プロテインは、ボディービルダーなどの筋肉をつけたい方たちがよく飲んでいるので、子供が飲むイメージは持っていない方も多いです。また子供にプロテインは本当に必要なのか疑問に思っている方もたくさんいます。

実は、子供用のジュニアプロテインには、筋肉を作るたんぱく質だけでなく成長に必要な栄養素がたくさん含まれています。野球やサッカーなどスポーツをしている小学生や中学生はもちろん、食が細くて栄養バランスが心配なお子様にもおすすめです。

そこで今回は、ジュニアプロテインの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは、口コミ・栄養素の含有量・効果などを基準に作成しました。何歳まで飲むかや何歳から飲むかも解説するので、ぜひ参考にしてください。

ジュニアプロテインと一般的なプロテインの大きな違いは栄養素の含有量です。ジュニアプロテインは、カルシウム・ビタミンD・鉄分などの栄養素が一般的なプロテインよりも多く含まれています。

成長期に必要なカルシウムや吸収率を高めるビタミンD・鉄分が多い一方で、たんぱく質は一般的なプロテインが一食あたり7~15gに対してジュニアプロテインが8g前後です。たんぱく質の必要量は体重から算出するため、体重の軽い子供用に向けた含有量になっています。

スポーツジュニアは運動で消費する栄養素を補う必要もあるため、ジュニアプロテインはエネルギーの代謝を助けるビタミンB群なども合わせて含有しています。

現在、ジュニアプロテインには種類が多いです。原材料やメーカーによって含まれている栄養素や効果が変わってきますので、ここではジュニアプロテインの選び方を紹介します。

プロテインには動物性プロテイン・植物性プロテインがあり、主に4種類の成分のジュニアプロテインが出回っています。ここでは4種類の特徴を紹介するので、参考にしてください。

牛乳由来のプロテインで、ヨーグルトの上澄みの液体(ホエイ)から作られたものがホエイプロテインです。筋肉増加に最適な成分なのでボディビルなどの競技者に愛用されており、たんぱく質のほかにも、水溶性ビタミンやミネラルが豊富に含まれます。

速やかに体内に吸収されるため、サッカーなど運動直後のたんぱく質の補給におすすめです。おにぎりなどの糖質と合わせて摂ると、効率的に筋肉を増やせます。

ホエイプロテインと同じく牛乳由来のカゼインプロテインは、不溶性で固まりやすくゆっくりと持続的に吸収されるのが特徴です。就寝時は身体の栄養が枯渇してしまいがちなので寝る前にも適しています。腹持ちが良いのでダイエット効果も期待できるものが多いです。

良質なたんぱく質であり空腹も紛らわせてくれるので、肥満気味なお子さんへの間食にもおすすめです。

大豆が原料となっている植物性のプロテインです。ソイプロテインもゆっくりと吸収される特徴があり、満腹感が持続します。大豆のイソフラボンにより、皮膚や血流アップなどの効果も期待できる点が特徴です。

ソイプロテインは水に溶けにくく粉っぽく感じる方もいます。最近は溶けやすさも配慮した商品も販売されていますが、溶けにくいと感じたらぬるま湯を利用するなど、溶かし方を工夫してみてください。乳製品でお腹をこわしやすい乳糖不耐症の方にもおすすめです。

卵白を原料としたものがエッグプロテインです。卵白はアミノ酸スコア100の理想的なたんぱく質なうえに体内利用率が特に優秀なので、筋肉アップに非常に効果が期待できます。まだ商品数は少ないですが、ネット通販などで購入可能です。

低コレステロール・低脂肪でアルブミンが多く含まれているので、スリムにしなやかな筋肉をつけたい方や筋肉アップを目指す乳糖不耐症の子におすすめです。

ジュニアプロテインには、タンパク質だけでなく成長に必要不可欠な栄養素もたくさん含まれています。摂取したい栄養素を紹介するので、参考にしてください。

成長期にはたくさんのカルシウムが必要です。例えば中学生男子であれば、1日の推奨摂取量は1000mgとされています。成人男性の推奨摂取量の650mgよりはるかに多くなるため、毎日食事だけで必要量を補うのはなかなか大変です。

ジュニアプロテインにカルシウムが含まれていれば、必要な量を摂取しやすくなります。カルシウムの吸収にはビタミンDやマグネシウムが必要になるので、全て含まれている商品を選ぶのがおすすめです。

食が細く栄養が十分に足りているか心配なお子さんには、ビタミンやミネラル・カルシウムなどのさまざまな栄養素がバランス良く含まれているジュニアプロテインがおすすめです。おやつの代わりや朝食時のドリンクとして取り入れるだけで必要な栄養素を摂取できます。

なかには野菜パウダー入りなど、普段の野菜不足を補うのに適したジュニアプロテインもあります。食が細い子や好き嫌いの多い子には、たんぱく質以外の栄養素に着目して選んでください。

