布製タイヤチェーンのおすすめ人気ランキング10選【デメリットも解説】
2022/03/19 更新
目次
アイスバーンや雪の高速道路で役立つ布製タイヤチェーン
着脱しにくい金属製やポリウレタン製の非金属タイヤチェーンのデメリットを解消したのが布製チェーンです。着脱する際に力がいらないので女性や高齢者でも扱いやすく、装着時の乗り心地も損ないません。
以前のチェーン規制時には走行許可がおりない場合がありましたが、実は2018年に施行された新たな「チェーン規制」からは布製タイヤチェーンが含まれるようになりました。軽量で収納がコンパクトな点も魅力で、アイスバーンや雪の高速道路で活躍します。
そこで今回は、近年、人気が高まっている布製タイヤチェーンの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは、サイズ・材質・形状を基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
布製タイヤチェーンの効果・性能は?耐久性の弱さがデメリット
タイヤに被せるだけで脱着に力がいらないため女性でも扱いやすく、装着時の乗り心地も損なわないと最近注目されているのが、特殊合成繊維の布でできたタイヤチェーンです。非金属製チェーンも商品化されていますが、雪道走行時の騒音や振動も少なくなっています。
軽量かつコンパクトでかさばらず、車に収納しておけば急な雪にも効果・性能を発揮する点がメリットです。ヨーロッパをはじめ、新車の純正品として採用され始めています。デメリットは、素材が布製なのでほかの素材のチェーンに比べると耐久性が弱い面となっています。
布製タイヤチェーンの選び方
タイヤチェーンには、たくさんの種類があります。ここではほかの種類のチェーンとも共通する布製タイヤチェーンの正しい選び方をご紹介します。
購入希望の方はタイヤの「適合サイズ」を確認しよう
タイヤチェーンは、タイヤのサイズに合っていなければ性能を発揮できません。いざ、装着しようと思っても大き過ぎたり小さ過ぎたりでは役に立ちません。タイヤチェーンを購入する際には、車のタイヤのサイズに合ったものを選びましょう。
もし、サイズがわからない場合には、タイヤの側面に「タイヤ幅・偏平率・ラジアル構造・リム径」の順に記載されている数値を確認します。例えば、「195/65R15」と記載されている場合、このタイヤはラジアル構造で、タイヤ幅は195mm・偏平率は65%・リム径は15インチとなります。
購入する前に必ずタイヤ幅などの数値を確認して、メーカーが出しているサイズの適合表に照らし合わせて選ぶようにしましょう。
適正な装着をしたい方は「クリアランス」を確認しよう
クリアランスとはタイヤやホイールと車両のフェンダーとの隙間、タイヤとサスペンションとの隙間のことです。タイヤチェーンはタイヤの外周に装着するため、当然ながらタイヤの外径が実際よりも大きくなります。
このクリアランスが不足しているとタイヤチェーンが取り付けられない不具合が生じたり、フェンダーやホイールを傷つけたりします。車高を下げていたり、非純正のタイヤやホイールに交換したりしているとクリアランス不足になる可能性があるので注意しましょう。
クリアランスは、チェーンメーカーによっては30〜40mmの幅があったり、FF車やFR車で違う場合があったりしますが、布製タイヤチェーンの場合は20mmに対応する製品もあります。カタログなどでよく確認しておくのがおすすめです。
洗うのが面倒な方は「泥汚れの目立たない色」がおすすめ
新雪を除けば、道路に降り積もった雪は泥混じりで汚れているのはご承知です。道路の接地面が真っ白な布製タイヤチェーンだと、茶色くなってとても汚らしく見えてしまいます。
もちろん、色の好みは千差万別なので、雪道の走行中でも車のボディカラーに映えるよう、足元のタイヤをスタイリッシュに見せたい方は、ホワイトを選んでも構いません。
でも、布製タイヤチェーンは使用するたびに洗うのが面倒なので、できれば黒かグレーをベースにした商品を選ぶか、多少派手さは感じるかもしれませんが、赤や青を選ぶのがおすすめです。
