大人から子供までスポーツをする方にとって、水分補給はパフォーマンスへの影響だけでなく、コンディションを保つためにも大事なものです。私たち人間は70%以上が水分なので、スポーツをする際には汗で水分が失われるので、水筒はかかせません。

シーンに合わせた水筒選びも大切で、たとえば子供の部活や野球など習い事にはスポーツドリンク対応の軽い水筒が適しています。他にもおしゃれなもの・洗いやすいもの・大容量のものなどスポーツ用水筒は種類が多く選ぶのに苦労する方もいます。

そこで今回は保冷機能に優れたスポーツ向けの水筒の選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。なお、ランキングは容量・飲み口・素材・機能性に着目して作成しました。人気のサーモス製品も取り上げているので参考にしてみてください。

飲み物を持ち運ぶだけでも、さまざまな点をチェックする必要があります。そこで、スポーツ向けの水筒の選び方のコツを容量・使い方・素・機能性といったポイントでご紹介します。

【目次】

• お手入れのしやすさで選ぶ
• 容量で選ぶ
• 飲み口で選ぶ
• 素材で選ぶ
• 機能性で選ぶ
• おしゃれな水筒がいいなら「デザイン」をチェック
• メーカーで選ぶ

スポーツ水筒は衛生的に保ちたいものです。お手入れのしやすいものから選びましょう。

【目次】

• 洗いやすいものがいいなら「パーツ分解しやすい水筒」がおすすめ
• スポーツドリンク対応がいいなら「内面コーティング仕様」がおすすめ
• 子供の部活でスポーツドリンクを入れるなら「専用ボトル」もおすすめ

水筒は底の方に汚れがたまりやすいものです。パーツを分解しやすいものを選ぶと、洗いやすいのでお手入れが楽です。隅々まで洗えて衛生的にも保てます。内面が汚れや匂いがつきにくい加工がなされているものも、衛生面が気になる方にはおすすめです。

スポーツ水筒にはスポーツドリンクを入れたいと考えている方も多いですが、スポーツドリンクには塩分が入っているため、コーティングされていない金属製の水筒に入れると錆びやすくなります。

内部が防さび加工のあるフッ素コーティングがなされているものがおすすめです。アクエリアスやポカリスエットなどを入れたい方は、スポーツドリンク対応と記載されているかどうかをチェックしましょう。

アクエリアスやポカリスエットには専用ボトルがあります。それぞれの商品名が刻印されているオフィシャルアイテムです。それぞれドウシシャや大塚製薬が販売しています。ポカリスエットのボトルはサーモスとのコラボ商品です。

部活でスポーツを先行している子供さんや、普段飲んでいる定番のスポーツドリンクがあるなら、こうしたコラボ商品を選んでみるのもおすすめします。

スポーツ向けの水筒では、水分補給に必要な飲み物の量に見合った選び方がポイントです。必要以上のサイズでは、持ち運びが大変ですので普段から飲む量に合わせていきましょう。

【目次】

• 短時間の軽いスポーツや子供が持つなら「1リットル未満」の水筒がおすすめ
• 持ち運びやすさと量を確保したいのなら「1リットル」の水筒がおすすめ
• 長時間の運動や登山なら「1.5リットル」の水筒がおすすめ
• 大会やイベントが多いのなら「2リットル以上」の大容量の水筒がおすすめ

趣味の軽いスポーツや子供用なら、1リットル以下のサイズがおすすめです。必要以上に大きな容量では持ち運びが大変で、しだいに使わなくなる可能性もあります。さらにできればコンパクトなだけじゃなく、持ちやすさにもスポットをあてます。

コンパクトなサイズの水筒は、軽量であり持ち運びの際にかさばらないメリットがあるのですが、容量が少ないため、メインの飲み物とは別の飲み物を入れたい方は、サブの水筒として使うのもおすすめです。

スポーツ中は1つの水筒で済ませたい方にとっては、1リットルが使いやすく、持ち運びと容量の両方のバランスがいいサイズです。大容量の場合デザインが豊富ではありませんが、1リットルのサイズなら、選びやすい幅広いデザイン性もあります。

ほかの方とは違ったタイプを選びたい、おしゃれさを演出したい方にもおすすめです。大人から子供まで十分な量を確保したサイズのため、学生から社会人になっても末長く使える大きさなので、1つは持っておいても損はしません。

長時間であったり、屋外のスポーツでしっかり水分補給ができるように確保しておきたい場合に安心できる容量が1.5リットルです。どちらかといえば、数時間のスポーツよりも半日程度、体を動かす場合に必要となる目安となります。

中に入れる飲み物だけで1.5kgとなるため、容量を確保する場合には水筒の軽量性と同時に肩から下げたりできるショルダータイプなどの持ち運びの点にも気を付けて選びます。

