すっきりしない足に悩んでいる女性がたくさんいらっしゃいます。マッサージを継続したり生活習慣に配慮したりしていても、夜になると足がパンパンになって靴下の跡がついたり、だるくて疲れてしまったりするものです。

そんな悩みには、履くだけで足が細く見える・きれいな肌色やベージュに見える着圧ストッキング(着圧タイツ)をおすすめします。ふくらはぎのポンプ機能をサポートして、夜にはすっきり疲れ知らずの足に導いてくれる商品です。

今回は、最強着圧ストッキングの選び方や圧力・機能・デザインなどを基準に作成したおすすめ商品をご紹介します。安い価格の商品やスーツに履けるもの・足が綺麗に見えるストッキング・履くだけで足が5センチ細くなる着圧ストッキング・人気のしまむらの商品なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

着圧ストッキングのメリットとして代表的なものは足をすっきりさせてくれる点ですが、そのほかにもメリットがあるのでご紹介します。

着圧ストッキングの中には履いた瞬間から足が5センチ細くなる(※)商品も販売されています。商品を履いている間だけでも細く見せたい方に向いています。脱いでしまったらもとに戻ってしまいますが、一時的にでも細く見せられるのでおすすめです。

家では段階的に細くなるストッキングを履き、外では瞬間的に足を細く見せる商品といった使い道もあるのでどうしても今すぐに足を細く見せたい方はチェックしてみてください。

※効果には個人差があります

着圧ストッキングに期待するものは何かと問われると、足をすっきりさせたいと答える方が多いです。本来ならふくらはぎの筋肉がポンプ役として足から心臓へ血を流していきますが、立ちっぱなしや座りっぱなしの状態ではそのポンプが上手く働きません。

着圧ストッキングはその圧力によってポンプ役のサポートをし、リンパが足に留まらないようにしてくれるので、足がすっきりと感じられるのです。以下の記事ではリンパ浮腫にも効果的な、足枕のおすすめ25選をご紹介しています。

着圧ストッキングは部位によって最適な圧をかけ足がすっきり感じられるようにしてくれたり、足が綺麗に見えるようサポートしてくれたりするアイテムです。腰までサポートが入っているものが多いので骨盤回りがすっきりして見え、美尻ラインにも見えやすくなります。

ガードルいらずのヒップアップ効果をうたっているものもあるので、美尻に見せたい方は是非チェックしてみてください。

足先が冷たくなりやすい方にも、実は着圧ストッキングがおすすめです。血流がスムーズに整えられた結果、足先が冷たくなりにくくなります。少し厚手のものを選ぶと厚みがある分、防寒にもなるのでよりおすすめです。

着圧ストッキングで骨盤の歪みなどのサポートをしたい場合は、腰の部位にも圧がかかるものがおすすめです。姿勢が悪く腰が痛い方や、産後で骨盤の歪みが気になる方は足部分のみの着圧ストッキングではなく腰回りまですっぽりと包んでくれるものを選んでください。

着圧ストッキングを履いて足がすっきりし、元の細さになる場合がありますが、着圧ストッキングを履くだけで細くなるわけではありません。しかし、現代社会では運動不足や長時間の仕事などにより、足の浮腫に悩んだ経験が全くない方はいないと思います。

ダイエットをしても足だけ細くならない悩みがある方は、浮腫が原因の場合もあるので、マッサージや着圧ストッキングなどでケアをすると、見た目が変わる場合もあります。ダイエットなどの効果が気になる方は口コミなどをチェックするのもおすすめです。

しかし、あくまでも個人の使用感なので過度な期待はしないでください。

まずは着圧ストッキングの選び方からご紹介します。圧力や機能に注目して選んでみてください。

着圧ストッキングの圧力は、hPa（ヘクトパスカル）と呼ばれる単位で表されます。締め付け具合をチェックするのに確認しておいてください。

着圧ストッキングはhPaで表される圧力が商品によって違います。しかし、一概に圧力が強ければいいわけではありません。足をすっきりさせたい場合には、「15〜20hPa」程度の圧力が目安です。

弱めの圧力なので、締め付けが苦手な方にもおすすめします。また、これでも圧力が強いと感じる方は、ひざ下の長さの着圧ストッキングを選んでください。

立ち仕事やずっと座りっぱなしの仕事をしていて足が重い方には「21〜30hPa」程度の強力な着圧ストッキングがおすすめです。血流を促し、より足をすっきり感じさせてくれます。

