超強力な水流や温水の力で汚れを洗浄する業務用高圧洗浄機は、短時間で頑固な汚れを綺麗にしてくれる強い味方です。業務用は家庭用よりも洗浄力が高く、工場をはじめとする施設などで使用されていますが、最近は洗車や外壁の掃除に使う方も増えてきました。

実は水道ホースで落とすよりも時間も水道代も抑えられるだけでなく、洗剤を使用しないので環境にもやさしいです。100Vの電動タイプや圧力の強いもの・壊れにくいものなどがマキタやケルヒャーなどのメーカーから選べます。

そこで今回は、プロ用・業務用高圧洗浄機の選び方や最強おすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは、汎用性・機能性・コスパを基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

家庭でも使われる業務用高圧洗浄機は、以前よりも多様なニーズに適したいろいろな機能が搭載されています。どの位頻繁に使用するかなどを確認して購入するのがおすすめです。

高圧洗浄機選びには、その電源環境も見逃せないポイントです。自分に合った電源を選ばないと使えないなどのケースもあるので、確認しましょう。

【目次】

・家庭用コンセントで使うなら「100V」がおすすめ

・三相のコンセントがあるなら「200V」がおすすめ

・電気のない屋外で使いたいならコードレスの「エンジン式」がおすすめ

100Vのモデルであれば、通常の家庭用コンセントでも使用できます。しかし200Vなどに比べ、やはりパワーが落ちてしまう傾向にあり、また商品数は非常に少ないです。予備用の高圧洗浄機としておすすめできます。

三相のコンセントがある場合は200Vがおすすめで、高圧洗浄機ならではのパワーを実感できます。特にブロック塀などの頑固な汚れを落としたい方は200Vがおすすめです。ただ、家庭用コンセントには対応していません。

屋外などの電気がない場所で使いたい方はコードレスのエンジン式がおすすめで、燃料さえあれば、どこでも使用できます。頑固な汚れもパワフルに落とすため、お掃除の幅もかなり広がるアイテムです。電気がないけど、パワーもほしい方におすすめします。

かつては「音が大きくてうるさい」などのイメージが強かった高圧洗浄機も、今では使いやすさを極めたさまざまな機能が搭載されています。ぜひチェックしてみてください。

【目次】

・長時間使用するなら「水道接続式」がおすすめ

・さまざまな場所で使いたいなら「給水タンク式」がおすすめ

・外壁や洗車などさまざまな用途で使いたいなら「水流調節機能」がおすすめ

・水道代が気になるなら「自吸機能付き」がおすすめ

・モーター音が気になるなら「静音性」の高いモデルがおすすめ

・使いやすいものならノズルや洗剤タンクなどの「付属パーツ」もあるものがおすすめ

1時間以上などの長時間使用を考えている場合は水道接続式がおすすめで、掃除が終わるまで水切れの心配がありません。また、水道接続式はパワーに優れており、特に頑固な汚れを落としたい方に最適です。できるだけ長めのホースから選びましょう。

また、温水機能もあると汚れ落ちが格段に良くなります。冷水よりも短時間で作業を終えられるため効率重視の方におすすめです。

給水タンク式は水を汲む手間がかかりますが、その後は水がなくなるまで場所を移動しても使い続けられます。どこでも利用できる、持ち運びやすいなどのメリットがあり、車・大きな窓・ブロック塀などさまざま場所で使いたい方におすすめです。

水道を確保できない方はもちろん、浴室やベランダなどの狭いスペースで使いたい方にもおすすめで、水さえ汲んだらすぐに利用できます。ただし比較的パワーが弱い傾向にあるため本格的な業務用の商品はありません。

業務用高圧洗浄機の中には水流を調節できるタイプもあり、ピンポイントで汚れを落としたいときや、広範囲で一気に洗い流したいときなど、外壁や洗車などさまざまな場面で使い分けられるのが魅力です。特に1台の高圧洗浄機で済ませたい方はチェックしましょう。

