パイナップルは低カロリーかつビタミン豊富なことで知られるフルーツですが、実は不溶性食物繊維がりんごの約1.5倍も含まれています。不溶性食物繊維は便秘の予防や解消に効果的な成分。デザートとしてはもちろん、日頃から取り入れたい食材でもあります。

通販を利用すれば、激安から高級品種までさまざまなパイナップルをお取り寄せできます。また、有名ブランドや糖度が非常に高いものなども購入可能です。さらに、丸ごとのパイナップルは運ぶのが大変ですが、通販なら直接届くので楽に購入できます。

そこで今回は、通販で買えるパイナップルの選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングは産地・品種・セット内容を基準に作成しました。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

パイナップルは産地や品種によって味や形状、果肉の色合いがガラリと異なります。ここでは「産地」「品種」「セット内容」の3つに分けておすすめの選び方を紹介します。

パイナップルは南国のフルーツなので、暖かい国や地域で多く生産されています。産地によって特色も異なっているので、購入する際のポイントのひとつとしてチェックしましょう。

日頃コンビニやスーパーで見かけるカットフルーツや缶詰のパイナップルは、ほとんどがフィリピン産と言っていいほどの生産量・輸入量を誇っています。通販で購入できるパイナップルにもフィリピン産のものが多く、他よりもリーズナブルなのが非常に魅力です。

安価だからといって品質が劣るということはなく、気兼ねなくジュースや料理に使えるというメリットがあります。

台湾のお土産としてパイナップルケーキを貰ったことのある方は多いのではないでしょうか。台湾ではパイナップルが多く生産されています。スナックパインの名称で有名なボゴールという品種も台湾が原産です。

最近では金鑚パインという芯まで食べられる台湾産の品種もとても人気になっています。

国産のパイナップルといえば石垣島・沖縄産がほとんどです。海外産に比べると価格が高めで手を出しづらいという印象もありますが、その品質やこだわりは確かなものです。日本人好みに酸味が抑えられているため、やさしい口当たりが好みの方にも向いています。

また、イガイガする感じが苦手という方にも国産パイナップルがおすすめ。完熟してから出荷される国産は、完熟前に出荷される海外産に比べて、イガイガの原因となる分解酵素が控えめなのです。

なお、国産のパイナップルはまだまだ生産量が少ないのも事実。収穫時期に合わせて販売されるため購入できる時期が限られていますが、その分新鮮で完熟済みのものが食べられるので、好みに合わせて検討してみてください。

パイナップルの味わいや香りにこだわりたいなら、品種をじっくり吟味しましょう。酸味・甘み・香りの違いを楽しめますよ。

世界でもっとも多く生産されていると言われるオーソドックスな品種です。沖縄では「N67-10」という名称で作られています。酸味と甘みのバランスが良く果汁も多いため、缶詰やジュースなどの加工にも向いています。

スウィーティオは、バナナ等のフルーツで有名な企業・ドールが開発した品種です。日本人の味覚に合わせて作られており、豊かな香りと穏やかな酸味・強い甘みが特徴です。とても食べやすい品種と言えます。

スナックパインの名で知られる、手でちぎって食べられる台湾原産の品種。酸味が少なく、芯の部分まで甘く柔らかいため、余さず食べられます。底をカットしたらあとは一節ずつ素手でちぎれるのも特徴です。

家族や親しい仲間と楽しみながら食べられます。また、他の品種に比べて比較的小ぶりなのも特徴です。

調味料で有名な企業・デルモンテが開発した品種。ゴールデンパインとも呼ばれ、他種よりも甘みや香りが強く酸味が穏やかなのが特徴。さらに甘みが強い高品質ブランドとして、ハニーグロウという品種もあります。

国産パイナップルの中でも最上級の品種です。ゴールドバレルは「黄金の樽」の意味で、その名の通り大ぶりで樽のような形状をしていることが由来です。糖度が高く甘みを強く感じるのが特徴。高級感があるため贈り物やお祝いごとにおすすめの品種です。

