赤ちゃん用の保湿剤はたくさんありますが、ベビーローション・オイル・クリームの違いがわからない方も多いです。ベビーローションは、肌が乾燥している赤ちゃん向けで化粧水のような役割、ベビーオイルは水分の蒸発を防ぎ、保湿力が高い特徴があります。

しかし、ベビークリームはベビーローションとオイルの中間で、水分を補給しつつ保湿もしてくれるいいとこ取りの商品なのです。ピジョンやエルバビーバ・ミルふわなどなどさまざまなメーカーから販売され、どの商品を選べばよいのか迷います。

そこで今回は、ベビークリームの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは使用部位・オーガニックの有無・大容量を基準に作成しました。2歳程度の子供も使える商品もあるので、購入を迷われている方はぜひ参考にしてください。

ここでは赤ちゃんに合ったベビークリームを選ぶためのポイントをご紹介します。使用部位・オーガニック認証・容量などについてご説明していきますので参考にしてください。

ベビークリームには保湿成分を含め、さまざまな成分が含まれています。顔やからだに直接塗るものなので特に気にしながらベビークリームを選んでください。

赤ちゃんや子供も使える肌に優しいものを選ぶのであればオーガニックがおすすめです。原材料として植物性の原料を使用しているオーガニックは、肌に負担がかからない成分を使用しています。赤ちゃんの肌は敏感であるため、顔に塗る場合も考えて選ぶとよいです。

また植物性の原料を使用しているベビークリームに含まれやすい残留農薬への不安も軽減されます。良質な原料が使われているベビークリームを選びたいのであれば、オーガニック・化学料無添加表示はぜひともチェックしていただきたいポイントです。

乾燥肌の子供も使える商品を探しているなら、乾燥を防ぐ保湿成分が含まれているかをチェックしてください。おすすめの成分はヒアルロン酸・セラミド・オリーブオイル・ミツロウなどです。

出来る限り肌に優しい天然由来成分かつ、低刺激な成分が使われているベビークリームを選ぶのがおすすめです。

できる限り気をつけたいのが合成化学成分が含まれているベビークリームを選ばないようにすです。合成界面活性剤・合成防腐・合成香料・合成着色料・乳化剤・合成ポリマーなどは肌トラブルの原因となりやすくなっています。

肌がデリケートな赤ちゃんにはできる限り低刺激なベビークリームを選んでください。

大切な赤ちゃんに使うものですから、危険のないベビークリームを選ぶのも大切です。危険のない商品を選ぶのであればオーガニック認証商品がおすすめになります。これは厳格な認証基準を満たしている商品にのみ与えられる認証です。

認証団体には「ECOCERT（フランス）」「USDA（アメリカ）」「ACO（オーストラリア）」があります。危険のない商品を選ぶのであれば、このような認証表記があるものをチェックしてください。

赤ちゃん用のクリームを選ぶときに気をつけていただきたいのがテクスチャです。テクスチャによって保湿力が変わってきますので、ぜひともチェックしてください。

肌の保湿力を重視したいのであれば、ワセリンのような軟膏タイプや、しっとりとした高保湿クリームがおすすめです。少々ベタつき感があるかもしれませんが、保湿力が十分にあるため、肌が乾燥しやすい赤ちゃんをはじめ何歳まででも使用できます。

また、ワセリンは赤ちゃんも子供も使える商品であり、いつまで使用していいか気にせず塗れる商品でもあります。以下の記事では、ベビーワセリンの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

肌へのベタつきが嫌な方や、さらりとした使い心地を重視するならサラリとしたローションのようなタイプがおすすめです。肌につけた瞬間にスッと角質まで浸透してくれるため、サラサラな素肌を保ってくれて肌にしっかりと水分を与えたいときにおすすめできます。

ただし浸透力ばかり重視すると保湿力が弱い場合もあります。乾燥しやすい肌質の赤ちゃんには浸透力だけでなくきちんと肌がうるおうものを選ぶようにしてください。

ベビークリームを選ぶときに気をつけたいのが使用部位の表記です。実は使用部位によってテクスチャや使い心地が大きく変わってきます。

全身用ボディクリームのメリットは顔・体・手足・おしりなど体全体を保湿できる点です。ただし敏感肌の赤ちゃんの場合、顔などのデリケートな部分には刺激がきつい場合もあります。肌が弱いなら顔用などのクリームを使うのがおすすめです。

