日中のデスクワークや立ち仕事で脚の疲れを感じていませんか？むくみやだるさが気になって仕事に集中できないという方もいるのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、適度な圧力を加えることで脚にスッキリ感を与えてくれる着圧ソックスです。

履くだけでむくみなどの脚のトラブルに対応できる優れものですが、実は美脚効果や冷え対策、足指のケアなど多種多様な機能が特徴の商品が発売されています。しかし、自分にとって最適な着圧ソックスなのかは、なかなか区別ができませんよね。

そこで今回は、さまざまなブランドから販売されている着圧ソックスの人気商品を中心にランキング形式でご紹介します。また着用時間やいつ履くのかなど選び方も参考にしてみてください。ランキングは履き心地、着圧の強さ、素材などの観点から作成しています。

それでは着圧ソックスの選び方のポイントについて項目ごとに見ていきましょう。むくみの度合いやご使用になる場面のことを考えて、適切な圧迫圧の着圧ソックスを選ぶことが重要です。

着圧ソックスには、仕事中に履きやすい昼用と寝ている間に脚をリフレッシュできる夜用の商品、一般医療機器として販売されている医療用の商品もあります。いつ履くかで選びましょう。

長時間のデスクワークや、旅行や出張の際の乗り物での移動などで座ったままの姿勢が長く続くと脚のむくみが気になる方は多いのではないでしょうか。オフィスワークや外出時に使う着圧ソックスには、オーソドックスな靴下タイプが履きやすくておすすめです。

外見上は普通の靴下なので普段のファッションに合わせても違和感がなく、日常における脚のむくみ対策に最適です。海外旅行の際に便利なフライト用ソックスもありますが、着圧ソックスだけではエコノミー症候群を防ぐことはできないので、その点には注意が必要です。

日中の脚の疲れやむくみをリフレッシュするために寝るときに使う着圧ソックスには、昼用の着圧ソックスを使いまわさずに夜専用の着圧ソックスを使うようにしましょう。就寝中には血圧が下がるので、昼用の着圧ソックスほどの強い着圧をかける必要はありません。

夜用の着圧ソックスは、ドクターショールやスリムウォークなどのブランドから数多くの定番商品が販売されており、太ももまでサポートするロング丈のものが中心となっています。脚全体をケアできるので、目覚めたときにレッグラインをスッキリと感じさせてくれます。

着圧ソックスは、「一般医療機器」として承認を得ている商品以外は、むくみや疲労感を改善する効果が認められていません。医療用として承認を得ている着圧ソックスは、医療機関でも使われているので、むくみの改善効果がより高く期待ができます。

医療用の着圧ソックスは一般的な着圧ソックスよりも強い圧迫圧なのが特徴で、静脈血とリンパ液の流れを促進することで静脈瘤の原因となるむくみやだるさなどの改善に期待ができます。また血流不良が改善してむくみが取れることで、脚やせ効果にも期待ができます。

なお、下肢静脈瘤など足の病気で悩んでいる方は、購入に際して医療従事者による正しい指導が必要です。必ず専門医やかかりつけ医に相談した上で購入してください。

着圧ソックスにはさまざまな締め付けの強さの製品があります。圧力値はhPa（ヘクトパスカル）やmmHg（ミリメートルエイチジー）の単位で表記されます。

普段は脚のむくみが気になることはないものの、長い立ち仕事をした日などには脚のむくみが気になるというような方は、13～26hpa (10～20mmHg)程度の圧力値を目安にして、軽いむくみに合わせた着圧ソックスを選びましょう。

昼用の着圧ソックスには、適切な圧力値を選ぶことが重要なので圧力が強すぎる商品もNGです。むくみの程度が軽い人には、心地よい圧迫圧を感じられる着圧ソックスを使用することをおすすめします。

目覚めたばかりの朝よりも夕方のほうが脚が太くなっているという方や、靴下を脱ぐと跡が残ってしまうというような方は、むくみがやや強いと言えます。中程度のむくみの脚には、26～39hpa (20～30mmHg)程度の圧力値を持った着圧ソックスを選ぶと良いでしょう。

この程度の圧力値になると、デイタイムに使用する着圧ソックスとして、しっかりとした圧迫圧を感じることができます。昼間に仕事をしながら脚のむくみ対策をしたいという方におすすめです。

長い時間にわたって体を動かすことが出来ず、脚に重さを感じるという方や痛みを感じるという方、脚がパンパンに張ってしまう方など、むくみがひどい脚には、39～65hpa (30～50mmHg)程度の強力な圧力値を持った着圧ソックスがおすすめです。

医療用の着圧ソックスもこの程度の圧力値の製品が中心となってきますが、下肢静脈瘤のケアやリンパの浮腫対策などを目的として使用される場合は、専門医やかかりつけの医師にご相談になったうえで、適切な着圧ソックスを購入するようにしましょう。

着圧ソックスは大きく分けると、ひざ下、ロング、タイツ型と3種類に分けることができます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

学校や職場に履いていくのにおすすめなのが、ひざ下までの着圧ソックスです。一般的なソックスと見た目が変わらないため、着圧ソックスを意識せずに着用できます。種類やカラーも豊富なので、自分好みのソックスを選ぶ楽しみもあります。

また、コスパに優れた商品が多い点も嬉しいポイントです。

1日中歩いて浮腫んだ足をケアするのにおすすめなのが、太ももまでカバーできるロングタイプです。意外とむくみがちな膝のケアや太もものケアもしっかりとできます。

ロングタイプを購入する際は履き口や太もも部分のサイズを確認して、自分に合ったサイズを選ぶとより快適に履けるはずです。

1日中歩くようなお仕事の方などにおすすめなのが、スパッツタイプになった着圧ソックスです。足全体を効果的にケアできるため、効果的にむくみを和らげてくれます。お尻のケアや骨盤のケアをしたい方にも最適です。

