キャビテーションはエステサロンなどで行われる施術で、美しいボディラインを目指せると話題になりました。しかしエステサロンに通って施術を受けるのは、時間も費用もかかって大変です。

そんな方におすすめなのが、自宅でも手軽にケアができる器具として人気の家庭用キャビテーション機器です。サロンのように40kHzの機器は少ないですが、家庭用にもさまざまな機能があり種類が多いため、自分に合った製品がわからず迷います。

そこで今回は、家庭用キャビテーション機器の選び方やおすすめ商品をランキング形式で紹介します。ランキングは体の部位・周波数・機能性を基準に作成しました。家庭用・業務用エステ機器の違いや期待できる効果も解説するので、ぜひ参考にしてください。

キャビテーション機器は、特殊な超音波を利用して、体内の脂肪に刺激を与えるマシンです。まずは家庭用キャビテーション機器のメリットやデメリットを理解しておきましょう。

キャビテーションは超音波を身体にあてる施術です。振動で発動した気泡が弾ける衝撃を利用して脂肪と水分を乳化させたあと、エネルギーとして消費されたり体外に排出されたりします。超音波をあてると、リバウンドしにくいボディケアが可能です。

家庭用キャビテーション機器にはメリットが3つあるので紹介します。まず、エステよりもコストが安く継続しやすい点です。エステは施術料金だけでなく交通費などの費用もかかります。家庭用キャビテーションは一度購入すればランニングコストも少なく済みます。

二つ目は、自宅で行うので時間や場所に縛られない点です。自分の都合に合わせられるので忙しい方や外出しにくい方に適しています。最後に、自宅だからほかのお客さんなどを気にせずストレスなく続けられるのがメリットです。

超音波で脂肪を溶かすとなるとかなり痛そうなイメージもありますが、実際はピリピリした痛みを感じる程度です。またリンパの流れがよくなるので、じんわり温かく感じながら施術ができます。

キャビテーションの施術では、たるんだ皮膚や血中の中性脂肪値の上昇・肝臓・胃腸への負担を心配する必要がありません。1～2回だけでは大きな変化を感じるのは難しく、回数を重ねて継続する必要があります。

エステサロンなどで使われる業務用エステ機器と、自宅で使える家庭用エステ機器の主な違いは周波数です。周波数が低いほどパワーが強く、より深い脂肪にまでアプローチできます。業務用は40kHzで出力できるのに対し、家庭用は330kHz以下がほとんどです。

周波数の低い業務用の方が効果が高いイメージですが、家庭用の方が小型で軽い商品が多いため、握りやすく扱いやすいです。キャビテーション機器を初めて使う方には、家庭用をおすすめします。

また、家庭用キャビテーション機器にも、業務用のようなラジオ波やEMSなどの機能付き製品があります。出力性能や結果が出るまでの時間には違いがありますが、施術コースとしての差異はありません。自宅で使える手軽さか、本格的な性能かで選びましょう。

家庭用キャビテーション機器には、対象となる体の部位・周波数・機能性の異なる製品があります。使用用途や使いやすさを参考にしてご紹介するのでぜひご覧ください。

家庭用キャビテーションは、商品によって対応している体の部位が異なっています。全身・顔・ネックラインなど、体の部位に合ったヘッドを選ぶのがおすすめです。

足やお腹周りなど面積が大きい部位に使用するなら、大きめのヘッドがおすすめです。大きめのヘッドを使えば、効率よく全身をケアできます。全身をケアしたい方は、連続使用時間制限内に有効利用できる大きめのヘッドを選びましょう。

二の腕やネックラインなど体の細かい部位をシャープにしたいなら、小さめのヘッドがおすすめです。小さめヘッドのキャビテーション機器を選べば、細かい部分でも小回りがききます。ピンポイントでボディシェイプをしたい方は、小さめのヘッドを選びましょう。

手が届きにくい太ももの裏側やお尻などの部位に使うなら、角度が付いているヘッドがおすすめです。垂直のヘッドよりも扱いやすく、見えないところでもしっかりとケアできます。使う部位に合わせてヘッドの大きさだけでなく、角度にも注目しましょう。