ビタミンB群はたんぱく質の代謝を助けて筋肉を作る栄養素です。ビタミンB群はビタミンB1・B2・B6・B12・葉酸・ナイアシン・パントテン酸・ビオチンの8種類が含まれ、さらに疲れにくい身体づくりを助けます。亜鉛も同様にたんぱく質の代謝に関わる栄養素です。

亜鉛は体内で合成されないため、食物やサプリメントなどで取り入れるしかありません。ビタミンB群と亜鉛どちらもプロテインに含まれていれば、効率的に摂取できるのでおすすめです。

水泳や野球など、スポーツをしている子はカルシウムやタンパク質だけでなく、鉄分も不足しがちです。たくさんの汗と一緒に鉄分も流れて出ていってしまうので、貧血予防になる鉄分や亜鉛を含んでいるプロテインが適しています。

ジュニアプロテインは、お子さんが飲みやすい味の商品がたくさん販売されています。定番の味や人気の商品を紹介するので、参考にしてください。

プロテインといえば定番のココア味です。普通のココアと遜色なく作られている商品が多く、飲みやすい味として人気を集めています。水だけでなく、牛乳や豆乳などお子さんの好みのもので溶かして飲んでください。

ほのかな酸味があるフルーツ味も販売されていて、特にマスカット味が人気です。水に溶かしても美味しいので、牛乳が苦手なお子さんでもジュース感覚で楽しめます。さっぱりした風味が好きなお子さんにもおすすめです。

飲むタイプのプロテインが苦手でおやつをたくさん食べてしまう場合は、固形タイプのプロテインバーがおすすめです。腹持ちが良く栄養価も高いので、忙しい朝や運動前後の軽い食事の代わりにもなります。

一般的にチョコタイプ・ウェハースタイプ・グラノーラタイプがあります。味の種類もメーカーによってさまざまなので、おやつを選ぶ感覚でお気に入りを見つけてください。

アレルギーをお持ちのお子さんの場合は、原材料を必ず確認してください。プロテインは乳成分由来のホエイプロテイン・カゼインプロテイン、大豆成分由来のソイプロテイン・卵白由来のエッグプロテインがあります。

運動前後に飲むプロテインは、食事依存性運動アレルギーの可能性も無視できません。体質やその日の健康状態によってもアレルギー反応を起こしてしまう可能性があるため、よく確認して選ぶのがおすすめです。

ジュニアプロテインに限らず、プロテインは甘い味の商品が多いです。特に人工甘味料（アスパルテーム・アセスルファムK・スクラロース等）を使用した低カロリー商品が多く販売されています。

人工甘味料は低カロリーに抑えられるメリットはありますが、健康面で更にこだわるなら砂糖や植物性甘味料のステビア・果糖などを使用した人工甘味料不使用の商品がおすすめです。

ジュニアプロテインを取り扱っているメーカーは多数あります。大人用も多数販売しているプロテインメーカーや、有名な大手メーカーなどから選ぶのもおすすめです。

コンビニやドラッグストアでも取り扱いがあり、手軽に購入できる「ザバス」をご存知の方は多いと思います。2016年から2018年にはブランド累計販売金額で国内1位になっているほど、人気の高いプロテインです。

プロのアスリートをはじめ、引き締まったボディや逞しい体づくりに励む多くのトレーニーに向けた4つのシリーズを展開しています。年齢・性別を問わず飲み続けられる信頼性の高いブランドです。

以下の記事では、ザバスプロテインのおすすめ人気ランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

inゼリーなどの販売をしている森永製菓から出ているプロテインです。ウィダーでは粉状のプロテイン以外にプロテインバーやinゼリータイプも取り扱っているので、好みに合ったプロテインを見つけられます。

コンビニや薬局で手軽に購入できる手軽さと、バーやゼリータイプなら携行性にも優れているのでおすすめです。お子さんの栄養補給として生活に取り入れるのにも最適な商品になります。

プロテインやスポーツサプリメントなどを豊富に取り扱っているメーカーです。子供用のジュニアプロテインには、ビタミンやミネラル・カルシウムなどの成長に必要な栄養素が豊富に含まれています。

食が細い子や好き嫌いが多いなどで栄養バランスが心配なお子さんには、成長に必要なさまざまな栄養素がバランスよく摂取できるケンタイのプロテインがおすすめです。またタブレットタイプがあるのもポイントになります。

4年連続でモンドセレクションを受賞している話題沸騰のプロテインメーカーです。ミルキー味や南国パイン味など、ほかのメーカーにはない味のプロテインも多くあります。プロテインに造粒処理をしていて溶けやすく、安くて美味しいと評判も高いです。

キャラクターやアニメ・ゲームとコラボレーションした商品も多く、お子さんも惹きつけられるパッケージが豊富です。数種類のフレーバーが試せる「お試しセット」で、お気に入りの味を見つけてください。

