古文の参考書人気おすすめランキング11選【文法や読解など分野別に紹介!】
2023/05/26 更新
古文の参考書は単語帳や文法、読解など何種類かにわかれています。この記事では、レベル別で参考書の選び方やおすすめランキング10選をご紹介します。東大や早稲田などの難関校・国公立や共通テスト対策・大学受験のコツ、わかりやすい中学校古文の勉強法などもぜひチェックしてください。
目次
古文参考書は自分に合った名著を選ぼう
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
古文単語の参考書おすすめ
古文文法の参考書おすすめ
古文読解の参考書おすすめ
古文参考書の選び方
参考書のレベルが自分に合ったものでないと、せっかく買ったのに役に立たないということにもなります。古文参考書の選び方についてまとめてみました。
自分に必要な分野を絞って選ぶ
古文の参考書は古文単語や知識・古典文法・文章読解など3種類にわけられています。古文の成績を上げるには、この3つの分野の実力をバランスよくつけましょう。
古文を最初に学ぶ初心者なら「古文単語」がおすすめ
古文の問題に最初に取り組んだときに、「さっぱり読めない!」と困ったことがある方も多いでしょう。そのような初心者の場合は、単語が頭に入っていない可能性があります。まずは古文単語の参考書を購入して、基礎的な単語を覚えていくのがおすすめです。
入試によく出る単語などが収録されているものを選ぶと効率よく勉強できるでしょう。
中学生・高1から国語授業の基礎固めをするなら「古典文法」がおすすめ
単語を拾ってなんとなくの意味を理解することができるけれど、いつも本来の解釈とずれてしまうという方もいるでしょう。心当たりがある方は、中学生・高1からの古典文法の知識が必要かもしれません。
助動詞の意味や識別の仕方、そのほか各文法事項を把握することで、誤った解釈を防ぐことができます。文法の参考書はさまざまな難易度のものが販売されているので、自分に合ったものを探してみましょう。
大学受験の実践的な対策がしたいなら「古文読解」がおすすめ
ある程度古文についての知識があって、テストや入試対策を行いたいという方は、古文読解の参考書がおすすめです。共有テストや大学受験の古文問題の多くは、文章を読解して答える必要があります。
読解問題についての参考書で学習をすることで、実践的な経験値を得ることができるでしょう。実際に古典の文章を読んでみるのもとても有効な勉強法です。以下の記事では古典の人気おすすめランキングを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
古文単語の参考書から選ぶ
古文の単語帳といってもさまざまなタイプがあります。古文単語帳の選び方について確認しましょう。
ルート・成り立ちから覚えたいなら「単語を詳しく解説したもの」がおすすめ
古文の単語帳には「マドンナ古文単語230」のように、1つの単語を詳しく解説したタイプのものがあります。古文の単語には単語の成り立ちから本来の意味やルートが決まり、そこからいくつもの意味が派生していくのです。
単語を詳しく解説したタイプの単語帳は、こうした単語の意味も深く理解できます。神経質にいくつもの意味を覚えなくても文脈などから意味を類推できる応用のきく単語力を身に着けることが可能です。古文が苦手な方が力をつけるにはおすすめできます。
ただし、解説が詳しくなるほど収録語数は少なくなるので、この点がデメリットです。解説が詳しいからといってわかりやすいとは限らないので、わかりやすいと感じる単語帳を選びましょう。また、手っ取り早く理解する単語を増やしたい方はおすすめできません。
共通テストなどの感覚で覚えていくなら「語呂合わせ」がおすすめ
古文単語帳には「古文単語ゴロゴ」のように語呂合わせを使って覚えていくものがあります。語呂合わせは簡単に覚えることができるので、共通テストの前に古文単語の意味を素早く覚えていくにはおすすめの参考書です。
ただし、語呂合わせはあくまで単語の1つの意味を覚えるためのものなので、いくつもの意味を覚えることはできません。単語の重要な意味が語呂合わせになっていない場合もあるので、注意が必要です。
また、語呂合わせに拒否反応を感じる方もいるので、合わない方にはおすすめできません。語呂合わせの単語帳だけでは、知っている単語の数は増やせても応用はききにくいのも問題点です。このデメリットをカバーする方法を考える必要があります。
