浄水器で水道水はおいしくなる?タイプ別に浄水器を徹底比較!
2021/01/18 更新

浄水器が必要な理由は?
日本の水道水の特徴は、世界的に見ても安全で水質が良いこと。それを支えているのが徹底した安全管理です。水道法という法律で水質基準などが定められており、全国どこでも同じレベルの水質を保っています。
しかしその一方、塩素が含まれていることで味に影響が出てしまうのはマイナスポイントといえます。水道水は主に河川の水を利用しています。塩素は河川の水に含まれる細菌やウィルスを殺菌するために水道水に含まれています。
よく言われるカルキ臭も塩素が原因となっており、多くの人が水道水をおいしくないと感じることにつながっています。
その塩素を取り除くことができれば、水道水をおいしく飲むことが可能です。そして塩素を除去できる方法としては、フィルターでろ過する浄水器が一番手軽といえます。
そして浄水器が除去できるのは塩素だけではありません。浄水器のタイプにもよりますが、トリハロメタン、赤さびなどの不必要な物質も取り除くこともできます。
浄水器6種類を比較!
一口に浄水器といっても、現在はさまざまなタイプが登場しています。主なものとしては次の6種類です。
・ポット型
・蛇口直結型
・蛇口一体型
・据え置き型
・ビルトイン型
・セントラル型
設置の手間、ランニングコスト、使いやすさなど、それぞれに一長一短があります。ここではこの6種類の浄水器の特徴を詳しく解説していきます。浄水器の導入を考えている人は、自分の家庭ではどのタイプが合っているのか、ぜひこの記事を読んで確認してみてください。
ポット型
ポット型は、今回紹介する6種類の浄水器の中では、最もリーズナブルでシンプルなタイプです。ポットやピッチャーのような形状をしており、そこに水道水を注ぎ入れ、付属しているフィルターでろ過します。
持ち運びが簡単で、ダイニングテーブルの上に置いておけば、そのままコップに注いで飲むことができます。ただフィルターのろ過能力があまり高くないことと、ろ過するのに時間がかかるのが難点といえます。
蛇口直結型
浄水器の中では一番普及しているタイプで、種類も多く選択肢が豊富なのがこちら。コンパクトで取り付けが簡単なのも蛇口直結型のメリットといえます。価格帯は幅広く、高いものでは20,000円程度、安いものでは5,000円ほどで入手できるものもあります。
なお定期的にフィルターのカートリッジを取り替える必要があり、その分のコストも考えておく必要があります。
蛇口一体型
蛇口一体型も蛇口に取り付けるタイプですが、こちらは外付けではなく、蛇口自体にフィルターが内蔵されています。そのため見た目がスッキリしており、水回りがスマートな印象になります。定期的なフィルターのカートリッジ交換は必要ですが、交換の手間はかかりません。
ただし、フィルター内蔵の専用水栓にする必要があります。蛇口のタイプなどによっては使用することができない場合があり、また使用できたとしても、專門業者による工事をしなければ導入できないことも。
そのため工事費なども含めると費用は50,000円程度、場合によってはそれ以上かかることがあります。
据え置き型
据え置き型は、浄水器が独立しているのが特徴で、水道水を一旦浄水器に引き入れ、ろ過してから蛇口に送り出す仕組みとなっています。浄水器が別体となっているため、フィルターのろ過能力が高いことがメリットのひとつ。蛇口の形状に関わらず設置できるのも利点といえます。
デメリットとしては、キッチンに浄水器を置くスペースが必要なこと。そしてシンクに穴を開ける工事が必要なので、初期費用が高くなることが挙げられます。
ビルトイン型
ビルトイン型も浄水器が別体となっています。ただ置き場所がシンクの下になるので、水回りに浄水器を置くスペースがなくても利用が可能です。浄水器のための場所を空ける必要がないので、キッチンをこれまで通り広く使うことができます。
ただし設置するためには工事が必要になります。そのための費用が必要になり、さらに浄水器自体も他に比べて高額なため、ある程度の出費は覚悟しておいたほうがいいでしょう。
セントラル型
こちらは蛇口などキッチンの水回りに設置するのではなく、屋外にある水道の元栓に直接取り付けるタイプの浄水器です。最大のメリットは、家で利用する全ての水が浄水器を通ること。料理にも風呂にも、きれいで安全な水をたっぷり使うことができます。
そしてフィルターも大型・高性能なものが使われていることが多く、ろ過能力が高いこともプラスポイントといえます。
もちろん、水道の元栓に取り付けるには工事が必要で、今回紹介した浄水器の中では、初期費用が最もかかります。相場としては浄水器本体だけでも200,000~300,000円、それとは別に工事費もかかるので、よく検討した上で導入したほうがいいでしょう。
浄水器以外で水道水をおいしく飲む方法はある?