原材料にこだわった大豆製タンパク質のプロテインを販売しています。アレルギー特定原材料7品目は不使用としており、原材料も厳選したものを使用しているので、健康意識の高い方やアレルギーを持つお子さんには特におすすめです。

フレーバーはココア・イチゴ・レモンヨーグルトの3種類があり、お子さんの好みによって選べます。人工甘味料無添加なので添加物が気になる方にもおすすめのメーカーです。

IZMOのジュニアプロテインには野菜パウダーが含まれているので、普段の食事で野菜不足を感じているお子さんにおすすめです。砂糖や保存料が使われていないので、健康志向の方や甘さが苦手な方にも適しています。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

「プロテインを飲んだら身長が伸びた」「太った」など、プロテインにまつわる噂をひとつずつ検証していきます。

たんぱく質であるプロテインは骨や筋肉をつくる大切な栄養素ですが、「飲んだだけで身長が伸びる」効果はありません。お子さんの成長には、カルシウムやマグネシウム・亜鉛などの成長に必要な栄養バランスがとれた食事と適度な運動、十分な睡眠時間が大切です。

ジュニアプロテインは栄養補助食品です。普段の食事で不足しがちなたんぱく質などを補う目的で活用してください。バランスの良い栄養補給と運動・睡眠は成長を促進してくれる重要な要素です。

プロテインには「飲んだだけで筋肉がつく」効果はありません。筋肉はプロテインなどの栄養素だけでなく、厳しいウェイトトレーニングを続けなければムキムキになれないです。理想量のたんぱく質の摂取は、健やかな成長につながります。

プロテインはたんぱく質です。和食のおかずはたんぱく質が少ない傾向がありますので、普段の食事で不足しがちなたんぱく質を補給する目的で使用してください。

ジュニアプロテインに含まれるたんぱく質は、筋肉や皮膚・骨などの組織の材料となる成長に欠かせないものです。しかし、使い切れずに余ったたんぱく質は体脂肪として蓄積されてしまいます。

せっかくジュニアプロテインを摂取するなら、肥満などのデメリットを避けるためにも適切な量を意識しながら摂取してみてください。

健やかな成長に役立つジュニアプロテインですが、何歳から飲ませていいのか悩まれている方も多いと思います。プロテインは薬ではなく食品なので、牛乳や豆乳が飲める年齢なら飲んでも大丈夫です。

しかし、幼児期はできるだけ食事で栄養を補う習慣をつけて欲しいので、ジュニアプロテインは小学校に上がってから飲み始めるのがおすすめです。お子さんの運動量や食事量・好き嫌いなどによる健康状態に合わせて、最適な商品を見つけてあげてください。

また何歳まで飲めるかとの疑問ですが、ジュニアプロテインは大人でも飲めるので何歳の方が飲んでも問題ありません。

ジュニアプロテインは大人が飲むのにもぴったりで、健康によい効果が期待できます。カルシウムやビタミン不足などが気になる場合には、ジュニアプロテインで栄養素を補うのもおすすめです。お子さんと一緒に、ご家族みんなで飲んで頂けます。

ただし、筋肉量を増やしたいなどボディメイクを目的としている場合は、たんぱく質が足りない可能性があります。負荷の大きいトレーニングの前後に飲むなら、一般的なプロテインがおすすめです。

小学生・中学生は、骨を強化するためにもジュニアプロテインで必要なカルシウムを補うのがおすすめです。高校生になり、ウェイトトレーニングなどで筋肉への負荷が増えたら、たんぱく質の豊富な大人用のプロテインを検討してみてください。

運動の種類によりますが、筋肉強化が目的になってくるあたりがプロテイン切り替えの目安です。高校生になると体格も大人と変わらなくなりますので、メーカー指定量を守ればたんぱく質の摂り過ぎの心配もありません。

以下の記事では、ホエイプロテインの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

1kg1万円以上のものから1kg2,000～3,000円のものまで、プロテインの販売価格はさまざまです。原材料や含まれているたんぱく質などの成分量・メーカーによって異なりますが、相場は1kg4,000～5,000円とされています。

安いプロテインは、成分量や計量スプーンの有無・口コミなどを確認してから購入してください。日々の生活に取り入れるプロテインは、原材料や安全性・美味しさと同じくらい価格も重要です。生活に適した商品を是非見つけてください。

栄養バランスを考えて作られているジュニアプロテインはいつ飲むのか迷いますが、間食に取り入れるのがおすすめです。普段の食事では足りない栄養素を補うための栄養補助食品であり、栄養素の吸収もプロテインより食事からの方がより良いとされています。

育ち盛りの子供には、1日3回の規則正しい食事が大事です。一食置き換えはせず、間食としてプロテインを活用するなど工夫して取り入れてみてください。

ジュニアプロテインは不足しがちな栄養素を補い、子供の成長や運動習慣を支えてくれるのが特徴です。味付けも工夫されているため、お子さんも美味しく飲み続けられます。今回のランキングを参考に、是非ジュニアプロテインを取り入れてみてください。