ベビーリングというアイテムをご存知でしょうか？生まれてきた女の子・男の子に「これから幸せに育ちますように」という願いを込めて贈るメモリアルジュエリーです。赤ちゃんの誕生は家族にとって大切な瞬間の1つだからこそ、記念に収めておきたいですよね。

そんなときのおすすめがベビーリングです。ベビーリングはカルティエなどさまざまなブランドから販売されており、ママが自分のアクセサリーとして身につけることもできます。しかし、たくさんの種類があってどれがいいのか迷ってしまう方も多いようです。

今回はそんなベビーリングのおすすめ商品をランキング形式で紹介していきます。ランキングは、素材・刻印の有無・使い方のバリエーションを基準としたランキングです。ランキングの後には12か月すべての誕生石について紹介しています。

そもそもベビーリングとはどんなものなのでしょうか？ベビーリングと聞いてピンとこない方も多いはず。まずはベビーリングの意味や由来について解説します。

ベビーリングには生まれてきてくれたことへの感謝の気持ちと、これからの幸福を願う意味があるといわれています。また、赤ちゃんのためのリングではありますが頑張ったママへの感謝の気持ちを込めて贈られることもあります。

ベビーリングに誕生石を施すことで、持っている人を守りさらにパワーを高めてくれるともいわれています。

ベビーリングの由来には諸説ありますが、ヨーロッパがはじまりといわれています。16世紀のヨーロッパでは「銀のスプーンを持って生まれた子どもは幸せになれる」という言い伝えがあり、赤ちゃんが食べ物に困らないように銀のスプーンを贈る風習がありました。

初めは銀のスプーンであったものが、時代の流れとともにベビーリングを贈る習慣へ変化。贈り物のかたちが変わっても、親が子を思う気持ちは同じです。現在でもベビーリングを贈ることは、子どもの幸せを願う素敵な習慣として定着してきています。

ベビーリングは親から我が子へ、またはパパからママへ贈るパターンが多いようです。そのほかに、親以外の親戚や友人が出産祝いとして贈ることもあります。親以外の人が贈る場合は、両親の意向を確認しましょう。

贈るタイミングは産後1か月・1歳の出産記念に用意し、子どもが成人するときまで大切に保管したり、親がアクセサリーとして身に着けて子どもがつけられるタイミングでプレゼントするなど家庭によってさまざまです。

両親の思いや、家族のイベントに合わせるなどタイミングは自由です。親が子どもに対する愛情を伝えたいタイミングで気持ちと一緒に贈りましょう。

大切な赤ちゃんが生まれた記念にベビーリングを贈る方が増えています。ここからはベビーリングのおすすめ素材や使い方など、ベビーリングの選び方を紹介します。

ベビーリングは親の愛情をかたちに表しています。子どもの一生の記念となるものだからこそ、輝きが長持ちする素材を選ぶのがおすすめです。

結婚指輪によく用いられるプラチナは酸化しにくい・丈夫で傷がつきにくい・長い年月が経っても輝き続けることが魅力です。ベビーリングの素材にもプラチナが使用されている商品があります。

チェーンを通してママがネックレスとして使い赤ちゃんが成人したときに渡す場合でも、生まれたときと変わらない輝きを保った状態で渡すことができます。

ゴールドは元々柔らかい金属のため、他の金属と合わせることにより耐久性が増します。さらに合わせる金属によってイエローゴールド・ピンクゴールド・ホワイトゴールドなどと呼ばれ色が変化。

親の願いや、性別などに合わせて色を選べるのが魅力です。また、色が変わると高価に感じますがプラチナよりも安価なことが特徴です。

プラチナやゴールドに比べて産出量が多いため、安価で購入しやすいのがシルバーです。白い光沢が美しいことが特徴ですが、変色しやすいのが難点。そのため、シルバー専用のクロスを使ってこまめに手入れしましょう。

他の素材と比べると手がかかるため、メンテナンスがしっかりできる方にシルバーがおすすめです。

ベビーリングは使い方によって普段から使うことが可能です。まだ赤ちゃんが使えないうちは、チェーンを通してパパ・ママがネックレスとして使うのも使い方の1つ。親のどちらかが普段から使うことで、さらに愛情が溢れるジュエリーに変身します。

そして子どもが成人したときに改めてプレゼントするなど、人生の節目でリングを渡しましょう。それまでは毎日でも使いやすいデザインを選ぶこともおすすめです。

ベビーリングを扱うお店やブランドによっては、誕生石をつけることができます。誕生石をつけることで「自分だけのもの」と感じられるのでおすすめです。誕生石にはそれぞれ意味があり、たとえば2月のアメジストは「誠実」と「心の平和」です。

誕生月の石を選んだり、意味から好きな石を選んだりして赤ちゃんにプレゼントしましょう。ただし予定日よりも出産が早まることも遅くなることもあります。誕生月の石を施したい場合は生まれてから準備すると確実です。