比較的持ち運ぶ時間が短く、1日を通してスポーツをする方や大会に出場する方などにおすすめが2リットル以上の大容量タイプです。また、炎天下の真夏日など熱中症対策としても大切な水分補給なので、学生の部活動などで用意しておきたいサイズです。

氷を入れて冷やしたい方にも対応できるよう経口部分が広く、洗いやすさや大きな氷でも入れやすいといった機能性も両立されています。ただし重量があるため、持ち運びやすいハンドル付きなども一緒にチェックするのがおすすめです。

飲みやすさもスポーツ向けの水筒ではチェックしておきたいところです。飲み口の形状やサイズによって洗いやすさも異なりますので、使い心地を踏まえて選びます。

【目次】

• 面倒臭がりには洗いやすい「スクリュータイプ」がおすすめ
• 子供のスポーツ用には「ワンタッチタイプ」がおすすめ
• 衛生面が気になるのなら「コップ付き」がおすすめ
• 直飲みが苦手な方やこぼれるのが心配なら「ストロー付き」がおすすめ
• 臨機応変に対応できる「2wayタイプ」もおすすめ

洗いやすさを重視するなら、広い飲み口の洗いやすいスクリュータイプがおすすめです。スクリュータイプはふたを回して開けて、そのまま飲むタイプ。広い飲み口から湯気が香り立つため、コーヒーやお茶など風味が豊かな飲みものにもうってつけです。

飲む頻度が高い方は、ワンタッチでふたの開閉ができるワンタッチタイプがおすすめです。ワンタッチタイプは片手でボタンを押すだけでふたを開けられるので、飲みたいときにすぐに飲めます。飲み口が広いマグタイプと飲み口が狭いスポーツタイプから選べます。

直飲みは衛生的に好ましくない方にとってコップ付きは、嬉しいアイテムですよね。スポーツ向け水筒でコップ付きのものは、その多くが蓋の部分、もしくは蓋とは別にコップが付属されており、本体に被せてその上から蓋で閉めるタイプです。

夏場など温度が高くなりやすい状況では、直接口をつけるのは衛生面が気になりますが、コップを使えばクリアできます。ただし、洗い物の手間が増える点があるため、手間と衛生面のトレードオフな関係です。

ガブ飲みはしない方や直飲みだと勢い余ってこぼしてしまう心配がある方には、ストロー付きはとても飲みやすいです。プラスチックストローなどを別途用意するわけでもなく、水筒本体に付属されているため、デザイン性も損なわれず使いやすさも機能します。

違うタイプよりもパーツ構成が増える点やストローといった細いアイテムは、どうしても洗いにくさが際立ちます。そのため、使用後にきちんと洗浄できなければ、菌の繁殖や飲み物に影響が発生し体調を崩しかねません。

いろいろな用途で使用したい方は、2wayタイプが適しています。2wayタイプはワンタッチ式とコップタイプの2通りの使い方ができます。洗いやすくメンテナンスしやすいモデルも多いので、いつでも清潔に使用したい方にもおすすめです。

水筒に入れる中身によって、対応していないものや温度変化などの影響を受けやすく劣化しやすいものもあります。飲み物に合わせた素材の水筒を選んでください。

【目次】

• 軽くて安いものなら「プラスチック」製がおすすめ
• 価格と機能性のバランスを重視するなら「ステンレス」製がおすすめ
• おしゃれで飲み物の臭いが気になるなら人気の「チタン」製がおすすめ

最も安価で軽量性に特化した素材がプラスチックです。サイズも幅広く小型から大型まで幅広いながらも、安い価格帯が魅力になります。1リットルを超えるサイズでも本体の重さはわずかなため、とにかく持ち運びが容易です。

また、本体にメモリを記載すれば、どのくらいの容量を持ち運んでいるのかといった目安を知れます。持ち運ぶ飲み物を数字としてチェックできるため、持ち出し時に必要以上に入れてしまうといった失敗を避けられます。

プラスチックのデメリットは、外部と内部の両方の面で強度や劣化に弱いところです。外部では落としてしまった際に傷がつきやすいだけでなく、場合によっては割れてしまう場合もあります。温度変化や飲料水の劣化にも気を付けてください。

スポーツ向けの水筒として最も多く使われている素材がステンレスです。軽量性や保温性・価格面など多角的にバランスのいいタイプで、加工のしやすさからも容量の多さはもちろんデザイン性も多岐に渡ります。

また、プラスチックと比較しても金属にあたるため、圧倒的に何度か落とした程度で破損する心配もなく、光を透過するのも防ぎ、極端に温度変化の影響を受ける心配もないため、長時間の持ち運びや置き場所も気にせず取り扱えます。

