実験用手袋の人気おすすめランキング12選【ラテックス製やニトリル製】
2023/03/08 更新
化学系であれ生物系であれ、実験室の作業では手袋が必要不可欠です。よく使われる使い捨て手袋は素材も特徴もさまざまで、これを理解して使い分けなければなりません。今回はおすすめの実験用手袋を、用途に応じた素材ごとにランキング形式でご紹介します。
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目次
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正しい手袋の使い分けでリスクを軽減しよう
実験室では、危険な薬品から自身の身を守るためにさまざまな保護具を使うでしょう。その中でも、操作を行う手元を守る手袋は最も重要です。実験室では使い捨て手袋を使用すると思われますが、使う薬品やサンプル、実験操作の内容によって最適な素材はさまざまです。
手袋の材質がどんな薬品に強いのか、どのくらいで取り換えが必要で、使った後はどう捨てるか。これらを理解していないと、実験が失敗したり、健康を脅かされたり、薬品の流出事故が起きたりしてしまいます。最悪の場合、命が脅かされることにもなりかねません。
そこで今回は、そこで今回は実験用手袋の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは材質・用途・価格を基準に作成しました。手袋を正しく使い分けるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
実験用手袋の選び方
実験用手袋は、材質によって薬品の耐性や手への馴染み具合が変わってきます。材質・用途・実験の注意点・体質などに合わせて、最適な実験用手袋を選びましょう。
材質で選ぶ
実験で用いられる薬品には、大きく分けると水溶性と有機系があります。扱う薬品によって適した材質が異なるため、それぞれの材質の特徴を確認しておきましょう。
繊細な作業には伸縮性に優れた破れにくい「ラテックス手袋」がおすすめ
ラテックス手袋(天然ゴム手袋)は伸縮性があり着け心地に優れている上、破れにくい特徴があり、繊細な作業が必要な場合に適しています。水ははじきますが、強い酸性やアルカリ性、油状の薬品に耐性がなく、有機溶剤に対してはかえって浸透・吸着してしまいます。
天然ゴムは劣化しやすいため、長期間分をまとめ買いして保管しておくことは難しいです。短い期間に大量に使い捨てるのであれば問題ないでしょう。また、人によってはアレルギー反応が表れることもあります。
広範囲な化学薬品には耐油性が最強の「ニトリルグローブ(ニトリル手袋)」がおすすめ
ニトリルグローブ(ニトリル手袋)は合成ゴムを素材とし、ラテックスにアレルギーのある人でも使用可能です。耐油性が最強のため、酸性・アルカリ性・有機溶剤に高い保護性能を発揮します。しかし一部の有機溶剤は透過するため、扱う薬品をよく確認しましょう。
また高性能故に、他の使い捨て手袋より値段が高いです。頻繁に交換が必要な場面では他の素材と使い分けましょう。なお、場合によっては焼却処分できないため、廃棄物の処分方が指定されている実験では注意しなければいけません。
コストが安く紫外線・油をはじく実験用手袋は「塩化ビニル手袋」がおすすめ
塩化ビニル(PVC)手袋はプラスチック製の手袋で、ゴム製より安価に手に入れることができます。伸縮性はあまりないので、細かな作業には向いていません。十分な耐油性があり、厚手のものはより高い効果が期待できます。
また紫外線を遮断できるため、紫外線を利用する機材を使う際の保護手袋としても着用可能です。塩化ビニル手袋も場合によっては焼却が不可能であることがあるため、あらかじめ使用する商品の捨て方を確認しておきましょう。
有機溶剤などの薬品への高い耐性を求める方は「ポリエチレン手袋」がおすすめ
ポリエチレン手袋もゴム製手袋より安く購入することができます。伸縮性はなく破れやすいため、使いやすさの点では他に劣ります。多くのものが簡単な手の形で作られているため、フィット感が必要とされる繊細な作業には向いていません。
しかし多くの水溶性薬品に強く、強い酸性・アルカリ性・発がん性のある薬品を扱う場合に使用することができ、一部の有機溶剤も遮断することができます。危険な薬品を扱うなど作業性より保護性能が求められる実験におすすめです。
用途で選ぶ
上述したように、素材によってどのような薬品を防げるかは変わってきます。自分の実験でどんな薬品やサンプルを扱うか、どのような実験操作を行うかを考えながら、使う手袋を選びましょう。
危険な薬品を使う作業では「保護性能」の重視がおすすめ
発がん性や神経毒など、触れるだけで危険な薬品を扱う場合は、ラテックス手袋以外を使用しましょう。ニトリルグローブは幅広い薬品から手を保護できます。保護性能と機能性両方が必要な作業に最適ですが、予算と相談しながら使用していくことになるでしょう。
塩化ビニル手袋とポリエチレン手袋は、元々幅広い薬品を防げますが、完全ではありません。使う薬品に対応しているかをよく確認して選びましょう。コストパフォーマンスがいいので、こまめに付け替えて使うことが可能です。