実際の古文に慣れたいなら「文章の中で覚えるもの」がおすすめ
古文単語帳には「速読古文単語」のように、文章の中で古文単語を覚えるタイプのものがあります。文章の中で単語を覚えることで、単純に意味だけ覚えるよりも応用の利く単語力を身に着けることが可能です。
また、文章を読み込んでいくことになるので、単語力だけではなく読解力を身に着けることも可能です。「速読古文単語」はイラストも描かれており、より覚えやすい工夫がされています。
しかし、文章を読む必要があるため、古文が苦手な方は向いていません。1つの単語に時間をかけることになるため、素早く単語を覚えたい方とも相性は良くないでしょう。ある程度古文ができて、文章の中で活きた単語力を身に着けたい方におすすめのタイプです。
文法の本から選ぶ
古文の文法を学ぶには文法事項を解説した参考書と問題を解いていく問題集があります。自分に必要なタイプを把握して、必要なものを選ぶようにしましょう。
構造理解や理系のセンター対策には古典文法が学べる「参考書」がおすすめ
古文の文法が苦手な場合や初めて学ぶ方は古典文法の参考書を選ぶようにしましょう。文法が苦手な方は、文法そのものを理解していない可能性が高いです。また、センター試験しか古文がない理系も、最低限単語と文法の理解は必須と言えます。
そのため初めて学ぶ場合はわかりやすく、必要な事項がしっかりと解説された参考書を選びましょう。ただし、詳しく解説された参考書は問題が少なくなることが多いので、文法の問題に不安が残ることがあります。
自分の受ける試験のレベルに合わせて問題集を併用するようにしましょう。
短期間で仕上げたいなら問題演習ができる「問題集」がおすすめ
古文の文法をある程度理解しているなら、文法の問題集をやり込んだ方が効率的に文法をマスターできます。古文の文法の問題はそれほどパターンが多くないため、薄い問題集を何度も繰り返すだけでマスター可能です。
問題を解くためではなくとも問題集を何度も解いた方が、参考書を読むよりも短期間で文法の知識を身に着けることができますのでぜひご活用ください。ただし、問題集は解説が参考書よりも簡潔になっています。
解答の解説を読んで理解できる問題集を選ぶことが大切です。もし、解説が理解できないなら問題集の前に、わかりやすい参考書で文法を理解してから問題集に取り掛かりましましょう。
古文読解の参考書から選ぶ
文法や単語がわかれば理屈の上では古文読解はできるはずですが、実際はすぐにはうまく行きません。その際には、古文読解の参考書が必要です。
基礎から丁寧に学ぶならわかりやすい「解説の詳しい参考書」がおすすめ
文法や単語がわからないわけではないのに、読解問題ができない場合は解説の詳しい古文読解の参考書を利用しましょう。単語や文法の知識があっても、文章を読むのに知識を活かせない方もいます。
そんな方は簡単な読解問題を解いて実力をつけていく必要がありますが、苦手な方は解説の詳しい読解問題の参考書を利用した方がいいでしょう。わかりやすい解説の参考書を読むと急に成績が上がる方もいます。
文法や単語は理解しているが読解問題が苦手という方は、解説の詳しい参考書を利用してみましょう。
学力を上げたい高校生には河合塾など「難易度の高い参考書」がおすすめ
基礎的な読解問題ができるようになってきた高校生で難関大を受験する方は、河合塾など難易度の高い読解問題の参考書や問題集で実践的な演習を行いましょう。難関大の問題は意味を理解すること自体が難しい文章もあります。
難関大に対応した参考書や問題集を解くことで、難関大に合格する読解力を身につけることができおすすめです。
文化について覚えるなら「古文常識」の参考書をチェック
古文常識というのは、他の教科と比べるとかなり特殊なもののように思えるかもしれません。古文は単語や文法が現代文と違いますが、これは英語と同じです。英語は文法と単語が理解できれば、読解問題に取り掛かることができます。
しかし、古文は単語と文法の両方の知識に問題がなくても、文章が理解できないことがあります。単語の意味も文法もしっかり把握しているのに、文章の全体の意味が理解できません。これは古文の時代に当たり前だった常識が現代人には理解できないからです。
英語でも全くないわけではありませんが、古文は当時の常識をしっかりと理解していないと意味がわからない文章は非常に多くなっています。単語や文法をマスターしたのに、読解問題の文章が理解できない方や難関大を受験する方は古文常識の参考書が必要です。