また、どれだけ簡単に調節できるかもチェックするべきポイントです。1回1回ノズルを変えなくてはいけないのか、ただ回すだけで調節できるのかも確認すべきで、掃除の疲労度も大きく変わってきます。

自吸機能が付いていると、お風呂の残り湯や用水路の水なども利用できるようになります。長時間使用による水道代の高さが気になる方におすすめで、水道代を抑えられる点が大きな魅力です。

ただ、業務用高圧洗浄機で使用する水の量は意外と少なく、ホースと比べても3分の1や4分の1ほどになります。そのため、1回あたり10分ほどしか使わない方などは、そこまで重視しなくても問題ありません。

集合住宅で高圧洗浄機を使用する場合、稼働音で近隣に迷惑をかけてしまう可能性もあるため、できるだけ静音性の高いタイプがおすすめです。ただ、業務用となるとパワーが強い分、どうしても稼働音は大きくなってしまいます。

そのため、静音性を重視するなら業務用ではなく家庭用をおすすめします。また、家庭用の中でもインダクションモーターのタイプを選ぶと比較的、音が静かです。

業務用高圧洗浄機を選ぶ際は付属パーツも要チェックで、特にブラシや洗剤タンクは使い勝手のいいアイテムです。高圧洗浄機だけでは落とせない頑固な汚れも、洗剤とブラシにより綺麗に洗い流せられます。高い洗浄力を重視している方におすすめです。

そのほかにもノズルの角度を変えられるパーツなどがあり、手の届きづらい場所も掃除がしやすいです。付属パーツは見逃しやすい点でもあるため、必ず忘れずにチェックするようにしましょう。

お財布にも環境にもやさしい高圧洗浄機ですが、すぐに壊れてしまっては意味がありません。長く使うためにも壊れにくい耐久性に優れたタイプから選ぶのがおすすめです。特に要ともいえるポンプやモーターの耐久性があるかなどをチェックしましょう。

高圧洗浄機のパワー、いわゆる洗浄効率もこだわりたいポイントです。汚れを落とす力を表す洗浄効率は、吐出水量だけでなく水流の圧力も関係しており、効率がよければいいほどに洗浄時間が短縮します。

 広範囲に渡る床面や外壁といった大面積の洗浄や排水管などを掃除するのであれば、吐出水量が多く水圧が高いものを選びましょう。ただし、圧力が非常に強い「超高圧洗浄機」と呼ばれるタイプについては価格が100万円以上するため、長期的に使用するのでなければレンタルがおすすめです。

どれだけのパワーで洗浄してくれるかの指標となる吐出圧力です。特に長年こびりついた汚れを落としたいと考えている方は、最低でも常用吐出圧力5MPa以上の高圧洗浄機から選びましょう。それ以下だとこびついた汚れがかなり取りづらくなってしまいます。

商品情報には常用吐出圧力と最大許容圧力（最大吐出圧力）の2種類の記載がありますが、常用吐出圧力のほうがチェックするべきポイントです。最大吐出圧力はあくまで最大値なので、参考程度に見ておきましょう。

業務用高圧洗浄機を選ぶ際は、安く売られている中古もチェックしてみるのがおすすめです。高圧洗浄機の中には高価に売られているタイプもありますが、中古ならコスパのいいお手頃な価格で手に入れられる可能性もあります。

業務用高圧洗浄機を選ぶ際はメーカーもチェックポイントで、特に初めて購入する方は人気メーカーから出ている商品がおすすめです。

ドイツのプロ用清掃機器メーカーであるケルヒャーはトップクラスの知名度を誇り、最初に検討したいメーカーです。黒と黄色を基調としたデザインが特徴で、初心者向けのシリーズも展開しています。洗浄力が最強でアタッチメントの種類が豊富であるのも魅力です。

初めて購入する場合は初心者向けのK2シリーズがおすすめで、リーズナブルながら必要な機能が備わったコンパクトで小さい高圧洗浄機になっています。多くのプロからも支持されているほどのメーカーで、必ずチェックしておきたいメーカーです。