敏感肌のお子さんならば、顔は「顔に塗る用」のベビークリームを使用してください。顔用を使うと、デリケートな素肌にも使用できます。ただし目や唇は敏感なので、顔に塗る用のクリームでもできるだけ避けるように気をつけてください。

赤ちゃんは一日中ずっとおむつを履いているのでどうしてもお尻が蒸れやすく、かぶれてしまう場合が多くあります。そんなときにおすすめなのが、お尻などのデリケートゾーンにも使えるベビークリームです。

抗炎症効果が期待できるものもあるので、お尻のトラブルに悩む方や予防したい方はぜひチェックしてみてください。以下のおむつかぶれ用薬の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

コスパを考えるとついお得な大容量パックを選んでしまいがちですが、最初から容量が多いものを選ぶのはおすすめできません。なぜなら肌質は個人差が大きいので、どれだけ肌にやさしく評判の良いベビークリームでも赤ちゃんの肌に合うとは限らないからです。

万人に合うベビークリームはありませんので、もし買うならば少量タイプのものから購入し、使用前にパッチテストをおこなうのがおすすめです。パッチテストで異常がなければ、使う前に肌に合わないか確認ができるため、お肌が弱いお子さんは行うとよいです。

使いやすい容器を選ぶのも快適に使うために必要なポイントです。どのような使い方をするのかによって容器の種類も異なります。

使いたい分だけを出して使うならチューブタイプがおすすめできます。チューブタイプは重いテクスチャのものが多いのも特徴です。しっとりとしたタイプがほしい方はチューブタイプをチェックしてみてください。

最後までフレッシュに使えるのがポンプタイプです。片手でプッシュして使えるので、忙しいママでも手軽に使えるのが魅力になります。伸びのよいテクスチャである場合が多く、塗りやすいクリームを探している方にもおすすめです。

大容量タイプが多く販売されているクリームジャータイプです。さまざまな会社からさまざまな商品が販売されています。蓋を一度開けたら片手で使えるため、塗る範囲が大きい時や頻繁にベビークリームを使う方におすすめです。

サッと手軽に使いたいならボトルタイプがおすすめです。さらっとしたテクスチャで化粧水のように使えるので、一度で大量に使いたいときにも適しています。またスリムタイプが多く持ち運びにも便利です。

ベビークリームは毎日使うものです。そのため、価格帯に無理のない商品を選ぶのは極めて重要です。機能性と値段のバランスを考えながら選んでみてください。

市販用として販売されている安いベビークリームでも、機能性や保湿力に優れている商品はたくさんあります。コスパがよいベビークリームがほしい方は、市販で販売されているものを選んでください。

気になる方はあらかじめ保湿力などの口コミをしっかりとチェックしておくのがおすすめです。

芸能人ママや人気モデルも愛用している高級ベビークリームも注目ポイントになります。高額な商品や、海外でしか販売されていない商品などもありますが、高品質なものが多く使い心地も抜群です。

ご自身が好きな芸能人やタレントが使っているベビークリームを調べて購入するのもおすすめです。

通常よりも少しお高い価格帯の「ギフトセット」やいくつかの商品が一つになった「セット商品」はプレゼントとしておすすめです。出産祝いにはもちろん、赤ちゃんの誕生日プレゼントとしても活用できます。

中にはベビークリームだけではなく、ママ用のフェイスパックやローションなどがセットになっている商品もあります。プレゼントとして購入する場合は、セット内容をチェックしてください。

外出先でも乾燥が気になったらすぐ保湿したいなら、持ち運びやすさもチェックしてください。バッグやポーチに無理なく入る大きさのベビークリームがおすすめです。冬場など特に乾燥する季節はお出かけ先でもしっかり保湿してください。

赤ちゃんだけではなく、ママも一緒に保湿ケアできるベビークリームならスキンケアの時短になるのでおすすめです。特に新生児の場合はゆっくり自分のスキンケアをする暇がない方が多く、赤ちゃんの保湿と同時にママもボディークリームとして使えると便利です。

大人も使えるベビークリームの中には妊娠線をケアできるものもあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