着圧ソックスを履いているとつま先が痛くなるという方は多いものです。まずは正しいサイズを履いているかを確認してみましょう。サイズに問題がないのにやはり足先が痛くなるという方にはつま先のないオープントゥタイプがおすすめです。

足先の締め付けが苦手な方や、巻き爪、外反母趾の方もオープントゥタイプなら快適に履くことができます。

着圧ソックスは、仕事や着用時間に合わせて選ぶのが大切です。それぞれどのような着圧ソックスを選べば良いか確認しておきましょう。

看護師の方や販売員の方など、立ち仕事をされている方のための着圧ソックスも数多く販売されています。職業的に1日中立ちっぱなしでいることが多い方には、39～65hpa (30～50mmHg)程度の強力な圧力値を持った昼用の着圧ソックスの着用がおすすめです。

看護師の方が使用する着圧ソックスとしては、ナースリーなどが代表的なブランドですが、リピートして使いやすい価格の商品も販売されています。そのほかには、メディキュットなどのお買い求めになりやすい価格のブランドの着圧ソックスを使用する方も多いようです。

座りっぱなしのデスクワークも足がむくみやすいものです。仕事が終わるころにはふくらはぎがパンパンという事態にもなります。座り仕事の場合は、膝下までの着圧ソックスがおすすめです。

動かない場合にロングサイズを履いてしまうと、血流が滞る原因にもなり逆効果になることも。またあまり圧が強すぎるものではなくやや圧がゆるめのものを選ぶと快適に過ごせるでしょう。

エコノミー症候群を防ぐために、着圧ソックスを履く方もいらっしゃるかもしれません。その場合にはゆったり目の着圧ソックスを選びましょう。特に長時間フライトの場合は膝下までのもので、つま先が無いタイプがおすすめ。

また、フライト専用の着圧ソックスも販売されていますので、そのような商品を選ぶのも良いでしょう。

着圧ソックスは女性専用の商品が数多く販売されていますが、男性でも立ち仕事やデスクワーク、出張などの移動で脚のむくみが気になる方は多いです。男性も使える着圧ソックスはレディースの商品よりもサイズが大きいだけではありません。

男性にも対応する着圧ソックスは、男性のしっかりとした筋肉にも対応できる強い着圧となっていることも特徴としています。男性の方が使用する着圧ソックスは、男女兼用となっている商品や男性専用のメンズ商品の使用がおすすめです。

着圧ソックスにはさまざまな素材が使われています。季節に合わせて相応しい素材を選ぶと、より快適に使用できます。

寝ているときに脚のむくみをケアをしたくても、布団の中で蒸れてかゆくなってしまうのを不快に感じる方も多いです。夜用の着圧ソックスの中には付加機能を持つ製品もありますが、寝苦しい夏場の熱帯夜には冷感機能を持った夜用着圧ソックスの使用がおすすめです。

夏用の着圧ソックスとしては、通気性に優れたものや冷感素材を採用するものをはじめ、脚の冷感ポイントに効果的な圧力をかけてくれる設計になっているものなどがあります。また、締め付け感が弱いライトタイプの着圧ソックスも夏用としておすすめです。

寒い季節に履くなら冷えを防ぐためにも保温性に優れた着圧ソックスがおすすめです。蓄熱繊維を使用したものや、毛足の長めのもの、外で履くなら温熱効果があるものも人気を集めています。

また、寒い季節には肌が乾燥しやすいので、保湿性の高いシルクなどが使われた着圧ソックスもおすすめです。

立ち仕事などで、毎日着圧ソックスを着用している方も多いでしょう。毎日履くとなるとソックス代もかかってきます。着圧ソックスを履く頻度が高い方は、価格が安いブランドも視野にいれてみましょう。

セットで売られているものなどはコスパに優れているものが多く、同じもので揃えておくと片足が破れた場合にも他のものと組み合わせることも可能です。また値段が高いものは、耐久性に優れたものが多く、長い目でみると得になる場合もあります。

着圧ソックスは、足に圧力をかけて血行を促進しむくみを軽減させます。むくみがなくなると足はほっそりとするので、着圧ソックスを履くことでサイズダウンが叶います。また冷え性の改善にも役立ちますので、その点からもダイエットに効果的だといえるでしょう。

以下の記事ではダイエットにおすすめの着圧タイツや着圧ソックスを紹介しています。足を綺麗に細く見せたいという方はぜひご覧ください。

妊婦さんの脚のむくみも着圧ソックスで軽減できます。履くだけでいいという手軽さが魅力ですが、妊娠中に履かない方がいい着圧ソックスもあります。妊娠中の人はお腹を圧迫しないひざ下タイプの着圧ソックスを使用しましょう。

また自分のサイズに合わない着圧ソックスを使用すると痛みやむくみが悪化するデメリットがあります。むくみを軽減しようと小さいサイズや強すぎる圧力のタイプを選んで失敗しないよう、弱い圧力のものからスタートしましょう。

足のむくみが気になる時には、着圧ソックスとあわせてフットマッサージャーを使用するのも効果的です。また、フットバスで足を温めることもむくみの軽減と冷え性の改善に役立ちます。

以下の記事では、足のむくみに効果的なフットマッサージャーやフットバスを紹介しています。人気の商品をランキング形式で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

今回は着圧ソックスについて人気商品をご紹介するとともに選び方をご案内しましたが、いかがだったでしょうか。着圧ソックスはさまざまな商品が販売されていますが、ぜひ今回のランキングを参考にして、脚のリフレッシュに最適な着圧ソックスを選んでみてください。