美容成分といえばヒアルロン酸やコラーゲンなどが有名ですが、最近雑誌やSNSなどでも話題になっているプロテオグリカンをご存じでしょうか。実はヒアルロン酸やコラーゲンを上回る高い保湿効果と整肌作用まで期待できるんです！

とはいえ、プロテオグリカンが何から抽出された成分でどんな効果があるのか、よく知らない方も多いのではないでしょうか。目新しい成分は副作用はあるのか、試して効果なしだったらどうしようと、なかなか手が出しにくいですよね。

そこで今回は、そんなプロテオグリカンの選び方やおすすめ商品の人気ランキングをご紹介します。ランキングは、成分・産地・価格を基準に作成しました。市販されているものもあるので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

高い保湿力と整肌作用の働きが魅力のプロテオグリカン化粧品を日々のケアに取り入れるため、選び方のポイントをチェックしていきましょう。

プロテオグリカン化粧品は原液タイプと配合タイプに分けられます。それぞれの特徴・メリット・使用方法をチェックして、自分のライフスタイルに合ったものを選んでください。

原液タイプは水と防腐剤とプロテオグリカンのみでできた、濃度の高い化粧品です。高濃度の原液タイプは価格も高めですが、その分ほかの成分が含まれないため、プロテオグリカン化粧品としての保湿効果をより感じたい方におすすめします。

洗顔後の導入美容液としての使うのはもちろん、今使っている化粧水などに混ぜて使うだけで簡単にワンランク上のスキンケアができます。すでにお気に入りのスキンケアがある方がプロテオグリカンを取り入れたい場合にもおすすめです。

配合タイプは美容液だけでなく、洗顔料・化粧水・乳液までさまざまな種類のスキンケア化粧品があり、配合化粧品と呼ばれています。原液よりプロテオグリカンの配合濃度が低く安価で、プロテオグリカン以外の美容成分も一緒に取り入れたい方におすすめです。

また、オールインワンの美容液やローションなども多く展開されています。そのため、無理なく続けられる気軽さも魅力で、忙しくて時間のない方や手間をできるだけかけずにスキンケアをしたい方などにもおすすめです。

化粧品の成分表示は、配合成分を配合量の多い物から順に記載しています。気になる化粧品を買うときは成分表示をチェックするようにしましょう。

プロテオグリカンの効果をより感じたいなら、成分表示の最初の方にプロテオグリカンが記載されている商品を選びましょう。配合量が多い順に記載されているので、原液であれば3番目以内、配合化粧品であれば10番目以内に記載されているものがおすすめです。

プロテオグリカンの高い保水力・整肌作用などの効果を高めるために、相性のいい成分であるアミノ酸・ビタミンC誘導体・セラミド・プラセンタ・フラーレンなどが一緒に配合された商品を選ぶのもおすすめです。

全成分を表示していますので、主要成分以外の成分も確認できます。特に配合化粧品であれば、どんな美容成分が配合されいているのかチェックするとよいでしょう。抱えている肌トラブルなどで成分をチェックし、自分に合った成分のものを選びましょう。

原液の場合、主に使われるのは防腐剤のみですが、配合化粧品はさまざまな成分が含まれているため、それぞれに合わせた添加物が含まれている場合が多いです。特に敏感肌の方は、使用されている添加物を確認して、できるだけ低刺激のものを選んでください。

防腐剤無添加の商品は敏感肌の方に特におすすめですが、製品が劣化しやすいといったデメリットもあります。使用する際には保存方法を確認し、正しく保管するよう気をつけてください。毎日のケアに取り入れて早めに使い切ることが大切です。

オールインワン化粧品とは、美容液・化粧品・乳液などさまざまな役割をひとつのアイテムで賄った化粧品を指します。たくさんの美容成分が含まれているため、どんなスキンケアをしたらいいかお悩みの方におすすめです。

忙しくてスキンケアに時間をかけられない方や毎日のスキンケアが面倒な方も、手間が省けて時間も短縮できるので、毎日のお手入れが楽になります。ただし、配合成分が増えるので、購入の際は成分表示をしっかりと確認してください。

