クラウドワークスは在宅ワークや副業を探している方に人気のクラウドソーシングサービスです。しかし、サイトのトップページに並ぶのは、専門職の募集ばかり。初心者でもできる職業はあるのでしょうか？

実は、クラウドワークスで求人をしている企業は78万社にものぼります。仕事カテゴリーも250種と多岐にわたるため、初心者向けの仕事もたくさんあります。会社員や主婦・学生、どんな立場でも自分のライフスタイルに合った仕事が見つかりますよ。

今回はクラウドワークス初心者におすすめ職種の選び方やおすすめ職業ランキングをご紹介します。ランキングは案件数の多さ・取り組みやすさ・報酬を基準に作成しました。クラウドワークス初心者の方はぜひ参考にしてください。

クラウドワークスで職業を選ぶ前に、まずクラウドワークスの仕事形式を理解する必要があります。ここでは仕事形式の概要と、どのようなカテゴリーの職業があるかを説明します。

【目次】

• 気軽に稼ぎたいなら「タスク形式」を選ぶ
• しっかり稼ぎたいなら「プロジェクト形式」を選ぶ
• 高報酬が得られる「コンペ形式」で選ぶ
• スキルがあれば稼げる仕事内容で選ぶ

「タスク形式」は選考がなく、誰でも好きな時に作業できる仕事です。簡単で短時間で終わるため気軽に稼げますが、単価は低い傾向にあります。

タスク形式の仕事で多いのがカンタン作業というカテゴリーです。具体的にはアンケート・商品などの口コミ・感想の記入・アイデア募集などの作業があります。単価は4円～です。数分で終わる案件も多いため、スマホでも気軽にできる簡単な仕事が多いです。

専門知識が必要なものや、指定箇所の写真を撮影するなど、特定の人しか答えられないような案件は高単価です。タスク形式の仕事は受注もキャンセルも自由にできます。割に合わないと思ったら受注を取りやめても構いません。

データ入力のタスクには指定されたキーワードを検索し、表示されたサイトをクリックする・アプリで表示される広告画像をスクリーンショットで撮影し、送付するといった案件があります。単価は10円～です。

データ入力は下で解説するプロジェクト形式でも案件の多い職業です。タスク形式は基本的に単発ですが、プロジェクト形式だと継続案件も少なくありません。事務経験者はもちろん、パソコンを使った作業に慣れている方にもおすすめです。

「プロジェクト形式」は一般の求人のように、求人に対して応募し、選考を受けます。単発案件・長期継続案件・時給制・固定報酬制と働き方もさまざまです。

ライティングにはブログサイトの記事作成・ブログサイトの編集・シナリオ・脚本作成・文字起こしなどがあります。ライティングの仕事は1記事につき〇円、という固定報酬の場合もありますが、基本的には1文字〇円といった文字単価で報酬額が決まります。

単価が低く設定されている案件でもタイピングや文章作成スピードが早いと効率よく稼げます。初心者でも月収2～3万円稼ぐ人も珍しくありません。スマホでできる案件もありますが、パソコンの使用を絶対条件にしている案件もあります。募集要項をよく確認してください。

ライティングに興味のある方は、以下の記事もぜひご覧ください。

クラウドワークスにはパソコンを使って作業するような案件が多いイメージがありますが、シール貼り・商品モニター・筆耕（手紙の代筆など）・商品の検品・梱包・発送などの内職・軽作業の募集もあります。PCが苦手な方、PCを持っていない方にもおすすめです。

報酬は案件によってさまざまです。報酬額の提示がなくワーカーと応相談となっている案件も見られます。また、地域限定で募集している案件が多いのも特徴です。梱包・発送などの案件には海外在住者向けのものもあります。

在宅ワークをお探しの方は、以下の記事もぜひご覧ください。

「コンペ形式」は募集に対し、自身の考えた内容を提案する仕事形式です。自身の案が採用されると報酬が得られます。コンペ形式は1万円以上の高報酬の案件が多いです。

ネーミング・アイデアでは会社名や商品名・キャッチコピー・サービスやSNS企画のアイデアといった募集が行われています。案件の中には複数提案可能・複数採用可能なものもあります。あなたの知恵袋やメッセージ性を活かせる仕事です。

タスク形式の仕事にもアイデアを募集している案件がありますが、タスクの場合は報酬が必ず得られる代わりに報酬額は1件数円程度です。コンペ形式は採用されれば高額報酬、されなければ報酬はありません。

デザインのジャンルではロゴ・バナー・キャラクター・POP・チラシ作成などの募集案件があります。イメージや色などの指定があり、指定に沿ったデザインを提案します。デザイナー経験がなくても応募可能です。

デザイン・レイアウト用のソフトのイラストレーターの使用が求められる案件が多いですが、中には手書きのイラストの納品ができる案件もあります。報酬は2,000円～で、3万円以上の高額報酬も少なくありません。

上ではスキルや専門知識がなくても取り組める職業を中心にご紹介しましたが、少しでもスキルがあればさらに収入アップが見込めます。具体的な仕事内容をご紹介します。

クラウドワークスで意外と多いのが翻訳・通訳の案件です。英語に限らず、さまざまな言語の需要があります。具体的な案件としては外国語文章の翻訳・会議での同時通訳・ネットショップでのメッセージ・電話対応などが挙げられます。

必要とされる語学のレベルは案件によって異なります。また、海外在住者向けの案件も充実しています。アメリカやヨーロッパに限らず、幅広い地域で募集が行われています。翻訳・通訳カテゴリーでは報酬は応募者と要相談としている案件が多いです。

クラウドワークスはプログラミングの中でもホームページ制作・Webデザインカテゴリーの案件が多いのも特色です。このカテゴリーは高額報酬・長期継続案件も充実しています。