迷ったときには自分に合った「レベル別参考書」をチェック
古文の参考書に限りませんが、参考書には読む方との相性があります。いくら解説がわかりやすいと評判のものでも、その方にとってはわかりにくい参考書もあるのです。逆にわかりにくいという評判の参考書が、読んでみたらよくわかるという場合もあります。
口コミなどを参考にすることも大切ですが、最終的に自分で読んでみてわかりやすいレベル別のものや相性の良いものを選ぶようにしましょう。
古文単語の参考書人気おすすめランキング4選
スタディカンパニー
古文単語ゴロゴ プレミアム
効率的に学校で古文単語を覚えたい方や共通テストの対策にもおすすめ
古文単語帳の中でも非常に知名度の高い1冊です。効率的に古文単語を覚えることに特化した単語帳で、全ての単語にゴロが用意されているため、非常に効率的に暗記していくことができます。単語の暗記を素早く終わらせたい方におすすめです。
この1冊の単語だけで難関大でも問題なく対応可能です。共通テスト対策としても活用できます。最低限の意味を覚えることに特化しているので、応用が効かないという意見もあり、単語の核となる意味を覚える参考書と割り切った方がいいです。
種類 | 単語帳 | ページ数 | 360 |
---|---|---|---|
難易度 | 初級 |
口コミを紹介
古文用語にゴロもあり、
単語説明もあって
わかりやすかったです。
口コミを紹介
古文常識は入試の追い込み期(秋から)に読むものと思っていましたが、もしかすると、はじめに読んでおくと古文に対する興味が湧いてくるように思えました。
口コミを紹介
時代背景、常識がわかっていれば古文の文章も論理的に理解できます。また、情報がまとまっているので、受験勉強以外にも教養が得られる本です。
口コミを紹介
語源や日常の言葉との関連性を説明していて、スッと頭に入って来やすい。軽快なマドンナ節で語られる解説はまるでエッセイのようで初心者にも古文独特の違和感が少なく、古文嫌いに優しいです。
口コミを紹介
さうなし なども左右なしと双なしが別単語として記されているので丸暗記しないで済みます。丸暗記は嫌いで語源から知りたい人は是非!
古文文法の参考書人気おすすめランキング4選
口コミを紹介
古典文法の第一歩としてはちょうどよいと思う。文字も大きく設問数も多い。
ナガセ
富井の古典文法をはじめからていねいに【改訂版】
文法が苦手な方や初心者におすすめの最初の名著
「富井の古典文法をはじめからていねいに」は、講義調で古文の文法を解説していく参考書です。会話のような雰囲気で書かれているので、とっつきやすくなっています。わかりやすく詳細に解説されているので、文法が苦手な方におすすめの1冊です。
高校の古文の文法事項を全て網羅しているわけではありませんが、必要最低限の知識はこの1冊でマスターできます。ただし、解説がメインなので問題は少ないです。ある程度文法ができる方は、問題集に取り組んだ方がいいでしょう。
種類 | 文法参考書 | ページ数 | 293 |
---|---|---|---|
難易度 | 初級 |
口コミを紹介
参考書>実際の授業
まさに、参考書のほうがはるかに、授業よりもわかりやすい。
口コミを紹介
ステップアップノートより問題集が少なく、理系だと丁度良いのではないかと思います。
読解はz会の古文上達がオススメです。
口コミを紹介
古典文法は0からこの参考書の①②で完成すると思います。
古文読解の参考書人気おすすめランキング3選
口コミを紹介
視点が変わる。視点が変われば解き方も変わる。授業こういう感じで教えてもらいたかった。単語の知識があれば、すぐ実践できます。
口コミを紹介
これができれば、たいていの古文は敵じゃありません。それだけ、難易度も高いです。2次試験にはもちろん、センター試験にも、高難易度の問題対策に役立ちます。
口コミを紹介
とりあえずこれを買って1日潰して読みふけりました。変わりましたよ古文への視界が。
読書感覚で読め、まずは軽く一周読みます。
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ以下より参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
大学受験に向け参考書はいる?いらない?
