アメリカ発祥のスタジャンは、スポーティでカジュアルなかっこよさが人気ですよね。ストリートブランド・メーカーから着まわしやすいアウター・ジャンパーとして展開されており、高校生から50代・60代まで幅広い世代に愛されています。

しかし、スタジャンは安いものからハイブランドまで種類が多い上に、老舗らしいシンプルなものやカレッジ系などもあり、どこで買うか何を選ぶかが難しいですよね。実は、選び方のポイントを知れば、自分に合ったスタジャンを見つけられるんです。

そこで今回は、スタジャンの選び方やおすすめ商品をサイズ・王道の黒などのカラー（色）・スリーブに注目したランキング形式で紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。メンズがスタジャンを着こなすコツや、お手入れ方法についても紹介します。

スタジャンとは、野球選手がベンチで待機するときの防寒着として作られた「スタジアムジャンパー」の略称です。また、「スタジアムジャンパー」は和製英語で、海外では「アワードジャケット」と呼ばれています。

メルトンウールのボディとレザースリーブに襟・袖口・裾は2本ラインのリブ仕様、胸元や背中にロゴワッペンや刺繍が入っているのが基本形です。近年はデザイン・素材ともにバリエーションが増え、装飾のないものや薄手のナイロン素材の商品なども人気があります。

スタジャンは、サイズ感・デザインやカラー・袖の形に注目して選ぶのがポイントです。また、アメカジやストリート系など、どのように着こなしたいかによって選んでください。

【目次】

• サイズ感で選ぶ
• デザイン・カラー・色で選ぶ
• 袖の形で選ぶ
• 生地の種類に注目した「防寒性」もチェック
• 人気ブランド・メーカーで選ぶ

スタジャンコーデはサイズ感がポイントになります。スマートに着こなすならジャストサイズ、ストリートファッションを楽しむなら大きいサイズがおすすめです。

ラフでカジュアルなイメージのスタジャンを大人の男性が着こなす場合は、ジャストサイズがおすすめです。小さいサイズだと動きにくいだけでなくコーディネートが難しく、大きいサイズは太めに見えたりだらしない印象を与えてしまう場合があります。

自分の体にフィットするジャストサイズなら、きれいめなスポーティカジュアルコーデがしやすいです。すっきりとしたシルエットで大人っぽくスマートにスタジャンを着こなしたい方に向いています。

ストリートファッションが好きな方には、オーバーサイズのスタジャンがおすすめです。ストリート感のある個性的な着こなしが楽しめます。だらしない印象を与えないために、アイテムやスタイリングで清潔感を演出してください。

また、レディーススタジャンもオーバーサイズならかわいらしい雰囲気に着こなせます。スキニーパンツやレディライクなスカートと相性抜群です。防寒の面も一役買うので寒がりさんにもおすすめします。

スタジャンは、デザインやカラー・色が豊富なファッションアイテムです。ロゴの有無やカラーの選び方でコーデの印象も変わりますので、ぜひ参考にしてください。

スタジャンは、最近ではロゴなしの商品も多く販売しており、スタジャンを大人っぽく着こなしたい方におすすめです。野球選手の防寒着を起源としているため、ロゴなしでもスポーティかつカジュアルに着こなせます。

緑・黒・グレー・ネイビー・アイボリーなど王道のカラーならシックで落ち着いたコーデもできます。またさまざまな色のインナーに合わせてもよく馴染むため、どんなコーデにも取り入れやすいのがポイントです。

スタジャンならではの魅力を楽しむなら、ロゴありタイプを選んでください。大きめのロゴワッペンや刺繍などが施されたインパクトのあるスタジャンは、シンプルなコーデをスポーティカジュアルに格上げしてくれます。

スタジャンを主役にする場合、カラーを鮮やかなレッド・イエロー・ブルー・グリーンなどにすると華やかに、ボディと袖の色が異なるバイカラーにすると個性的でおしゃれに着こなせます。