ここまで浄水器について紹介してきましたが、水道水をおいしく飲む方法は他にもあります。沸騰させる、汲み置きする、炭を入れておくなどの方法も、塩素を除去することに関しては効果が望めます。しかしほかの物質を取り除くことはできず、時間と手間がかかってしまうのも難点です。
そこでおすすめなのがウォーターサーバー。最近では水道水を利用するタイプも登場してきており、また浄水器にはないメリットもあることから、浄水器に代わる方法としては有力です。次の項目では、この水道水利用型のウォーターサーバーを紹介していきます。
水道水を利用するウォーターサーバー3選
ウォーターサーバーは、配送される水のボトルをサーバーにセットして使うのが一般的です。天然水なら水道水よりもおいしさの面では優れています。しかし水代が別途かかるので、コストとの兼ね合いも考えなければなりません。
その点、水道水を利用するウォーターサーバーでは、水代が必要なく、思いっきり水を利用することが可能です。もちろんろ過フィルターも装備しているので、塩素などを除去した水を飲むことができます。
さらに浄水器では常温の水だけですが、ウォーターサーバーなら冷水と温水を使えるのも魅力です。
そこでここでは、水道水利用型のウォーターサーバーを3つピックアップして、それぞれの特徴や料金プランなどを解説していきます。
ウォータースタンド
ハミングウォーター
ハミングウォーター
ワンプライス制の水道水利用型ウォーターサーバー
ハミングウォーターの料金体系はとてもシンプルで、月額2,900円のプランのみとなっています。サーバーレンタル代、浄水フィルター代を含んでいるので、電気代を除いて月額料金以外は費用がかからず、コストパフォーマンスは抜群です。
こちらは、水道と直結するのではなく、水道水をサーバーのタンクに注いで使うので、水道から離れた場所にも設置することが可能です。
そのためお気に入りの場所に置いていつでも水を利用できるのがうれしいところ。しかも幅が26cmとスリムなのでで、ちょっとしたスペースがあれば問題ありません。
そして冷水・温水に加え、常温水が使えるのもポイントです。体に負担をかけたくない時、薬やサプリメントを飲む時などにとても便利です。
フィルターは、マイクロフィルターとウルトラフィルターのダブルフィルターを採用しています。水道水に含まれている不純物を取り除いて、おいしい水にしてくれます。そのフィルターは4ヶ月に1度、新しいものを届けてくれるので、ろ過能力を一定水準にキープできて安心できます。
月額平均 | ¥2,900 | 初期費用 | なし |
---|---|---|---|
温度 | 水:6~10度/お湯:80~90度 | 水の種類 | 水道水 |
サイズ | 据え置き型 | ボトル方式 | ー |
500ml換算 | ー | 月額電気代 | ー |
オーシャン
オーシャン
高性能フィルターで水道水を純水にしてくれるウォーターサーバー
オーシャンは、水道直結型のウォーターサーバーなので、いくら使ってもかかるのは月額の定額料金のみ。これなら飲み水としてはもちろん、コーヒーやお茶などのドリンク類、炊飯をはじめとした料理などにも、思いっきり使うことができます。
ろ過フィルターには、高性能なRO膜を使用しています。残留塩素はもちろん、カビ、細菌、ダイオキシンなど、水の分子以外の物質をほとんど除去するので、水道水が純水に生まれ変わり、安全性は申しありません。
メンテンナスは、專門のスタッフが行ないます。1年に1回のペースで、フィルターの交換からサーバー内部の殺菌・消毒までしてくれます。しかもメンテンナス代は無料なので、余計な費用もかかりません。
また設置もスタッフがしてくれるので安心です。水道管に専用チューブを取り付けるなどの作業が必要ですが、1時間ほどで完了します。壁や床に穴を空けるといった工事は必要ないので、賃貸住宅でも利用可能です。
月額平均 | ¥3,980 | 初期費用 | なし |
---|---|---|---|
温度 | 水:6~10度/お湯:80~90度 | 水の種類 | RO水 |
サイズ | 卓上型&据え置き型 | ボトル方式 | 水道直結 |
500ml換算 | ー | 月額電気代 | ¥500 |
浄水器で水道水をおいしく楽しもう
便利で安全な水道水ですが、塩素が入っているため、どうしても味が犠牲になることは否めません。浄水器はそんな水道水から、塩素や他の不純物を取り除いて、おいしさを引き立ててくれます。
そして浄水器以外では、水道水利用型のウォーターサーバーも、水道水をろ過して使うで、味の向上が期待できます。さらに浄水器にはない、冷水・温水機能があるのもポイントです。今回の記事を参考にして、水道水をおいしく楽しんでみませんか?
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年01月18日)やレビューをもとに作成しております。
ウォータースタンドは、水道と直結して利用するウォーターサーバー。機種のバリエーションが豊富なのも特徴で、置き場所のスペースや部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
サーバーは内蔵フィルターの種類によって、2つのタイプに分かれています。ひとつはナノトラップ・フィルタータイプで、ラインナップは8種類あります。
ナノトラップ・フィルターは、水道水に含まれている、ごく微量の水銀、鉛、鉄など粒子性重金属、細菌などを除去する能力を持っています。
もうひとつはROフィルタータイプで、5機種を用意しており、据え置き型も卓上型もあります。ROフィルターは高いろ過能力を有するフィルターで、通すのは水の分子のみ。そのほかの不純物は約99.9%を除去することができるので、安心して飲むことができます。
料金プランはサーバーレンタル代のみとなっており、機種ごとに設定されています。そして長期間の使用を考えている人には「長得プラン」がおすすめ。
契約時に登録料として10,000円かかりますが、以降の料金から毎月480円が割引されるので、長く使えば使うほどお得になります。