毎日のように乗る愛車はいつも綺麗な状態を保ちたいですよね。「自宅に洗車機があれば、洗車場やガソリンスタンドに行かなくても本格的な車体の掃除ができるのに」と思う方もいますよね。そんな方におすすめなのが、家庭用洗車機ともいえる高圧洗浄機です。

高圧の水をかけると車体についたホコリや汚れが瞬時に落ち、時短で洗車を完了できます。しかし、いざ購入しようと思っても、メーカーや種類が豊富でどれを選べばいいのか迷う方も多いです。

そこで今回は、洗車機の選び方と人気おすすめ商品をランキング形式でご紹介します。なお、ランキングは水圧・動力タイプ・水の供給方法などを基準に作成しました。自慢の愛車をピカピカに保ちたい方は、ぜひ参考にしてください。

ここでは、水圧・水の供給手段・動力タイプなどの観点から洗車機の選び方を紹介します。目的に合ったものを見つけるためにも、参考にしてみてください。

水圧で見るべきは最大吐出圧力と常用吐出圧力の2種類です。最大吐出圧力と常用吐出圧力がともに高い水圧が噴射できる高圧洗浄機を選んだほうが、汚れを無理なく落とせます。

小型で静音に特化した高圧洗浄機だと2PMa以下の水圧のものがおすすめです。2MPa以下の水圧だと、網戸など簡単に形状が変わってしまうものの汚れを楽に落とせます。比較的弱い水圧なので音もうるさくなく、消費電力もあまり食わないのも大きなメリットです。

ただし、洗車の場合、頑固な泥汚れや油汚れは2MPa以下の水圧だと落としきれない可能性があります。

5MPa以上から10MPa前後の水圧になると、頑固な汚れも水圧で吹き飛ばし、瞬時に綺麗さを取り戻せます。石畳や外壁の汚れ落としにも効果的です。ただし、パワーがあればあるほど音が大きくなり、消費電力も増えるデメリットがあります。

また、20MPa以上の水圧のものは、車体に傷がつく可能性があるので、洗車には利用しないようにしましょう。以下の記事では、コードレス高圧洗浄機の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

短い時間でガンコな汚れを落とすには水圧・水流は重要です。さらにその中でも、水流の形状を調節できる「水流調節機能」が搭載されているものがおすすめです。水流の強さや太さなどを選べるので、細かなものから大きなものまで対応可能です。

また、水流調節機能を使用して洗浄が行えると、すみずみまで洗浄が行えてさらに洗浄効率が上がります。

高圧洗浄機には水道直結タイプ・本体についているタンクに水を入れるタンク式タイプ・バケツなど貯水してある場所から吸引して水を吐き出す自吸タイプの3種類があります。

ホースで高圧洗浄機本体と水道をつなぎ、水道から直接水を供給するタイプです。水道さえあればどこでも利用でき、またパワフルな水量がずっと続くのも魅力になります。高圧洗浄機の利用時間が長くなるようなら、水道直結タイプのものを選びましょう。

通常のホースで水をまくよりは節水できますが、お風呂に貯めた水などは使用できないので、節水を一番に考えるなら自吸タイプのほうがおすすめです。また、付属している水道ホースの長さが十分足りるのかどうか、などの点も確認する必要があります。

タンク式は本体についているタンクに水を入れて使用するタイプの高圧洗浄機です。近くに水道がなくても利用できるポータブルさが一番のメリットで、洗車機として使用する場合にはタンクの中に車用の洗剤を注入して車体に吹きかけられます。

水道ホースがないので、自由に動きながら洗車が可能です。ただし、使用するうちにタンクの水は減っていくので、長時間の利用には向きません。洗車に時間がかかる大きな車に利用したい場合は、水道直結タイプがおすすめです。

お風呂やバケツに水を貯めて使う自吸タイプは、どのタイプよりも節水可能です。究極、雨水を貯める場所があれば、水道代を浮かせて洗車ができます。デメリットはタンク式タイプと同様、長時間の利用には向かない点です。

以下の記事では、自給式高圧洗浄機の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

洗浄機を選ぶ際は、電源タイプをあらかじめ確認しておきましょう。電源タイプには充電式・電源コード式の2種類あり、両方使用可能なものであればいろんな用途に使用が可能になります。

それぞれの特徴として、電源コードタイプは継続して同じパワーで使用ができるため、外壁などの広い面積に対して使用がしやすいです。しかし、電源コードの長さにも限りがある点と、作業中にコードが邪魔になりがちな点がデメリットです。

充電式は本体を手軽に持ち運べるので、狭い場所でも電源のない場所でも使用が可能です。しかし、充電可動時間が決まっているため、すべての作業を終える前に充電が切たり、パワーが弱くなってしまう可能性がありますので、用途を事前に確認しましょう。

高圧洗浄機の動力タイプには、エンジンモーター・インダクションモーター・ユニバーサルモーターの3種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるので紹介します。

