ヘアサロンでパーマをかけても持ちが悪く、すぐに落ちていまった経験はありませんか。パーマの持ちは生まれつきの髪質によっても変わりますが、より長持ちさせたいならパーマ用のシャンプーを使うのがおすすめです。

パーマヘアがすぐに伸びてしまう原因のひとつに髪のダメージがあげられます。ツイストパーマやデジタルパーマにいいシャンプーなど種類もさまざまです。パーマ後のダメージをケアしながら美しくまとまりあるパーマヘアを目指しましょう。

そこで今回は、おすすめのパーマ用シャンプーの選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは、成分・香り・使用感を基準に作成しました。ドラッグストアで買える安い市販品やメンズ向けも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

パーマ用シャンプーの特徴は、ダメージ補修成分とやさしい洗浄成分が含まれている点です。パーマは薬剤や熱の使用などによって、髪の毛に大きな負担を与えます。そんな髪の毛をケアするために、やさしい成分で髪を洗えるのがパーマ用シャンプーです。

パーマは髪の主成分であるケラチンを薬剤で変化させて形づけます。内部の結合をほどいて薬剤を浸透させるため、髪の毛は弾力を失ってダメージを受けるのです。ダメージを放置していると、ますます髪の毛の弾力はもろくなって伸び、パーマがゆるくなります。

反対にきちんとケアをして弾力のある健康な状態に近づければ、それだけパーマをキープしやすくなるので長持ちさせるためにはダメージケアがとても大切です。パーマはかけて終わりではなく、定着するまで48時間ほどかかります。

また、数日は髪内部が薬剤によりアルカリに傾いた状態になるので、特に最初の1週間は念入りにダメージケアするのがおすすめです。

パーマ用シャンプーはパーマの持ちを良くしたりパーマによるダメージをケアしてくれたりするものがおすすめです。選ぶポイントがいくつかありますので、参考にしてください。

パーマ用シャンプーを選ぶときには、お悩みやなりたい仕上がりに合った成分が入ったものをチェックしてください。以下で具体的にご紹介していきます。

パーマによるダメージが気になる方にはアミノ酸系の洗浄成分が入ったシャンプーがおすすめです。シャンプーの洗浄成分にはほかに高級アルコール・石鹸・ベタインがありますがアミノ酸は保湿性に優れているのでダメージヘアに向いています。

パッケージにアミノ酸の表記があるものや、成分にココイル～、ラウロイル～と書かれたものはアミノ酸系です。代表的なものとしてはココイルメチルタウリンNa・ラウロイルメチルアラニンNa・ココイルグルタミン酸Naなどがありますので確認してみてください。

パーマ後のダメージケアや持ちを良くしたいなら、保湿や髪の質感を整える作用のある成分をチェックしてください。ヘマチン・クエン酸・リンゴ酸などはパーマ後のPHを弱酸性に傾け、健康な状態に導いてくれるのでおすすめです。

また、「加水分解ケラチン（羊毛）」や「加水分解シルク」など「加水分解〇〇」とつく成分は、ダメージヘアの補修に適しています。髪の質感が整うとスタイルを維持しやすく、結果としてパーマの持ちにもつながるのでぜひ意識して選んでみてください。

パーマ後の乾燥やごわつきが気になる方には保湿成分の入ったシャンプーがおすすめです。保湿にはアミノ酸系洗浄成分のシャンプーを選ぶのも大切ですが、加えてヒアルロン酸・セラミド・コラーゲン・グリセリン・ヘマチンなどの保湿成分にも注目してみてください。

シリコンにはダメージケアの作用もあるので決して悪いものではありません。しかしシリコンが髪に蓄積するとボリュームダウンしやすく、せっかくのパーマヘアがペタンと伸びてしまう可能性があります。

ふんわりしたカールを長持ちさせたいなら、ノンシリコンのパーマに合うシャンプーがおすすめです。ノンシリコンのものは基本的にパッケージに表記がありますが、成分表示としては～コンと書かれたものがシリコン系なので覚えておいてください。

シャンプーの中には着色料が使われているものもあります。これは洗浄力には関係なく商品イメージに合わせて使われる場合がほとんどです。肌に合わない方もいるので、特に赤色〇号、青色〇号といったタール系色素はなるべく避けるようにしてください。

パーマ用シャンプーといってもおすすめの髪質は商品により異なります。乾燥が気になる髪には保湿効果が期待できるもの、やわらかい髪の毛にはふんわり仕上がるものなど人気度合いだけでなく仕上がりをよく確認して自分の髪質に向いたのものを選んでください。

パーマ用シャンプーにはドラッグストアなどで購入できる市販品のほかに、美容室だけで買えるサロン専売品もあります。それぞれについてご紹介するので参考にしてください。

価格重視でパーマ用シャンプーを選ぶなら、ドンキやドラッグストアなどで市販されているものがおすすめです。安くてもアミノ酸系やノンシリコンシャンプーはたくさんあります。割引価格で購入できる場合もあるのでタイミングを狙って購入してください。