プロテオグリカンは肌になじみやすい成分です。肌が直接取り込むものなので、できれば抽出方法や産地にもこだわって選ぶようにしましょう。

プロテオグリカンは加熱処理や従来のアルカリや酸での抽出方法では、変性によって構造が壊れてしまいます。配合化粧品はほかの配合成分に合わせて、アルカリや酸で抽出しているものが多いです。非変性プロテオグリカンという変性しないタイプもあります。

抽出方法はさまざまですが、プロテオグリカンの抽出を自社で行っている場合、産地や抽出方法が不明な場合もあります。肌に直接つけるものなので、購入する前にできるだけ産地や抽出方法を確認しましょう。

プロテオグリカンの国内の主な産地は、「あおもりPG」の青森県と、「バイオマテックジャパン（ヘルスケアマネイジメント株式会社）」の北海道です。化粧品メーカーは自社生産でない場合、ほとんどがこの２つのプロテオグリカンを使用しています。

「あおもりPG」は酢酸抽出・「バイオマテックジャパン」はアルカリ抽出で、どちらもプロテオグリカンの構造を壊しにくい特殊技術での抽出を行っています。青森産と北海道産の記載があるものは、信用して使用可能です。

化粧品は毎日使うので消耗品です。どんなに効果が期待できても、高くて一度購入して終わってしまっては意味がありません。配合成分や濃度を確認しながら、無理なく使い続けられる価格帯のものを選ぶようにしましょう。

プロテオグリカンは量産されるようになったとはいえ、まだまだ高価な成分です。あまりに安いものは純度が低いものが多いので、避けた方が無難かもしれません。量が少ない高濃度の高価な化粧品をたまのご褒美としてスキンケアに加えるものおすすめです。

プロテオグリカンは鮭や牛など、動物から抽出される糖タンパク質です。化粧品には、主に鮭から抽出された成分が使われています。そのため、抽出元である鮭などにアレルギーのある方は気を付けてください。

そもそも人の体内に存在している成分のため、アレルギー反応は起こりにくく、敏感肌の方でも使いやすい成分ですが、まれに体質に合わない場合もあります。肌が荒れやすい方は、念のためパッチテストを行うのもよいでしょう。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

プロテオグリカン化粧品は市販されているものもあります。毎日使い続けることはもちろん正しい使い方で取り入れることが大切です。より効果的に取り入れるならブースター(導入液)として洗顔後すぐに乾いた肌に染み込ませるのをおすすめします。

成分のにおいが気になる方は化粧水に混ぜて使用しても問題ありません。ただし、油分となる乳液やクリームのつける前に使うことが重要です。油分でフタをした後ではプロテオグリカンのメリットを十分に発揮できなくなってしまうので気をつけてください。

プロテオグリカンはそれだけでも有能ですが、水分を吸着する成分のアミノ酸やビタミンC誘導体、角質層の水分を保持するるセラミドなど、ほかの成分をプラスするとよりエイジングケアへの期待が高まります。

以下の記事ではプロテオグリカン原液でのお手入れとともに、エイジングケアに取り入れたい40代向け化粧水の人気おすすめ商品をランキング形式でご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

プロテオグリカンとは、プロテイン(タンパク質)とグリカン(多糖)の複合体である糖タンパク質です。美容成分として有名なヒアルロン酸やコラーゲンと同じように、もともと人間の肌や軟骨などに存在する成分で、肌にハリや弾力を与えてくれます。

ヒアルロン酸の1.3倍の保湿力と、EGFと同様の働きで美容成分として注目されているプロテオグリカンですが、1g3000万円と極めて高価な成分だったため、商業化は不可能とされていました。しかし、弘前大学の研究が変化をもたらしました。

鮭鼻軟骨からプロテオグリカンを効果的に抽出する方法が確立され、高純度のプロテオグリカンを量産できるようになり、市販の化粧品にも使われるようになりました。鮭から抽出された成分なので、鮭アレルギーの方は気をつけてください。

ここまでプロテオグリカン化粧品の人気おすすめ商品をご紹介しましたがいかがでしたか。プロテオグリカンはヒアルロン酸などよりはまだまだ知名度は低いですが、その美容効果は魅力的です。ぜひ毎日のケアに取り入れてみてください。