30hPa程度だと圧力が強めに感じる方もいるかもしれませんが、着圧ストッキングは脚の部位によって圧力が違うので安心してください。

40hPaを超える圧力のものもあります。これは医療用の着圧ストッキングであり、静脈瘤・静脈血栓後遺症・リンパ浮腫のケアに使われるものです。体を動かせない入院中などに使うものなので、医師から指示があったときのみ使用するようにしてください。

またそれ以外の圧力でも血流に関する持病がある方は、使用前に医師に相談してください。

着圧ストッキングの厚みで選ぶのもひとつの方法です。厚みを表すデニールは、糸の太さを指しています。

着圧ストッキングでも「30デニール未満」であれば、肌がうっすら見えるくらいの透け感がある見た目です。夏の暑い時期・オフィスでの使用・普段使いにも向いています。また、程いいフィット感で軽い履き心地なので、締め付けすぎたくない方にもおすすめです。

オールシーズン使えて程よい厚みなのが「30〜80デニール」です。30デニールではかなり軽い履き心地で、フィット感と圧力を得られます。40デニールでは、ストッキングよりタイツに近く、これらは足の太い部分にだけ透け感が出る使用感です。

80デニールになると、ほとんど透け感はなくなります。ファッションの好みや季節に合わせてデニールを選んでください。

冬におすすめなのが、厚みがあって温かい「80〜140デニール」です。透け感が全くないため、肌を隠したいときにも使えます。糸の色がそのまま出るので、さまざまなカラータイプが楽しめる仕様です。

以下の記事では、カラータイツのおすすめ15選をご紹介しているので、是非あわせてご覧ください。

着圧ストッキングには使いやすい黒とベージュの商品が多いです。色によって使うシーンも変わってくるので、使用のタイミングなども考慮して選んでください。

季節を問わずに使いたい方におすすめの肌色・ベージュは色が薄いため、厚みがあっても重い印象になりにくく、商品の種類も豊富です。ヌーディな足元にしたいのならデニール数が低いものがおすすめですが、そうすると多くの場合、着圧の強さも低くなってしまいます。

着圧が高くなると厚みも増す傾向があるので、好みに合わせて選んでください。

「黒」のストッキングはどんなファッションにも合わせやすいため、ベージュと同じく支持を集めています。黒は引き締まった印象を与える色なので、足が細く見える着圧ストッキングがほしい方にもおすすめです。

黒は厚みが増しても印象が変わりにくいため、強めの着圧がほしい場合は黒をおすすめします。ただし、夏場などの季節によっては重く見えてしまうので、ベージュなどの明るい色と使い分けてください。

引き締まった足に見せたいなら肌より1トーン濃いめのストッキングを選びましょう。肌より明るい色のストッキングを選ぶと不自然に見えたり浮いてしまったりします。落ち着いた上品な印象にしたい場合にも濃いめのカラーはおすすめです。

また、色の濃淡で影をつくり、美しい足へ見せる視覚効果をプラスした商品もあります。足全体をほっそり見せたいなら、収縮色の黒を選ぶのもおすすめです。

着圧ストッキングにはさまざまな機能がついているものがあります。悩みに合わせた機能性をチェックしてみてください。

夏の暑い時期や、足がムレやすい人におすすめなのが、「消臭・防臭・抗菌効果」のある着圧ストッキングです。消臭効果は、イオンを利用したものや吸湿速乾性のある糸を使ったものなどがあります。

抗菌効果が高いストッキングは、臭いの元になるウイルスの増殖を防いでくれるので、臭いが気になる方は是非チェックしてみてください。

着圧ストッキングの中には骨盤をサポートする機能が付いているものがあります。骨盤が歪んでいると、お腹や腰回りが太りやすくなったり全身の歪みに繋がったりするので、気になる方は「骨盤矯正効果」付きの着圧ストッキングを選んでください。

骨盤やお尻周りを3Dの形に設計しているので、理想の骨盤の形を保ち美しい姿勢になるようにサポートしてくれます。以下の記事では、骨盤矯正ベルト・ガードル・補正下着のおすすめ商品をご紹介しているので、是非あわせてご覧ください。

寒い季節に重宝するのが、「発熱効果」のあるストッキングです。遠赤外線効果で足全体を温めるタイプや、伸縮し発熱する特殊な糸を使っているタイプのものがあります。発熱効果のある着圧ストッキングは、薄手でも温かい点がメリットです。

運動不足による筋肉量の低下が気になる方にもおすすめです。

強い紫外線から足を守ってくれるのが、UVカット加工がされた「UVカット効果」のあるストッキングです。足とはいえ、紫外線をたくさん浴びてしまうと肌の老化の原因につながってしまいます。