細菌などを扱う作業の場合は「耐久性が高いもの」がおすすめ
実験生物や細菌などを扱う場合、基本的には水をはじける手袋であれば、十分使用できます。しかし、生き物を扱う実験では、作業のしやすさや外傷から守るための耐久性の高さが求められます。従ってラテックス手袋とニトリルグローブが適しているといえるでしょう。
一方で、遺伝子組み換え細菌など処分方法に注意しなければならないものが多いので、指定の方法で廃棄できるか予め確認しておきましょう。ただし、実験サンプルの処理に危険薬品を使う場合は、対応した手袋を使いましょう。
反応が激しい実験なら「袖口が長い」ロングタイプがおすすめ
激しい反応が起こり薬品が飛び散る可能性がある場合、あるいは失敗したときにそのような反応が起こると想定される場合は広い範囲を保護する必要があります。手袋と別に腕部分の保護をする方法もありますが、袖口が長い実験用手袋を使用することも選択肢の一つです。
長い実験用手袋は「ロングタイプ」「スーパーロングタイプ」などの名称で販売されていますが、手首から肘の手前までの長さ、肘に届く長さ、肩口に届く範囲まで保護できる長さなど、幅が広いので、購入の際にしっかり確認しましょう。
高温・低温のものを扱う場合は「耐熱性・断熱性」がおすすめ
加圧処理後の高温になった実験器具や超低温の液体窒素などを扱う場合、必要になるのは作業性や薬品耐性ではなく耐熱性や断熱性です。火傷や凍傷を防ぐために断熱性の高い布製・革製などの手袋を使用しましょう。
高温・低温下でも使える使い捨て手袋もありますが、そもそも断熱性がなければ火傷・凍傷に繋がりますので、使い捨ての手袋を使用するのは控えることをおすすめします。
機材の洗浄や実験室の清掃などに使うなら「作業のしやすさ」がおすすめ
実験器具の洗浄や実験室の清掃などでは、薬品耐性より作業性が優先されます。洗浄水を防ぐ機能があれば事足りるので、繊細な作業がしやすいラテックス手袋を使うのがいいでしょう。破れにくい素材のため、作業中に破損する心配もありません。
値段で選ぶ
消耗品となる実験用手袋は材質によって価格帯も大きく変わります。予算に限りがある場合には実験用手袋の値段を確認しておきましょう。
こまめに交換をする方は「安くて品質のよい」使い捨ての実験用手袋がおすすめ
実験サンプルを不純物から守るためにも、実験のたびに新しい手袋を使うことが大切です。実験用手袋はこまめに交換しないと使い回しによる混入事故が起こる場合もあり、実験の結果への影響や、貴重な薬品がダメになってしまうこともあり得ます。
しかし使い捨て手袋と言えどタダではありません。経費・予算の問題を考えれば高品質の手袋をハイスピードで消費するわけにもいかないでしょう。こまめに交換するには安くてそれなりの品質の使い捨て用手袋を探すのがおすすめの方法です。
使いやすさで選ぶ
実験用手袋は材質や形状、あるいは使う人の体質によって手袋の使いやすさが変わってきます。ここでは実験用手袋の使いやすさについて紹介をします。
素手に近い感覚での操作性を重視する方は「自分に合ったサイズ」がおすすめ
基本的には自分の手にぴったりのサイズを選びましょう。手にぴったりとはまる手袋であれば、既に近い感覚で作業できるはずです。手袋を二重にして保護を万全にする、ガーゼの保護手袋に重ねるなどする場合は、サイズが大きいものも選択肢に入ります。
危険な薬剤を扱う場合は「滑り止め付き」の実験用手袋がおすすめ
手袋の素材によっては、表面がつるつるしていたり、手にぴったりはまる形でなかったりします。実験中の万が一の事故が心配な場合は、滑り止め加工の施された手袋を優先して選ぶようにしましょう。
使い捨て手袋の中にも、滑り止めとして表面にエンボス加工(凹凸加工)が施されているものが多くあります。内側のエンボス加工には手袋がずれないように、外側のエンボス加工には物を掴むときに滑らないようにする効果があります。
着脱がしやすいものがいい方は「パウダー付き」実験用手袋がおすすめ
使い捨て手袋の中には、着脱をスムーズにするためにパウダーが付いているものがあります。手袋に付着した薬品に触れずに脱ぐためには、着脱のしやすさも利点の一つではあります。
しかし実験においては、このパウダーやそれに付着した皮脂、ウイルスなどが不純物としてサンプルに入り込んでしまうリスクがあります。混入に注意しなければならない場面では、パウダーの付いた手袋の使用は控えましょう。
手荒れやムレが気になる方は「使い方」を工夫するのがおすすめ
人によっては手袋で手が荒れてしまったり、ムレが気になったりするでしょう。しかし手荒れを気にして薬品への耐性を疎かにはできません。手荒れに配慮された手袋の種類は多くなく、仮に見つけられても経済的な問題から採用できない場合もあるでしょう。
そのような場合は、手袋の使い方を工夫して解決しましょう。実験の隙間に手袋を外す、あるいは一つ大きいサイズの手袋を選び、その下にムレ防止のインナーを着用するのも選択肢の一つです。いずれにしても、定期的に手袋を交換し実験事故のリスクを減らしましょう。