顔など皮膚の薄い場所には、フェイスライン対応のキャビテーション機器を選びましょう。フェイスライン対応のマシンは、繊細な部位に使うため周波数の出力とヘッドの形状もほかとは異なります。

キャビテーション機器の中には顔にキャビテーション機能は使えず、ラジオ波やEMS機能などを使うフェイスモードが搭載されている機器があるので、キャビテーション機能を使える部位もしっかり確認しましょう。

キャビテーション機器は、軽くて持ちやすいものを選ぶのがポイントです。300g前後の重さを目安に選ぶと、軽くて持ちやすく、セルフケアがしやすくなります。自宅で定期的にケアをしたい方は、腕に負担のかかりにくい重量のものを選びましょう。

握りやすい持ち手や手の平にすっぽりと収まるサイズで選ぶのもポイントです。握りにくい持ち手の商品を使うと、ボディケアもしにくくなります。手の平にすっぽり収まる商品を選ぶと、負担を感じずに長時間のケアが可能です。

使いやすさにも影響してくるので、口コミなどを参考に購入するようにしましょう。手の平が小さい方や握力が弱い方は、疲れを感じにくい持ち手がおすすめです。手にフィットするモデルを使えば、ボディケアの効果を高められます。

家庭用キャビテーション機器には、コードレス式とコード式があります。使用環境や使いやすさとを考慮しながら、コードの有無で選ぶようにしましょう。

コードレスタイプは、コンセントの位置やコードを気にせずに使えます。お風呂・ソファ・ベッドの上など、好きな場所に持ち運んで使用できるのがメリットです。定期的に充電が必要なので、全身をケアしたい方はバッテリー駆動時間をチェックしましょう。

コード式タイプは、コンセントに繋いで使用するので、電池切れの心配がありません。パワーがあり、安定した出力や刺激で全身をケアしたい方におすすめです。アイテムやモデルの数は限られていますが、充電が面倒な方や出力が欲しい方にメリットがあります。

家庭用キャビテーション機器は、超音波振動で脂肪を分解する構造です。本格的なエステを導入するか、気軽に使いたいかで超音波の周波数を選ぶようにしましょう。

超音波の周波数は「kHz」で表記され、数字が小さいほど振動が大きいです。エステサロンでは、20～40kHzと大きい出力の機器が使われています。価格は高いですが、自宅で本格的なエステを導入したい方は25～40kHzの周波数をチェックしてください。

家庭用キャビテーション機器は、超音波の周波数が小さいタイプが多く販売されています。自宅で気軽にボディケアをしたい方には、330kHz～3300kHzの周波数がおすすめです。リーズナブルな価格で購入できますが、効果が出るまで根気強く続ける必要があります。

家庭用キャビテーション機器には、温感・美容・筋トレ・防水などの機能が搭載されています。使用用途や使いやすさに合わせて、機能性で選ぶようにしましょう。

ラジオ波はRFとも呼ばれる、エステでも使用されている電磁波です。体を温める効果があり、じんわりとアプローチしてくれます。キャビテーション機能と相性がいいため、より効果を高めたい方はラジオ波を搭載したマシンを選びましょう。

EMSとは、電流を使って部分的な筋肉が動かせる機能です。電気を流して筋肉を刺激し、エクササイズや筋トレをサポートしてくれます。健康的な体作りを目指している方や、筋トレや運動が苦手な方におすすめの機能です。

キャビテーション機器には、いくつかののLEDライトが交互に光る機能が備わったモデルがあります。赤色LEDや青色LEDなど、より本格的なボディケアが可能です。スペシャルケアとして化粧水や美容液をつけて使うと、より美しい肌へと導いてくれます。

防水機能の付いた機器は、浴室でキャビテーションを使いたい方におすすめです。IPX7以上の防水タイプなら、お風呂で体を温めながら使用しても浸水する心配がありません。使用後もそのまま水で洗えるので、衛生的に使い続けられます。