記念のジュエリーには、イニシャルや記念日などを刻印することも。ベビーリングも名前などを刻印できる商品が多くあります。親が赤ちゃんを思いながら付けた名前を刻印することで、世界で1つだけのベビーリングになります。

ただしベビーリング自体が小さいため、たくさんの文字数は入りません。メーカーによっては刻印できる内容の種類が限定されることもありますので、事前に文字数や刻印できる文字の内容などを調べましょう。

ベビーリングは女の子にプレゼントしても、男の子にはプレゼントするイメージが無いという方もいます。しかしベビーリングは子どもの幸せを願ってプレゼントするため、男女問わずプレゼントすることが出来ます。

しかし、大きくなったときに「必要ない」と言われる可能性もあります。そんなときにはママが使うこともおすすめなので、将来的にママのネックレスとして使えるデザインを選んでおくと安心です。

すべてのママがベビーリングを必要と考えているわけではありません。ベビーリングがいらない理由はさまざまで、必要性を感じない・金銭的に余裕がない・誤飲が怖いなどが理由として挙げられます。

ベビーリングは必ずプレゼントする物ではないため、いらないと感じる方がいるのは不思議ではありません。そういった場合はベビーリング以外の記念品をプレゼントするのも素敵ですね。

ここでは主な使い方を3つご紹介します。ここで紹介する方法以外にも、家庭に合ったやり方で自由にベビーリングを楽しみましょう。

ベビーリングをインテリアとして飾ることも方法の1つです。たとえば、生まれたときの写真と手形・足形と一緒に部屋に飾ったり、花と一緒に飾ったりとお気に入りの方法を試してみましょう。

大切なベビーリングだからこそ、大切に保管したくなります。しかしインテリアとして部屋に飾り、家族みんなで楽しむこともおすすめです。

ベビーリングのサイズは赤ちゃんが誤飲しやすいです。そのため赤ちゃんの普段使いには適しません。代わりにママがネックレスとして身に着けることが定番の使い方です。子どもが誤飲しない年齢になったときにあらためてプレゼントしましょう。

それまではママが愛情をもって使うと、赤ちゃんが生まれたときの親の愛情を込めてプレゼントすることができます。

赤ちゃんとのメモリアルフォトの撮影時にも、ベビーリングが活躍します。ベビーリングを普段使いすることもありますが、特別なときだけ使うことも。そのため、記念日を残すメモリアルフォトを撮影するときに、ベビーリングも一緒に撮影しましょう。

赤ちゃんの手や足の指にベビーリングをつけてあげて撮影したり、赤ちゃんの手のひらに乗せママとパパの手で包んだりと素敵な演出ができます。

成人したときに親から子どもへプレゼントすることもあります。大人になってあらためてベビーリングを受け取るとき、自分が生まれてきたことの意義や親の愛情を感じ、思い出深い瞬間となることでしょう。

せっかくのメモリアルジュエリーは失敗はしたくないもの。自分たちだけではなかなか気づかないこともあります。購入する前にチェックするべきポイントを紹介します。

ベビーリングはサイズが小さいため、刻印できる文字数に限りがあります。刻印をする場所にも違いがあり、リングの内側だけに刻印できるものや外側にもできるもの、サイドに出来るタイプなどさまざまです。

どこに刻印できるのかによって、名前や誕生日だけになるか、メッセージも入れられるかなど条件が変わるためデザインも含めて事前にチェックしましょう。

ベビーリングは身につけるアイテムのため、金属アレルギーには十分注意しましょう。発症の心配が低い素材はプラチナ・18金・サージカルステンレスです。赤ちゃんはもちろん、ママが金属アレルギーの心配がある場合には素材選びはこだわりましょう。

ママが普段から使う場合はママにも似合うデザインを。しかし子どもにプレゼントする場合は、子どもでも違和感のないデザインを選びましょう。たとえば大人っぽい落ち着いたデザインは、子どもが身に着けたときギャップが生じてしまうかもしれません。

ある程度デザインはかわいく、いざとなったときにママでも使うことができるデザインを選ぶことをおすすめします。

今はさまざまなジュエリーブランドでベビーリングを扱っています。ベビーリングの候補を絞り切れないときは、親の好きなブランドを選ぶことも方法の1つです。

アニバーサリージュエリーで定評がある4°Cでは誕生石が付いているベビーリングを販売しています。またエターナルシルバーリングだけではなく、プラチナと18Kゴールドも展開。どのリングも丸みを帯び、かわいらしさと優しさを感じるデザインです。

カルティエはベビーリングは扱っていないため、購入する際は「トリニティリング」の一番小さなサイズを選びましょう。日本の4号サイズに該当しベビーリングよりやや大きめですが、新生児期だけではなく乳幼児になっても使えます。