スタジャンを選ぶときは、袖の形にも注目してください。スタジャンの袖はセットインスリーブとラグランスリーブの2種類に分けられるので、それぞれの特徴を紹介します。

王道のセットインスリーブは、デザインが豊富に販売されており、たたみやすくシワがつきにくいのが特徴です。一般的なジャケットと同じ形状なので、肩ラインやボディラインが美しく見える点がメリットです。

肩から袖先までが一体型になっているラグランスリーブは、スポーツウェアによく見られるデザインです。そのため肩が上げやすく、ゆったりと着られるため肩幅が広めの方に向いています。

スタジャンは、防寒性が高いメルトンウールのボディにレザースリーブが正統派とされていました。しかし、近年ではナイロン素材などの軽量で薄手なスタジャンも登場しています。生地の種類による防寒性に注目してスタジャンを選ぶのも大切なポイントです。

スタジャン選びに迷ったら、人気ブランド・メーカーの商品を選ぶのも選択肢のひとつです。人気ブランドでは、それぞれが魅力的な特徴のスタジャンを販売しています。

【目次】

• 伝統的でクラシックなハイブランドなら「Whitesville(ホワイツビル)」がおすすめ
• アメリカンカジュアルならアメリカブランドの「Pherrow’s(フェローズ)」がおすすめ
• 重厚感のあるデザインなら「AVIREX(アヴィレックス)」がおすすめ
• 職人による洗練された質感なら「Schott(ショット)」がおすすめ
• カジュアルなら「Dickies(ディッキーズ)」がおすすめ
• 上質で品のあるデザインなら「DIESEL(ディーゼル)」がおすすめ
• 現代的なカレッジ系なら「GBsport(ジービースポーツ)」がおすすめ
• プロチームのロゴなら「MAJESTIC(マジェスティック)」がおすすめ
• 老舗らしいシンプルさなら「Champion(チャンピオン)」がおすすめ
• 現代風にアレンジしたデザインなら「BEAMS(ビームス)」がおすすめ
• やわらかい風合いなら「BASE CONTROL(ベースコントロール)」がおすすめ
• 上質なら「UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)」がおすすめ

東洋エンタープライズのハイブランドであるホワイツビルのスタジャンは、伝統的でクラシックなデザインとこだわり抜いた素材のよさが魅力です。レトロな雰囲気のワッペン使いなど、古着が好きな方にも向いています。

フェローズは1991年に日本で生まれたファッションブランドで、レプリカジーンズの先駆けとしても知られています。フェローズのスタジャンは流行に左右されないデザインが特徴で、スマートなアメリカンカジュアル系スタジャンをお探しの方におすすめです。

アヴィレックスは、1975年にアメリカで生まれたミリタリーウェアアメリカブランドです。クールで重厚感のある風合いや、インパクトのある装飾に定評があります。ゆったりめなシルエットとダークトーンが特徴で、本格的なスタジャンを探している方におすすめです。

ショットは、1913年に誕生したニューヨークのジャケットブランドです。ショットのスタジャンは、熟練した職人が手作業で裁断や縫製を行っています。高品質で洗練されたスタジャンを求める方におすすめです。

ディッキーズはアメリカの老舗ワークウェアブランドで、ストリートシーンではスケーターに愛されるワークパンツが有名です。ディッキーズのスタジャンはコーデしやすいカジュアルなデザインが多いため、スタジャン初心者の方に向いています。

ディーゼルは、1978年にイタリアで生まれたウェアブランドです。商品は幅広く手掛けており、中でもスタジャンは、上質な素材とスタイリッシュなデザインが特徴の人気商品です。

ジービースポーツは、1922年にサンフランシスコで生まれたゴールデンベアーのスタジャンブランドです。自社工場で生産されるスタジャンはアメリカンカレッジ文化を感じさせるデザインで、質の高さに定評があります。

シンプルで現代的なスタジャンが好みの方におすすめのブランドです。ロゴ・ワッペンなしのデザインや細身のシルエットに仕上げるなど、流行を上手に取り入れた商品も多く展開しています。

