朝起きたときにスッキリと目覚められず、昨日の疲れが取れなくて悩んだ経験がある方も多いです。もしかしたらそれは寝具に問題があるのかもしれません。実は掛け布団も枕同様に疲れを取るのに重要な役割を果たしているのです。

特に冬は体のサイズに合っていないだけでも、身体の冷たさから熟睡ができないまま朝を迎える場合もあります。しかし、暖かい掛け布団といっても値段もさまざまです。一年中使えるタイプや洗えるものなど、買い換えるのも種類が多く選び方に迷いますよね。

そこで今回は安い掛け布団の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは価格・シーズン・種類を基準に作成しました。コスパ最強の商品をご紹介しているので、購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

掛け布団は素材や厚みなどさまざまな種類がありますが、購入するならなるべく安いものを選びたいものです。ここでは、安い掛け布団の選び方をご紹介します。

【目次】

• 素材で選ぶ
• 厚みで選ぶ
• 衛生面で選ぶ
• 掛け布団の「サイズ」をチェック
• 持ち運びやすい方がいい方は「軽い」掛け布団をチェック
• インテリアの一部として考える方は「おしゃれなデザイン」を
• メーカーで選ぶ

掛け布団には羽毛や木綿などさまざまな素材が使われています。それぞれの素材によって異なる特徴を持っているので、自分の目的に合った掛け布団を選んでください。

【目次】

• 軽くて暖かい掛け布団なら「羽毛」がおすすめ
• 長く使える掛け布団なら「木綿」がおすすめ
• コスパ最強の掛け布団なら「ウール（羊毛）」がおすすめ
• 手入れが簡単な掛け布団なら「ポリエステル」がおすすめ
• 肌触りのいい掛け布団なら「シルク」がおすすめ
• 清潔に使いたいなら「クォロフィル綿」がおすすめ

軽くて暖かい、寒い冬にぴったりな掛け布団といえば羽毛布団です。羽毛布団なら真冬でも1枚で十分快適に眠れます。軽いので体にかかる負担がほとんどなく、しっかりフィットするのも特徴です。

また、羽毛布団には熱を放出してくれる特徴もあります。そのため、夏にもおすすめの掛け布団です。値段が高いのが難点ですが、中には羽毛を追加して長く使える羽毛布団もあります。ぜひ試してみてください。

長く使い続けられる掛け布団が欲しい方には、昔ながらの木綿布団がおすすめです。木綿布団は吸湿性や放湿性に優れていて、汗をかきやすい季節でも快適に眠れます。干した後のふわふわ感はたまりません。

また木綿布団は綿が潰れてしまっても、打ち直しをすれば元の厚みを取り戻せます。ほこりが出やすいのが難点ですが、環境にも優しいのでぜひ試してみてください。

羽毛布団は価格が高く、木綿布団は重くて持ち運び難い方には、ウール（羊毛）でできた掛け布団がおすすめです。ウールは羽毛布団よりもコスパ最強で、吸湿性や放湿性にも優れています。

そのため、暑い夏でも寒い冬でも快適に眠れます。ですが、市販の掛け布団は使われているウールの量が少ないので、ウールの含有率が高い掛け布団を選ぶようにしてください。また、定期的にクリーニングや陰干しを行わないと虫に食われる恐れがあります。

リーズナブルで使いやすい掛け布団を探している方には、ポリエステルでできた掛け布団がおすすめです。軽くて簡単に持ち運べ、自宅で洗濯するできます。そのため、ペットを飼っている家庭や小さな子どもがいる家庭におすすめです。

またリーズナブルなのでへたってきたり、汚れてしまった場合でもすぐに買い替えられます。ほかの素材に比べると吸湿性は一歩劣りますが、最近は吸汗・速乾機能が付いた掛け布団もあるので、ぜひ使ってみてください。

シルクでできた掛け布団は他の素材とは比べものにならない肌触りを持っています。掛け布団に包まったときの肌触りまでこだわりたい方は、ぜひシルクでできた掛け布団を使ってみてください。

また、シルクの掛け布団は吸湿性や放湿性にも優れているうえ、ほこりが立ちにくい特徴も持っています。ですが、摩擦や紫外線に弱いのでこまめにメンテナンスを行う必要があります。

クォロフィル綿を使用した掛け布団は優れた速乾性を持っているので、こまめに選択できます。そのためいつでも清潔に使え、衛生面に気を付けたい方やアレルギーを持っている方におすすめです。

