【永久保存版】水道水の塩素の除去方法を解説!【自宅でできる簡単除去方法】
2020/12/28 更新

目次
塩素が水道水に入っている理由は?
蛇口をひねればいつでも飲める水道水は、生活には欠かせない水といえます。しかし味という面から見ると、水道水は必ずしもおいしいとはいえません。その大きな原因となっているのが水道水に入っている塩素。よく言われるカルキ臭も塩素の影響があります。
ではなぜ水道に塩素が入っているかといえば、「水道法」という法律で決められているからです。水道法は水の安全性を保つための法律で、水質基準や水道関連施設の基準などが細かく決められており、塩素についても規定されています。
なお塩素の濃度については、WHO(世界保険機関)のガイドラインでは残留塩素の濃度は5mg/L以下。そして日本では1mg/L以下となっており、さらに厳しい基準となっています。
塩素を入れるメリット・デメリット
水道水に塩素を入れるのは法律で定められていることですが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。逆に入っていないとどんな影響があるのかも気になるところでしょう。
そして安全のためとはいえ、塩素にはマイナス面もあります。そこでここでは、塩素の良い面と悪い面に分けて、詳しく紹介していきます。
塩素のメリット
最大のメリットはやはり消毒効果。水道水の原水は河川などの水ですが、細菌やウィルスが混入している可能性も否定できません。もし体内に入ってしまうと、さまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。強い殺菌効果のある塩素を使えば、そうしたものを死滅させることができるのです。
そして消毒された水は水道管で各家庭に送られてきますが、残留塩素があるため、送られている間も雑菌の繁殖を防せぎ、水を安全な状態に保ってくれます。
塩素のデメリット
塩素によるデメリットは、味への影響です。よく言われるカルキ臭も塩素が原因。塩素と水に含まれているアンモニア性窒素が反応すると、クロラミンという物質が生成されますが、これがあの独特の味とニオイを作り出してしまうのです。
また肌への影響もあると言われています。塩素はタンパク質にダメージを与えるため、肌のバリア機能が低下してしまい、肌荒れが起きる可能性があります。また髪の毛の健康を保つために必要なキューティクルに悪影響を及ぼすことも。
ただ水道水の塩素は、健康に影響がないような濃度になっているので、極度に心配することはありません。
塩素を除去する方法はある?
塩素は安全な水道水を届けるために必要不可決なもの。しかし水道水特有の味が苦手という人は少なくありません。家庭で使う時は、できれば塩素は取り除きたいと思っている人も多いことでしょう。
そこでこの項目では、簡単にできる塩素除方法を詳しく解説していきます。主な方法は以下の5つ。
・沸騰させる
・汲み置きしておく
・ビタミンCを利用する
・炭を入れておく
・浄水器を使う
費用がかかるものありますが、すぐにできる方法もあるので、最後まで読んでぜひ一度試してみてください。
沸騰させる
塩素は熱に弱いという特性があります。そのため水道水を沸騰させることで、手軽に塩素を除去することができます。ポイントは、沸騰させたら、そのまま15分以上沸騰させ続けること。そうすることで、塩素はもちろん、トリハロメタンも取り除くことができます。
またやかんを使う場合は、フタをせずに沸騰させること。蒸気を発散させることで、塩素を除去しやすくなります。
汲み置きしておく
一番簡単な方法が、水道水を汲んでそのまま置いておくこと。直射日光が当たる場所に、最低でも6時間以上、できれば半日~1日は置いておくようにしましょう。そうすることで、日光の紫外線の作用で塩素を除去することができます。
ただしに日光に当てることで塩素は除去できますが、雑菌が繁殖する可能性もあるので飲み水には向いていません。動物の飼育用などに使いましょう。
ビタミンCを利用する
ビタミンCは塩素を分解する働きがあることが知られています。その作用を利用して、水道水にビタミンCを加えることで塩素を取り除くことが可能。
手っ取り早いのは、ビタミンCを豊富に含んでいるレモンを数滴絞り入れること。レモンの爽やかな風味もプラスされて、スッキリとして飲みやすくなるというメリットもあります。また市販されているビタミンCの粉末を使う方法もあります。
炭を入れておく
炭には吸着効果があり、脱臭剤など幅広い分野で利用されています。そして塩素の除去にも役に立ちます。方法は簡単で、容器に水道水を満たしたら活性炭や備長炭を入れて、一晩置いておくだけでOK。
その際、ホコリなどが入らないように容器にフタをしましょう。ただし少しだけ隙間を空けておき、蒸散した塩素を逃しやるようにします。
浄水器を使う
浄水器を使うのも効果的な方法。水道に直接設置することで、手間をかけずに塩素を除去することができます。水道直結型のほかポット型、据え置き型などもあるので、キッチンの状況によって選ぶことができるのもうれしいところ。
ただネックはコストがかかること。浄水器本体のほか、フィルターを定期的に交換する必要もあるので、トータルのメリット・デメリットを考えて導入しましょう。
塩素を除去した後で気をつけるポイントは?