ここまで古文の参考書について解説してきましたが、そもそも古文の参考書を使う必要があるのかどうか気になる方も多いです。いらないのではないかという意見も見られます。参考書を使わなくても勉強することはできますが、使った方が圧倒的に効率がいいです。
古文の勉強において重要になってくるのは、何よりも反復練習です。反復練習のための資料としては、受験におけるポイントがグッと凝縮された参考書が最適です。大学受験に向け、受ける学校のレベルや自分の学力に合わせた参考書選びをしてみてください。
古文のおすすめ勉強法
古文のおすすめ勉強法についてご紹介します。古文のスキルアップを目指す方はぜひ参考にしてください。
東大・京大・早稲田・MARCH・旧帝大など難関大学なら実践強化
国公立・共通テスト対策はセンター過去問や専用参考書などで
国公立や共通テストの対策を行いたい場合は、センター過去問や、共通テスト対策用の参考書を活用しましょう。特に、解いた後の丸付けと解説チェックが重要です。同じような文法の使い方を見かけたときに対応できるようにしていきましょう。
中学生の高校入試には国語便覧も要チェック
中学校の古文は、高校と比べそれほど専門的な知識は必要になりません。授業で習った単語や重要事項を押さえていきましょう。もっと学習したいという場合や、高校入試に備える際に役立つのが国語便覧です。
授業で扱わなかった文法や知識が掲載されている場合が多いので、確認しておくと高校で役に立ちます。下記の記事では中学生用国語参考書の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
教材を音読し応用にも対応
古文の学習法で意外に見落とされているのが音読です。古文の学習法は、教材をしっかり読むことから始めましょう。一定量を読むことで、なんとなく理解しているのか全く理解していないのかを確認することができます。
何がどうわからないか明確にすることで、古文の学習が進みます。また本文を通して身に着けた知識は応用力も着きますので、さまざまな問題に対応していくこともできるでしょう。教材を声に出して読み上げる音読をぜひお試しください。
現代文や漢文の対策も考えよう!
高校古文は用いる参考書のルートも大事
高校古文を学習する際に古文参考書を役立てるためには、どのようなルートで用いるかという点も大切です。つまり使う順番を意識しましょう。せっかく良い参考書を選んでも、ルートを間違っていると活かしきれません。
たとえば古文の単語や基本的な文法を理解していないのに、いきなり読解の参考書を選んでも解くことはできません。そのため古文の参考書選びをするときには、今の自分に必要な能力をよく理解したうえで選ぶことが大事でしょう。
もちろんこれはほかの教科にも言えることではありますが、古文の場合には特にルートが重要となります。基礎をきっちりと固めてからでないと効果的な勉強ができないため、ルートを意識した参考書選びを心がけてみましょう。
理解力が上がり社会でのコミュニケーションでも役立つ
社会に出ると役に立たないと思われがちな古文ですが、意外と役に立ちます。例えば古文を学習する上で、一読しただけではなかなか理解ができないという経験をした方も多いようです。しかし、回数を重ねることで格段と理解力が上がっていきます。
古文の読解力がつきますと、現代文は古文・漢文よりも簡単に感じてくるでしょう。また社会に出て、コミュニケーションの場でも相手の話を理解する力も着いてくるのです。古文に慣れ親しむことで、コミュニケーション力を上げ力を着けることもできます。
まとめ
高校古文の参考書のおすすめランキングについてご紹介しました。古文の参考書は4種類の分野にわけられますが、更に本人のレベルによっても選ぶべき参考書が変わってきます。しっかりと自分のレベルや好みに合った参考書を選ぶことが大切です。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年05月26日)やレビューをもとに作成しております。
文章を読んで単語を覚える速読英単語で、有名なZ会の古文単語帳です。速読英単語よりも短めの文章の中で単語を覚えるので、より使いやすく、イラストで古文単語の意味をイメージして、文章の中で覚えることができます。
イラストもあるので文章で単語を覚えるだけよりも、覚えやすいです。文章の中で覚えていくので、使える単語力を身につけることができます。また、単語を覚えながら読解力も身に着けることが可能です。