ピーチパインは、主に沖縄で作られている品種で、正式名称は「ソフトタッチ」と言います。果肉が白っぽく桃のような甘い香りがするため、ピーチパイン・ミルクパインと呼ばれています。ボゴールよりもさらに小ぶりで食べやすいのが特徴です。

ハニークリームパイナップルは、その名の通りクリームのように白い果肉と非常に強い甘みが特徴のパイナップルです。その美味しさと、ハワイの果樹園でしか食べられないことから「幻の品種」と言われています。球体に近い小ぶりな形状が特徴です。

大手通販サイトに並んでいるパイナップルは、1玉のみではなく［5kg 4～5玉セット］といった具合に、何玉かのセットで販売されていることが多くあります。ほかの果物に比べてパイナップルは日持ちするので、何玉か購入してもゆっくり食べることができます。

「家族で食べ切れる分だけほしい」「親族や友人と分け合いたい」「冷凍したり料理用にたっぷり使いたい」など、目的や用途に合わせてセット内容をチェックして選びましょう。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

パイナップル以外にも、さまざまなフルーツのおすすめ商品をご紹介しています。以下の記事もぜひ参考にしてください。

丸ごと生のパイナップルを初めて購入した方は、美味しく食べられる時期やどうやって保存するのかわからないことも多いでしょう。ここでは食べごろや保存方法をご紹介します。

前述の通り、パイナップルは追熟しないため買ったとき（届いたとき）がすでに食べごろです。一説では、底の方（葉とは逆側）に甘みが集中しているため、数日逆さにしておくと全体に甘みが浸透するそうです。興味のある方は試してみてください。

また、国産品種であれば一年のうち4月～7月ごろが旬と言われています。年中食べられるカットフルーツや缶詰とはまったく異なる美味しさを感じられますので、ぜひ、旬の時期にも楽しんでみてください。

すぐに食べない場合は、パイナップルの葉部分をすべてもぎ取らず根元1cm程度を残して切り落とし、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。丸ごとのままなら約一週間、カット済みなら2～3日ほどまで美味しく食べられます。

冷凍保存をしたい場合は、皮を剥き一口サイズに切り分けてから重ならないように並べ、密封容器やラップで包んで冷凍室に入れましょう。冷凍しておくといつでも料理やヨーグルトなどに加えて使えますし、凍った状態で食べればシャーベットのような食感も楽しめます。

セットで大量に購入したパイナップルが余ってしまい悩んでいませんか？ここでは、余ってしまったパイナップルの使い道についてご紹介します。

カレーをまろやかにするためにりんごを入れるのはとてもメジャーですが、パイナップルも香辛料との相性がとても良いです。カットしたものをトッピングにしても、すりおろしたものや絞ったエキスだけ入れても、フルーティーなコクと旨味が増して美味しくなります。

酢豚にパイナップルを入れるのは肉をやわらかくするため、という話を聞いたことはないでしょうか。パイナップルに含まれる酵素はタンパク質を分解する作用があり、肉をやわらかくしてくれます。

からあげを漬ける際や焼肉のタレなどにパイナップルを加えることで、やわらかく味の染みた肉料理になります。なお、パイナップルの酵素は非常に強いため、漬け時間は一時間程度がおすすめ。漬けすぎるとやわらかくなりすぎて崩れることがあるのでご注意ください。

繊維が多いため、ほかの果物のようにジャムには向かないと思われがちなパイナップル。しかし、果肉はもちろん芯まで細かく刻んで砂糖とじっくり煮込めば、シャキシャキとした歯ごたえを活かした「食べるジャム」になります。

おやつやおつまみとしてそのまま食べても美味しいですが、朝食のトーストやヨーグルトとの相性も抜群です。

今回は通販で買えるパイナップルについて、選び方やおすすめ商品ランキングを紹介してきました。甘酸っぱい南国の果物、というだけではない多彩な魅力を知っていただけたのではないでしょうか。美味しいパイナップルに出会えるよう、ぜひ参考にしてください。