マジェスティックは1950年代の縫製工場をルーツとするスポーツウェアブランドで、MLB公式ユニフォームのサプライヤーとして有名です。マジェスティックのスタジャンはプロチームのロゴ入り商品が多いため、本格的なスタジャンをお探しの方に向いています。

チャンピオンは、1919年にアメリカで生まれた老舗スポーツウェアブランドで、看板アイテムのスウェットシャツをはじめとして幅広いファッションアイテムを手掛けています。シンプルなデザインが多く、タウンユースしやすいのが特徴です。

ビームスは日本のセレクトショップで、カジュアルなデイリーウェアを中心に取り扱っています。また、オリジナルブランドから販売されている落ち着いたデザインとゆったりめのシルエットのスタジャンは、現代風にアップデートされたデザインが魅力です。

ベースコントロールは、手に取りやすい価格帯が人気の日本のブランドです。ベーシックウェアをコンセプトにするベースコントロールのスタジャンは、やわらかい風合いの素材で作られています。ちょっとした外出に羽織れるスタジャンをお探しの方におすすめです。

ユナイテッドアローズは「豊かさ・上質感」をキーワードにする日本のセレクトショップです。オリジナルレーベルのグリーンレーベルリラクシングで販売されているスタジャンは、上質な素材とトレンドを上手に取り入れたデザイン性に定評があります。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

スカジャンは「横須賀ジャンパー」の略称で、横須賀基地に駐留していたアメリカ兵に向けた土産物として、和柄刺繍を施したのが始まりと言われています。名前やシルエットはスタジャンと似ていますが、デザインやルーツは全く異なるファッションアイテムです。

スカジャンの素材は光沢のあるサテンや別珍生地が主流で、鷹・虎・龍などのインパクトのある和風モチーフが刺繍されています。以下の記事はメンズアウターのおすすめランキングを紹介していますので、あわせてご覧ください。

スタジャンをどこで買うか迷ったときは、実店舗以外にオンラインショップや古着屋をのぞいてみてください。こちらでは、それぞれのメリットを紹介します。

【目次】

• 海外製から日本製まで種類豊富なオンラインショップ
• ハイブランドのメンズスタジャンは公式サイトをチェック
• ステューシーなど東京の専門店で買うなら上野・原宿・新宿で
• 古着屋ならレトロなデザインのスタジャンが安い

ブランド公式オンラインストアやECサイトなどのオンラインショップは、海外製から日本製まで種類豊富なデザインから選べる点が最大のメリットです。デザインやカラーなどの種類が豊富なスタジャンは、探している間に珍しいデザインにも出会えます。

自分の好きなデザインのスタジャンを探す目的としても、オンラインショップは有効です。海外サイズを解説しているサイトなども活用して、ぜひ自分にぴったりのスタジャンを見つけてください。

メンズアウターとして人気の高いスタジャンは、ハイブランドからも販売されています。ハイブランドが洗練されたデザインと上質な素材で生み出すスタジャンは、本来のカジュアルさを感じさせないモードな仕上がりが魅力です。

モードなブランドであるサンローラン・グッチ・エルメス・プラダ・セリーヌなど、さまざまなハイブランドがスタジャンをデザインしていますので、ぜひ公式サイトでチェックしてみてください。

東京の専門店で実物をみてスタジャンを買いたい方には、上野・原宿・新宿がおすすめです。原宿と新宿のマルイには、ステューシーやエクストララージなどのストリート系スタジャンブランドが入っています。

また、上野のアメ横はアメリカンファッションが豊富に揃っているので、見ているだけでも飽きません。ゴールデンベアーの正規代理店もありますので、近くにいった際はぜひ覗いてみてください。

伝統的でクラシックなデザインやレトロなロゴ・ワッペンのスタジャンを探している場合は、古着屋がおすすめです。古着屋なら、普通のお店では売られていない珍しいスタジャンに出会える可能性があります。