具体的な案件内容は、Webディレクター・Webデザイナー・コーディング・LP制作・UI設計など多岐にわたります。趣味や学校でHTMLやCSSを学んだことがあるレベルでも応募できる案件もあるため、在宅でWeb関係の仕事を始めてみたい方におすすめです。

実際のところ、クラウドワークスは稼げるのか？初心者が最も気になるところです。現実的な月収の目安を紹介します。

【目次】

• タスク形式中心なら月収数千円程度
• プロジェクト形式中心に月収1万円を目指そう
• クラウドワークスで稼ぐコツは？

報酬の少ないタスク中心だと、月収は1,000～3,000円程度だと考えておきましょう。副収入と言えるほどの額にはなりませんが、クラウドワークス初心者はタスク形式から始めるのがおすすめです。

特にライターやデータ入力の場合、タスク案件をいくつかこなすことでコツがつかめます。承認されたタスクは、プロジェクト形式の案件に応募する際、実績としてアピール可能です。

また、タスク形式はまとまった時間がなくてもできるのがメリットです。すき間時間に少しでも収入を得たい方にもおすすめです。

プロジェクト形式はタスク形式よりも報酬額が大きいため、なるべく収入を増やしたいならプロジェクト形式の案件受注がおすすめです。慣れてくると作業効率も上がるので、収入アップが期待できます。

ただ、プロジェクト形式でも時給換算すると500円以下と低いものが多いため、一般的なパート・アルバイトよりは稼げないと思っておいた方がいいです。初心者はまず月収1万円を目指してみてください。

クラウドワークスで稼ぐには、クライアントの信頼を得ることが大事になります。初心者はまず以下の2点から始めてみましょう。

クライアントは素性の分からないワーカーに案件を発注したいとは思いません。よって、プロフィールを充実させることが案件を得るための第1歩となります。できる範囲で構いませんので、プロフィールの空欄がないようにしましょう。

デザイン・エンジニアといったスキルが必要な仕事に応募する場合は、ポートフォリオが充実しているとクライアントの目に留まる可能性が高くなります。どちらも自己紹介の代わりになるのでしっかり作り込んでください。

全くの未経験者より、ある程度経験があるワーカーの方が信頼を得やすいため、案件受注率も上がります。なので、まずは簡単な案件を受注し、実績を積むことから始めてみてください。

低単価案件でも丁寧に、確実に仕事をこなせばクライアントから高評価をもらえます。実績を積み評価が上がるとそれが自己PRになり、高単価案件にも通りやすくなります。

クラウドワークスの案件は、納期さえ守ればいつ作業しても自由な場合がほとんどです。よって、家事や育児で忙しく、まとまった時間が取れない主婦でも稼げます。特に主婦におすすめの職業はライターです。

スキルがなくてもできる上、家事・育児経験が活かせる案件も充実しています。在宅ワークを始めると家にいながら収入が得られるだけでなく、社会とのつながりもできて生活に張りが出ます。職種変更したい方はぜひチャレンジしてみてください。

クラウドワークスには、残念ながら悪質なクライアント（発注者）もいます。トラブルに巻き込まれたり損をしたりしないために、初心者が注意したいポイントをまとめました。

【目次】

• 受注前にクライアントの情報をチェックする
• 契約前に個人情報を教えない
• 時間単価や報酬が低すぎる案件はやめた方がいい
• 仕事の開始は仮払いが済んでから

案件受注の前に、本人確認済みの表示があるか・評価の☆の数・ワーカー（受注者）からのフィードバックの内容・同じ案件を大量発注していないかなどクライアントに関するこれらの点をチェックしてください。

クライアントがクラウドワークスに身分証を提示していると、クライアントの情報欄に本人確認済みの表示が出ます。本人確認が取れていないクライアントよりも信頼度は高いと判断できます。それに加えて実際に案件を受注したワーカーからの評価が重要です。

☆の数が少ない・コメントが辛辣な場合は悪質案件である可能性もあるため、受注を控えた方が無難です。また、大量発注されている案件は詐欺の恐れもあります。こちらも受注は控えてください。

クラウドワークスでは、契約前にクライアントとワーカーがクラウドワークスを介さず直接やり取りすることを禁止しています。しかし仕事を名目にLINE IDや住所、身分証の開示を求めるクライアントがいます。

契約前・仮払い前に個人情報を聞き出すクライアントは、個人情報の収集が目的である可能性があります。報酬がよくても契約は避けましょう。契約後は直接のやり取りがメインになる場合が多いです。よって、クライアントの信用度は契約前に見分ける必要があります。

クラウドワークスを始めたばかりで経験が少ないと、つい初心者歓迎の案件ばかり目が行ってしまいます。しかし初心者歓迎の案件には、時間単価や報酬がかなり低いものもあります。時給にすると100円以下の案件も出てきます。

初心者でもできる案件でも、仕事内容に見合った報酬を用意してくれるクライアントもいます。報酬が低すぎて、あまりにも割に合わないと感じる案件はやめたほうがいいです。

クラウドワークスでは、案件の契約成立後に仮払いが行われます。仮払いとは、簡単に言うと報酬の支払いを保証するものです。クライアントから報酬が支払われなかった場合、仮払い後ならクラウドワークスが間に入って調整してくれます。

つまり、仮払い前に仕事を始め納品してしまうと、報酬が支払われない恐れがあるのです。仮払い前に納品を求めてくるクライアントは絶対に避け、仕事は仮払いを確認してから行ってください。

クラウドワークス初心者におすすめの職業と選び方をご紹介しました。初心者だと最初は稼げないかもしれませんが、慣れてくると徐々にまとまった収入が得られるようになります。本記事を参考にクラウドワークスで案件を探してみてください。