非力な方は「ベルト付き」がおすすめ
布製タイヤチェーンの中には、ホイールを覆うように十字状や複数のベルトが付けられている商品があります。実は、あのベルトが外すときに役に立つ、とても便利な機能を持っているのです。
布製タイヤチェーンは、装着するときはタイヤの上から被せるだけなのでとても手軽なのですが、雪道走行で濡れてしまった布はタイヤにぴったりと密着してしまい、外すのが大変です。
布製タイヤチェーンに付いたベルトを引っ張りながらだと、力も入らずスピーディに外せるので、とくに女性や高齢者など非力な方にはベルト付きの布製タイヤチェーンをおすすめします。
失敗したくないなら「口コミやレビュー」も確認しよう
使いやすさや耐久性などを知りたい方は、実際に商品を購入して使用したユーザーの口コミやレビューをチェックするのがおすすめです。商品紹介文だけでは分からないような使用感は、使用者の声に耳を傾けることでイメージしやすくなります。
メーカーで選ぶ
布製タイヤチェーンを生産しているメーカーがヨーロッパに多いのもポイントです。質実剛健な金属製タイヤチェーンに比べて、どこかおしゃれな雰囲気がするのもそのせいかもしれませんね。
購入品で迷った方は軽自動車用も人気の「オートソック」がおすすめ
オートソック(Autsock)は、北欧ノルウェーで1998年に誕生した布製タイヤチェーンの草分け的存在です。メルセデスやアウディなどドイツの有名メーカーの純正品として採用され、日本では日産が採用しています。
取り付け方も簡単で、内側のゴムを広げてタイヤに被せ、タイヤを半回転して残りを被せて完了です。取り付け後に発生する多少のズレも、走行することで自動的にセンタリングしてくれるのもオートソックの大きな特徴です。
オートソックはチェーン規制の適合商品となっているため、装着していれば対象区間の走行が可能なのもアドバンテージ。軽自動車用など布製タイヤチェーンであれこれ迷ったら、このオートソックがおすすめです。
デザインが気になる方には「ISSE(イッセ)」のスノーソックスがおすすめ
イッセ セーフティ(ISSE Safety)は、2003年にスペイン・バルセロナ近郊のサバレルという街で誕生し、長年に渡りスノーソックスを作り続けています。創業以前は3代続く老舗の繊維メーカーでした。繊維製造で長く培った技術を生かしています。
従来のタイヤチェーンの欠点を補うタイヤソックスを開発。今ではヨーロッパを代表するメーカーです。装着も簡単で、ほかのタイヤチェーンのように仕上げの締め付け作業も不要。タイヤとフェンダーのクリアランスが少ない車にも装着が可能です。
ISSE Safetyが独自開発した特殊なゴム形状によるオートセンター機能により、走行中は常に適切なポジションを自動的に維持します。カラーもレッドとホワイトから選べ、イタリア生まれらしい、デザインと機能性の高さもポイントです。
安全性が気になる方にはヨーロッパで評価の高い「バイスソック」がおすすめ
こちらのバイセンフェルス(Weissenfels)のバイスソックもイタリア生まれのメーカーです。高いトラクション、ブレーキ性能(駆動力、制動力)を備えたリブ構造の特殊合成繊維を採用しています。
ヨーロッパでは、先に紹介したオートソックと人気を二分する製品ですが、ドイツ試験機関「TUV(テュフ)」の認定、オーストリア規格「ONORM V5121」取得という2つの審査機関の認定をうけていて、布製タイヤチェーンではこのバイセンフェルスだけです。
ヨーロッパの場合、日本よりも冬が厳しく、地域によっては雪や凍結路面が多いケースが見受けられます。そのため審査機関の審査がかなり厳しく安全性を確保した優秀な商品でないと得られない称号なのでおすすめです。
布製タイヤチェーンの人気おすすめランキング10選
口コミを紹介
軽いのでトランクに常備しています。
突然の大雪でも安心ですね。
口コミを紹介
配達当日に、カバンの紐が切れた。商品は、良かったです。
イッセ(Isse)
布製タイヤチェーン スノーソックス
スン―ソックスならアイスバーンでも走行可能!