また、クォロフィル綿は羽毛とほとんど変わらない保温性も備えています。軽くて温かいので有名ホテルでも使用されているので、ぜひ試してみてください。

掛け布団の厚みにもいろいろな種類があります。ここではそれぞれの特徴をご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】

• 夏には薄手の「肌掛け布団」がおすすめ
• 使い勝手のよさならオールシーズン使える「合い掛け布団」がおすすめ
• 寒い冬なら「本掛け布団」がおすすめ
• 一年中使える布団なら「デュエットタイプ」の掛け布団がおすすめ

中に入っている綿が少なくて薄手の肌掛け布団は、夏や季節の変わり目におすすめです。少し寒くなってきたけど毛布を出すほどじゃない日に使えば快適に眠れます。また、肌掛け布団に薄手の毛布を何枚か追加して調節可能です。

以下の記事では、ガーゼケットの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

肌掛け布団より厚みがあり、本掛け布団よりは薄い掛け布団が合い掛け布団です。1枚でも快適に眠れますが、ここに薄手の毛布を足して調節すれば秋から春まで使えます。使い勝手のいい掛け布団なので、初めて購入する布団や客用に買い足すときにおすすめです。

新しい掛け布団を購入する際は、ぜひ試してみてください。以下の記事では、オールシーズン使える安い掛け布団の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

最も中綿の量が多く、寒い冬を越す際にぴったりなのが本掛け布団です。寒さに弱い方におすすめします。本掛け布団があればどんなに厳しい冬でも快適に眠れるのが特徴です。しかし、かなり厚みがあるので収納する際にスペースを取ってしまうデメリットがあります。

使わない時期に収納する場所がない方にはあまりおすすめできません。以下の記事では、暖かい毛布の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

肌掛け布団と合い掛け布団を合わせた掛け布団をデュエットタイプです。デュエットタイプの掛け布団は2枚合わせて使ったり、ばらして1枚ずつ使ったりできます。季節に合わせて使い分けできるので、一年中使える布団です。

またコンパクトに収納できる利点もあるので、収納スペースが少ない方におすすめです。以下の記事では掛け布団の選び方、おすすめ商品の紹介をしています。ぜひ合わせてご覧ください。

毎日使う掛け布団はなるべく清潔に使いたいです。特に汗をかきやすい季節は衛生面も気にする必要があります。掛け布団を選ぶときは衛生面にも注目してみてください。

【目次】

• 汗をかきやすい方には「吸湿性・放湿性」に優れた掛け布団がおすすめ
• 小さな子どもやペットがいる家庭には「洗える」掛け布団がおすすめ
• ダニが気になる方には「防ダニ加工」の掛け布団がおすすめ
• アレルギーのある方には「ホコリの少ない」掛け布団がおすすめ

汗をかきやすい方には吸湿性・放湿性に優れた掛け布団がおすすめです。吸湿性に優れた掛け布団なら汗をかいても掛け布団が吸収してくれて、その湿気を放出してくれます。そのため、汗をかきやすい夏でも快適に眠れるのでおすすめです。

暑い夏など寝ている間に汗をかいてしまう場合があります。吸湿性の高い掛け布団はその汗を吸収してくれるので、衛生面が気になる方には自宅で洗濯できる掛け布団がおすすめです。

自宅で洗濯できる掛け布団なら、汚れてもすぐきれいできます。ペットがいる家庭や小さな子どもがいる家庭におすすめです。しかし、何度も洗濯すると中の素材が痛んでしまう可能性があります。

掛け布団につきものの悩みといえばダニです。羽毛や木綿などを使用した掛け布団はダニ対策をする必要があります。ダニはアレルギー疾患の原因になる恐れがあるので、こまめの掛け布団を干したり、部屋の湿度を下げたり、掃除機をかけるのがおすすめです。

またポリエステルなどの化学繊維でできた掛け布団は、防ダニ・抗菌加工が施されているのでぜひ試してみてください。

布団が置いてある部屋ではどうしてもホコリが出やすいです。布団を畳む際や敷く際にぶわっとホコリが舞う場合があります。特にハウスダストアレルギーを持っている方にとってホコリは天敵です。