品質にこだわるならサロン専売品のシャンプーをチェックしてみてください。市販のシャンプーより高価格な場合が多いですが、その分保湿成分やケア成分入りで使用感がいいものもたくさんあります。

美容師に相談して購入できるので、髪質に合ったものを選びやすいのもメリットです。

パーマ用シャンプーは多くのメーカー・ブランドから発売されています。ここでは特に注目のメーカー・ブランドをピックアップしてご紹介しますので購入時の参考にしてください。

手軽に買える市販のシャンプーで人気なのがディアボーテのひまわりシャンプーです。オーガニックヒマワリオイルなどが入っており髪の水分や脂質を保ってまとまりのいい髪を目指せます。パーマ後の乾燥による広がりやゴワつきが気になる方は試してみてください。

ひまわりシャンプーと同じく市販で手軽に手に入り、パーマ髪におすすめなのがいち髪です。安いシャンプーでは珍しいアミノ酸系の洗浄成分を使用しています。和草エキス入りで髪をケアしてくれ、パーマが落ちにくいのも嬉しいポイントです。

まとまりあるパーマ髪を維持したいならBOTANISTのボタニカルシャンプーをチェックしてください。植物エキスを中心に保湿成分が贅沢に入っており、乾燥・ダメージによるパーマの伸びを軽減できます。フローラルな香りも人気です。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

パーマを長持ちさせるためには薬剤の定着とダメージケアが大切です。ここではそのためにどうしたらいいのか具体的な方法をご紹介していきます。

パーマを長持ちさせるためには、髪の毛がカールしている状態を長時間保つ必要があります。髪の毛を乾かすときは、髪の毛をまっすぐにはせずに、カールを出すように意識しながら乾かすようにしましょう。

コールドパーマの場合は、髪の毛を揉みこんで自然乾燥し、デジタル・エアウェーブの場合は、手で髪の毛を捻りながら乾かすと綺麗にパーマ状態を保てます。

パーマをかけた当日は薬剤の定着が安定しない場合があるのでシャンプーはなるべく避けけるのがおすすめです。しかし夏場など、どうしても洗いたいときもあります。そんなときには指の腹を使って優しく洗うやり方を心がけてください。

シャワーで流す際は引っ張らないように気を付けましょう。トリートメントやコンディショナーをするならクシは使わず手ぐしでやさしくつけるのがおすすめです。

パーマをかけたあとのシャンプーは、やり方次第でパーマの持ちを左右します。パーマ後のヘアはキューティクルが傷ついているため、できる限りダメージを抑えるようにしましょう。

シャンプーのやり方は、まずぬるま湯で頭皮の汚れや髪に付着したほこりなどを洗い流しましょう。次にシャンプーをしっかりと泡立て、頭皮を揉むように地肌全体を優しく洗います。シャンプーを付けて洗う時間は短くするのが持ちをよくするポイントです。

一口にパーマと言ってもデジタルパーマやツイストパーマなど種類はさまざまあります。定着時間は種類によって異なりますが、どれにしても当日のシャンプーは避けるのがおすすめです。

どうしてもシャンプーしたい場合はご紹介したとおり優しく洗って引っ張らずに流すようにしてください。心配な場合はパーマをかけた際に美容院でいつからOKか、シャンプーするならどうすればいいか確認しておくのがおすすめです。

メンズのパーマ後もパーマ当日はシャンプーを避けるのがおすすめです。いつからシャンプーするかはパーマの種類にもよりますが1～2日後をおすすめします。どうしても当日したいなら優しく洗うか湯シャンで済ませてください。

パーマの持ちにはドライヤーのやり方も大きく影響します。パーマがとれやすい方は上から下に引っ張って乾かしている場合があり、重力も相まってカールが伸びやすくなるので避けてください。カールを持ち上げながらパーマ感を意識して優しく乾かすのがポイントです。

また乾かす前にアウトバストリートメントやヘアオイルなどで保湿するのもおすすめで、弾力を維持しやすくなりパーマが長持ちします。

パーマをした後は、パーマ液のにおいが気になってしまう方が多いです。そんなパーマ液のにおいを消すためには、シャンプー後のトリートメントや、洗い流さないトリートメントを使用してしっかりとヘアケアを行うとにおいが徐々に軽減されていきます。

パーマをかけたらシャンプー同様スタイリング剤もパーマ用のものをチェックしてください。髪をケアしながらなりたい仕上がりが目指せます。以下にパーマ用スタイリング剤に関する記事を集めましたのでぜひ参考にしてください。

カラーリングや白髪染めをした髪にはカラー用シャンプーを使いましょう。カラー後のダメージを抑えながら色持ちも保ってくれるので、すぐに色落ちしてしまう方におすすめです。以下の記事ではカラー用シャンプーのおすすめ商品をご紹介しているので、ご覧ください。

パーマ用シャンプーの選び方とおすすめ商品ランキングをご紹介しました。パーマを美しく長持ちさせるために大切な成分・髪質などのポイントを参考に、自分に合ったパーマ用シャンプーを探してみてください。