ISSE SafetyはオーストリアのONORMや米国ワシントン州などの認証を受けています。大型乗用車や大口径タイヤ向け、走行距離や機会の多いドライバー向けタイヤチェーンです。一般的なタイヤチェーンと比べてクリアランスが少ない車にも装着が可能です。
圧雪・アイスバーン・深雪・シャーベット状の路面で走行可能。フラットな繊維であるため、タイヤチェーンでの走行中の振動や不快な金属音から解放。独自のオートセンター機能により、走行中は常に適切なポジションを自動的に維持し、使用後に洗濯もOKです。
サイズ | タイヤ幅145~250mm | 材質 | ポリエステル |
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口コミを紹介
雪道を走行する頻度がたまに程度であれば良いかと思います。装着は説明通り。比較的簡単です。ただ、車を少し動かす事は、一人では面倒だなと思いました。スノーソックスの有無で走行比較はしていないので分かりませんが、それなりにグリップはしている様に感じました。
口コミを紹介
225/50R16に取り付けました。KA73です。FD3Sです。雪道は走っていませんが、サイズ判断のため車庫で装着。丁度よいサイズでした。うどんの国のためほとんど積もることはありませんが、年に数回不安なときがあるのでお守りに積んでいます。簡単に装着できますしおそらく静かに走れることと思います。
weissenfels(バイセンフェルス)
バイスソック WSK-S71
撥水性に優れるメッシュネットを採用
イタリア製の布製タイヤチェーンです。トレッド部は、高いトラクションとブレーキ性能を備えたリブ構造の特殊合成繊維を採用。サイド部には強度の高いメッシュネットを用いているため、撥水性に優れています。
軽量かつコンパクトな設計で、取り付け、取り外しがとても簡単。積雪・氷結路など、緊急時の脱出に威力を発揮します。審査の厳しいドイツ試験機関「TUV(テュフ)」の認定、オーストリア規格「ONORM V5121」を取得しているのもおすすめです。
サイズ | タイヤ幅145〜205mm | 材質 | ポリエステル |
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口コミを紹介
一度使用しました。
十分に納得できる品だと思います。
ありがとうございました。
口コミを紹介
今まで、ゴムチェーンを使っていましたが、この商品は着け外しが容易でおススメです。
口コミを紹介
東京在住なので、スタッドレス購入は気が引けて、半信半疑で購入し、家族でのスキー旅行に使用しました。不安な気持ちで朝方のカリカリのアイスバーン登坂挑みましが難無く登ってくれました!着脱はかなり楽です。慣れてくると、3分もあれば半分被せてタイヤ半回転させて両輪装着完了できます。
口コミを紹介
テスト装着しましたが、非常に楽ですね。
口コミを紹介
雪に軟弱体質な南関東在住です。大手オートショップに我が家の車(外国車スポーツタイプ)のタイヤに合うチェーンの取扱がなく途方に暮れていたらこちらのISSEにありました。クリアランスがないのでタイヤソックスでないと装着出来ず。。。週末の雪予報もこれで安心です
口コミを紹介
積雪路面には良いがシャーベット状の水分の多い路面には今ひとつ...との評価を読んだことがありますが、実際使ってみるとそんなおとはありません。極めて有効で普通のタイヤチェーンと変わりありません。
布製タイヤチェーンのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | サイズ | 材質 | |
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1
![]() |
スノーソックス |
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簡単取りつけで圧倒的なグリップ力を実現 |
- | 布 |
2
|
布製タイヤチェーン スノーソックス |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
独自のオートセンター機能を搭載 |
タイヤ幅135〜275mm | ポリオレフィン |
3
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SNOWTEX 布製タイヤ滑り止めカバー AMAZONエディション A2924 |
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ストッパーベルトがオレンジ色の限定品 |
タイヤ幅145〜205mm | ポリエステル |
4
|
ハイパフォーマンス ASK645 |
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ノルウェー生まれのベストセラー製品 |
タイヤ幅195〜235mm | ポリエステル |
5
|
SNOW GRIP TEX 布製タイヤチェーン TX-1 |
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幅広い車種に対応したラインナップ |
タイヤ幅145〜205mm | ポリエステル |
6
![]() |
バイスソック WSK-S71 |
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撥水性に優れるメッシュネットを採用 |
タイヤ幅145〜205mm | ポリエステル |
7
|
布製タイヤチェーン スノーソックス KA73 |
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緊急用に1セットあると安心! |
タイヤ幅145〜205mm | ポリエステル |
8
![]() |
布製タイヤチェーン スノーソックス |
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スン―ソックスならアイスバーンでも走行可能! |
タイヤ幅145~250mm | ポリエステル |
9
|
アイスカバー 布製 LM80 |
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10mmのスパイクを装着してグリップ力を強化 |
タイヤ幅195〜245mm | ポリエステル |
10
|
スノーグリップ テックス TX-0 |
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ABS・ESP装着の車も使用可能 |
タイヤ幅145〜205mm | ポリエステル |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
そのほかの素材のタイヤチェーンを紹介!