ラテックス製実験用手袋の人気おすすめランキング3選
口コミを紹介
今まで色んな使い捨て手袋を購入して失敗ばかりでしたが、やっと気にいった商品にたどり着いた感じです。一番は破れにくい! 手にピッタリとフィットするので使いやすい!表記サイズよりはちょっと大きいと思います。
口コミを紹介
いつも買っていた商品が廃番になリ、代わりの安い商品を探していました。輸入ゴムの価格が上がると、メーカーがゴムを薄くしたり値段を上げるのは仕方が無いけど、直ぐに破れたりしても安いに越した事は無いのです。前の商品よりも厚手で掌紋が透けて見えません。
口コミを紹介
会社で長年お世話になっているゴム手袋です。手の大きさの割に指が太め、そんな人にちょうど良くつけていただけると思います。また、市販のゴム手袋より耐久性があるような気がします。
ニトリル製実験用手袋の人気おすすめランキング3選
口コミを紹介
手と指にしっかりフィットし、しっかりした素材ながらも薄手のため触感がはっきりとしているので作業しやすいです。
口コミを紹介
当方ラテックスアレルギー持ちですが、この製品は天然ゴムを使用していないため、ラテックスアレルギーでも使用可能です。ディスポにゴム手袋にしてはやや厚みがあります、指先はさらに厚くで凹凸構造もあるため丈夫な方だと思います。
塩化ビニル製実験用手袋の人気おすすめランキング3選
口コミを紹介
着脱にストレスもない。ゴムアレルギーですが、プラスチック製品なので痒くもならない。
口コミを紹介
手にすんなり入り、使いやすいです。仕事でよく使うので濡れた時はなかなか入らないのですが、少し入りやすい?って感じです。また、購入しょうと思います。
口コミを紹介
とてもいいと思います、ピッタリフィットして物がつかみやすくて、脱ぐ時も簡単です。
ポリエチレン製実験用手袋の人気おすすめランキング3選
口コミを紹介
滑りにくく着けるときも外すときも手にくっつかず手間がかかりません。
口コミを紹介
実験用ウサギの世話に使ってます。コスパがよいですね。
口コミを紹介
安価で使い勝手が良いです。
安い実験用手袋の人気おすすめランキング3選
口コミを紹介
家事に使用していますが、一日に何度も付けたり外したりしても3日くらい保ちます。穴もまったく開きません。通常のニトリル手袋より袖口が長めです。ロングを使っていると滅多なことでは水が中に入ることはありません。
口コミを紹介
金箔の仏像などの取り扱う際に使っていますが、金箔の擦れもなくいい感じです。
口コミを紹介
厚みは薄い作りで料理で使っていますがとても使いやすいです。
枚数も多くて気軽に気にせず使えて清潔を保てます。
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
以下のリンクでは、実験に使用するアイテムをご紹介しています。ぜひ、チェックしてください。
実験用手袋は使い方を守ろう
実験用の使い捨て手袋の安全性は、正しい使い方を守ることが前提です。使い方を誤らないように、自身の安全と実験の成功を優先して実験用手袋を使用しましょう。
使い捨て手袋は必ず「使い捨て」る
使い捨て手袋の安全性は、定期的に使い捨てることが前提です。素材や改良によって危険な薬品に対する保護機能は高まりますが、完全に防げるわけではありません。手袋に付着している時間が長いほど、薬品は手袋の内側へ浸透してきてしまいます。
また、繰り返し実験をする内に僅かな薬品への暴露が積み重なり、健康被害を及ぼすことがあります。重大な実験事故を防ぐだけでなく、日々の実験のリスクを軽減するために、実験用手袋は定期的に交換し、薬品が付着した場合もすぐさま交換することを心がけましょう。
「どうやって」捨てるかを確認する
薬品が付着した手袋は、適切な場所・適切な方法で処分しなければなりません。研究室の外に放置されたり、他の廃棄物と同様に扱われたりしてしまうと、それらに触れる他の誰かが薬品の危険にさらされてしまいます。
また、遺伝子組み換え生物に由来するサンプルは、外部への流失を防ぐため、不活性化してから処分する必要があります。場合によっては焼却処分や加圧滅菌が必要になるため、必要とされる処分方法に対応しているかどうかも確認しておくのがよいでしょう。
まとめ
今回は実験用手袋の選び方と、人気おすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。実験用手袋には材質・用途・価格などの選び方がありましたね。ご紹介した内容を参考に、使いやすく安全な実験用手袋を入手しましょう。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年03月08日)やレビューをもとに作成しております。
ゴム製品を扱うダンロップから販売されているラテックス手袋です。付け心地は申し分なく、使いやすい価格です。破れにくい手袋としても口コミで評判を集めており、高い耐久性も備えていることがわかります。
また環境ホルモンであるとされるフタル酸系可塑剤を含まない、自然に分解されるゴム素材が使われているため、廃棄が簡単です。人だけではなく、環境にも配慮した自然に優しい手袋となっています。