ベビークリームは月齢によって商品が分かれている場合もあります。赤ちゃんの肌はデリケートなのでトラブル予防のためにも対象月齢はしっかり確認してください。

新生児は刺激がきついものを使うのはNGですが、この時期からしっかりと保湿をしてあげるとさまざまな肌トラブルを防げます。新生児期間に使うときは、必ず新生児から使えるものを選んでください。

また選ぶときは要素があまりきつくないものを選ぶように心がけてください。ベビークリームをせっかく塗ったのに、それが原因で肌トラブルを引き起こさないように気をつけてください。

ベビークリームは新生児から使うのがおすすめですが、2カ月目になるとさらに保湿をする必要があります。新生児のあいだは皮脂が多いのですが2カ月目になると徐々に皮脂が減り始め乾燥しやすい時期に突入するからです。

乾燥による乳児湿疹に悩まされるケースも多く、2カ月目からはそれまで以上に保湿クリームを使うように心がけてください。

兄弟がいる方は特に年齢に合わせたものをそれぞれの商品を購入するよりも、1つの商品で使用できた方が便利です。そこで兄弟で使用したい方は、2歳などの子供も使える商品を選んでください。

また、年代関係なく大人から子供まで使用できる商品もあります。購入の際には、何歳から何歳まで使える商品なのかぜひチェックしてみてください。

ベビークリームを実績のあるメーカーやミルふわなどブランドで選ぶのもおすすめです。やはり赤ちゃんの肌ケアをする際には、品質は重要になってきます。ベビークリームのメーカーとしては、ピジョンやジョンソンといったメーカーが有名です。

また、ジョンマスターのエルバビーバシリーズは、ベビークリームだけでなくボディシャンプーなどのラインナップも販売しています。以前に使用したメーカー・ブランドのベビークリームもチェックしてみるのがおすすめです。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

ベビークリームは何歳まで使えばいいのか疑問です。基本的には新生児〜大人になるまで続けてください。もちろん大人になるにつれて大人用のスキンケア用品に変える方がほとんですが、保湿自体はずっと続けるべきです。

以下のサイトではベビークリームの正しい使い方が説明されていますので、ぜひ参考にしてしっかり保湿してください。

この記事ではおすすめのベビークリームについて紹介しましたが、赤ちゃんによってはベビーオイルやベビーローションが適している場合もあります。肌を保湿したいならベビーオイルを、肌が乾燥しがちな赤ちゃんにはベビーローションを使うのもおすすめです。

また、これらの製品は肌に優しい成分で大人の方でも使えます。以下の記事でおすすめのベビーオイル・ローションを紹介しているのでこちらも併せてご覧ください。

小児科・病院で保湿剤として処方されるベビークリームと、ドラッグストアなどの市販品に大きな違いはあるかわからない方も多いです。「市販品より処方品の方がなんとなく効き目がありそう」と思いがちですが、実は必ずしも処方品の方が良いとは限りません。

処方品の場合、診察によって赤ちゃんの肌に合わせた成分が配合されたものが処方されます。そのため多くの場合には乾燥・乾皮の症状へのアプローチに期待可能です。しかし処方品は症状の改善が目的で成分がきついため、トラブルがでる可能性があります。

市販品は肌へのいたわりを目的としているため、低刺激な弱い成分でも充分な保湿効果を得られます。一概に処方品が良いとはいえませんので、まずは診察を受けて相談してみてください。

赤ちゃんによって肌の乾燥具合は異なりますので、肌の具合を確認しながら適宜塗ってあげてください。ベビークリームは保湿を目的としているため「肌が乾燥しているな」と感じたときに塗るのが効果的です。

夏季などの保湿があまり必要のない季節や、さほど乾燥しない赤ちゃんの場合は、1日に1回ほどで大丈夫です。寝ている間の乾燥対策としてお風呂あがりなど身体の汚れを落とした後がおすすめのタイミングになります。

冬季の乾燥しやすい季節や、乾燥しがちな赤ちゃんの場合は、1日に2～3回塗ってあげてください。起床後・入浴後・お出かけ前といった乾燥に気をつけたいときが塗るタイミングです。こまめに赤ちゃんの肌をチェックしてぴったりなタイミングを見つけてください。

ここまでは、ベビークリームのおすすめランキングと選び方をご紹介しました。ピジョンやアロベビーなどさまざまなメーカーから、いろいろな種類のベビークリームが発売されています。ぜひとも自宅用やギフトとして、好みのベビークリームを選んでください。