タイヤチェーンの材質にはいくつか種類があってそれぞれ特徴があります。ほかの材質と比較して、布製のタイヤチェーンが自分の用途に合ったものかどうか確かめましょう。
価格の安さを求めるなら金属製タイヤチェーン
金属製タイヤチェーンのメリットは、ほかの材質のものに比べて構造もシンプルで価格も安い点です。金属製だけに重さはありますが、コツさえ覚えてしまえば脱着の操作も簡単で、トランクなどにかさばらずに収納ができます。
アイスバーンなどの凍結路でも、グリップ力が強いためスリップしにくいのが特徴。ただ、走行中の騒音や振動が大きいというデメリットがあるのと、雪道以外で長時間走行してしまうと磨耗が進んでしまうため、こまめな脱着が必要です。
静音性に優れた非金属製タイヤチェーン
金属製タイヤチェーンのデメリットを解消したのが、ゴムやポリウレタンなどを採用した非金属製タイヤチェーンです。凍結路でのグリップ力は金属製のタイヤチェーンに一歩譲りますが、横滑りに強いのが特徴。金属製の突起を装着してグリップ力を強化した製品も出ています。
走行の際の振動や騒音も少なく、短時間なら雪道以外の乾燥した道路でも走行できますが、着脱に力が必要な点と、収納がややかさばってしまうのが高くなるのがデメリットと言えるかもしれません。
緊急用にはスプレー式タイヤチェーンも有効
北欧のノルウェーで開発された冬季用のカーアイテムとして、スプレー式のタイヤチェーンもあります。木材の天然樹脂を原材料に使用していて、使い方はタイヤにスプレーするだけといたって簡単です。
スプレー式タイヤチェーンは、急な降雪など、いざというときのお守りとして車に常備しておくのがおすすめです。ちなみに、バイクや自転車の車輪に加え、革靴や長靴といった靴底などにも汎用できるので1本あると重宝します。
素材によって変わる取り付け方
タイヤチェーンの取り付け方は、材質やタイプによって異なります。それぞれある程度の慣れが必要ですが、いざというときの脱着に手間取らないよう違いを知っておきましょう。
ジャッキアップ不要の金属製タイヤチェーン
ひと昔前のはしご型金属製タイヤチェーンの取り付け方法では、車を前後に移動したり、ジャッキアップしたりしました。現在では、チェーンをタイヤに上から被せて内側内側の金具を留めるシンプルな方式が一般的です。
一方、亀甲型もはしご型と同様に、ジャッキアップは不要で、タイヤの上から被せるようにして装着します。取り付けの手順がわかりやすいよう、パーツのチェーンが色分けされている製品が多いので便利です。
以下の記事では、金属製タイヤチェーンの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。
非金属製タイヤチェーンは力が必要な場合も
非金属のタイヤチェーンは、ネット型・分離型・結束バンド型に種別されますが、ネット型の場合は、ポリエステル製が多いということもあって装着する際に力が必要なため、女性や高齢者など非力な方には不向きな場合があります。
分離型、結束バンド型の場合は、比較的装着しやすいのですが、グリップ力がネット型よりも劣る傾向にあり、それぞれ一長一短があると言えるかもしれません。自分の使用頻度や目的に合ったタイプを選ぶのがおすすめです。
以下の記事では、非金属タイヤチェーンの人気おすすめランキングをご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
オートバックスなどのスタッドレスタイヤと併用しよう
冬に装着するタイヤとして知られるスタッドレスタイヤは、チェーンを使わずに凍った路面や積雪のある路面で安全に走行できるため、降雪地帯では人気のタイヤです。もちろん、ワンシーズンに何度もスキーやスノーボードに出かける方にも便利です。
ところが、2018年12月に高速道路などで発令される「チェーン規制の保安基準」が改正になって、たとえスタッドレスタイヤを装着していたとしてもチェーンの装着が必須となり、注意が必要です。いざというときのために、スタッドレスタイヤとチェーンの両方があれば万全です。
オートバックスなどで人気のおすすめのスタッドレスタイヤについては以下の記事で詳しく紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
まとめ
布製タイヤチェーンの人気おすすめランキングをご紹介してきましたが、いかがでしたか。雪道や凍結路で安全な走行をするために、自分に合った布製タイヤチェーンを選ぶための参考にしてください。
ランキングはAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2022年03月19日)やレビューをもとに作成しております。
ABS(アンチロックブレーキシステム)、ESP(横滑り防止装置)のついた車でも装着できる布製タイヤチェーンです。簡単に装着できて、優れた静粛と&低振動を実現します。
軽量なので未使用時のトランクでの収納にも困りません。突然の雪対策に備えとして用意しておくと便利です。