ホコリが多いとくしゃみが止まらなくなったり、目がかゆくなったりします。中にはホコリが出にくい掛け布団もあるので、ぜひ試してみてください。

掛け布団のサイズは小さいものからベビー・ジュニア・シングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キングの7種類があります。ベビーやキングサイズのものはメーカーや製造場所によってサイズが異なるので、購入する際は実際のサイズを測るようにしてください。

また、敷布団と同じサイズの掛け布団を購入すれば快適に眠れるわけではありません。自分の体のサイズを考えて寝返りを打っても快適に眠れるサイズを選んでください。

朝晩の布団の上げ下ろしが大変だと思っている方も多いです掛け布団は湿気を吸うとどんどん重くなります。重い掛け布団の方が体に密着して温かい方もいるかもしれませんが、あまり重すぎると体の負担になりやすいです。

なるべく軽い持ち運びやすい掛け布団を選ぶようにしてください。以下の記事では快眠セラピスト監修の掛け布団の選び方、おすすめ商品を紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

掛け布団は立派な部屋を彩るアイテムのひとつです。おしゃれなデザインの掛け布団も増えているので、部屋の雰囲気や自分の好みに合った掛け布団を選ぶのがおすすめになります。また、掛け布団カバーにもいろいろな種類があるので、ぜひ試してみてください。

以下の記事では、布団カバーの選び方や人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

好みの掛け布団をメーカーで選ぶのもおすすめです。ここではおすすめの寝具メーカーをご紹介します。

【目次】

• 高級な寝心地が欲しい方には「西川」がおすすめ
• シンプルでおしゃれな寝具が欲しいなら「無印良品」がおすすめ
• 定期的に買換えたい方やコスパで選ぶ方なら「ニトリ」がおすすめ

西川といえば高級寝具ブランドのひとつです。羽毛布団の西川の印象を持っている方も多くいらっしゃいます。実際、西川の羽毛布団は軽くて羽毛の偏りが少ないステッチで縫製されているので、長く使いたい方にピッタリです。

高給なだけあって価格が高い印象があるかもしれませんが、お手入れをしっかり行っていれば、十分に元を取れるので、長く愛用できる製品を探している方にはおすすめです。

無印良品は日本だけではなく海外でも人気のブランドです。食品・食器・衣服・家具・寝具などさまざまな商品を扱っています。シンプルなデザインは北欧ブランドを好む方にも人気で、最近ではオーガニック食品などでも人気が高いです。

価格は決して安い製品ばかりとはいえないですが、価格に見合ったデザインや材料を使用しているので、シンプルで上品なデザインを好む方は無印良品の寝具をおすすめします。

ニトリの寝具は安い・種類が豊富・機能的な製品が多いショップです。日本全国にあるのでいつでも買い物に行けるのでも知られています。特におすすめなのが夏場の暑さを涼しくできるヒンヤリタイプの掛け布団です。

冬場の使用に困ると考える方もいるかもしれませんが、ニトリはカバーも充実しているので、夏は涼しく使用して冬場は温かいカバーを取り付けて使用してもいいです。ぜひ一度機能的な掛け布団をチェックしてみてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

自分の身体のサイズにピッタリな掛け布団を探すためにも、まずは布団のサイズを把握する必要があります。ぜひ参考にしてください。

【目次】

• シングルサイズ
• セミダブル
• ダブル
• クイーン
• キング

シングルサイズの敷布団のサイズは幅97cm×丈195cmです。、掛け布団のサイズは幅150cm×丈210cmです。平均的な日本人のサイズならばシングルでも充分間に合うと考えられますが、身長が175cm以上の方だと足元が完全に収まらない可能性があります。

そのため身長が175cm以上の方はシングルでもロングタイプの寝具を選んでください。また、太り気味の方の場合も横幅が95cmの敷布団だとはみ出す可能性があるので、この場合はワイド、またはセミダブルサイズを選ぶのがおすすめです。

セミダブルの敷布団のサイズは幅120×丈195cmで、掛け布団のサイズは幅170~175×丈210cmです。シングルのときの説明と同じで、身長が175cm以上の方はセミダブルロングを選んでください。

セミダブルのロングの敷布団の長さは幅120×丈207cmです。シングルでは小さいと感じている方は幅も25cm広くとっているので、セミダブルまたはセミダブルのロングの購入を検討してみてください。