さらに雑菌が繁殖しにくい点やフッ素コーティングを施すといった抗菌対策もしやすいものです。デメリットとしては、プラスチックに比べると重たい点です。

おしゃれなチタン製ですが、ステンレス以上に軽量でありながらとても硬く、耐熱性・耐腐食性・高い抗菌性があります。中へ入れる飲み物も選ばず、それに伴う劣化もないため、金属のような味を感じる心配もありません。

また、プラスチックやステンレスと大きく異なるのは臭いが全くつかない点です。そのため、水やお茶・コーヒー・さまざまなドリンクを毎日入れ替えても同じものを入れ続けても臭いが付きづらいのが強みです。

スポーツのときにはスポーツドリンク、職場にはコーヒー、を入れて持っていきたいなんて要望も叶えてくれます。以下の記事では、水筒の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

スポーツのときに飲み物を飲むだけでなく、水筒としての使い勝手の良さも選ぶ基準には大きな要素です。機能性では2つのポイントをご紹介します。

やはり夏場や気温の高い日では冷たいものが飲みたくなります。その場合には、保冷機能付きでその要望を満たせます。朝に飲み物と氷を入れても、夕方まで氷が残っているなんて優れた保冷性を持っているものもあり、熱中症対策にも有効な機能です。

飲み物は温度によって味が変化するため、冷たい温度が一番おいしいと思う飲み物に関しては、保冷機能はマストです。

キャップを捻って開閉するタイプとは別に、ボタンを押すだけで飲み口が出てくるワンタッチのタイプがあります。片手だけで力を使わずに開閉できるため、とても手軽でスポーツ中や移動中でも使いやすい機能です。

カバンに入れておくと勝手に開いてしまうのではないか心配になりますが、実は、ボタンの部分にロックする機能が搭載されているものもあるため、持ち運びのときに漏れる心配もありません。

近年はボトルタイプの水筒を持ち歩く人も増えたため、保冷・保温などの機能性の高い水筒がたくさん販売されています。また、水筒表面の質感やデザインなどに加え、カラーも豊富でおしゃれな水筒が数多く販売されています。

スモーキーカラーのものやメタリック調のものまで、個性的なデザインや豊富なカラーから選ぶのもおすすめです。

多くのスポーツメーカーが水筒を販売しています。スポーツメーカーならスポーツドリンク対応製品も選びやすいので、購入する際の候補としておすすめです。

【目次】

• 保冷性高いジャグがいいなら「thermos（サーモス）」がおすすめ
• 耐久性と機能性を重視したスポーツタイプなら「TIGER（タイガー）」がおすすめ
• ミズノモデルのステンレス水筒がいいなら「ZOJIRUSHI（象印）」がおすすめ
• シンプルなデザインなら大手スポーツメーカー「NIKE（ナイキ）」がおすすめ

サーモスのスポーツ水筒は真空断熱構造で保冷性を保ちます。0.6lサイズのコンパクト水筒から2l以上のジャグまでのサイズ展開。用途に応じて選べます。サーモスの水筒は口径が大きめなので氷が入れやすく、洗いやすいです。

キャップユニットのボタンロックにより、中身がこぼれたり、ホコリが混入したりするのを防ぎます。登山やサイクリングなど長時間保冷できる水筒が欲しいときに、使いやすいメーカーです。

タイガーのスポーツタイプ水筒ではサハラクールなどのシリーズが有名です。ワンタッチオープンで、自動にロックがかかるなど機能面に優れています。また樹脂素材の底面は耐久抜群。内部は汚れにくい加工がなされており、お手入れも簡単です。

アディダスなどのスポーツモデルも販売されているため、デザイン性を重視する方にもおすすめ。

高い保冷性のある魔法瓶で有名なのが象印。象印のスポーツ水筒は飲みやすさにこだわった飲み口が特徴的です。またカバーは樹脂素材で耐久性にも優れています。内部をフッ素コーティングしている商品も多いため、匂いや汚れが吸着しにくいです。

またミズノモデルなども販売しており、シンプルでスタイリッシュな水筒やスポーツドリンク対応水筒がいい方におすすめのメーカーです。

ナイキは、多くのスポーツ関連商品を取り扱う大手スポーツメーカーです。全体的にシンプルなデザインの水筒が多く、派手な水筒が苦手な方におすすめです。耐久性に優れたステンレス製水筒も多く販売されています。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

塩分を含むスポーツドリンクは、金属製の水筒に入れると金属が溶け出してしまうため、入れない方がいいとの噂があります。実は、基本的には問題がなく使用後にきちんと洗えば大丈夫ですが、心配な方はフッ素加工のあるものを選ぶとより安心です。

今回は、スポーツ向け水筒のおすすめランキングについて容量や飲み口、機能性をご紹介してきました。安いものや、ステンレス製のもの、スポーツタイプのものなど、さまざまな水筒が販売されています。ぜひ紹介した選び方を参考にスポーツ向け水筒を選んでみてください。