古着屋でもお店ごとに得意ジャンルがあるので、スタジャン探しならアメリカ古着やヴィンテージショップのお店をのぞいてみてください。新品よりも安い価格帯で買える点も、古着屋のメリットです。

スタジャンをかっこよく着こなすためのコツを紹介します。アメカジやストリート系の着こなしポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【目次】

• スタジャンの基本の着こなし
• アメカジ系スタジャンコーデ
• ストリート系スタジャンコーデ

ラフでカジュアルなイメージのスタジャンを落ち着いた雰囲気で着こなす基本テクニックを、インナー・ボトムス・シューズに分けて紹介します。

【目次】

• 着丈の長いインナーを選ぶ
• 細身のボトムスでIラインを意識すると失敗しない
• きれいめにまとめるならシンプルなシューズ

スタジャンに合わせるインナーは、スタジャンよりも少し長い着丈のものを選ぶのがポイントです。スタジャンの裾よりも着丈の長いインナーを合わせると、ウエストの位置がぼやけて現代風のシルエットになります。

すっきりと大人っぽい印象に仕上げるなら無地のシャツやカットソーがおすすめです。また、チェックなどの柄シャツやパーカーを合わせるとカジュアル感が増すため、個性的な着こなしに向いています。

以下の記事はロングTシャツやパーカーのおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。

スタジャンに合わせるボトムスは、Iラインを意識した細身のものがおすすめです。スタジャン自体がボリューム感のあるシルエットなので、細身のボトムスを合わせてバランスを調整するとスマートに着こなせます。

大人っぽくまとめるなら濃い色のデニムやブラックパンツ、カジュアルコーデなら薄い色のデニムを選んでください。以下の記事はジーンズのおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。

シルエットやデザインにインパクトのあるスタジャンは、シンプルなスニーカーやレザーシューズとの相性がいいです。特に50代以上の方は主役のスタジャン以外をシンプルなアイテムでまとめると、スタイリッシュで大人らしいきれいめコーデに仕上がります。

全体を同系色でまとめたり、シューズとベルトのカラーを合わせると統一感が出ておしゃれです。カジュアル感を上げるなら、ダッドタイプなどボリュームのあるスニーカーも向いています。

以下の記事はメンズシューズのおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。

アメカジ系スタジャンコーデには、すっきり見えるジャストサイズのスタジャンを選んでください。着丈は骨盤くらいのものがスタイルよく見えます。また、ロゴやデザインは主張が控えめの定番カラーがおすすめです。

ネイビーのボディにバイカラーのスリーブを選ぶと、爽やかな印象で着こなせます。インナーはきちんとボタンを閉めた白シャツやカットソー、ボトムスは細身のスキニーやストレートパンツを合わせて、きれいめにまとめてください。

ストリート系スタジャンコーデなら、オーバーサイズのスタジャンがおすすめです。全体的に、着丈や腕回りなどが少し大きめのものを選んでください。合わせるアイテムが変わらなくても、スタジャンが大きいだけでストリート感が演出できます。

さらにストリートファッションを楽しむなら、柄シャツやパーカーにゆるめのボトムスを合わせるのがポイントです。ソールにボリュームのあるスニーカーやアクセサリーなど、自由におしゃれを楽しんでください。

アメリカのスポーツファンには、NBAのスタジャンも人気です。ベースボールの伝統的なスタジャンに比べると薄手の素材なので、少し肌寒い季節に羽織るのに向いています。スポーティで活発なイメージのカラーリングが魅力です。

メルトンウールのボディとレザースリーブの伝統的なスタジャンは、それぞれ専用のお手入れが必要です。ウールにはブラッシング、レザーには専用オイルが基本のメンテナンスとされています。汚れが気になる場合は、自宅で洗わずにクリーニングに出してください。

この記事では、スタジャンの選び方やおすすめ商品をランキング形式で紹介しました。現代のスタジャンはウールとレザーの組み合わせだけでなく、さまざまな素材の商品が販売されていますので、ぜひ自分好みのスタジャンを見つけてください。