キャビテーションは安い買い物ではないので、口コミ評価や保証内容を確認しましょう。口コミの数が多いもの、ポジティブな内容が多いものを選ぶと失敗しにくいです。しかし、口コミは個人の体感で人によって効果に差があるので、あくまで参考程度にしてください。

口コミのほかに、保証が付いているかどうかもチェックしましょう。もし故障や初期不良、体に合わなかった場合に返金・返品ができないと損します。返品可能かどうかを確認するほか、不十分な説明文や日本語がおかしい口コミなどは参考にしないようにしましょう。

キャビテーションはメーカーでも選べます。商品選びに悩んだら、信頼できるメーカーから選ぶのもおすすめです。

ヤーマンの家庭用キャビテーションは3種類あるので、自分好みのモデルを選べます。形は、指で挟んで持つタイプと握るタイプの2種類があり、自分が持ちやすいものを選択可能です。ヤーマンのキャビテーションは防水仕様なのでお風呂でも使用できます。

人気エステティックサロンのTBCでもキャビテーションを販売しています。店舗で人気の「ヒートキャビデラックス」のような施術を自宅で体感できるのが魅力です。キャビテーション・ラジオ波・EMSだけでなく赤と青のLED機能で美顔器としても使えます。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

家庭用キャビテーション機器を使う際の留意点をまとめました。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

家庭用のキャビテーション機器は、エステサロンで使用する業務用よりパワーが抑えられているのが特徴です。エステサロンで施術を受けた経験がある方は、パワー不足を感じて1度に長時間使いたくなるケースが多くあります。

しかしメーカーの推奨使用時間を超えた使用は思わぬトラブルが起こる可能性があり、おすすめしません。キャビテーションは毎日根気よく続けるのが大切です。1回の使用時間はしっかりと守り、三日坊主にならず継続して使い続けましょう。

キャビテーションマシンの使用後は、リンパマッサージでボディのサポートをしてあげましょう。マッサージ前には、体の中の老廃物をきちんと排出できるよう、コップ一杯の白湯を飲んでおくのがおすすめです。

リンパの流れにそって、やさしくゆっくりと下から上に持ち上げるようマッサージしましょう。強めの力でやると、肌や体に負担がかかってしまい逆効果です。丁寧にやさしくマッサージしてみてください。

家庭用キャビテーションが使えない方もいます。急性疾患のある方・心臓病の方（ペースメーカー含む）・妊娠中の方・子宮筋腫のある方・難聴の方は原則使用できません。これらは一例なので、自分が使えるか不安な方は販売元に相談してみてください。

キャビテーション機器を使用したい方は、レンタルのサービスを利用する方法もあります。こちらでお馴染みになっているのが、美容機器レンタルの美ガーデンです。自社製造と日本製にこだわっており、最短1ヵ月から短期間で利用ができます。

レンタルの値段は、複合機・蓄熱式・フェイシャル・リラクゼーションなど、利用するマシンや性能により、24,000円～180,000円ほどが主流です。購入に踏み切れない方は1度チェックしてみてください。

家庭でボディケアしたいなら、スリム成分が含まれたクリームでマッサージするのがおすすめです。タイミングは、お風呂上りや寝る前のリラックスタイムなど、ゆっくりと時間がとれるときを狙いましょう。

以下の記事ではセルライト対策クリームランキングをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

仕事や家事の疲れを癒してくれる電動マッサージ機もおすすめです。電動マッサージ機は、長時間のデスクワークや家事で、肩のこりに悩んでいる方に人気の商品です。そのほかにも、自宅で手軽に使えるさまざまなマッサージ機が販売されています。

慢性的な筋肉のこりは、日常的なメンテナンスが必要です。電動マッサージ機があれば、毎日気軽に体のメンテナンスを継続できます。体の疲れを癒したい方は、電動マッサージ機もチェックしてみましょう。

以下の記事では、電動マッサージ機の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧ください。

家庭用キャビテーション機器の選び方やおすすめの製品を紹介しました。使用する体の部位・周波数・機能性などいろいろな選び方があります。今回紹介した選び方やランキングを参考にして、美しいボディラインを手に入れてください。