特に夏に薄手の着圧ストッキングを履く場合には、UVカット効果のあるものがおすすめです。UVカット効果は、デニールが厚いほど高くなります。

ハイソックスタイプのストッキングはズレ落ちやすいため、幅広ゴムを使用したものを選ぶと安心です。足への食い込みも軽減できるので快適に着用できます。また、足底に滑り止めがついた商品は前すべりを抑えてくれるので、ヒールでも歩きやすいです。

ストッキングをより長く使用したいなら、「伝線しにくい」とうたっているモデルがおすすめです。一般的なものよりも伝線しにくい特殊な編み方や素材を使用しているため、より長く着用できます。複雑に編まれた「ノンラン編み」や、糸同士をくっつけて製造する「融着」などの製法で造られたものがおすすめです。

着圧ストッキングには昼用と夜用があるので、それぞれの時間に適した着圧ストッキングを選んでください。

就寝時に使用する場合には、必ず「夜用・就寝用」の着圧ストッキングを選んでください。寝ている間に強い圧力をかけてしまうと血のめぐりを悪くする可能性があるため、夜用はゆるめの着圧で作られています。

夜用の着圧ストッキングは、つま先のあいたオープントゥのものが多いなど、リラックスしてストレスなく眠れる設計のものばかりです。

夜用に比べて強めの圧力で作られているのが「昼用」の着圧ストッキングになります。立っている姿勢で心臓まで血を送るのには、夜よりも強いポンプ機能を必要です。また、長時間座った姿勢も血の流れを妨げてしまいます。

そのため、昼用の着圧ストッキングは高い圧力で血やリンパの流れをサポートしてくれおすすめです。

気圧の変化がある「フライト時」にも着圧ストッキングが活躍してくれます。フライト時のみに着用したい場合は腰回りまであるものではなく、ひざ下までのものが脱いだり着たりしやすいためおすすめです。

着圧ストッキングにはさまざまな長さがあります。外出先で履けるひざ下タイプや腰までサポートする股上タイプなど、生活に適したものを選んでください。

足全体の血流をしっかりケアしたり、骨盤矯正機能などの骨盤や腰回りにも効果がほしいなら、「股上タイプ」の着圧ストッキングがおすすめです。また、寒い季節には股上タイプなら防寒効果も期待できます。

外出先で脱いだり履いたりできない点や、トイレのときに脱ぎづらいといった点がデメリットです。

腰回りの締め付けが苦手な方や、手軽に脱ぎ履きしたい方におすすめなのが「ニーハイタイプ」の着圧ストッキングです。新幹線や職場で使いたいときにだけ履けるので、手軽にさっと使えるメリットがあります。

ストッキングが丸まらない工夫が施されているものもあるのでチェックしてみてください。

着圧ストッキングを履きたくても、締め付けで気分が悪くなってしまう方には「ひざ下タイプ」の着圧ストッキングがおすすめです。暑い季節にスカートやパンツの下に履くのにも適しています。また、妊娠中でお腹を締め付けられない方にもおすすめのタイプです。

夜用の着圧ストッキングや、夏用のストッキングとして多いのが、「オープントゥタイプ」のつま先があいたタイプです。夜用の場合はつま先を出して体温調節をしやすくしたり、よりリラックスして眠れるようになっています。

昼用のオープントゥタイプであれば、夏などにサンダルを履きたいときにも使いやすいです。またつま先が痛いときにも使用できます。

着圧ストッキングの素材は、履き心地を決める重要なポイントです。丈夫でフィット感のいい素材を選んでください。

着圧ストッキングに使われる定番の素材は「ナイロン」です。1番の特徴は耐久性が高く丈夫な点で、伝線しにくく長持ちします。弾力性がある素材なので、着圧ストッキングにぴったりの素材です。また、吸湿性が高いため足のムレも防いでくれます。

肌触りもすべすべしているため、着心地がいいのもメリットです。

「ポリウレタン」は優れた伸縮性と高い弾性が特徴なので、フィット感重視の方におすすめです。よく伸びるポリウレタン糸に丈夫なナイロン糸を巻きつけた構造が多くなっており、糸を巻きつける回数で呼び名が変わります。

SCYと呼ばれるものは1回巻きしたものでソフトな弾性で、DCYと呼ばれるものは2回巻きしたものでハードな弾性が特徴です。

交編とはポリウレタンにナイロンを巻いたサポート糸と、透明ナイロン糸を交互に編んだものを意味します。光沢度や透明感が高いのが特徴です。つややかな印象に仕上がりキレイに見えます。