塩素を抜くことで水道水も飲みやすくなりますが、注意したい点もあります。元々塩素は殺菌のために入っているものなので、除去してしまえば雑菌が繁殖する恐れが出てきます。
そのため塩素を取り除いた水道水は、早めに飲み切るようにしましょう。すぐに飲み切れない場合は、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しておくのがおすすめ。それでも2日以内に飲むようにしてください。
水道水の塩素を除去して飲めるウォーターサーバー2選
浄水器で塩素を除去することは紹介しましたが、さらに便利なのが水道水を使うウォーターサーバーを利用すること。一般的なウォーターサーバーは配送されてくる水の入ったボトルをセットしますが、水道水を利用すれば、水代がかからないというメリットがあります。
また浄水器では常温の水しか利用できませんが、ウォーターサーバーなら、冷水・温水がいつでもすぐに使うことができます。もちろんサーバー内には、高性能なフィルターを備えているので、塩素を除去したおいしい水を飲むことができます。
ここでは2つの水道水利用型のウォーターサーバーをピックアップして、その特徴などを紹介していきます。
ウォータースタンド
ハミングウォーター
ハミングウォーター
月額2,900円で使えるウォーターサーバー
ハミングウォーターは、ワンプライス制の水道水充填式のウォーターサーバー。かかる料金は月額2,900円のみで、フィルター交換の費用も含まれており、リーズナブルにウォーターサーバーが利用できます。
フィルターは高密度圧縮活性炭のマイクロフィルターと、限外ろ過中空糸膜のウルトラマンフィルターの2段階式。フィルター交換は4ヶ月に1度で手間もかかりません。
利用方法は水道水をサーバーのタンクに注ぐだけでOK。冷水・温水に加え常温水もボタンひとつで使うことができ、サイズもコンパクトなので置き場所の確保も簡単です。
月額平均 | ¥4,536 | 初期費用 | なし |
---|---|---|---|
温度 | 水:5~10度/お湯:80~85度 | 水の種類 | RO水 |
サイズ | 卓上型&据え置き型 | ボトル方式 | ワンウェイ方式 |
500ml換算 | ¥85 | 月額電気代 | ¥1,000 |
塩素を除去して水道水をおいしく飲もう
塩素は水道水を安全に家庭に届けるためには欠かせませんが、水のおいしさを阻害するデメリットがあるのも事実。
しかし塩素を除去することは可能で、今回紹介したようにさまざまな方法があります。費用はかかるものの、水道水を利用したウォーターサーバーなら、冷水・温水も使えてとても便利。記事を参考に、自分に合った方法でおいしい水道水を飲みましょう。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2020年12月28日)やレビューをもとに作成しております。
ウォータースタンドは、水道直結型ウォーターサーバーの中でも、機種のバリエーションが豊富なことで知られています。ラインナップは13機種もあり、ライフスタイルに合わせて選べるのがポイント。
水道水をろ過するフィルターは機種によって異なり、ナノトラップ・フィルター搭載機種とROフィルター搭載機種があります。なかでもROフィルターは、塩素やトリハロメタンはもちろん、水道水に含まれる不純物の90~99%を除去することが可能。これなら安全でおいしい水がいつでも利用できます。
ウォータースタンドは水道水を使うので水代がかからず、料金はサーバーレンタル代だけとなります。また「長得プラン」を利用すれば、長く使えば使うほどお得になります。