トリニティリングはピンクゴールド・イエローゴールド・ホワイトゴールドの3色が絡み合ったデザイン。ピンクゴールドは愛、イエローゴールドは忠誠、ホワイトゴールドには友情の意味が込められています。

アガットのベビーリングには「生まれてきてくれて、ありがとう」という気持ちが込められています。ベビーリングには12個の誕生石をそれぞれ使用。ママとお揃いのリングがあったり、赤ちゃんが使えない時期はママのチャームとして活躍したりするデザインです。

パールで有名なミキモトでもベビーリングを扱っています。ゴールドのベビーリングは12種類、それぞれ誕生石が施されています。一緒についてくるテディベアの胸元にはペンダントがあり、イニシャルなどの文字を入れることが可能です。

すぐにベビーリングが使えなくても、テディベアを赤ちゃんのお友達として置いておくだけでもかわいらしくおすすめです。

スタージュエリーのベビーリングは2種類ですが、石が違ったり金属が違ったりしてバリエーションが豊富です。赤ちゃんにあったベビーリングに仕上がるようにカスタマイズができる楽しさがあります。

ジュエリーブランドの王道であるティファニーはベビーリングを扱っていません。しかし通常のリングをサイズ直しして赤ちゃんにプレゼントしたり、ベビーギフトラインをプレゼントしたりする方法もおすすめです。

ベビーギフトはテディベア・プレート・シルバースプーンなど種類が豊富。ティファニーカラーを使用していたり、どれも洗練されたデザインなので贈り物にぴったりです。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

ベビーリングには誕生石が施されているデザインが多くあります。誕生石にはそれぞれ意味があるので、しっかりと意味を確認しましょう。

1月の誕生石はガーネットで、宝石言葉は真実・忠愛・勝利です 。宝石のメッセージは、持ち主の身を守り、幸福をもたらしてくれると言われています。地道な努力を実らせ、 成功へと導いてくれるパワーもある石です。

2月の誕生石はアメジスト。宝石言葉は誠実・心の平和、メッセージは何事も御用心・人生の悪酔いを排除と言われています。

3月の誕生石はアクアマリンです。宝石言葉は勇敢・沈着・聡明。宝石のメッセージは航海・海難防止と言われています。船員（海運業者）の守護石でもあり、「集中力を高める石」ともされています。

4月の誕生石はダイアモンド。宝石言葉は純潔・純愛・永遠の絆です。メッセージは服従させることのできない・屈しないという意味を持っています。ダイアモンドはその硬さから魔を払い呪いを跳ね返し、毒を消す強力な魔法護符とされて永遠の意味を持っています。

エメラルドは5月の誕生石で、宝石言葉は幸福・希望・安定。人間の罪を清める石と信じられ、妻が持つと幸せになると言われています。もちろん、男の子が持ってもいい誕生石です。

6月の誕生石はムーンストーン/パールです。宝石言葉は、ムーンストーンは恋の予感・純粋な恋・永遠の愛。パールは健康・清潔・素直です。ムーンストーンはストレスを癒してくれ、パールは信仰や癒しの シンボルの誕生石です。

宝石言葉が熱情・純情・勇気のルビーは7月の誕生石。燃えるような赤い色から、血や炎にたとえられ、愛・喜び・勇気・王者・不老不死の守護として用いられてきました。誕生石の中でもひときわ目を引く赤い石はとても印象的です。

8月の誕生石はペリドットです。あまり馴染みのない石の名前ですが、夫婦の幸福・安心が宝石言葉。心の熱狂状態を鎮めたり、頭を冷やすといった意味を持っています。

9月は宝石言葉が、慈愛・誠実・心の成長のサファイアです。持っているだけで病気が回復したり、持ち主を裏切るものがあればその力を失わせるといわれています。そのため、闘争心を消し、人とのハーモニーを高める石と位置付けられています。

10月の誕生石はピンクトルマリン/オパール。宝石言葉はピンクトルマリンは希望・純白・忍耐です。オパールは純真無垢・幸運・忍耐。ピンクトルマリンは健康に関する願いがあるときに影響があると言われています。

11月の誕生石はシトリン/トパーズです。宝石言葉は、シトリンは社会性・人間関係、ロンドンブルートパーズは誠実・友情という意味です。シトリンのもつ黄色のパワーは、好奇心や知識欲を刺激し、活力が得られるといわれています。

12月の誕生石であるタンザナイト/トルコ石は高貴・冷静、トルコ石は反映・成功です。タンザナイトは、考えが迷ったときなどは正しい方向に導いてくれるといわれています。

ベビーリングは選び方も使い方もバリエーション豊かで、それぞれのご家庭にぴったりのものがきっと見つかるはずです。今回ご紹介した内容を参考にして、家族の思いが詰まった世界で唯一のベビーリングをぜひ楽しみながら選んでみてください。