたら13個の機能を使い分けて効率よく作業を行ってみてください。

割り当て方の例は下記の通りです。

1. 左クリック
2. 右クリック
3. プログラムを閉じる
4. コピー
5. タブで開く
6. ペースト
7. タブを閉じる
8. 閉じたタブを開く
9. なし
10. なし
11. なし
12. 左のタブに移動
13. 右のタブに移動

多ボタンマウスはWindowsだけでなくMacにも対応しているものが多くあります。iPadとMacを両方使っている方は接続先を切り替えて使用できるものを選ぶとより便利に使えます。ぜひ検討してみてください。

多ボタンマウスを選ぶ際は、事前にどの操作をサイドボタンに割り当てるか考えておきます。多くの方がブラウザの進む/戻るの操作を割り当てています。次にコピー&ペースト機能を割り当てているが多いです。

仕事で使う場合、アプリケーションの切り替えが瞬時にできるように割り当てると便利です。自分が使いやすいようにどの操作をマウスに割り当てるか考えておくと、必要なボタン数がわかるので選びやすくなります。

今回は多ボタンマウスの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。多ボタンマウスがあれば、サイドのボタン一つでショットカット操作ができ大変便利です。仕事の効率を図りたい方やゲーミングマウスを探している方はぜひチェックしてみてください。