表面を毛羽立たせた加工の「裏起毛タイプ」は、とにかく温かいのが特徴です。毛を立たせると間に空気の層ができるため、外気をシャットアウトして保温性が高くなります。寒い季節には厚めのデニールで裏起毛の着圧ストッキングを選んで防寒性を高めてください。

さらに美脚をめざすなら足が綺麗に見える「シャドウ編み」のストッキングがおすすめです。シャドウ編みはストッキングの色の濃淡で影が生まれ、影の視覚効果でより脚の細見えを狙えます。見た目にこだわる方は是非チェックしてみてください。

着圧ストッキングをお試しで使ってみたい方やコスパ重視の方には「安い」着圧ストッキングがおすすめです。着圧機能がある分少しお高めの商品が多いですが、安めのものももちろんあります。

安いからといって機能が低いと決めつけてはもったいないほど、最近の着圧ストッキングは優秀です。ただし、耐久性などの面では劣る場合もあるので、口コミを参考にするなど本当にコストパフォーマンスに優れているか確認してください。

着圧ストッキングのメーカーで選ぶのもひとつの手段です。老舗のメーカーは自社での研究やノウハウをもっているところも多いので、チェックしてみてください。

メディキュットは着圧一般化したメーカーだけあってその種類も豊富です。足が綺麗に見えるストッキングをはじめ、ナイト用からデイリー用や医療用まで幅ひろく揃っています。丈もひざ下などもあって好みに合わせて選べるのでチェックしてみてください。

「ATSUGI（アツギ）」は品質が高く着圧ストッキングにだけでなくほかの製品も女性からの信頼が厚いメーカーです。着圧タイプでないストッキングでも静電気防止などの機能性のあるものを販売しています。

薄くてひと目では着圧ストッキングとはわからない製品も販売しており、形もさまざまなものがあるため、どれにしようか迷ったときにおすすめできるメーカーです。しまむらで購入できる商品もあるため、是非チェックしてみてください。

着圧ストッキングだけでなくインナーウェア全体も扱う「グンゼ（GUNZE）」は、複数の着圧ストッキングのシリーズを販売しています。中にはライザップとコラボした商品もあるので、気になる方は是非チェックしてみてください。

各通販サイトの売れ筋も是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

着圧ストッキングは強い弾性があるので履きづらいと感じる場合もあります。着圧ストッキングの上手な履き方をマスターして、ストレスなく履きこなしてください。まず、足先までを最初に裏返してから履きます。

次に、かかと部分を合わせるように足を入れていき、左右に揺らしながらゆっくりと上に引き上げていってください。ストッキングも傷まず、上手に履けます。2〜3枚の着圧ストッキングを用意しておき、1枚の着圧ストッキングを連続で使用しないようにしてください。

「圧力が高い方が効果が高いのでは」と、無理に小さなサイズの着圧ストッキングを履くのはおすすめできません。逆に血流が阻害される原因になり、リンパの流れも悪くなってしまう恐れがあります。

着圧ストッキングは、小さいサイズ・大きいサイズよりも自分に合ったサイズを選ぶのが大切です。また同じ理由で、着圧ストッキングを2枚重ねて履くのも避けてください。

医療用の着圧ストッキングはケアを目的としているため、一般に売られているストッキングよりも圧力の高いものが多いです。また、特に医療用のものを弾性ストッキングといい、圧力が高くきつい設計になっています。

弾性ストッキングは着圧が高いため、不要な圧力が加わる可能性があります。弾性ストッキングは医師に指示された場合のみ使用してください。

ストッキングに見えるタイツとはフェイクタイツとも呼ばれており、本当は肌が透けていないのに透けているように見えるタイツです。プレーディング編みを採用しており、肌に触れる裏側にベージュの糸が見えるようになっています。

フェイクタイツなら、寒い時期でも見た目が重たくならずに足に透け感のあるファッションを楽しめおすすめです。しまむら・福助・アツギなどで取り扱っているので是非チェックしてみてください。

以下の記事ではストッキングのおすすめ20選をご紹介しているので、是非あわせてご覧ください。

着圧ストッキングの商品紹介を読むと、着圧の強さが載っている場合がほとんどです。30hPa前後の強い着圧を感じたい方は是非探してみてください。最強の着圧ストッキングとは着圧の強さだけでなく、耐久性や肌触りなどにこだわった商品であるともいえます。

ヒップアップ効果がプラスされているなど、多機能の着圧ストッキングもあるので、あなただけの最強着圧ストッキングを是非見つけてみてください。

今回は、着圧ストッキングの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。足をすっきりさせたい方・骨盤のゆがみなどにお悩みの方は、是非履くだけでケアができる着圧ストッキングを取り入れてみてください。