産後のママは、体調が優れなかったり家事が思うようにできなかったりするときが多くあります。産後は体が元に戻ろうとする大切な時期でもあるので、充分な休養が必要です。そんなときに、宅食サービスを使っている家庭が増えてきています。

宅食サービスは冷凍食品のようなものが多いので、温めるだけで簡単に食べられて便利です。しかし宅食はサービスによってメニューや配送方法が違うので、初めて宅食を利用する方は、どのサービスを選べばいいか迷ってしまいます。

そこで今回は、産後におすすめの宅食サービスと選び方をまとめました。有名なワタミの宅食やヨシケイ、コープなどの、こだわりの美味しいメニューが揃う宅食を紹介します。産後に宅食を利用するか検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

まず宅食のメリット・デメリットについて説明します。便利な宅食サービスですが、その反面デメリットもあるので、参考にしてください。

一番のメリットは、やはり手軽さになります。スーパーに買い物に行く必要がなく、頻繁に外出するのが難しい産後にぴったりのサービスです。温めるだけのお弁当やお惣菜なら、洗い物の手間も省けます。

また、コンビニや外食と違い栄養バランスのいい食事が取れます。宅食サービスは管理栄養士監修のサービスが多く、栄養が必要な産後の時期や上の子の食事にもおすすめです。

デメリットは、やはり自炊より価格が高くなってしまう点になります。しかし宅食の料金は、サービスによってさまざまです。定期購入やまとめて購入すると1食あたりの価格が安くなったり、配送料が無料になったりするサービスもあります。

また、平日は宅食を利用し休日は自炊するなど、上手に宅食を活用すれば予算を抑えられます。

宅食の選び方のポイントについて紹介します。配送状態やメニューは、サービスによってさまざまです。ライフスタイルに合わせた宅食を活用してください。

宅食は大きく分けて、お弁当タイプとミールキットタイプの2種類があります。それぞれの特徴を見てみてください。

お弁当タイプの宅食は、そのまま食べられる手軽さが魅力的です。お弁当になっているので栄養バランスがよく、洗い物などの手間も省けます。ご飯や汁物は家で作りたい方は、おかずのみのお弁当を利用してもいいです。

お弁当タイプの宅食は産後だけでなく、妊娠初期のつわりがひどい時期にもおすすめです。また、自分が体調不良のときの上の子の食事や、里帰り中のパパの食事にも使えます。

ミールキットタイプは、食材が届き自分で調理します。産後の体調が回復してきてはいるけれど、まだ買い物に行く余裕がない方におすすめです。食材の状態で届くので、自分好みの味にしたり、ほかの食材を足したりアレンジができます。

また、調味料やレシピが一緒に入っているミールキットもあります。普段料理をしないパパに任せるときにもおすすめです。

購入方法は、単品購入と定期購入の2種類です。自分で調理する日もあるのか、毎日宅食を利用するのか、自身のライフスタイルに合わせて選んでください。

1食分やおかず1品だけなどで購入できる単品購入は、スーパーで買った食材と合わせて食べたい場合や、パパや上の子の分だけ頼むなど融通が利きます。単品購入は何度も注文する手間がかかりますが、自分のペースで消費したい方にはぴったりです。

まとめて注文できる定期購入は、毎日の食事に宅食を取り入れて消費できる方におすすめです。平日は忙しいけど休日なら家事に余裕がある方は、平日分だけ頼めるサービスもあります。

また単品購入と比べ定期購入の方が割安なので、産後は無理せず宅食に頼ってもいいです。

ミールキットタイプの場合は、常温・冷蔵・冷凍のどの状態で配送されるかチェックしてください。すぐ食べるなら常温や冷蔵のものでいいですが、すぐ食べず保存する可能性があるなら冷凍のものがいいです。また食材がカットされている状態だと、切る手間が省けます。

お弁当タイプは、冷凍食品タイプだと好きなときに食べられるので便利です。容器ごと温められるものだと、体調が悪くてもすぐに食べられます。

自宅が配送エリアに入っている自治体か確認します。全国エリアに対応しているサービス、特定のエリアのみに配送してサービスがあるので気をつけてください。平日は仕事で受け取りが難しい方は、夜の遅い時間や土日に配達してくれるサービスを選ぶと便利です。

また、ストレスなく継続するためにも料金は必ず確認してください。月にいくらまでならかけれるか予算を決め、予算内に無理なく収めるのが大切です。

産後は体が回復する大切な時期です。だからこそ、栄養バランスのとれた食事をとる必要があります。宅食のサービスには、管理栄養士監修で作られたメニューを用意しているサービスもあり、添加物が入っていないものを選ぶと上の子も安心です。

手軽さや栄養バランスも大切ですが、おいしさも重要なポイントになります。インターネットなどで調べても、実際に食べてみないと味は分からないです。そんな時は、お手ごろ価格で注文できるお試しセットのあるサービスを試してみてください。

いくつか取り寄せて、比較してみるのもいいです。

自分の体調が悪くても、上の子にはしっかり栄養のある食事を食べさせたいです。しかし、産後は体を動かしたり食事を作ったりするのも時間がかかります。産後のママが悩みがちな上の子の食事は、宅食を活用するのがおすすめです。

まず、メニューは子供の食べやすいメニューであるのが一番です。例えば「ヨシケイ」のメニューは、ハンバーグやオムレツなど子供の好きなものがたくさんあります。「ワタミの宅食」は、家庭的なおかずが多く食べやすいです。

栄養バランスが気になる方は、管理栄養士監修のメニューを選んでください。また、大きすぎるサイズだと子供が食べきれないときがあります。

産後の体の回復や赤ちゃんのお世話に集中するために、宅食はぴったりのサービスです。産後は、体が元の状態に戻ろうとする産褥期と呼ばれるものがあります。産褥期は6〜8週間なので、1〜2ヶ月は宅食を利用するのがおすすめです。

もちろん産褥期は個人差があるので、中には3ヶ月以上宅食を続けている家庭もあります。体が回復しても、職場復帰をする方は利用し続けてもいいです。

今回は産後におすすめの宅食を紹介しました。里帰り出産をする方も、宅食を使えば上の子やパパの食生活をサポートできます。休養が必要な産後は、宅食を上手に活用して栄養のあるメニューを食べてください。