ダブルサイズの敷布団のサイズは幅140cm×丈195cmで、一般的には2人で使用するときに選ばれるサイズです。掛け布団のサイズは幅190cm×210cmで、平均的な身長や体重の方なら2人でも充分ゆったりと眠れるサイズになります。

ただ、長さは195cmと共通サイズですので、身長が高い方の場合はロングサイズを選んでください。ロングサイズの丈は207cmです。もし平均的な体重よりも大きめのサイズの方は、ダブルより上のクイーンサイズやキングサイズを選んでください。

クイーンサイズの敷布団のサイズは幅160cm×丈195cmです。日本人の平均的な体系の方には大きいと感じるかもしれませんが、海外では夫婦の寝室用に普通に選ばれているサイズになります。掛け布団のサイズは幅210cm×丈210cmの正方形です。

平均より大きな体格の方がゆったりと眠れるサイズではありますが、丈のサイズは共通なので身長が高い方の場合は丈が207cmのロングサイズを選択してください。ちなみに標準体型の方の場合はお子さん2人も一緒にゆったり眠れるサイズです。

キングサイズの敷布団のサイズは幅180cm×丈195cmです。幅が180cmもあるのでかなりの大きさの布団になっています。一方掛け布団のサイズは幅230cm×丈210cmです。ゆったりと大人2人が眠れるサイズなので、隣の方の寝返りもあまり気になりません。

マットレスをポケットコイルにすれば、さらに隣の方の動きもわからず朝までぐっすりと眠れます。ただ長さは195cmの共通サイズなので、身長が175cm以上の方ならロングを選んでください。

昔は布団といえば高額のイメージがありましたが、最近は軽くて暖かいのに安い布団が販売されています。問題なのは安い布団はどのくらい持つかです。よく昔の方は手入れをしていればずっともつなどといいますが、実際は違います。

どんなに高級な布団でも10年も経過すれば手入れをしていても傷んでしまいます。では安い布団は、素材に違いはなく2年～3年で買い替えた方がいいです。これは布団業界でも知られている話なので、3年に1回は買い替えしてください。

清潔な布団で眠りたいと思うならお手入れをしっかりと行ってください。最近は洗える布団も多いので、ここでは洗い方の違いについてご紹介します。

【目次】

• 手洗いの場合
• 洗濯機を使う場合
• クリーニングに出す場合

対象となるのは洗えるタイプの掛け布団です。手洗いをするときにはマークを確認してください。そこに手洗いなどの注意事項が書いてあるので、その指示に従って洗います。手洗いをする場合は液体洗剤を準備してください。洗う場所は浴槽です。

浴槽に水を入れて洗剤を入れてよく混ぜます。そこに布団を入れて足で踏み洗いしてください。あまり踏み過ぎると綿が傷む可能性があるので、適度に汚れを落としたらよくすすぎ、洗濯機に入れて脱水するか、浴槽のふちにかけて水を抜き乾かすのが大切です。

洗濯機に入る厚みの布団で洗濯機のマークがついているものは洗濯機で洗います。洗濯機に水を張って液体洗剤を入れてよく混ぜ、そこに布団を入れて洗濯をしますが、ネットの指示が無ければネットは要りません。

脱水が終わったら乾かしてください。陰干しのマークがある場合は風通しのいい日が当たらない場所で干します。もっとも楽なお手入れの方法です。

ドライマークがついている掛け布団の場合はクリーニングに出して洗ってください。ドライマークのものを洗える液体洗剤がありますが、できればクリーニングに出した方が型崩れなどを起こさないので、クリーニングに頼むのをおすすめします。

以下の記事では、快眠セラピストによる掛け布団の選び方や、おすすめの掛け布団をご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

羽毛布団は月に1、2回程度、表と裏を均等に1、2時間ずつ日干しにしてください。このとき、直射日光で生地が痛まないようにカバーをかけたままにするのがポイントです。また、布団たたきで強く叩くと羽毛が痛んでしまうのでやさしく扱いましょう。

ポリエステル製の場合も基本的な干し方や頻度は同じですが、木綿性の掛け布団の場合はこまめに干す必要があります。また、シルク製の掛け布団は日干しではなく陰干しなので間違えないようにしてください。

今回は、安い掛布団の特徴・選び方・おすすめ商品のランキングをご紹介いたしました。掛け布団は種類が多くどれにしたらいいか迷いますが、今回の記事を参考にして自分に合った掛け布団を選んでください。