最も信頼性が高く、パワフルな力をもつのがエンジンモーターです。エンジンがあるため電源がなくても利用ができ、場所を選ばなくていいメリットがあります。当然電源コードもないため、移動も楽です。

デメリットとしては、価格やランニングコストが高く、家庭用の高圧洗浄機にはなかなか見かけません。また、作業音もかなり大きいため、近隣住民を考えると家での使用はすこし難しい場合もあります。

家庭用の高圧洗浄機のほとんどはインダクションモーターになります。耐久性がありながらパワーもあり、家庭で利用する分には十分です。音も小さめなので、近隣住民に迷惑をかける心配もありません。

ただし、デメリットとしては、東日本と西日本で使える周波数が違う点です。東日本では50Hz・西日本では60Hzの周波数となっているため、購入前によく確認する必要があります。

転勤が多い方にはユニバーサルモーターがおすすめです。東日本と西日本のどちらでも使用可能なので、買い換える必要がありません。また、リーズナブルで、高いものは買いづらい方でも手が出せます。

ただし、構造上、駆動音が大きいため、利用する際には気をつけましょう。またほかのモーターと比べて、耐久性が低いため、寿命が比較的早く来てしまうデメリットがあります。

許容水温とは、洗浄機で使用ができる水の温度です。水の温度は高ければ高いほど油汚れをきれいに落とせます。キッチンでは油の使用が多く、特にコンロや換気扇の油汚れを落とすのはとても大変です。

車についても、ガソリンを使用しているためタイヤや車体の裏などには油汚れが多くあります。そのようなときに水温が高いと、油汚れを落とすのにとても活躍します。購入の際は許容水温もチェックしてみましょう。

洗浄機を選ぶ際は、アタッチメントの取り換えができるか、アタッチメントの種類はどのようなものがあるかなどもチェックしましょう。また、オプションパーツとしてフレキシブルにノズルを可変できたり、ブラシタイプのものがあるといろんな用途に使用できます。

さらに、洗剤ボトルを洗浄機の先端に取り付けられるタイプは洗いムラをなくし、まんべんなく洗剤を添付できます。また、給水タンク付きの洗浄機では別に洗剤ボトルを準備する必要がないので、効率よく洗浄が行えます。

ケルヒャーやリョービといった人気メーカーについて紹介していきます。それぞれのメーカーの特徴をおさえて選び方の参考にしてください。

アタッチメント類の豊富さや機能性の高さなら人気が高く最強クラスのケルヒャーがおすすめです。世界的な清掃機器メーカーのケルヒャーは、家庭用から業務用まで、幅広いシーンで活躍する高圧洗浄機を取り扱っています。

性能の高さと豊富なラインナップがおすすめのメーカーです。家庭用の製品に関しては、特に高圧洗浄機やスチームクリーナーに人気が集中しています。

高品質な高圧洗浄機が欲しい方におすすめのメーカーがリョービです。リョービは、自動車をはじめ、通信や電機などの産業向けにさまざまな構成部品を扱っています。高圧洗浄機に関してもその技術が詰め込まれているので、本体の性能の高さが魅力です。

持ち運びしやすいコードレス高圧洗浄機でかつ安いモデルを探している方は、アイリスオーヤマがおすすめです。アイリスオーヤマは、家電・家具・寝具・食品まで幅広い商品を扱っており、リーズナブルな製品が多い特徴もあります。

高圧洗浄機に関しては他社よりも低価格で購入でき、コンパクトなモデル販売しているので、気軽に使える高圧洗浄が欲しい方にもおすすめのメーカーです。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

カーシャンプーやスポンジ・ブラシなど、洗車機以外にも使いたい道具がたくさんある方も少なくありません。拭き取り用のクロスなどを用意すると、より効率的な洗車作業が可能です。

下記の記事では、洗車用品の人気おすすめランキング15選【時短できるグッズを紹介】をご紹介しています。洗車を効率的に終わらせたい方は、ぜひご覧ください。

やはり大事な愛車や、コーティングのしてある車は、自動洗車機にいれると傷がついてしまう場合もあり、不安になります。そんな時には断然手洗いがおすすめです。自宅で洗車をする際には、必ず水圧で表面のほこりや砂などを落とします。

ほこりや砂を落とさずにスポンジでこすると、ボディに傷が付きやすいです。しっかりと表面の汚れを落としたあとにカーシャンプーで洗い、拭きあげましょう。下記の記事では高圧洗浄機のおすすめ人気ランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

自動洗車機は使いたくないけど、自分できれいに洗える自信がない方はエネオスなどで手洗いサービスを利用してみるのもおすすめです。プロが丁寧に洗車してくれるので、車に傷がつかずきれいになります。

家庭用洗車機として利用できる高圧洗浄機には、大きさや機能・アクセサリーなど様々なタイプのものが存在します。自分が洗車をする環境を具体的にイメージして、どんな高圧洗浄機が理想なのか必要条件を書き出してみると、失敗しない買い物ができるはずです。