以下の記事では、ケルヒャー高圧洗浄機の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

リョービは売却され、現在は京セラが高圧洗浄機の事業を引き継いでいます。本体のカラーがオレンジ色のデザインが特徴で、エントリーモデル・ミドルモデル・ハイエンドモデルの3タイプに分類して販売されています。とにかくラインナップが豊富なため選択肢が多いのが魅力です。

マキタは電気工具メーカーとして人気です。高圧洗浄機も販売していますが、明確に「業務用」として販売しているモデルはありません。

ただし、AC電源式の「MHW0810」については業務用洗浄に必要な使いやすさを追求しているため、農機具の洗車などにはおすすめです。

以下の記事でも高圧洗浄機の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

業務用の高圧洗浄機は高価なため、年末や長期休暇などの大掃除のときだけ使いたい場合はレンタルサービスを利用してみるのもおすすめです。レンタルはホームセンターから高圧洗浄機専門サービスまで行っています。

ただ、中には法人または個人事業主のみ対象などのケースもあるため、各公式サイトの説明はチェックしましょう。実際に購入するよりも安く利用できるので、年に1～2回しか使わない方はレンタルから検討してみるのがおすすめです。

業務用高圧洗浄機は屋外の掃除に使えるアイテムですが、近隣などへの迷惑を考えると使いづらい場所もあります。そこで活躍するのが散水ホースで、大きな音を出さずにウッドデッキなどの狭い隙間の汚れも洗浄可能です。

また業務用高圧洗浄機は屋内の汚れには使用しづらいため、スチームクリーナーを持っておくと使えます。100℃前後のスチームの力により、浴室のぬめりやガスコンロの油汚れなどを落としてくれるので、子どもやペットがいる家庭にもおすすめです。

以下の記事では、さまざまなシーンに応じたおすすめの散水ホースとスチームクリーナーを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

家庭用と業務用の高圧洗浄機の使い方における大きな違いは、耐久力です。業務用の高圧洗浄機は長時間の使用ができるように作られているので、耐久力が違います。そのため、家庭用で長時間の使用してしまうと本体の寿命を減らすので避けましょう。

業務用の高圧洗浄機だけでも使用できますが、一緒に買うとより利便性の増すアイテムも紹介します。

【目次】

・洗剤を泡状に噴射させるフォームランス

・広い床面で役立つテラスクリーナー

・配管の清掃ならパイプクリーニングホース

フォームランスとは、洗剤を泡状にして噴射するノズルです。高圧洗浄機で洗車するときだけでなく、網戸や窓の清掃などでも活躍します。洗剤で広範囲をきれいにしたい方は、ぜひ注目してみてください。

テラスクリーナーは、円盤の形で床に水を噴射し、広範囲を洗浄できるアクセサリーです。ノズルよりも作業効率が高く、短時間で掃除を完了できます。円盤の中で水を噴射するので、汚れた水が周りに飛び散らない点が魅力です。

パイプクリーニングホースは、配管清掃専用に開発されたホースです。清掃できる配管の太さや対応できるカーブ数などは、商品によって異なります。掃除したい配管の形状に合わせて、適切なパイプクリーニングホースを選びましょう。

業務用高圧洗浄機はパワーが強いほどに音が大きくなってしまう傾向があります。どうしても音が気になる場合は防音グッズも準備するのがおすすめで、耳栓や吸音材などの防音グッズはより快適に掃除できる環境を提供してくれるのが魅力です。

特に室内でも使いたい場合は吸音材がおすすめで、壁や天井などに貼るだけで大きな音を吸収してくれます。そのほかにも置くだけのタイプもあるので、1個持っておくと意外と使いやすいアイテムです。

以下の記事では、用途や設置場所などに応じたおすすめの吸音材を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

業務用高圧洗浄機のおすすめ商品と選び方をご紹介しました。家庭用でも使えるモデルや強力な業務用モデルなどさまざまあります。ぜひ、本記事を参考に自分にぴったりな業務用高圧洗浄機を見つけてください。